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格安SIMで音声通話定額へ。日本通信が音声相互接続をドコモに正式申し入れ

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b-mobileを運営する日本通信が自社HLR/HSSでの音声相互接続をNTTドコモへ申し込みました。格安SIMで長年ネックとなっていた「音声通話定額」がいよいよ始動開始となります。

格安SIMで高品質な音声通話の定額が可能となる。

日本通信株式会社(以下、「当社」という)は、本日、自社HLR/HSSを利用した音声網の相互接続を株式会社NTTドコモに申し入れます。当社はこれまでにも携帯事業者に対しHLR/HSSの開放や音声網との相互接続申し入れ*1を行なっていますが、先月相次いで打ち出されたMVNOの成長を急加速する政府及び総務省の新方針を受け、全てのサービスを設計する上で必要な情報を管理する装置であるHLR/HSSを自社で保有することを決定し、これを携帯事業者の音声網と接続することを正式に申し込むものです。当社サービスのユーザ利便性が飛躍的に高まり、回線交換方式の3G及び第4世代携帯通信方式のVoLTEでの音声定額が提供可能となります。

引用:日本通信-日本通信、自社HLR/HSSでの音声相互接続をドコモに申し入れ

現在、格安SIMでの音声通話は「従量課金制」です。30秒20円の通話料が必要となるため、各MVNOでは「通話料を半額にするアプリ」や、「インターネット回線を利用したIP電話を用いての通話料定額サービス」を開始するなど試行錯誤していましたが、今回の申し入れによりドコモ、au、SoftBankなどで提供されている高品質な音声通話定額が利用できる体制となりました。

LTEを利用するVoLTEでも定額となるため、今後はVoLTE対応SIMフリースマートフォンの人気も高まりそうです。

私もデータ通信は完全に格安SIMへ移行していますが、音声通話の為だけにドコモと契約している状況です。また、データ通信パックも抱き合わせの状態ですので、非常に無駄でしたが、格安SIMで音声通話定額のサービスが開始されると、劇的に利便性が向上すると共に更なる利用料金の低価格化が期待できます。

総務省も利用料金の負担低減に「MVNO」を促進している。

総務省はドコモ、au、SoftBankと「携帯料金の見直し」について何度か会談しています。

論点はライトユーザー、割引の見直し、そしてMVNO促進です。総務省もMVNOすなわち格安SIMを有効な利用料金の負担低減案として捉えています。

格安SIMでは既にデータ通信料金の競争は緩和状態になっており、これ以上ないほど安く利用でる状況。また、格安SIMの仕様的な低速化以外は非常に安定した通信速度でデータ通信が可能です。

今まで「音声通話定額が無いから」と敬遠していた方も、そろそろ格安SIMとSIMフリースマートフォンについて下調べを始めておいたほうが良さそうですね。

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