【詐欺】Xiaomi Mi 11 Proの偽物をレビュー。割と使えるかも?と期待してたら思いきり裏切られた
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みんなに伝えていたとおり、Xiaomi Mi 11 Proの偽物を購入した。この記事ではXiaomi Mi 11 Pro(PakuriEdition)と呼ぶ。俺は偽物と知った上で購入したから良いけど、他の人はたぶんドブに金を捨てることになるぞ!
▼ちなみに価格は10,877円と激安!と思っていたが、実際に触ったら・・・この価格でも高いと思った!↓
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中国では国内メーカーも関係なくパクる
この類の製品に手を出すのは初めて。どうせiPhoneとかGalaxyとか海外メーカーをパクってんだろ。と思っていたが、どうやら奴らはそんなの関係ないらしい。
Aliexpressという中国のAmazonみたいな巨大ネットショップではそういった製品は弾かれてるんだろうと思っていたら、パクリ製品がワンサカ出てくる!
それも、XiaomiとかOPPOとかHUAWEIとか奴らにしてみれば自国メーカー品もパクリまくり。お前ら仲間じゃないのか!
あと、俺はパクリ製品に対しては情弱だからAliexpressで買ったけど、こういった製品はWishってところで沢山扱っているらしい。次からはそっちで買う。
そんな俺が最初買おうと思っていたのがiPhone 13 Pro Maxのパクリモデルだったが、業者が送ってこなかった。
というわけで、保険的に買っていたXiaomi Mi 11 Pro(PakuriEdition)が無事に届いたのでゆるくレビューしていきたい。
さすが中華スマホ。同梱品は豪華だった
ゴミ袋のような輸送袋に入ってXiaomi Mi 11 Pro(PakuriEdition)が届いた。結果的には中身もゴミだったが付属品の内容をレポートする。
▼まずは外箱。ありとあらゆるパクリスマホを入れる事のできる汎用性の高さに驚いた!さすがパクリ大国中国。しっかりしてらっしゃる。↓
▼本体以外の付属品は以下の通り。↓
- 保護ケース
- 保護フィルム(貼付け済み)と保護ガラス(スペア)
- 有線イヤホン
- 充電器(海外仕様)
- USB-Cケーブル
付属品はザ・中華スマホといった感じで豪華。凄いなーっと思いながらスマホを充電しようと充電器をコンセントに挿したら火花が出たよぉぉおお!怖くてもう挿せねぇ。
一応、良心的だと思ったのは品質はさておき付属品が新品だったこと。以前Aliexpressの謎業者から買った謎スマホでは付属品のイヤホンに耳糞が詰まっていたからな。
▼そうそう、フリーギフトとして謎のバンカーリングと128GBのMicroSDが付属していた。たぶんMicroSDは偽物だと思う。↓
デザインを寄せるための努力は認める
▼続いてデザインを見ていこう。ちなみに販売ページの製品写真はこれ。狭額ベゼルにパンチホール!このデザイン、すごくかっこいい!↓
▼で、実機なんだけど背面は安っぽいプラスチック製だ。カメラ部分のデザインはよく似ているが、パチもんの安っぽさは抜けきっていない。だが、そこが良い!↓
▼ちなみに背面カバーはガバっと外れる。このタイプ久しぶりにみた。↓
▼続いてはディスプレイ。ベゼルは・・・え?めっちゃぶっとい!↓
▼そんなベゼルの太さを気にしていた気持ちを一発で吹き飛ばしてくれたのがパンチホール。ではない。これはパンチホールに似せるためにノッチを無理やり左に寄せたやつだ。面白すぎるしこの努力は認めざるを得ない!↓
▼その他の配置は以下の通り。ボタンの形とかも全然違うぅぅううう!↓
噂のWELCOMEロゴを確認
Twitterで偽物スマートフォンの話に華が咲いていたとき、「WELCOMEってロゴありましたか?」と聞かれた。どうやら、この類の詐欺製品ではWELCOMEロゴが表示されるらしい。
俺のは違う。きっと違うメーカーのだ。なんなら中身だけUMIDIGIとかもあり得る。と思いながら電源を入れたが・・・
▼ポロロポロロンとチープな起動音と共にWELCOMEと出てきやがった。ちくしょう。騙された!ちなみにAnTuTuではWelcom M11 Proと出てくる徹底ぶり。↓
だいたい嘘と偽装
パクリ製品は信じてはいけない。スペックに書かれていること、本体に書いている印字など、ほとんど嘘と偽装である!
▼まずはカメラ。108MPと書いている。凄いじゃんって思うだろ。安心してほしい。コイツに乗っているカメラは64MPだ。↓
▼こんなに安いのに画面内蔵指紋?!ちゃんと指紋登録もできた!凄いと思うだろ。でも、登録した指以外でも他人の指でも解除できるし、なんならタッチペンでも解除できる。ここに何かが触れると問答無用でロック解除される。セキュリティーはガバガバよ!↓
▼ストレージは驚異の512GB。試しにデータを入れてみると・・・8GBちょうどで内部ストレージの容量がめちゃくちゃ少なくなってるぜ!と警告が出やがった。512GBという表記は飾りだ飾り!↓
「普通に動けば良い」という想いも、砕け散る
パクリといえど時は2021年も後半。どんなに安いパーツを使ってもそれなりに動くはず。
俺のイメージは、見た目だけパクリで中身はUMIDIGIクラス。割と普段使いできるレベルなのではないかと予想していた。が、見事に悪い意味で裏切られてしまった…。
▼まず、初っ端に起動して気がついた。Google系アプリの一部に「GO」の文字がある。これは超低スペック向けに軽量化されたGoogle系アプリだ。嫌な予感しかない。↓
試しにGoogle Maps GOアプリを起動してみた。さすがに軽量版ならサクサク動くっしょと思って試したら、GOエディションでも恐ろしく重い。
WEBブラウジングをしようものなら、2015年くらいに出た超ローエンド機なみの動きである。あの頃のまま帰ってきた。それがXiaomi Mi 11 Pro(PakuriEdition)なのだ。
見たこともないSoC、止まるAnTuTu
SoCは何を搭載しているのだろうか。
AnTuTuで調べてみるとMT6889+らしい。型番でググってみたらXiaomi Mi 11 Pro(PakuriEdition)などパクリスマホが上位にヒットした。どうやらパクリモデル御用達SoCらしい。
性能が知りたくてAnTuTuを走らせてみた。AnTuTuは当然のようにライト版だが、冒頭の3Dでさえカックカクだ。そしてフリーズした。完走しないんだけどぉおおおお!
というわけでベンチマークは諦めた。ベンチしなくても分かる。これは糞性能だ。
カメラの画質がうんこ
最後の望みであるカメラ。
カメラ横には108MPと書いているけどハードウェアは64MP。ガッカリはしない。腐っても64MP。凄いじゃないか。たった1万円そこらのスマホに64MPだぜ?
▼ちなみに販売ページではこんな写真が撮れるとアピっている。これは期待せずにはいられない!↓
▼アウトカメラでパシャ!画質うんこでしたー!↓
▼インカメラで自撮りをパシャ!画質うんこでしたー!↓
▼インカメラはポートレートにも対応している!調整うんこでしたー!↓
以上である。
まとめ
過度な期待は禁物。というレベルではない。ドブに金を捨てるレベルである。
もし、「外見だけパクリでそこそこ動けば面白いから良いじゃん」って思ってこの類の製品を見つめていたのなら、俺と同じようにその期待は裏切られるぞ!
俺も手に取るまでは若干期待していたが、これは、ゴミ袋に入って届いたゴミだった!だ、騙された〜!!!!
ただ、払った値段分は笑いでもとをとったと思う。
コイツを触っている時間は、最新スマホのどれを触るよりも楽しかった。ずっと笑いが耐えなかった。コイツはある意味最高である。
さて、次回はどのパクリモデルを買おうか。スマホ以外も興味があるから知っている人は教えてほしい。
ちなみに買ったのはこれ。おすすめはしない。