ドコモ2016年夏モデルにarrows NXが無いのは撤退したから?!富士通の中の人に聞いてきた

garumax-2016-05-15_08h11_22

どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

先日、ドコモスマートフォンラウンジ名古屋のドコモの2016年夏モデル先行展示会に行ってきたのですが、皆さんも御存知の通り、富士通のフラッグシップ機である「arrows NX」の姿がありません。

丁度、富士通の中の人が居たので色々聞いてきました。

arrowsのフラッグシップ機は今後も継続してリリース。

ドコモ夏モデル発表後、「あれ?今回は発表機種が少なくない?」と感じた方も多いはず。

Xperiaシリーズは1機種。AQUOSも1機種。富士通に至っては、フラッグシップ機であるarrows NXは発表されなかったという状況。

実はドコモから「スマートフォンの販売サイクルを1年にする」という発表がありました。

スマートフォンは夏と冬の年2回のペースで登場していましたが、2016年夏モデルから年1回のペースでリリースされるそう。

年1回といっても、夏にしか新端末が出ない!という状況ではなく、夏と冬に各モデルを出すそうです。夏にハイエンド端末。又は、ミドルスペックモデルを出し、冬はその逆という感じ。

arrows NXはなくなったわけではなく、しっかり開発中。

中の人曰く、富士通の研ぎ澄まされたフラッグシップ機を今後も展開するとのことで、しっかりと準備はしているそうです。

スマートフォンはSoCの性能向上により、様々な機能の底上げ(カメラ性能の向上等)が可能となりますが、最近はSoCを含む性能向上にも以前のような勢いが無く、限られた性能で半年一度のリリースは流石に無理が出てきたのでしょう。

富士通はミドルスペックモデルが予想以上に好調のようです。

富士通では、2015年冬モデルとしてミドルスペックのarrows Fitをリリースしましたが、総務省が介入した実質0円の廃止やMNPの行き過ぎた優遇のテコ入れにより、端末負担価格増となったので、価格を抑えたミドルスペックモデルが予想以上の評価を得たそうです。

また、富士通はSIMフリー市場にも積極的に端末投入していますが、SIMフリーモデルとしてリリースされたミドルスペック端末の「arrows M02」も好調とのこと。

こうやってお話を聴くと、富士通はミドルスペック端末に力を注ぎ始めていますね。もう暫くするとSIMフリー端末のarrows M02の後継機が発表されると噂されていますし。

今後はミドルスペック端末とハイエンド端末が別々の時期にリリースされそう。

富士通だけに限らず、SONYのXperiaもSHARPのAQUOSも同様に2016年夏モデルのリリースは1機種となっています。

以前、Xperia Xシリーズのコンパクトモデルらしき端末の情報がリークされましたが、そのスペックはミドルスペックとなっていました。

もしかすると、2016年冬モデルはSONYとAQUOSがミドルスペック端末やコンパクトモデルをリリースするのかも。

最近は端末価格が負担増となったので、一度購入すると長期的に端末を利用する方が多くなっているのでしょう。ですので、モデル別に1年一度のリリースというスパンは適切じゃないかなと。

ただ、2016年夏モデルでarrowsのフラッグシップ機が出たら買おうと思っていた方で、富士通のフラッグシップ機がなくなっちゃったとがっかりしていた方はもう暫くの辛抱ですね。

もう少し前もって告知してくれたら良かったのにとは感じますが、開発費の高騰でフラッグシップ機は撤退ということではなさそうですので、ひとまず安心しましょう!

ページトップへ