Intel N50のGeekbenchスコアが掲載。シングルコア性能はRyzen 5 1600、マルチコア性能はCore i7-4500U並みかも!
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Alder Lake-N世代の最下位モデルに位置するIntel N50のGeekbenchスコアが掲載されたようです。
Intel N50搭載PCのGeekbenchスコアが掲載
海外メディアのGuru3Dが、Geekbench BrowserにてAlder Lake-N世代のCPUであるIntel N50のベンチマークスコアが掲載されていると取り上げています。
最初にIntel N50について簡単に解説。
- Intel N50はAlder Lake-N世代のモデルでは最下位に位置するモデル
- 2コア/クロック周波数0.997GHz〜3.4GHzで動作する。ハイパースレッティングテクノロジー(HT)非対応
- 内蔵GPUは16コアとIntel N95と同じコア数で、Intel N100の半分
- TDPが6Wと超省電力
と、簡単に特徴を解説したところで公開されたスコアを紹介していきます。
▼Geekbench Browserに掲載されたIntel N50搭載PCは「clientron N260」と名付けられており、搭載メモリは8GB、搭載OSは64ビットのWindows 10 IoT Enterpriseとされています。スコアはシングルが1054、マルチが1388とのこと。↓
Guru3D曰く、シングルスコアではIntel第4世代 Core(Haswell世代)のモバイル向けCPUや第1世代Ryzenプロセッサと同じくらい、マルチスコアではIntel Core 2プロセッサやAMD FXシリーズと同じくらいだとしています。
Intel N50のGeekbench 6のシングルスコアはRyzen 5 1600、マルチスコアはCore i7-4500U並み!
Intel N50の存在は以前から触れられていたように思いますが、今回Geekbench Browserにて搭載モデルのスコアが投稿されたことにより、その性能の一端が知れることとなりました。
ただ、Geekbench Browserを参照すると、シングルスコアはRyzen 5 1600、マルチスコアでCore i5-2405SやCore i7-4500U並みでしたので、Guru3Dが記載していた「マルチコア性能はCore 2プロセッサ並み」というのは過小評価ではないかなと個人的には思います。
そもそもの話、Intel N50はTDPが6Wと旧CeleronやAthlon Silver 3050eといった超省電力プロセッサに位置するモデルで、2コアの最下位モデルであってもHaswell世代のモバイル向けCore i5〜Core i7程度のマルチコア性能が発揮できるのは驚きの一言。
また、こういったレンジのCPUは格安Windows PCやWindowsタブレットでも採用されるような位置付けなので、Intel N50搭載PCはどのようなモデルが出てくるのか今から期待しちゃいますね!