IFA 2026でMicrosoftが「Windows 11でRAM8GB機でも軽快に動作させる最適化」を改めて発表

Microsoft、IFA 2026にてWindows 11をRAM 8GBしか搭載されていないローエンドPCでも軽快に動作するよう最適化を行うことを改めて発表 - 内部開発版では既に効果有りとのことですが、いまからRAM 8GBしか搭載されていないPCを購入するのはあまりお勧めは出来ません

Microsoftは現在ドイツ・ベルリンにて開催中の発表イベント「IFA 2026」にて「現在Windows 11をRAM 8GBしか搭載されていないPCでもスムーズに動作するよう最適化を実施する」ことを改めて発表いたしました。

以前からMicrosoftの公式ブログでも今後、Windows 11の軽量化を実施する方針であることは既に発表されており、ガルマックスでも8月に記事で取り上げていますが、今回より具体的なチューニング内容が発表された形となります。

Microsoft、Windows 11がRAM8GB以上を搭載するPCで快適に動作するシステム調整を発表

現状のWindows 11について

一応パフォーマンス最適化の内容の一部は既に反映されてはいるが・・・
既に現時点でもパフォーマンス最適化の成果自体は反映されているが、RAM 8GB構成の場合RAM容量がカツカツなのは変わらず・・・

既に8月までに配信された月例アップデートにてエクスプローラーの軽量化やアプリ起動や負荷がかかる作業を行うタイミングで一時的にCPUのクロック数を引き上げることにより、体感パフォーマンスを向上させる「Low Latency Profile」を導入しました。

実際に目に見える形でのパフォーマンスチューニングの結果は、一般ユーザー向けにリリースされている安定版Windows 11 2024 Update (Version 24H2) / 2026 Update (Version 26H2)でも反映されています。

ウィジェット展開
「Webview2」ベースで開発されているため、開くだけでRAMを異様に消費する「ウィジェット」

筆者(かのあゆ)自身、「RAM 8GBしか搭載されていないWindows 11搭載モバイルノート」でこの記事を執筆しています。

2026年9月8日時点では、WordとGoogle Chromeを立ち上げただけでメモリ使用量がカツカツな状況は変わっていません。

また、「ウィジェット」機能でGoogle ChromeやMicrosoft Edgeで採用されているブラウザエンジン、「Blink」ベースのEdge WebView2を利用している関係で開いただけで大量にメモリを消費してしまう問題もまだそのまま残っています。

今後の更新でさらに軽快なWindows環境に進化するか?

IFA 2026にてMicrosoftのWindows + デバイス担当プレジデントであるマーク・リントン氏が発表した内容によると、起動速度や生体認証で利用されている「Windows Hello」の応答性も含め、Microsoft社内で内部的にリリースされているWindows 11の開発ビルドでは実際に効果が見える形で改善されたとしています。

実は将来の大型アップデートに向けての準備「Experimental (Future Platform)」も含め、Windows Insider Programで入手出来るWindows 11の開発ビルドはリリース直前の段階のRelease Previewチャンネルで配信されているものを除き、Microsoftが内部でリリースしている開発ビルドそのものとはまた異なるものとなっています。

実際にWindows 11の場合も、Windows Insider Programで配信されていた開発ビルドは正式発表されるまでWindows 10の大型アップデート(21H2)として、UIも既存のWindows 10のまま配信されていた経緯があります。

そのため、上記パフォーマンス調整は現在配信されているWindows Insider Programの開発ビルドには反映されていません。

実際にWindows Insider Programでリリースされている開発ビルドに反映されるかどうかも不明ですが、今秋中には順次上記内容を含む品質更新プログラムを配信する予定としているため、早ければまもなく一般提供が開始されるWindows 11 Version 26H2の適用でRAM 8GB環境での動作パフォーマンスがさらに向上する・・・かもしれません。

まとめ

RAM 8GB構成だと長期的に使うことを考えるといろいろ不安に・・・
予算の問題もありますがWindows 11搭載PCを購入するならメモリは最低でも16GBを搭載しているPCを推奨します。

年々生成AI(Copilot)機能を除いてもシステム全体がかなり肥大化しているため、おそらくRAMの使用量をこれ以上削るのは厳しいのでは・・・と実際にInsider Previewを含む現在のWindows 11を実際に使っていて感じているので、前述の「ウィジェット」機能も含め、OSの標準機能を全体的に見直す形でRAM 8GB搭載PCでも体感的にパフォーマンスが向上するよう改良していく流れになるのではないかな・・・と予想しています。

Microsoftが「生成AI推し」から「OS全体を軽量化」する流れに方向転換を行ったのはおそらく2025年12月以降、生成AI需要の増加に伴うRAM・ストレージ価格の高騰により、低価格帯で販売されているローエンドクラスの製品ではRAM 8GBしか搭載されていないPCが増えてきたのが要因かもしれません。

筆者(かのあゆ)自身、RAM 8GBでも文章作成やWEBブラウジングがメインであれば現状のWindows 11でも特に不満無く利用できています。

将来的なことを踏まえるとOSを軽量化しても環境によってはメモリをかなり消費するアプリも存在しており、特にRAMがあればあるだけ消費するGoogle ChromeやAAAクラスの3Dゲーム、動画編集ソフト、画像編集ソフトなどを利用する場合、RAM 8GB環境だとかなり厳しい場面が多くなってしまいます。

「Windows 11が軽量化されるからRAM 8GBでも十分!」と考えるのではなく、若干高くなっても最低16GB搭載されているPCを選択することをお勧めいたします。

▼以下の記事も書いているので、ぜひチェックしてみて下さい。↓

【検証】RAMの価格高騰が進んでいる今、8GB構成でWindows 11はどれだけ実用できるのか

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