小規模事業者必見。固定電話番号を持ち歩ける通話転送ではない新サービスを日本通信が発表

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格安SIMのb-mobileを手掛ける日本通信が、従来の固定電話番号転送サービスに取って代わる新たな新サービスを発表しました。

日本通信ではMVNOにおいての新事業戦略である「高い付加価値サービス」の第一弾となります。

沢山の小規模事業者さんが魅力的に感じる素晴らしいサービスです。

スマホで固定電話の発着信が可能。

▼従来の転送サービスでは以下の様に、様々な課題がありました。↓

外出先でも同じように発着信できるようにしたいというニーズは従来からあり、これらに対してさまざまなサービスが提供されてきました。しかしながら、固定電話番号が変わり、初期設定が技術的に複雑なサービスがほとんどでした。しかも転送タイプのサービスのため着信時には転送料金が課金され、スマートフォンから電話をかける時には相手の電話番号の前に事業者が指定する特定の番号を入力する必要があるなど、利便性とコスト面でさまざまな課題がありました。

引用:日本通信、固定電話をモバイルにするサービスを発表-日本通信

日本通信が発表したサービスの特筆すべき点は、簡単に導入出来ること。「SkyGateway」という専用の機器に、電話とインターネットのケーブルを挿すと、自動で設定が完了するという敷居の低さが魅力。

設定が完了すると、スマホから固定電話番号での発信はもちろん、固定電話への着信と同時にスマホ側にも着信。その使い方勝手はまさに、固定電話の「子機」そのものといった印象です。もちろん相手方には固定番号で表示されます。

固定電話の子機との大きな違いは、通話にドコモの回線網を利用することで、ドコモエリアであれば日本全国からスマホを使って固定電話番号で発着信出来ることが大きな利点。

その利点を活かしながらも通話料金は固定電話と同じ。

携帯電話契約が不要と謳っている。

具体的にどのような形で提供されるかは現時点で不明ですが、携帯電話契約が不要と謳っています。

日本通信では、固定電話番号をスマホで発着信出来る本サービスを「モバイルIP電話戦略」と位置づけていることから、格安SIMのデータ通信専用プランと格安スマホを利用したIP電話の一種でしょう。

IP電話は基本的に050から始まる番号ですが、03等の固定電話番号をそのまま利用できるので、ビジネス上の信頼感にも一役買う印象。

個人事業主や在宅ワーカー、少人数企業などでは利便性とコストダウンを図れる画期的なサービスとなりそう。

私の知人も個人事業主として頑張っていますが、一人で活動しているため、やはり固定電話の転送サービスは活用しているそう。今回の発表内容を知人に伝えたら物凄く食いついていました。

少人数で活動している方で、IP電話の050番号を利用している方や利便性の低い転送サービスを利用している方にとっては、信頼感のある固定電話番号から常に発着信出来る環境や、コスト、導入の敷居の低さを考えると非常に魅力的。

具体的なサービス開始時期は明らかとなっていませんが、パートナー企業から順次提供開始という事で、比較的近いうちに提供できる段階であることは伺えます。

簡単、低コスト、利便性、三拍子そろった「固定電話をモバイルにするサービス

現代のニーズに合致した利便性の高いサービスであることは間違いありません。続報を待ちましょう。

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