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「iKOOLCORE R1」発表!手のひらサイズの筐体に大量の有線LANを搭載したニッチなミニPC!

iKOOLCORE R1

手のひらサイズの超コンパクトな筐体に大量の有線LAN端子を搭載した変なミニPC「iKOOLCORE R1」が登場!特徴をチェックしていきます!

iKOOLCORE R1の特徴

iKOOLCORE R1の特徴は以下の通り!

iKOOLCORE R1のハイライト

  • 手乗りサイズのコンパクトな筐体を採用!
  • Celeron N5105/Pentium Silver N6005搭載!
  • SSDは珍しい2242サイズ!
  • LAN端子が4機も搭載!

▼iKOOLCORE R1でまず目を引くのは筐体。75mm×75mm×48mmと手のひらサイズの超コンパクトボディを実現。↓

iKOOLCORE R1

質量も270gと、iPhone 14 Pro Maxよりもちょっと重い程度の重量なので、PCとしては異次元の軽さなのが分かるはず。コレ、スマホじゃなくてPCですからね!?

▼これだけ小さいとなると、気になるのは冷却性能。iKOOLCORE R1には冷却ファン以外にサイドに排気孔を設けており、Pentium Silver N6005で30分間100%負荷をかけても73度までしか上昇しなかったとしています。↓

iKOOLCORE R1

▼搭載するプロセッサはCeleron N5105とPentium Silver N6005の2バリエーションが用意。どちらも4コア4スレッドのエントリー帯のモデルとなります。↓

iKOOLCORE R1

▼Celeron N5105とPentium Silver N6005の性能をザックリ表すとこんな感じ。Celeron、Pentium Silver共に以前よりもかなりパワーアップしているので、10年以上前のモバイル向けCPUよりも性能は格段に上なんですよね〜。↓

  • Celeron N5105:シングルでCore i7-3520M並み、マルチはAthlon Gold 3150U並み
  • Pentium Silver N6005:シングルでCore i7-4600U並み、マルチはCore i3-8109U並み

とはいえ、今の基準での絶対的な性能は高くないので、過信は禁物。オフィスワークやウェブブラウジング、動画再生などの軽作業向きの立ち位置は変わりません。

▼メモリはサムスン製のLPDDR4が8GB/16GB搭載。オンボードでのメモリメーカーを公表しているのはあまり前例がないので、実はちょっと驚いてたり。でもイメージ画像にはSKhynixのチップも並んでるけど…↓

iKOOLCORE R1

▼ストレージにはM.2 2242(NVMe、SATA)タイプのSSDを128GB/512GBの2バリエーション用意。こちらはオンボードではないので、ユーザーによる換装も可能っぽいですね。↓

iKOOLCORE R1

しかし、2280に比べると2242タイプのSSDは単体での購入がかなり困難&割高なので、最初から大きめの容量(512GB)を選んでおくのも手段としてはアリですね!

▼iKOOLCORE R1で一際目を引くのがコレ。LAN端子が4基も搭載されているんですよね。ちなみにLANはIntel製のi226-Vというモデルで、最大で2.5Gbpsの転送速度に対応しているようです。↓

iKOOLCORE R1

▼LANが複数搭載されている利点として以下の通り。↓

  • 一台のPCで複数のネットワークに接続させたい時(例えば、ファイルサーバーを複数のLANへ分けている場合や他のPCへファイル共有の際に接続したい場合)
  • 複数のLANケーブルを1つのケーブル扱いにして、LANケーブルやLAN端子の一部が壊れても通信を継続できるようにしたり、通信速度アップを狙う目的(リンクアグリゲーション)

どのパターンも一般的な用途ではそうそうありませんが、しっかりとしたネットワーク環境が構築がされている環境では通信端末として役立つかもしれないですね!

▼ちなみに、iKOOLCORE R1の端子類はこんな感じ。小さな筐体の割に主要な端子は搭載されているので、詰め込めるだけ詰め込んだ印象を受けますね。↓

  • 有線LAN端子(2.5Gbps) ×4
  • USB 3.2(Gen1)Type-A ×2
  • USB 3.2(Gen1) Type-C ×1
  • HDMI 2.0 ×1
  • MicroSDスロット ×1
  • Type-C(給電用) ×1
  • リセットボタン ×1

▼余談ですが、iKOOLCORE R1は、Linux等のOSではMicroSDカードからのブートが可能とのことなので、Linux PCとしても手軽に使えるのも良いですね!↓

iKOOLCORE R1

変態PCとしてノミネートしてもいいぐらいにニッチ要素が盛り込まれている!

発売日は2月頃。iKOOLCORE R1の記事執筆時点の価格は以下の通り。

  • Celeron N5105+メモリ8GB:229.00〜299.00ドル(約3万円〜約4万円)
  • Celeron N5105+メモリ16GB:249.00〜329.00ドル(約3.3万円〜約4.3万円)
  • Pentium Silver N6005+メモリ8GB:229.00〜329.00ドル(約3万円〜約4.3万円)
  • Pentium Silver N6005+メモリ16GB:279.00〜359.00ドル(約3.7万円〜約4.7万円)

手のひらサイズのミニPCといえば、過去にCHUWI Larkboxが存在していましたが、後継機は現状リリースされていない+同様のコンセプトのミニPCはそうそう出ないので、iKOOLCORE R1はそういったPCが欲しい方にはまたとない朗報と言えるでしょう。

手のひらサイズというだけでも珍しいのですが、LAN端子が4基搭載とこれまたニッチ向けの要素が盛り込まれているので、いわゆる「変態PC」としてノミネートしても良いんじゃないかなぁ。

価格もエントリークラスのCPUを搭載していることもあってか、3万円〜4万円台メインで購入できるようなので、超コンパクトなPCや、手軽に購入できるネットワーク端末、変なPCをお探しの方は買ってみるのも良いかもしれませんね!

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