FREETEL MUSASHIのスペック詳細。ガラホではない。これは完全にSIMフリースマートフォンだ

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FREETELから非常にユニークなスマートフォンが発表されました。その名も「MUSASHI」

ガラケーのようにテンキー付きの二つ折り形状に、画面が2つ。面白い。面白すぎる。

FREETELさん、僕、こんな機種大好きです。

「ユニーク」という言葉だけでは終わらない「MUSASHI」のスペックを早速見てみましょう。

FREETEL MUSASHIの価格・性能・特徴。

項目スペック
OSAndroid5.1
SoCMT6735M
4コア1.0Ghz
メモリ1GB
保存容量8GB
MicroSDで
128GBまで
増設可能
液晶4型
800x480
カメラ背面カメラ:800万画素
前面カメラ:200万画素
対応バンドLTE
1/3/8/19

3G
1/8/19

GSM
非対応
SimサイズMicroSIMx2
(どちらも3G/LTE対応)
バッテリー2,000mAh
サイズ縦:123.1mm
横:63.1mm
厚さ:17.6mm
(折りたたみ時)

重さ:198g
カラーブラック
シャンパンゴールド
ホワイト
備考Wi-Fi
802.11 a/b/g/n
(2.4/5GHz)

Bluetooth
4.0LE
価格24,800円
(税8%)26,784円

上記価格は執筆時点の価格です。購入前にAmazonなどのネットショップや価格.comで相場を確認しましょう。

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基本動作性能はエントリースペック。SoCはMediaTek製のMT6735M(4コア1Ghz)で同社のミドルスペックスマートフォン「雅(MIYABI)」に搭載されているSoCの弟分です。

メモリは1GB、液晶は4インチの800×480で画素密度は233.238ppi。若干ドット感が目立ちそうですが、搭載SoCの処理性能とメモリ搭載量では、これ以上の解像度は負荷が高すぎるのでバランスは良し。ちなみに4インチ画面はiPhone5sと同じサイズ。

エントリースペックですので、派手な3Dゲームは苦手ですが、軽めの2Dゲーム、LINEやメール、通話、WEB閲覧、ニュースアプリやSNSなどは大丈夫。

保存容量は8GBと少量で、Androidのシステム保存領域を差し引くと利用可能容量は僅かしか残りません。MicroSDで最大128GBまで増設可能ですので準備しておきましょう。

カメラ性能についてはメインカメラは800万画素となっており、画面サイズや解像度から考えると妥当です。但し、前面カメラは200万画素となっているので、写りは期待しないほうが無難。ビデオチャットなどでの利用は可能ですので良しとしましょう。

重量は液晶が2枚搭載されているということで、非常に重たい部類の製品。又、折りたたみ時の厚みも17.6mmと、かなり分厚くなるので注意。

最大の特徴は2画面!と思いきや、本当はAndroidフル機能が使えるスマートフォンということ。

2画面にばかり注目されがちですが、MUSASHIの最大の特徴は個人的に「Androidのフル機能が利用できる」という点。

「ガラホ」はガラケーとスマートフォンの中間的存在で、システムこそAndroidを搭載していますが、スマートフォンよりガラケー寄りの設計。つまり、テンキーやカーソルキーでの操作を前提に作られています。

その為、利用できるアプリは、端末に合わせたものしか利用できず、莫大なAndroidアプリを活用できないという弱点がありました。

一方のMUSASHIは、より一層スマートフォン寄り。というか、まんまスマートフォンです。Androidのフル機能を使え、Google Playにも対応しているので、Storeからアプリを自由にダウンロードして楽しめます。

Androidのフル機能が使える弊害も知っておこう。

莫大な数のAndroidアプリを利用できますが、ダウンロード時にテンキーやカーソルキーで操作出来ない場合があります。

SNSやニュースアプリ、メッセンジャーアプリなど、画面移動と文字入力が主体のアプリでは、MUSASHIに搭載されたテンキーやカーソルキーで操作可能だとは予測できますが、例えばスワイプ操作前提のゲーム「モンスト」などはテンキーやカーソルキーでの操作は一部に留まるでしょう。

ただ、元々フル機能が使えるAndroidスマートフォンですので、一般的なスマートフォンと同じように画面タッチやスワイプで操作できます。ただ、ガラケーから乗りかえた場合は、カーソルキーやテンキーでの操作が「当たり前」となっているので、最初は戸惑うかも。

ガラケーでおサイフ機能を使っている方は注意。

MUSASHIはおサイフ機能や防水防塵など、国産スマートフォンでは標準的な機能仕様ではありません。

特に、おサイフ機能を日常的に利用しているユーザーさんは、この点をしっかり把握した上で購入検討しましょう。

折りたたむと「普通のスマートフォン」に変身。

ハード面での最大の特徴は、画面が2つ搭載されていること。

画面を閉じると、普通のスマートフォンと同じ形状になる。これ、イロモノと思いきや非常に利便性が高い。

ガラホの場合は画面が1つなので、「横画面前提のアプリ」では非常に操作しにくい。画面が2つ搭載されていることで、折りたためば一般的なスマートフォンの形状で操作できる。

ゲームや動画の再生時には非常に役立つアイディアだと感じます。が、しかし、どうせなら画面が180度回転するタイプのほうが、よりスマートだったんじゃないでしょうか。

背面はシンプルにモノクロの通知液晶を搭載すれば、見た目はガラケーそっくりでイロモノ感も出ず、より万人受けしたのではないかという印象。2画面のインパクトは強烈で個人的には大好きですけどね。

2,000mAhのバッテリーを搭載しているが、電池持ちが若干心配。

ガラケーなら、大容量の部類に入る程の容量ですが、スマートフォンとしてなら、少し心細い感じ。

恐らく、ガラケーから乗り換えたら、見る見るうちにバッテリー残量が減る感じです。心配ならモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが無難。

2枚のSIMが挿せるLTEデュアルSIM仕様。

MUSASHIはMicroSIMサイズのSIMを2枚挿せます。つまり、2枚の格安SIMを挿して通信専用端末とし、メイン機にWi-Fiテザリングすることが可能。モバイルWi-Fi的な使い方ですね。

ちなみに、MUSASHIはMicroSIMという中間サイズのSIMカードスロットを搭載していますが、格安SIMを注文するときは一番小さな「NanoSIM」で注文して下さい。

SIMカードは、サイズ変換アダプターでサイズアップ出来ます。

通常、SIMサイズの変更手続きには、手数料が税込3,240円必要です。SIM変換アダプターは数十円で購入できるので、格安SIMを始めるなら必ず準備して下さい。

今後、機種変更した際にSIMスロットが合わないと困ってしまいます。

ですので、端から一番小さなNanoSIMで注文しましょう。

SIMアダプター

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電波はドコモとソフトバンクに対応。

ドコモの電波では、全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンドの3、地下、郊外、山間部をカバーする重要なプラチナバンドの19に対応。ドコモの格安SIMと相性バッチリ。

一方のソフトバンク回線では、全国区をカバーするバンド1とプラチナバンドの8に対応していますが、ソフトバンク回線を利用した格安SIMは執筆時点でありません。

となると、ソフトバンク本家のSIMを使う。ということになりますが、1月下旬頃からソフトバンクがAndroid対応SIMに制限をかけたため、SIMフリー端末で利用できなくなったユーザーさんが相次いだことからオススメはしません。

MUSASHIを利用する場合、ドコモ回線を利用した格安SIMなどを使うことが現状では安心です。

格安SIMは初めてという方は、試せるいい機会です。

DTI SIMが半年間0円のキャンペーンを打ち出しているので準備しておきましょう。私もゲット済みで速度も安定しているので試してみてください。ちなみにクレジットカードではなく楽天のデビットカードで契約できました。

クセはあるが実は優等生。それがMUSASHI。

飛び抜けた性能はありませんが、ガラケーからスマートフォンに移行することを戸惑っている方には良い選択。

両面ディスプレイは、ややクセがありますが、折りたためば一般的なスマートフォンとしての形状で操作できるので、利便性はピカイチ。

また、何と言ってもAndroidのアプリがバッチリ利用できる事が最大のウリ。気になったゲームやアプリをダウンロードして利用できる仕様ですので、ガラホのような「アプリの利用は指定されたものしかダメ」という「もどかしさ」も皆無。

ガラケーの様な物理キーで快適な文字入力と、スマートフォンの利便性を兼ね備えた、まさしく「二刀流」のスマートフォン。

個人的には非常に評価の高いSIMフリースマートフォンです。FREETELさん、MUSASHIの開発大変だっただろうなぁ。

予約はFREETEL公式サイトで可能となっているので、欲しい方は早めに予約しておきましょう。FREETEL端末は人気が高いのですぐに予約分が無くなります。

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