Appleの最新OSでLLMモデルのデータが原則削除不可能に。ストレージが少ない方は要注意

macOS 15.4 Sequoia以降のバージョンでは、Apple Silicon搭載Macで文章校正や画像生成(Image Playground)などApple独自の生成AI関連機能が利用できる「Apple Intelligence」に対応しています。
ユーザーが「Apple Intelligence」を有効にした場合、オフラインでもAI処理を行えるよう、Mac本体にローカルAIモデル(LLMモデルデータ)がダウンロードされます。
ただ、macOS 27 Golden GateではこのLLMモデルデータの削除が原則として不可能となっています。
macOS 26 Tahoe以前はApple Intelligenceの無効化でLLMモデルデータを削除できたが・・・
macOS 26 Tahoe以前のバージョンでは、ユーザーが生成AI関連の機能を一切利用しない場合、「システム設定」から「Apple Intelligence」を無効にできました。
無効化することにより、ストレージにあらかじめダウンロードされているLLMモデルのデータも削除され、Macのストレージ空き容量を増やすことが可能となっていました。
ただ、最新のmacOS 27 Golden Gateでは、Apple Intelligenceをサポートしている言語でOSを利用する場合、LLMモデルデータが自動でダウンロードされます。生成AIの機能を使わなくても、原則として常にダウンロードが行われる仕様です。
▼そして、macOS 27 Golden GateからはApple Intelligenceそのものを無効化することが不可能になりました・・・↓

Siri(macOS 27.2 Golden Gate以降はSiri AIに更新予定)や、スクリーンショット内に写っている物や場所を検索する機能については、個別に無効化することはできます。
そうした機能を無効化できたとしても、Apple Intelligenceそのものを完全にオフにしてLLMモデルを削除するオプションは廃止されています。
M1モデルでも最大14GBのストレージを占有。最新モデルでは最大30GB以上占有する場合も
LLMモデルのデータは一般的に大容量です。
Apple公式サイトでは、M3以降で12GB以上のユニファイドメモリを搭載したMacは最大14GB、それ以外の対応Mac(M1搭載モデルやMacBook Neoなど)は最大8GBをLLMモデルで消費すると案内されています。
▼実際に筆者(かのあゆ)が使っているM1 MacBook Airで確認したところ、公式では最大8GBと案内されていましたが、実測で約13.7GBを占有していました。↓

より高度な機能が利用できるようになったApple M3以降のモデルになると、最大20GB程度のストレージ容量がLLMモデルに占有されてしまうことが海外メディアなどで報告されています。
特にエントリーモデルに位置づけられているMacBook Neoなど、内蔵ストレージが256GBしかないMacを利用する場合、LLMモデルのストレージ消費容量は無視できません。
今後のアップデートに期待・・・
ローカルLLMモデルの事前ダウンロードについては、Apple IntelligenceをサポートしているiPhoneやiPad、Apple WatchでもMacと同様に行われています。ユーザー側ではApple Intelligenceの無効化とLLMモデルの削除ができない仕様です。
端末ごとの占有容量については次世代のApple Intelligenceの入手方法からご参照ください。
一応Macの場合は、ターミナルから手動で削除する方法もあります。ただ、UNIX系OSのCLI(コマンドライン)操作に慣れていないユーザーが実行すると、誤って重要なシステムファイルまで削除してしまうリスクがあります。
削除したとしても、マイナーアップデートを適用したタイミングで、再びLLMモデルのダウンロードが行われる可能性もあります。そのため、筆者(かのあゆ)としてはお勧めしませんし、手順についても特に紹介はしません。
Apple Intelligenceそのものについては、筆者(かのあゆ)がM1 MacBook AirやM1 iPadで文章校正機能等を普段から活用していて、もともと有効の状態で使っているため、特に気にはしていません。
ただ、生成AI関連の機能を一切利用しないユーザーにとっては、使うことがない機能のためにストレージ容量が無駄に圧迫されることになります。
可能であればmacOS 26 Tahoe以前のように、Apple Intelligenceそのものの無効化とLLMモデルの削除を設定から行える仕様に戻してもらえるとベストかな・・・と思っています。
macOS 27 Golden Gateの場合、すべてのモデルがApple Intelligenceをサポートしているため、ストレージ容量がどうしても気になるユーザーは対策が必要です。
macOS 26 Tahoeは、しばらくの間セキュリティアップデートなどのメンテナンスが継続します。そのまま使い続ければ、「Siri AI」などの最新機能は利用できなくなるものの、今まで通りApple Intelligenceの無効化とLLMモデルの自動ダウンロードの停止が可能です。