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App Store価格改定の影響はiOSだけじゃない?Androidユーザーも要注意!

10月から消費税率が10%に引き上げされるのはみなさんご存知だと思いますが、これにより有料アプリやアプリ内課金にも影響が出ることになります。

きっかけはApp Storeの価格改定

事件はiOS向けのアプリストアであるApp Storeが9/23に10月から価格改定を実施する旨を通達したところからはじまります。

App Storeでは予め用意された料金テーブルの中から開発者が価格を選ぶ形式をとっています。

今回の価格改定はその料金テーブルが変わるというものです。つまり、開発者側は価格を変更せざるを得ないということになります。その通達を実施日の1週間に知らせるアップルもなかなか鬼畜ですね。

おそらく一番混乱しているのは開発者でしょう。

対象となるアイテムを確認しよう

今回の価格改定の対象となるのは

  • 有料の落とし切りアプリ
  • アプリ内でのアイテム課金

で、対象にならないのは

  • サブスクリプション(Apple Arcadeなどの継続課金サービス)

です。

コミュニケーションアプリのLINEの例で言うと、スタンプや着せ替えの購入に使う「LINEコイン」はアイテム課金にあたるので価格改定の対象ですが、月額240円で300万種類以上のクリエイターズスタンプが使い放題の「LINEスタンププレミアム」はサブスクリプションに該当するので対象にならないといった感じです。

Androidユーザーも注意が必要

App Storeの価格改定だからAndroid勢は関係ないと思ってしまいがちですが、そうもいかなさそうです。

App Storeでの価格だけ改定してGoogle Playでの価格は変わらないとなると不公平感が生まれてしまうことを避けるためか、多くの開発者はGoogle Playでの価格も同時に改定する方向のようです。

▼以下は人気ゲームのPUBG MOBILE。App Storeの価格改定による影響でGoogle Play Storeでも同様の価格調整を行うと告知されています。↓

上の画像はPUBGモバイルの案内です。Google Playでも同様の対応を行う旨が記載されています。ぼくが調べた感じではiOSだけ改定してAndroidは改定なしというアプリはありませんでした。

今使っているアプリ、もしくは購入しようとしているアプリの公式サイトや公式ツイッターを確認して価格改定情報が取り上げられていないか調べてみましょう。

ツイッターで「App Store 価格改定」と検索すると色んなアプリ配信会社の公式ツイッターのお知らせがずらーっと出てくるのでその中に使っているアプリがあるか探してみるといいかもしれません。

必ずしも値上げとならないケースも

増税前の今、私たち消費者は「今のうち買っておかないと」という気持ちに駆られてしまいがちですが、今回の価格改定は全てのアプリで値上げになるとも限らなそうです。価格自体は上がるけど開発者側の厚意で内容が豪華になっている場合もあります。

カジュアルゲームの代名詞的存在である「モンスターストライク」の例を見てみます。

変更前(〜9/30)変更後(10/1〜)
オーブ個数価格オーブ個数価格
1個120円1個120円
6個480円6個490円
12個840円14個980円
30個2000円33個2200円
60個3800円60個3800円
80個4800円82個4900円
175個9800円180個10000円

上記の表はモンスターストライクの有料アイテム「オーブ」の価格改定を一部抜粋したものです。販売価格は上がっているものが多いですがその分オーブの個数も増やしていて、オーブ1個あたりの値段はむしろ値下がりしているケースもあります。

一方で、同じく有名なカジュアルゲームと言える「パズル&ドラゴンズ」は特にそのような個数の調節は行わないようで単純に値上がりすることになります。遊んでいるゲームではどのような対応をしているのか確認してみてもいいかもしれません。

まとめ

モンスターストライクを含む一部のアプリは9/23以前に消費税率変更に伴う価格改定を告知していたのにApp Storeの価格改定により急遽その内容を変更することになっていたりします。今頃色んな配信会社の方々が対応に追われていると思います。

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