Nexus5xを使わなくなった理由。普段使いはストレス製造マシーン

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去年9月、Googleのリードデバイスとして登場したNexus5x。

私は、最新のAndroid-OSを触りたかったので発売と同時に購入しましたが、約4ヶ月間使ってメイン端末からその座を退いて頂きました。

何故、最新の端末を使わなくなったのか。

その理由を残します。

動作の鈍さ、もう絶えられない。

Nexus5xでチラホラ報告の挙がっていた「動作の鈍さ」を私も身を持って体験してきました。

私はモバイル端末に「軽快さ」を求めていたので、動作が鈍い事がダイレクトにストレスとなり、必要なときに素早く実行できない物は、たとえ最新の端末であっても不要と判断したため、メイン端末から外しました。

使うとどんどん鈍くなるNexus5x。

1日1回は再起動必須です。

再起動することにより、メモリも開放され動作の鈍さは解消されます。ただ、動作が鈍くなる感覚が比較的速いため、複数のアプリを利用した後などは、Nexus5x全体の動作が鈍くなることが多いですね。

困ったことに、一度動作が鈍くなってしまった場合は中々回復しません。再起動するほうが動作の鈍さを解消するのに圧倒的に速いんです。

動作が鈍すぎて「ズレ」の生じるカメラ。

スマートフォンでよく使う機能の1つであるカメラ。もうダメダメです。

画質等は申し分なく「しっかり撮れた画像」はとても綺麗です。

しかし、動作が鈍い。

まず、カメラが立ち上がらない。これ、撮影したいって時に非常に困ります。また、連射は処理が追いつかなく所どころ止まります。

「ぽんぽん…..ぽぽぽぽぽん」みたいな感じで一定では無いのです、これじゃあ連射して綺麗に撮影出来た一コマを選ぶようなスタイルでは使い物になりません。

なんせ、連射が止まっている間、コマ落ちしているのですから。

そして最大の問題は、動作が重すぎるゆえの「ズレ」

撮影ボタンを押して、「ぽん」とシャッター音がなるまでタイムラグがあるんです。酷い時には2~3秒というタイムラグ。もうホント使い物になりません。

シャッターチャンスを撮影者が逃していなくても、Nexus5xが逃してしまうのです。

もちろんカメラ動作の鈍さは、Nexus5x自体が鈍くなっている事もあり、波があります。再起動直後は軽快に撮影できます。

でも、使いたい時に動作が鈍くなってしまっては意味がありません。

しばらくはAndroidバージョン確認用に使います。

動作の鈍さについては、Android6.0で標準となっている暗号化の影響との指摘もあることから、今後改善される可能性あり。

しかし、現時点でユーザーは再起動するしか、動作の鈍さを解消する事が出来ません。

動作が鈍いまま使い続けると、文字入力で追いつかない程です。Android端末黎明期のあの鈍さを疑似体験できますよ。LINEのスタンプや絵文字も表示に時間がかかるので、Nexus5xの動作が鈍くなると至る所で影響がでます。もうストレスマッハ。

というわけで、しばらくはメイン端末から外して、最新のAndroid-OSを楽しむだけの端末として使おうかと。

やっぱりAndroid6.0が悪いのかな。

Nexus5xで使われているSoCなどは、他の端末でも幅広く使われていますが、同様の症状が報告されていません。

内部のメモリ解放であったり、暗号化であったり、ソフトウェアが煮詰まっていない感じがプンプンします。

そもそもNexus5xはAndroidの最新バージョンを利用できることが最大のウリですので、その様な不具合的なものも十分ありえます。

購入検討されている方はNexus5xのコンセプトを知っておきましょう。

ボロカスに書いてますが、Nexus5xはAndroidのバージョンアップが確約されている端末ですので、その点はとても魅力的な端末ですよ。元々それ目当てで購入したので気に入っています。

おサイフ機能が使えないだとか、防水防塵では無いだとか、仕様上で判明する事に対しては、もちろん想定して購入に至ったわけですが、動作の鈍くなる部分は、使ってみなければ分かりません。

普段使いすることによって構築された状況で無ければ、動作の鈍さも感じ取れないでしょう。

つまり、店頭デモ機では分かりません。アプリを導入して、しばらくの期間使い、データを蓄積することによって、自分仕様のNexus5xになってから、動作の鈍さに気がつくのだと思います。

現時点では普段使いにNexus5xはオススメは出来ません。完全にガジェットギーク向けです。

ドコモなどでも、他の国産品と並んで販売されていますが、Nexus5xを購入するのであればコンセプトを十分に理解した上で購入して下さい。

私はNexus5xをAndroid端末のお手本となるリードデバイスであることを再認識して、それに沿った楽しみ方で利用したいと思います。

普段使いは使い勝手の良い端末が最高です。

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