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楽天キャリアサービスを使ってみた!エリアは狭いが通信は繋がれば快適

今月より無料サポータープログラムという形で5000人にユーザーを絞って開始した楽天モバイルのキャリアサービス。プログラムに当選したたくちゃんが楽天回線の使い心地をお届けしたいと思います。

開通までがとにかく大変

回線速度などのレビューの前に、筆者が楽天モバイルのMNO回線を開通してもらうまでにとても時間がかかってしまったという話をします。とりあえず回線の質が知りたいんだよって方は次の項目に行っちゃってください。

人気機種売り切れ事件

ぼくのもとに当選連絡のメールが届いたのは10/11だったのですが、契約情報を登録するためのメールが届いたのは10/16で5日も後でした。

厄介だったのは、その間に購入を希望していたReno A 128GBが売り切れてしまっていたのです。この機種は大変コストパフォーマンスに優れており、現在も64GBモデルが各所で品薄状態の超人気機種です。

OPPO Reno Aのスペック・対応バンド・価格・特徴まとめ!

▼ネット情報では10/14にブルーが、10/15にブラックが売り切れたとのこと。(10/22追記:無料サポーター用の在庫は復活しました)↓

電話で問い合わせをしたら、はじめの抽選申し込み時に応募者が申告していた希望をもとに、ある程度の在庫を確保していたけど、心変わりして当初の希望とは違った機種を選択する人がたくさんいたとのことでした。

これを受けて、無料サポーターの間では不満の声が相次いでいました。というのは、契約情報を登録するメールが届くタイミングが人によって違ったからです。

抽選申し込み時に希望機種を選択させていた以上、メールが届いた瞬間から当初の希望とは違う機種を選択できる仕様にしていたことは考えが甘かったと言わざるを得ないです。

仮にこれを予測不能の事態だったとします。本当の地獄はここから始まるのです。

問い合わせ繋がらない事件

人気機種が売り切れてるじゃないか!と怒ったユーザーがいっせいに問い合わせをしたのか、電話とオンライン共に待ち時間が2時間以上という事態になりました。

おまけに、オペレーターによってReno Aの再入荷時期などの情報が違っていて、どの情報を信じたらいいのかわからないということになっていました。

現在ではReno Aは在庫が復活しており問い合わせの数は減ったはずなんですがそれでも軽く30分以上は待たされるという状態なので正式サービス開始までにサポート人員の増員が急務だと思いました。ちなみにぼくは現時点で2回電話で問い合わせしていますが、応対してくれたのは同じ人でした。

第4のキャリアとしてやっていくにはまずサポート体制を強化してほしいと切に願います。

サーバーダウン事件

この事件もReno Aの売り切れと関連しているのですが、アナウンスしていたのとは違うタイミングで急に少量の在庫が復活したことから始まります。

在庫が復活すると人気機種を手に入れようと多くに無料サポーターがサイトに殺到し、サーバーがダウンしてしまったのです。

このスクショがあるということはぼくもこの戦争に参加してたんですが、ちょうど注文が完了したくらいのタイミングでダウンしてしまったので注文完了のメールも来ず、本当に注文できているか非常に不安でした。

ぼくは結果的に注文ができていたのでよかったですが、中にはお金だけ請求されていて注文は通っていないというケースもあったようなので、日本トップクラスのECの系列としてありえないことだと思います。

ステータスが出荷準備中から変わらない事件

(更新中)

MNPができていない事件

これはぼく自身が体験してはいないけど、SNSで複数の方が訴えていたので紹介したいと思います。

(更新中)

まだサービスエリアは限定的

今回の無料サポータープログラムで楽天回線が提供されるのは

  • 東京都23区
  • 大阪市
  • 名古屋市

だけです。これ以外の地域はauの回線をローミングする形でまかなっています。

今年の10月からサービス開始すると豪語していた割には狭いなとか言ってしまったら失礼ですけど、読んでる皆さんもそう感じただろうと思います。無料サポータープログラムが終了して正式スタートするまでにどれだけエリアが広がるか期待したいですね。

実際に使ってみた感触

おまたせしました!楽天キャリア回線の通信品質を色んなシチュエーションで測定してみたのでその結果を載せます!

検証に使用しているのは紆余曲折ののちやっとのことで手に入れたOPPO Reno A 128GB(楽天モデル)です。

筆者は大阪市在住なので速度等の検証も大阪市内で行っています。東京都23区や名古屋市とは若干結果に違いが出るかもしれない点はご留意ください。

検証の内容は随時追加していく予定なのでちょくちょく覗いてくれると嬉しいです!

自宅は窓際じゃないと圏外→改善された!

楽天のキャリア回線は数ヶ月前から急ピッチで構築しており、現在も増築の真っ最中です。サービス開始したての今は正直言って「圧倒的に基地局が足りない」状況です。屋内だと圏外になる可能性が高いと思ってもらっていいです。窓際まで近づくと辛うじて繋がるのですが、お世辞にも速いとは言えないです。

▼ネットサーフィンはギリギリいけますが高解像度な動画を観るのはちょっと厳しい

そんなこともあって毎月100GBのデータ通信ができてデータチャージも無料という内容ですがそこまで使うことはないかもしれません。自宅でも快適に使えるという方もいるらしいので羨ましい限りです。

(以下10/23追記)

電話で問い合わせをした時に

毎週金曜日に電波に関するアンケートメールを送信するからそこで「〇〇だと繋がらないけど〇〇まで移動すれば使えた」などのように具体的な結果を報告することでどこに基地局を優先して構えるべきか考える

と教えてくれました。

へーなるほどね、そこで要望を言えばいいのね。と思っていた翌日、Reno Aを手にしてみると、圏外じゃなくなっているんです!あれ、おかしいなと思って自宅の窓際まで近づいてみるとアンテナが4本立った!

改めて通信速度を測定してみたらはじめに測った時よりも結果が向上しています。

前日に電話をしたのが影響しているのかはわかりませんが、自宅でも楽天回線が使えるようになってとてもハッピーな気持ちになりました。

▼同じ場所でiPhoneをテザリングして使ってみた結果がこちらです。左がWi-Fiテザリング、右がBluetoothテザリングでの様子です。↓

Bluetoothテザリングは規格の仕様上1Mbps前後しか出ないので予想通りです。Wi-Fiテザリングは親機と大きく変わらない速度がしっかり出ていますし、親機のバッテリー消耗も気になるほどではなかったです。

無料サポーターに当選した方は使い放題の特権を使って家族や友達にインターネット共有をしてあげると喜ばれるかもしれません。

(追記ここまで)

屋外はそれなりにつながる

屋内だと圏外になったり遅かったりしてちょっと期待外れだと思ってしまった筆者でしたが、外に出てみると圏外になることが減り、通信速度も一般的なMVNOより速くなったので「まあまあだな」という感想に変わりました。

これだけ出ていれば「遅い」とは感じないレベル

個人的な感想ですが、交差点や公園は干渉物が少なく繋がりやすいように思いました。

地下はローミングで快適に使用可能

今度は地下に行ってみました。

あれ、めちゃ速いじゃん

なんで地下はこんな速いのさ。と思ってしまいそうですが、地下は楽天の電波が届かないのでauローミングの通信を使っています。よってこれは楽天の実力ではありません!笑

ファーストインプレッションでは、楽天回線よりauのローミングの方が快適という皮肉な結果になってしまいました。テザリング時の通信速度など上記以外にもまだまだ確認したいことがあるので、結果が出たらどんどん追加していこうと思っています。

低速モード時の通信速度

楽天モバイルの無料サポータープログラムは毎月100GBの通信ができてデータチャージも無料なのでわざわざ低速モードで通信することはないと思いますが、一応ね。

楽天モバイルのキャリアサービスではMVNO事業で展開しているスーパーホーダイの様に通信容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できる仕様になっていないので、最大200Kbpsに制限されます。

▼my楽天モバイルで敢えて低速モードに設定した時の通信速度がこちらです。200Kbpsを少し超えてはいますが、大体そのあたりですね。これは所謂通信制限状態なのでLINEで画像送るのもままならないという感じになってしまします。↓

▼my楽天モバイルで高速通信のオンオフができるので正式サービス開始後は活用することになるかもしれません。↓

実は1人5回線まで申し込めた(修正済み)

今回の無料サポータープログラムで問題視されている点として大きいのは「1人1回線までじゃなかった」ということです。これは回線契約の申し込みページの仕様上の問題なのですが、1人最大で5回線まで申し込むことができるようになっていました。

これを受けて、無料サポータープログラムに落選した人から「それだったらはじめから25000人当選させろよ」という意見が出始めていたので、10/19に1人1回線までしか申し込めないように修正されました。

とはいえ、既に2回線以上申し込んでいた人に関しては使っていいみたいです。ぼくも2回線申し込んでいましたが、今のところどちらかが使えなくなったりはしていません。

なんですが、my楽天モバイルという契約者用のサイトではどちらもステータスが「出荷準備中」でまだ開通していないことになっています。その辺もちょっとキャリアとしては不安要素ですね。

(10/24追記)

実際に開通してから4日も経った10/24にやっとmy楽天モバイルで反映されました。契約情報の確認やデータチャージができるようになりました。

指定機種以外では使える?

楽天回線を指定機種以外で使用することは可能なのか気になったので電話で問い合わせてみました。

「無料サポータープログラムのSIMカードを指定機種以外に挿して使えるか試してみてもいいですか?」と質問したところ、

推奨はしていないけど、咎めはしない。聞かなかったことにするのでぜひ試してください。

という趣旨の回答を得たので、遠慮なく指定されていない機種の1つであるHUAWEI P20 liteに挿入してみました。

昨年日本で最も売れたAndroidスマホですからね、使えるか知りたいですよそりゃ。APNの設定は指定機種にプリセットされているものを参考にして入力したのですが、左上にRakutenの文字が!!

圏外でなければデータ通信は可能でした!SMSも問題なく使用できます。ただし、通話(VoLTE)はできなかったので、APNの設定に問題があるのかもしれません。

中にはiPhoneでデータ通信及び通話を実現させている猛者もいるという噂もあるので、色々試していきたいと思います!

(10/25追記)

SIMロックフリーのiPhone XRに楽天モバイルのSIMを入れてみたところ、データ通信、SMSは問題無く使うことができましたが、やはり通話だけできませんでした。

iPhoneのAPN設定にはプロファイルの作成とダウンロードが必要で楽天モバイルのプロファイルも某サイトで作成できますが、ダウンロードと適用は自己責任です。

(追記ここまで)

現時点でわかっている情報として、指定機種で一度開通させて電話番号を書き込んでからじゃないと他機種では使えないということがわかっています。

何かわかったら逐次更新していくつもりなのでお暇なときにチラッと覗いてくださると幸いです。

現時点でのまとめ

楽天回線を使ってみてまず思ったのは、これまで当たり前に使ってきた携帯3社の回線が時間をかけて培った賜物なんだなということです。

繋がらないじゃんという文句を言っている無料サポーターの方がたくさんいます。もちろんぼくもそう思う気持ちはありますが、生まれたての赤ちゃんみたいなもんだと思って一緒に楽天キャリアを育てていきましょう!

そのためにもアンケートメールで改善の希望をたくさんしていきたいですね。

本記事は随時更新型の記事です!更新時はTwitterFacebookでお知らせするのでフォロー宜しくお願いいたします!

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