地図アプリ「what3words」のCMが意味わからないと話題。使い方や活用法の詳細まとめ

最近テレビで地図アプリ「what3words(ワットスリーワーズ)」のCMをよく見かけるが、世間では「意味が分からない」と話題沸騰中である。ということで仕組みや使い方、活用法など詳細をまとめておく。

what3wordsのCMが意味わからない

▼まずは以下をご覧頂きたい。↓

「つづき。ほこる。しゅうり」・・・は?

動画を再生すると、「つづき。ほこる。しゅうり」という単語が出てくる。意味不明である。

何度か動画を見るとwhat3wordsがどのようなサービスなのか俺は大体分かったが、テレビ番組の間に流れる一瞬のCMでは「???」と感じた方も多いんじゃなかろうか。

とうわけで、what3wordsってどんなサービスなのかチェックしていこう。

what3wordsってどんなサービス?

what3wordsは地図アプリで「3m×3mの範囲で位置を把握できる」のがウリである。

2018年頃に一度話題になったがそれほどPRしておらず、2021年11月頃から本格的に日本でPR開始。ってことで最近よくCMなどでよく見かけるようになった。

3m×3mのマス目に「3つの単語」が割り当てられている

CMでは「つづき。ほこる。しゅうり」など、意味不明な3つの単語が紹介されているが、この単語の並び自体に何か意思を伝えるような特別な意味は無い。単語を3つ組み合わせたものがwhat3wordsの位置情報そのものなのである。

マス目の1つ1つに「3つの単語を使った住所」が割り当てられていると考えたら分かりやすいだろう。

この、3つの単語の組み合わせは住所のようなもんだから他のマス目と重複しない。つまり、同じ単語をwhat3wordsで検索すると、誰でも同じ位置を瞬時に把握できるのである。

▼ちなみに「つづき。ほこる。しゅうり」は富士山がキレイに見える場所らしい。what3wordsで調べたら東京都内でのスポットだった。↓

what3words

what3wordsの活用法は?

what3wordsは、3m×3mという細かいマス目で区切られていることから、様々な活用ができる。例えば

  • SNS映えするピンポイントスポットを共有する
  • 複数の入り口がある建物で入り口を指定する
  • 広い駐車場で駐車位置を把握できる
  • 広い公園で詳細な位置を伝えられる
  • キャンプで自分の位置を知らせる

パッと思いつくだけでも色々シーンで活用できる。特に「目印の無い場所」や「位置を伝えるのが難しい場所」でもピンポイントで位置を共有できるのは画期的&便利である。

ここまでは個人での使い方が中心だが、この仕組を利用すると商用サービスでも活用できそう。例えば

  • タクシーの迎車位置を伝える
  • 出前の受け取り場所を伝える
  • 宅配サービスの受け取り場所を伝える
  • 被災時に位置情報を伝える

といった感じだ。様々なサービスでwhat3wordsの仕組みが導入される日も遠くないような気がする。

とにかく、世界を3m×3mのマス目にしてそれぞれが割り当てられた位置情報を持ち、その位置情報を簡単に共有できる仕組みは素晴らしいと思う。

what3wordsの使い方は難しい?

what3wordsの使い方は超簡単。

3m×3mのマス目を表示する「地図」は、GoogleマップかAppleのマップのどちらかを選べるから普段使っているマップアプリを指定してやればOK。今回はGoogleマップで紹介する。

▼ちなみにマップの変更や表示を航空写真に切り替えるには以下から行える。↓

what3words

▼それでは実際に使ってみよう。マップを拡大していくと3m×3mのマス目が見えてきた。↓

what3words

▼マス目をタップすると、そのマス目に割り当てられた「3つの単語」が表示される。俺が指定した場所も、いま記事を見ている人がwhat3wordsで同じ単語で検索すると瞬時に場所が分かるはずだ。↓

位置情報の共有相手はwhat3wordsアプリ不要

what3wordsを利用した位置情報を他の人へ共有したい場合、「共有する相手」もwhat3wordsアプリが必要なのだろうか?答えはノー。

位置情報を共有すると相手には「URL」が届く。共有された側はURLにアクセスするとWEB版のwhat3wordsに繋がり3つの単語を用いた位置情報を確認できるのである。

▼位置情報を共有するには「シェア」から行う。シェアをタップするとスマホの共有機能が開き、スマホにインストールしているメールやLINE、チャットアプリ、SNSなどから位置情報を送ることができる。↓

what3words

▼届くメッセージはこんな感じ。※「単語」は位置情報により異なる↓

目的地の正確な位置を示す3ワードアドレスは以下のとおりです。3ワードアドレスは3つのランダムな単語の組み合わせでできており、世界中の3メートル四方に割り当てられています。

///単語1。単語2。単語3

ここにURLが表示される

what3wordsを使った場所へ簡単に行ける

例えば、待ち合わせ相手から集合場所をwhat3wordsの位置情報で伝えられたら、そのスポットに行くにはどうすれば良いのだろうか。これも非常に簡単である。

「道順を表示」をタップするとGoogleマップやAppleのマップが選択できる。各マップアプリではスポットされた位置が目的地設定されているから、あとは各マップアプリのナビゲーション機能を使えばOK。↓

普段からGoogleマップやAppleのマップアプリを利用しているなら使い方に迷うことも無いはずだ。

もちろん、what3wordsアプリを入れていないユーザもWEB版のwhat3wordsから「道順を表示」をタップすることで各マップアプリを起動してナビゲーションを利用できる。

言語が異なっても同じ位置情報をスポットする

冒頭で取り上げていた「つづき。ほこる。しゅうり」の単語は平仮名で表示されているが、表示言語を英語に切り替えると「walnuts.keys.case」となる。

もちろん、どちらの単語でもwhat3wordsで検索すると同じ位置をスポットする。つまり、3m×3mの各マス目は多言語に対応しているのである。

例えば、海外の友人に会いに行った時、what3wordsで位置情報を英語で伝えられた場合、伝えられたままの単語で検索すればOK。

what3wordsは世界中で展開しているサービスだが、利用するユーザーの言語が異なっても同じ位置を示してくれるのはありがたい。が、この仕組みを知っていないと「普段使っている言語と違う単語が送られてきた時」に戸惑うこともあるから知っておきたいポイントである。

what3wordsはめちゃくちゃ画期的な位置情報サービスだった

CMを見た時は、「は?意味が分からない」と思い気になって使ってみたが、言葉では伝えづらい場所を的確に素早く伝えられるのは想像以上に便利である。

what3wordsを使い始めてから、早速役に立ったので紹介しておく。

俺と弟は古着が好きでよく高円寺の店舗情報を交換しているんだが、店舗の位置がまあ分かりづらい。言葉や文字では伝えづらい店の場所もwhat3wordsを使ってみたら一瞬で伝えられた。

電話やメールで細かい場所を知らせるよりも位置を伝える速度が圧倒的に早いし高精度。また、伝えたい場所をタップして共有するまでが簡単なのも気に入っている。

こんな感じで使ってみたら凄く便利だったが、あのCMでは「どんなサービスか」「何が出来るのか」「どのよう使うのか」が分かりづらく魅力が半減している気がしたので記事にしてみた。

ってことで、めちゃくちゃ便利なサービスだからこの記事は認知度向上の意味も込めて皆も拡散してほしい。以上!解散!

what3words

what3words
開発元:what3words Ltd.
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