Canon「EF50mm f/1.8STM」と「EFS24mm f/2.8STM」製品撮影するならどっちが良い?
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どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。
「ブログ用写真で使ってた一万円のデジカメからキャノン「EOS 8000D」の一眼レフに変えました」でも書いているように、一眼レフっちゅうものを購入したのですが、ダブルズームキットだったので、付属のレンズはどちらもズームレンズ。
単焦点レンズが欲しかったので、「EF50mm f/1.8STM」と「EFS24mm f/2.8STM」を購入して使い比べてみました。
被写体は人それぞれですので、使い方によって評価は変わりますが、私はガルマックスでの製品撮影が主となりますので、製品(物)の撮影観点で本記事を書いてます。その点はご理解頂いた上で読み進めて下さいね。
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「EF50mm f/1.8STM」と「EFS24mm f/2.8STM」の映り方や使い勝手。
どちらのレンズも単焦点というレンズで、ズーム出来ないレンズです。非常に明るい写真が撮りやすく、ボケのある写真に仕上げやすいレンズ。
「EF50mm f/1.8STM」は新型で、ステッピングモーター仕様。こっちはフルスペック用ですが、Canon EOS 8000DのようなAPS-C機種でも使用できるレンズです。
一方、「EFS24mm f/2.8STM」はフルスペック用ではなく、APS-C専用で設計されたレンズとなってます。
レンズ資産という意味では、フルスペック機でも使用できる「EF50mm f/1.8STM」は長く使えそう。
レンズの大きな違い。
フルスペック機では、レンズに記載の焦点距離となりますが、Canon EOS 8000DのようなAPS-C機ではフルスペック機よりもセンサーが小さいので、レンズに書いてる焦点距離の1.5倍換算が画角となります。
換算すると「EF50mm f/1.8STM」では50mm×1.5で75mm、「EFS24mm f/2.8STM」は24mm×1.5で36mm相当の画角となります。
調べていると、フルスペック機で50mmの画角が、人の視野に最も近い画角と言われてます。つまり、フルスペック機に「EF50mm f/1.8STM」をつけると、丁度自分の肉眼で見ている物の大きさと、ファインダーから覗いた物の大きさがほぼ同じ感じになるんですね。
ということは、APS-CスペックのCanon EOS 8000Dに「EF50mm f/1.8STM」を取り付けた場合、75mmとなり望遠気味(ファインダーから覗くと物が大きく見える)で、「EFS24mm f/2.8STM」は36mmとなり広角気味(ファインダーから覗くと物が小さく見える)になります。
あと、レンズの明るさを示すf値は数値の小さいほうが明るいので、「EF50mm f/1.8STM」のレンズのほうが明るい写真を撮りやすいです。
▼被写体とカメラ位置を固定して「EF50mm f/1.8STM」と「EFS24mm f/2.8STM」で撮影。↓
製品撮影での使用感。
実は、最初に購入した単焦点レンズは「EF50mm f/1.8STM」。その後に「EFS24mm f/2.8STM」を買い足してます。
主に室内で製品撮影するので、APS-Cで75mmとなる「EF50mm f/1.8STM」は望遠となり、非常に使いにくかった。撮影する時に、イメージ通りの大きさで撮影しようと思うと製品から離れる必要があったんですね。
という訳で、「EFS24mm f/2.8STM」を買い足したところ、APS-C換算で36mmとなり、広角に。ファインダーを通すと物が小さく見えるので、イメージ通りの大きさで撮影する為に、今度は近づく必要が出てきました。
撮影スタイルは離れるか近づくかの違いですが、撮影する場所での使い勝手が大きく変わります。
離れるより近づくほうが楽。
今回は製品撮影を主体として書いてますが、様々なシーンで離れるより近づく方が楽でした。
例えば、レストランでお料理の撮影をする場合、望遠気味になる「EF50mm f/1.8STM」では、非常に撮影が困難。イメージ通りの大きさで撮影するために体を反らして被写体とカメラの距離を離す必要があり、室内撮影の場合、特に短距離撮影の場合、APS-C機で「EF50mm f/1.8STM」を使うと非常に使い勝手が悪いんです。
仕上がりはめちゃくちゃ良いんですけどね。
「EFS24mm f/2.8STM」は被写体にかなり近づける。
撮影のしやすさ以外にもう一つ。「EFS24mm f/2.8STM」は被写体にかなり近づいて撮影可能。Canonの公式サイトでは9cmまで近づいて撮影が出来ると説明されており、製品のアップ写真(主に小さな製品や物)を撮影する場合に威力を発揮します。
「EF50mm f/1.8STM」でも、後から切り抜いて被写体アップの写真は作れますが、面倒くさがり屋さん選手権で常に上位の私は一発撮りで写真を使用できる方が性にあってます。
置かれたものを撮影するのであれば非常に「EFS24mm f/2.8STM」レンズは使い方に合致したレンズです。
▼AFでピントが合うまで被写体に近づいて撮影↓
明るいボケた写真を撮影する場合は「EF50mm f/1.8STM」。
「EFS24mm f/2.8STM」万歳な事をつらつらと書いてますが、「EF50mm f/1.8STM」では一眼レフ特有のボケのある写真に仕上げることが簡単。
背景はボケボケで被写体のみを際立たせる写真に仕上げる場合は「EF50mm f/1.8STM」が圧倒的に上。
▼「EF50mm f/1.8STM」では背後のマスコットがより一層ボケてます。(レンズの性能を最大限に活用したかったので、EF50mm f/1.8STMではf値1.8に設定しています。)↓
もちろん「EFS24mm f/2.8STM」でも背景のボケた写真を撮影することは可能ですが、ボケ方も違いますし、何より「EF50mm f/1.8STM」では、より明るい写真に仕上げることが可能です。
▼「EF50mm f/1.8STM」でf値のみ設定をいじってみました。上がf値2.8、下がf値1.8。f値の違いでこれだけ明るく撮影でき、ボケ方も派手になります。↓
レンズによるベースの明るさを基準に考えた場合、設定幅の広いレンズは「EF50mm f/1.8STM」です。
製品撮影では「EFS24mm f/2.8STM」。野外撮影では「EF50mm f/1.8STM」使ってます。
写真自体を「作品」として扱うなら表現力が豊かな「EF50mm f/1.8STM」がイメージ通りの写真に仕上げやすいですが、私のように製品撮影する場合は「EFS24mm f/2.8STM」は使い勝手の良いレンズです。
そもそも、用途に合わせてレンズを交換できることが一眼レフの強みですから、「EF50mm f/1.8STM」も「EFS24mm f2.8STM」も素晴らしい単焦点レンズです。
ちなみに動物の撮影は望遠レンズが超使いやすい。離れていてもズームできるのでリラックスした動物の撮影が可能。
一眼レフってレンズを交換するだけで様々な表現が出来るので、とても楽しいですよ。
初めて一眼レフカメラを購入した方やAPS-C機を使っている方は「EF50mm f/1.8STM」と「EFS24mm f/2.8STM」の単焦点レンズが候補として挙がるはずですので、少しでも参考となればこれ幸い。
▼「EFS24mm f/2.8STM」は執筆時17,428 円▼
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