AnTuTuがバージョン8をリリース。変更点をチェック
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スマホの性能を測定するベンチマークアプリ「AnTuTu」は、8月1日から新バージョンとなるAnTuTu Benchmark V8を中国で配信しています。以前よりも正確にスマホの性能をスコアに反映できるようになりました。
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AnTuTuバージョン8の変更点
機能を1つのアプリに統合
従来は本体性能は「AnTuTu」、3D処理能力のチェックは「AnTuTu 3D」の2つのアプリに分かれていましたが、V8からは1つのアプリですべての処理能力をチェックできるようになりました。
Vulkan APIを利用!より正確なGPU性能の測定が可能に
AnTuTu V8では3D処理のパフォーマンス性能を測定できる「Vulkan API」を採用し、テストシーンで流れるムービーに”Terracotta Warriors”が追加されました。つまり、V8からはより正確にGPU(3D)処理性能を測定できるようになりました。
高リフレッシュレート環境にも対応
さらにAnTuTu V8では高リフレッシュレート環境でのベンチマーク測定に対応しています。最近はSnapdragon 855+やHelio G90などゲーミングスマホ向けSoCが相次いで発表されており、かつROG Phone Ⅱなど高リフレッシュレートに対応したゲーミングスマホも発売されています。こうした流れを受けてAnTuTuも、高リフレッシュレート環境下で正確にベンチマーク測定できるよう対応したのでしょう。
▼下記画像はROG Phone Ⅱのベンチマークスコアの結果です。左から順に、リフレッシュレート60Hz/90Hz/120Hzの状態で計測した結果ですが、高リフレッシュレート状態の方がスコアが向上しているのが確認できます。↓
総合スコア上昇の理由は、UX性能スコアが上昇しているからです。
インターフェイスがやや直感的に
▼細かい変更ですが、AnTuTuアプリのインターフェイスがよりモダンで直感的なデザインに変更されました。実際に見てみましょう、画像左側がV7、右側がV8のインターフェイスです。↓
画像に表示される情報量が多くなり、ユーザーは余計なスライド操作をする手間が省けそうです。
同機種でもメモリ・本体容量でスコアに変化
同じスマホでもメモリや本体容量が異なるスマホがありますよね。従来は同じスマホならメモリなどが異なってもスコアに影響はほぼありませんでしたが、AnTuTu V8ではメモリや本体容量の違いがスコアに影響するようになったそうです。
8月1日以降はAnTuTu最新バージョンでスコアが公開されるぞ!
AnTuTu V8は8月1日より中国で配信されていますが、残念ながら日本のGoogle Playストアに追加されるのはまだ先のようです。今後中国から発表されるベンチマークスコアはすべてV8で測定されたものである、と注意してチェックする必要がありそうです。
▼ガルマックスでは数百機種のAnTuTu実機データを保有しています。日本でもバージョン8のリリースに合わせてバージョン8のデータ収集を行う予定です。↓