Xperia 1 IV SO-51Cのレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
ドコモ「Xperia 1 IV SO-51C」の試用機会を頂いたので、実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けしますよ!
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Xperia 1 IV SO-51Cの特徴は?
Xperia 1 IVはSonyの最新フラッグシップモデルとなります!Snapdragon 8 Gen 1を搭載し、カメラは全カメラで瞳AFに対応したり光学倍率など強化されているハイエンドスマホ。今回の個体はドコモ版(SO-51C)となります。お値段190,872円…たっけー!!
▼実機で概要をまとめたYouTube動画も出しているのでレビュー前に視聴してみて下さい!↓
それでは開封して触っていきましょう!
▼付属品はクイックガイドのみでした。高級ハイエンドモデルと考えるとショボいけど、キャリアモデルはそういう傾向があるので仕方ないとはいえ、最低限ケースだけは欲しかったっすね。高いからうっかり落として壊したりするとマジでヘコむ。↓
Xperia 1 IV SO-51Cのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
Xperia 1 IV SO-51Cを使って気に入った・気になった点まとめ!
Xperia 1 IVを使って気に入った・気になった点をまとめてたので購入前の参考にしてみて下さい!
シンプルでスタイリッシュなデザインはとても良い
▼Xperia 1 IVのデザインは「ザ・スマートフォン」という感じで、非常にシンプルで硬派かつ無駄のない、まさにXperiaらしい風合い。先々代からほとんどデザインは変わっていませんが…今見ても、実にカッコいいです。↓
▼Xperiaらしい21:9の縦長比率形状ゆえにものすごく細長さも感じられますね。ほかのスマホとは一線を画したデザイン。まるでガラケーです。ディスプレイ形状もノッチやパンチホールがないシンプルな形状ってのも筆者からすればとても好き。↓
▼持ち心地はソリッド感はあるんですが、細長さがあるおかげで片手でも結構持ちやすいです!ただやはり大画面スマホの宿命ゆえに上部に指は届きません。ちなみに重量は187gで、サイズに反してそれほど重くはありませんでした。↓
側面は完全フラット形状。背面同様のサラサラな質感です。各種ボタン配置は以下の通り!
▼左側面には何もありません。ものすごくスッキリしてる。↓
▼右側面には電源キーと音量キーが配置されています。ありふれたタイプのボタン配置。↓
▼上部には3.5mmイヤホンジャックとノイキャン用マイク!イヤホンジャックがあるって良いよね!↓
▼下部にはSIMスロットと充電端子!SIMスロットはピンいらずで、ツメで出すことができます。ピンを持ち運ぶ必要がないので嬉しい!↓
超ハイパフォーマンスだが発熱もかなり多い
▼Xperia 1 IVは説明不要の超!ハイエンドモデル。それ故に性能はすげー高いです!アプリの立ち上げ、切り替えも非常にサクサク。引っ掛かりもありません!高い性能ゆえにゲームも高画質で遊べます。↓
しかし発熱は酷いのが欠点中の欠点。重いゲームだけじゃなくカメラで撮影、録画しているときや急速充電でさえもすぐ本体温度が気になってくるレベルになってしまうのは辛い。
▼発熱してしまうことがあるハイエンドとはいえ、今回のXperia 1 IVはその中でも顕著です。しかも暑い状況ではカメラで野外撮影しているだけでもアツアツになって不快感がすごいし、カメラの一部機能も制限されてしまいます。↓
▼パフォーマンスもモロに発熱の影響を受けます。AnTuTuも連続で回してみたところ、1回目では80万点だったのが、2回めでは74.4万点、3回目では73.9万点にまで落ち込みました。他スマホの連続測定よりも点数変動は激しい。↓
また発熱中はリフレッシュレートが60Hzで固定されてしまうため、120Hzで常用している筆者からすればかなり違和感を感じてしまいます。パフォーマンスの低下を体感させられる…
公式サイトには放熱しやすいって記載はあっても冷却機構を搭載している旨はなかったのでもしかしたら非対応の可能性もあるのかな?とりあえず実機では発熱がとっても気になったので共有しておきます!
カメラ性能をチェック
Xperia 1 IVのカメラは1,220万画素のトリプルカメラ。メイン+超広角+ペリスコープ望遠の組み合わせ!さらにカメラブランドZEISSの監修も受けています。
またXperia 1 IVでは新たに全カメラで瞳AFができるようになっているのが大きな特徴。瞳を検出してそこにフォーカスを合わせることで、どんな画角でも人物に焦点を合わせられるのがポイント。
▼あと顔認識も精度がすごく優秀!独身ゆえ撮影する相手がいないんで自分の写真で試してみたんですが、カメラを変えたりアングルを変えても相手に食らいつくように顔認識のマーカーが飛んでいきます。こりゃすげぇ!↓
▼またXperia独自ともいえるのがこの本格的なカメラUI。一般的なスマホのProモードのようなものなのですが、デザインは一眼レフカメラのαシリーズのようにカッコいいですし、調整項目もとっても多くてガチさを感じられます。↓
▼シャッターボタンを搭載しているため、片手でラクに撮影できたのはもちろん、半押しでフォーカスも合わせられるので、マジで本物のカメラって感じで使ってて楽しい!↓
あとシャッター音はやっぱり消せないんですが、シャッター音自体は結構控えめだったりします。「カチ…」って小さめの音。筆者が聞いた感じ、iPhoneとか他社スマホよりもおとなしめなので、野外で周りの目を気にせず撮影しやすいっていう心理的なメリットも大きいですね。
▼写真写りはやはりハイエンドらしくすごく良い。多くの中華スマホに見かけられるようなハデさとか映えではなくリアル基調な色合い。肉眼で見たように忠実な作例です(画像は縮小以外加工していません)。写真はすべてBASICのオートモードで撮影しています。↓
▼赤いお花も忠実でキレイに撮影できています。チープなエントリースマホあたりだとピンクっぽくなったりボヤボヤ、のっぺりした感じが出てしまうけど、Xperia 1 IVはそんなことありません。↓
▼逆光だとこんな感じ。撮影当時はメチャクチャ日光が強く明暗差があったのですが、HDR対応のおかげか暗くなっててもディテールをしっかり描けています。↓
▼超広角カメラも良い感じ。グーンと広く風景撮影や臨場感のある写真も撮れます。歪みもありません。↓
▼メインカメラとの差はこんな感じ。色合いの差と違和感はなくいい感じ!左がメイン、右が超広角カメラで撮影した写真です。↓
▼超広角カメラの逆光はメインカメラ同様で、かなり暗くてもしっかり描写できていました。↓
Xperia 1 IVのペリスコープ望遠カメラは他にはない可変式。3.5~5.2倍間も光学ズームができるんす。望遠に強いのはもちろん、それほど離れていなくても高精細なズーム撮影に対応するのがミソ。
▼3.5倍、中間あたりを適当に4.6倍、5.2倍で撮ってみました!何処でも綺麗な望遠撮影ができるのが嬉しい!↓
▼ポートレートカメラで撮影。嬉しいことに物撮りもできるタイプでした!写真のようにモノを強調した撮影もできますね。切り分けの精度も良く、丸い穴や切り口の小さなくぼみも切り分けできています。↓
▼メインカメラ夜景撮影。手持ちであってもかなりキレイ!空にはノイズらしきものもなく、照明部分も白飛びはかなり抑えられてますね。シャッターボタンもあるので画面のボタンを押すより安定させやすいのもあり、撮ってて楽しい(`・ω・´)。↓
▼同じ場所で超広角の夜景撮影。こちらもメイン同様の写りの良さ!暗い場所でもノイズがありません。↓
▼インカメラで撮影。ビューティー補正も入っておりキレイに撮影できました。肌の質感も自然なままでキレイにできてて好印象!↓
▼動画撮影。手ブレ補正もバッチリ効いていました!歩き撮影もこなせていい感じ。なおHDR撮影や4K画質の撮影では手ブレ補正に非対応でした。↓
指紋認証は早いがタッチ認証しかできないのはネック
Xperia 1 IVは電源キーと一体型の指紋センサーを搭載していますが、正直筆者からすれば画面内にしてほしいなぁって思ってしまうんす。
▼ハイエンドらしく指紋の認証速度や精度は良かったんですが、触れただけで認証してしまうので誤認証が結構頻発しました。画面を点灯させてから認証させるって設定ができるようになって欲しいんだけどなぁ。↓
ディスプレイは超美しい。ノッチがないのはいいね!
Xperia 1 IVディスプレイは4K解像度で21:9比率ととにかく縦長!SNSの表示範囲がものすごく広いし、分割画面も狭さを感じられないのは良いですな。
筆者的には上下に若干ベゼルがあってもノッチやパンチホールがなく四隅のカーブが小さいのはとても好み。シンプルで欠けがなく動画、映画視聴は没入感バッチリでした!
▼有機ELなんで黒色の表現力も高いし発色もめちゃくちゃ良い!↓
▼さも当然のごとくWidevineもL1対応でNetFlixやプライムビデオも高精細で見られちゃう!映画であればXperia 1 IVの画面比率いっぱいに表示できるため臨場感はたっぷり!これは…予想以上に良い!↓
イヤホンジャックとMicroSDカード、通知LED搭載もGood
筆者がXperia 1 IVで気に入っているのはとにかく堅実さとシンプルさがあること。特にイヤホンジャックとMicroSDカード対応はとても嬉しい。ハイエンドでは対応しているモデルは殆どなく貴重なんですよね。
▼特にイヤホンジャックがあると変換ケーブルとか用意する手間がなくてとても快適でいいもんです。充電しながら映画も見られる!↓
▼画面上部には昔ながらの通知LEDも引き続き採用!充電時や通知受信時などステータスをグラフィカルに報せてくれるのでやはり便利。AoDにも対応していますが、筆者からすれば存在感があってお知らせに気づきやすくて良いですな。↓
バッテリー持ちは短い。ワイヤレス充電対応は便利
Xperia 1 IVは4Kディスプレイで120FPS表示対応でハイエンド、ゆえに電池はドカ食いします。ずっと使ってたら半日も持ちません。
▼PCMarkでバッテリーテストを行ったところ8時間8分でした。他機種では10時間ぐらいがほとんどでしたが、やっぱ4KディスプレイでハイエンドSoCってのがモロに響いてるんだろうな(´・ω・`)。↓
▼急速充電はどれぐらいの規格に対応しているかは明らかにされていませんが、筆者の持ってる18Wの充電器を試したところ、約50分ほどで60%ほど充電できていました。急速充電器があれば結構充電は早いです。↓
▼あとワイヤレス充電対応ってのも有り難いですね!ちなみにワイヤレス充電開始時は画面にワイヤレス充電台を合わせやすいようにマークが出てきます。親切。↓
Xperia 1 IV SO-51Cはこんなスマホでした!
- シンプルでツール感のあるグッドデザイン
- 21:9の超縦長ディスプレイは迫力あり
- ハイエンドで超サックサク動くが、発熱はひどい
- カメラは画質も良く、シャッターボタンも楽しい
- 電池持ちは悪いが充電は早め。ワイヤレス対応も便利
Xperia 1 IVは発熱がもっと落ち着いていればなぁ…ってのが本音。それ以外の完成度は実に高いです。
あと「ノッチのない四角い画面」「通知LED」「MicroSDカード対応」「イヤホンジャック搭載」という、これまでのスマホらしい部分をしっかり受け継いでいるのも好感。他ハイエンドみたく何かを妥協しなければいけない部分は一切ありません。
それだけに発熱が酷いのはかなり残念とも思えます。これのせいでハイエンドらしくゲームしまくったりとかアプリを使い込むとかそういう使い方がしづらく、せっかくの高性能さを封殺してしまっているのは痛い。
他の部分はとても良いだけに、次世代モデルあるいはアップデートなどでこの部分が改善されればいいなと思っております。価格自体もなまじ高いしなおさら力を入れて欲しいなぁ。
Xperia 1 IV SO-51Cの割引情報・購入先まとめ
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