【Mac/iPhone/iPad】外付けHDD・USBメモリのフォーマットはどれ?APFS・exFAT・NTFSの違いを解説

Apple製OSでサポートされているファイルシステムについて解説します

macOSや、macOSをベースに開発されているiOS、iPadOSでは様々なファイルシステムを取り扱うことができるようになっています。

ただ、WindowsやAndroidのスマホ、タブレットなどとデータをやりとりする際、誤った形式を選択してしまうと読み書きを正常に行えなくなってしまいます。

この記事では、macOS、iOS、iPadOSでサポートされているファイルシステムを解説します!

macOS/iOS/iPadOSでサポートされているファイルシステムについて

この記事を執筆している時点で最新バージョンとなるmacOS 27.2 Golden Gate、iOS 27.2、iPadOS 27.2にて取り扱うことができるファイルシステムは、以下の通りとなっています。

  • APFS:2017年にリリースされたmacOS 10.13 High Sierra、iOS 10.3から対応している、SSDに最適化されたファイルシステム。
  • HFS/HFS+:旧Mac OS/Mac OS Xでサポートされていた、Mac専用のファイルシステム。2028年にリリースされるmacOS 28から暗号化されたHFS+形式の読み書きはサポートされなくなる予定。
  • FAT16/32:MS-DOS/Windows 9xで採用されていた、シンプルな構成のファイルシステム。書き込めるファイルサイズは4GBまでに制限される。
  • exFAT:容量が64GB以上のmicroSDXCカードやUSBメモリなどで採用されている、上記FAT16/32の欠点を改善したファイルシステム。
  • NTFS(書き込みは非対応):Windows 10/11を含む、Windows NT系OSでサポートされているファイルシステム。

基本的に現行macOSでは、システムドライブおよび標準バックアップツールの「Time Machine」の保存先にはAPFSが推奨されており、新規の保存先もAPFSになります。既存のHFS+バックアップは引き続き利用可能です。

iOSやiPadOSでも暗号化が設定されたAPFS形式のドライブを含め、読み書きをフルサポートしているため、外付けHDD/SSDをApple製品でのみ共有する場合はAPFS形式を利用した方が無難です。

HFS/HFS+は、1986年に発売されたMacintosh Plusから2016年にリリースされたmacOS 10.12 Sierraまで、長年標準で採用されていた形式です。

現行macOSやiOS、iPadOSでも引き続き読み書き可能となっていますが、OSのインストール先としては選択できず、Time Machineでも新規のバックアップ保存先にはAPFSが推奨されています。

さらに、2028年にリリースされる予定のmacOS 28からは、暗号化されたHFS+形式のドライブの読み書きがサポートされなくなります。古いMacとデータをやりとりする必要がある場合などを除き、今からあえて選択するメリットはありません。

FAT16/32は、80年代から90年代にかけて普及していたMS-DOSやWindows 95/98/Meなどで採用されていたフォーマットです。

ファイル属性の設定や暗号化などの高度な機能には対応しておらず、書き込みできるファイルサイズが最大4GBまでに制限されるなど、その仕様の古さ故の制約はあります。ただ、「ECMA-107」「ISO/IEC 9293」として国際標準規格化されています。

macOSやWindowsのみならず、AndroidやLinux、組み込み用OSなどでも広くサポートされているため、32GBまでのSD、miniSD、microSDカードでも標準フォーマットとして指定されるなど、現在でも多くの場面で使われています。

exFATは、2006年11月にリリースされたMicrosoftの組み込み用OS「Windows Embedded CE 6.0」で初めて採用されたファイルシステムです。

microSDカードやUSBメモリなどの外部フラッシュストレージに最適化された設計になっているほか、上記FAT16/32における「書き込みできるファイルサイズは最大4GBまで」という制限も撤廃されています。

macOSにおいては2010年にリリースされたMac OS X 10.6.5 Snow Leopardから正式サポートされており、iOSやiPadOSでも読み書きが可能となっています。

NTFSは、Windows 10/11を含むWindows NT系OSで広く採用されているファイルシステムとなりますが、後述する理由でmacOSだと最新バージョンとなるmacOS 27.2でも取り扱いに難があります。

WindowsやAndroidとも外付けHDD/SSDやUSBメモリを共有したい場合は「exFAT」がおすすめ

APFS形式に関してはApple独自のファイルシステムということもあり、WindowsやAndroid、Linuxなどでは標準で読み書きできない・・・どころか、そもそも認識すらしない場合がほとんどです。

そのため、外付けHDD/SSDやUSBメモリを複数のOSで共有する場合は、4GB以上のファイルも問題なく取り扱える「exFAT」形式を選択するのが無難です。

大手メーカーが販売している外付けHDD/SSDの場合、基本的にはWindows以外のOSでも利用することを想定した上でexFAT形式、またはFAT32形式であらかじめフォーマットされています。そのため、購入してそのままMacでも利用できます。

ただ、まれにNTFS形式でフォーマットされた状態で販売されている製品も存在しているので、その場合はmacOSに標準搭載されている「ディスク ユーティリティ」で「APFS」または「exFAT」でフォーマットし直せばOKです。

▼「Windows用、NTFSでフォーマット済み」と記載されている外付けHDD/SSDを購入した場合も、macOSで読み書きできるファイルシステムでフォーマットし直すことで利用できるようになります。↓

NTFSであらかじめフォーマットされている外付けHDDの例

NTFSはApple製品だと現状取り扱いに難あり

NTFSに関しては、LinuxやXiaomiなど一部メーカーのカスタムUIが採用されているAndroidスマホ・タブレットでは、近年は読み込みだけでなく書き込みも行えるようになってきています。

一方、macOSは長年マウントと読み込み自体には対応しているものの、標準機能での書き込みには対応していません。

▼macOSでNTFS形式の「書き込み」を行うには別途サードパーティ製ソフトの導入が必要になります↓

Microsoft NTFS for Mac

今年9月にリリースされたばかりのmacOS 27ではさすがに改善されているかな・・・と予想していたのですが、相変わらずNTFSでフォーマットされた外付けHDD/SSDやUSBメモリを接続すると読み込みしか行えない仕様のままでした。

さらに、前述の「ディスク ユーティリティ」でもNTFSでドライブをフォーマットできなくなっているため、今後もOS標準機能で書き込みが行えるようになるかどうかは不透明です。

一応Paragon Software社が開発している「Microsoft NTFS for Mac」(有償)やフリーソフトの「Mounty」などを導入すれば、macOSでもNTFSでフォーマットされたドライブへの書き込みが可能になります。

ただ、OSのバージョンアップで挙動が変わることも多々あるため、Apple製品とWindows、Android、Linuxで外付けHDD/SSDやUSBメモリなどを共有する場合は、NTFSはそもそも選択しないことをオススメします。

▼macOSの「ディスク ユーティリティ」ではそもそもNTFSでドライブをフォーマットできません・・・↓

ディスク ユーティリティでサポートされているフォーマット形式一覧

以上、Apple製OSでサポートされているファイルシステムの解説でした。参考になれば幸いです!

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