SOUNDPEATS H3のレビュー!お手頃価格で3基ドライバー採用のフラッグシップBluetoothイヤホンを試す
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SOUNDPEATSからフラッグシップのBluetoothイヤホン「SOUNDPEATS H3」が登場。なんと3基のドライバーを搭載するという贅沢っぷり。という訳で実際使ってどうだったのかレビューでまとめていきます!
ちなみにお値段は15,880円。同社のイヤホンとしては高価な部類ですが、かなりコスパは良いですねぇ。あとこの製品は箱出しで評価しちゃダメなやつです(後述)
2025年5月23日に発売済みなんですけど売れに売れまくって生産が追いつかないほど人気なようで、6月中旬くらいから安定供給できるようになるとのこと。在庫があったら速攻買っておきましょう。
■SOUNDPEATS H3■
初出時価格→15,880円
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SOUNDPEATS H3のスペック
ドライバー | 12mmのダイナミックドライバー(低中音域) バランスド・アーマチュアドライバー(中央音域) バランスド・アーマチュアドライバー(高音域) |
再生周波数帯域 | 20Hz-40KHz |
Bluetooth | 5.4 |
Bluetoothチップ | QCC3091 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
重量 | 単体6g |
再生時間 | 本体:7時間 ケース充電込み:37時間 ※AAC/音量60%/通常モード |
急速充電 | ◯:10分の充電で2時間再生 |
ANC | ◯:AI適応型 |
外音取り込み | ◯ |
通話用NC | ◯::cVc 8.0 |
風切り音低減 | ◯ |
マルチポイント | ◯ ※LDACと両立不可 |
ゲームモード | ◯ |
脱着認識 | ✕ |
防水 | IPX5 |
3基のドライバーを採用、ハイレゾ認証取得やLDAC/apt-X Lossless対応、同社最高峰のノイキャンなどなど贅沢な仕様となっていますね〜。さすがフラッグシップ。
SOUNDPEATS H3のデザインをチェック
筆者はSOUNDPEATS Air5 Proを愛用しているんですが、もうケースから高級感が漂ってます。
ブラックにゴールドの差し色はイヤラシさが無く、なんともお上品。レザー調デザインやメタル風のプレートも良いアクセントになっていて、「あ、これエエやつや!」と感じるフラッグシップらしい装飾。
▼ケースには充電用のUSBポート、背面にはペアリング用のボタンが備わっています。↓
▼ケースもSOUNDPEATS Air5 Proと比べると結構ゴツい。まあイヤホンもゴツいですから。↓
▼オーソドックスなデザインのSOUNDPEATS Air5 Proと比べるとこんな感じ。SOUNDPEATS H3はイヤホンの装飾パネルにIML成形技術を採用しているそうです。↓
金属のような美しい光沢を放っていますねぇ。あと「どや!中身も見てみろ!」と言わんばかりのシースルデザインも自身ありげでGood。
SOUNDPEATS H3を使ってみた所感
ここからは実際にSOUNDPEATS H3を使ってどうだったのかピックアップしていきます。
(個人的に)装着感が良かった
3基のドライバーが詰め込まれているやや大ぶりのボディーで重量は片方で6g。
これは重いかも?と思って耳に装着したらあら不思議。ジャストフィット。
▼イヤホン内側の突起が良い感じに耳の内側に引っかかるるので、落ちる気配は全く感じません。↓
ただ装着感は人それぞれ感じ方が違うので付属しているS/M/Lのイヤーチップを付け替えながらお試しを。
▼ちなみにイヤーチップを取り外すとこんな形状でした。↓
見た感じ汎用品も取り付けられそうな形状だったので自身に合うサードパーティ製を使ってみるのも良さそうですね!ただケースはイヤーチップを内部に突っ込むタイプなのでサイズや形状にはご注意を。
アプリで自身の耳に合うサウンドに調整してくれる
SOUNDPEATS H3の性能・機能を最大限利用するには専用アプリの「PeatsAudio」アプリを入れましょう。
▼まずは装着テスト。イヤーチップのサイズが合っているかチェックしてくれます。↓
▼次は適応型EQの調整。自身の耳に合うイコライザー設定を診断してくれます。↓
イコライザー設定が苦手な人はとりあえず適応型EQを設定しておけばOK。
もちろん自分好みの音質にもカリッカリにチューニング出来るので自身の耳が幸せに感じる音質に追い込むのも全然あり。
音質、自由自在なのがヤバい
SOUNDPEATS H3はマニュアルで音質を弄っていると、そのポテンシャルの高さに気付くはず。
箱出し音質では低音に結構インパクトあって、んんん?と思ったんですが、エージングするとマイルドに。さらにサウンドイコライザーをイジると化けますねこれ。音の密度もこの価格帯なら申し分なし。
ふむふむ。SOUNDPEATS H3はユーザー自身が調整を行うタイプのイヤホンですね。
低中音域と中高音域で柔軟な調整ができる
イヤホンの多くはドライバー1基という製品が多く、例えば低音域を膨らませると高音域まで引っ張られてしまい全体的にボンヤリすることがあります。
そうなると結果的に全体の解像感までボヤけてしまうこともあるんですよね。このあたりは各社のチューニングの腕の見せどころってわけです。
▼一方でSOUNDPEATS H3はチューニングだけでなく、力技的なアプローチが含まれています。それが3基のドライバー構造。↓
豊かな低音域と中音域を表現するPU+ウール素材の振動板を備えた12mmの大口径ダイナミックドライバーと、中高音域に1基、高音域に1基という贅沢な2つのBAドライバーを搭載した計3基のドライバーを搭載しているので、分離された低中音域・中高音域を個別に膨らませることがなんとも容易なのです。
なので例えば「同じ音量で高音域だけ跳ねさせる」とか出来てしまうんですよこれ。
中音域は低音・高音調整でやや引っ張られる傾向があって分離感はもう一声欲しかったところなんですが、価格を考えると贅沢な不満かも。
全体的に忠実な音を再現できるのはもちろん、脳みそが揺さぶられるような野性味ある低音域の表現、脳天をカツーンと貫く閃光のような高音域の表現までユーザーの調整次第でカバー出来るのは率直に凄いですねぇ。
この価格帯だと音質の柔軟性と解像感は相当良い
3基のドライバーによる分離した各音域で柔軟な調整ができること、さらに分離された音域での調整が行えるので解像感も保ちやすいです。この点はSOUNDPEATS H3最大の強みかなと思いました。
あとこの価格でそれらが実現できていることが凄いですねぇ。そりゃウン万円する製品だったら驚きも少ないかも知れませんが、これ2万円を大きく切っている製品ですからね。凄い。
音質というものは、最終的には自身の耳が幸せを感じるものが正解だと筆者は思ってます。正解は人それぞれ千差万別ですが、多くの人が正解に近づける&追い込める調整幅の広さを有している点を筆者は高く評価したいですねぇ。
手に入れたらぜひマニュアルでEQ設定を弄くり倒してみて下さい。15,880円でここまで出来るの?!と調整幅にビックリできるはず。
そうそうセッティングする時は「全体イメージ」を大切にしましょう。特に低中音域と中高音域はピーキーにセッティングしすぎるとまとまり感が薄くなるので注意!
ノイズキャンセリングや外音取り込みは十分な性能
ノイズキャンセリングは同社最強クラスの-55dB。過去モデルと比べると確かに全体的な消音感は高まっています。
ただ中高音域は価格帯は異なりますがAirPods Proには及ばない感じかなー。とは言えこの価格帯だとこれまた贅沢な不満かも。
外音取り込みも必要十分な感じではありますが、風切り音は低減機能を搭載しているみたいですが結構拾います。
不満点も書いておきます
使っていて不満に感じたことも書いておくので参考に。
SOUNDPEATS H3はLDACに対応しているんですが、マルチポイント機能(例えばPCとスマホの2つにシームレスで切り替えられる機能)と両立することが出来ません。
LDAC使うならマルチポイントは諦める。マルチポイント使うならLDACは諦める。という感じなので注意。
あとイヤホンを外すと再生停止、装着すると再生開始ができるイヤホン脱着認識機能も付いてません。他のSOUNDPEATS製品では備わっているモデルもあるので本機はオミットされてるようです。あれ便利だったので残念。
SOUNDPEATS H3まとめ
SOUNDPEATS H3は箱出しで完成されている音質の製品というよりも、ユーザーが調整を行うことで各自の目指すゴールに近づける製品かと。SOUNDPEATSもいよいよ、この域に踏み込んできたなーって感じですねぇ。
この価格帯の製品は「どや!ウチがチューニングした音はエエやろ!」的な箱出し完成系が一般的で、高価格帯製品と比べて特に分離感が及ばないポイントではあったので、その点を突破してきたのは結構衝撃的。
ただ低中域、中高音域、高音域と物理的に分離しているドライバーを搭載しているので細やかな調整を心がける必要はあります。解像感は保ちやすいんですが適当にセッティングするとまとまりがなくなるので、そのあたりのチューニング込みということで中上級者向けかな。
いや〜、それにしても凄いの出てきましたねぇ。レビュー前から色々と情報は漁っていて凄そうだなって思ってたんですが、これはインパクトある製品でした。そりゃ売れるわって思いましたもん。
特に1万円前後のイヤホンを買って”音質に拘りを持ち始めた人”にぜひとも触ってもらいたいですねぇ。それではSOUNDPEATS H3のレビューでした。参考になれば幸い!
■SOUNDPEATS H3■
初出時価格→15,880円
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