【レビュー】約20万円だと?!もはや高級デジカメなAQUOS R7で遊ぶ
スマホにカメラがくっついたんじゃなくて、カメラにスマホがくっついた。そんなスマホがドコモからリリースされている。その名も「AQUOS R7」である!そのお値段、なんと198,000円!いやいやいや、これはギブだって!と思ってたら借りれたんで遊んでみる。
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AQUOS R7のスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
AQUOS R7は驚異の1インチセンサーをブチ込んだやつ
スマートフォンのカメラは高画質化を追求しているわけだが、AQUOS R7は1インチセンサーをブチ込んだスマホである…間違えた、高級コンデジにスマホ機能をつけたモデルである。
ちょっとカメラをかじってる俺が「え、スマホで1インチって(笑)」とかウケるレベルではなく、「え、スマホに1インチセンサーってマジかよ…」と、驚愕と共に若干引くレベルといえばその凄さが伝わるだろう。
▼そして光輝く「LEITZ」。そう、このカメラはあのLEICAが監修。ヤバい寄りのヤバい、なのである。↓
フルオートで撮影してみた
みなさんご存知の通り俺はスマホカメラに対して普段から「スマホはパッと出してサクッと撮ってキレイなのが良い」と言っている通り、スマホカメラは割とライトな使い方が中心である。
そんな俺でも感動するような写真がAQUOS R7で撮れるのか…。
という訳でAQUOS R7片手にルンルン気分で愛知の岩屋堂公園やフルーツパーク、そして近所の中華料理屋で一杯やりながら撮影してきた。
おぉ、結構盛れてる
AQUOS R7を触るまでは「見た目に忠実な色合いで基本はマニュアル撮影なんだろうな」とか思い心して撮影に挑んだが、そんなことは無かった。
AQUOS R7は俺みたいなライトに撮影を楽しむユーザー、強いて言えばSNSなどに映え写真をアップするようなZ世代でも存分に撮影を楽しめる画質である。
▼全部フルオート。見た目よりもやや華やかに映るのでSNSにババーン!っと即アップしてもOKである。2枚目の木を見上げた写真がお気に入り↓
ボケ味については料理撮影だとややボケすぎ感もあるが、なんにも考えずにこのレベルの写真が撮影できるのは率直に凄いッ!
また、撮影中に超広角〜6倍まで倍率を変更できるが、どの倍率でも色味が変わらず撮影できるのが使いやすさに直結しているなと感じた。
マニュアル撮影を楽しめてこそ真価を発揮する
▼マニュアル撮影もしてみた。これはAQUOS R7で撮ったやつ↓
俺はデジタル一眼レフカメラで撮影する時はマニュアルオンリーなのだが、AQUOS R7ではマニュアル撮影の楽しさを知ってこそ真価を発揮するなとも感じた。
特に1インチセンサーを搭載することで同じ条件でも画質のクオリティーが劇的に変わってくる。今までスマホのカメラでは諦めていたような厳しい条件下のシーンでも使える画質になるような、そんな柔軟性を持っているのである。
確かにスマホらしいフルオートでも扱いやすいし画質も綺麗である。
しかしだ、それだけで約20万円という価格は人を選ぶのは間違いないであろう。AQUOS R7を選ぶなら、是非ともマニュアル撮影にどっぷり浸かって楽しんでもらいたい。
持つ手が震えるレベルの筐体クオリティー
最近のスマートフォンはミドルレンジでもハイエンドモデルでもそれほど質感に大きな差が無くなってきたかも…と思っていたが、AQUOS R7はそんな考えを吹き飛ばす勢いである。
AQUOS R7の質感は高級モデルのそれ。ウン十万円するオーディオ機器みたいに「俺、高級モデルっすから」とサラリと言ってしまうような、そんな自信あふれる佇まい。これが約20万円のスマホか…正直、持つ手が震えてる。
▼質感がレベチ。何百台とスマホを見てきた俺も驚いた。なんか持ってるだけでテンション上がるわー!↓
あれ、Snapdragon 8 Gen 1の性能ってこんなもんだっけ?
AQUOS R7が搭載するSoCはウルトラハイエンドなSnapdragon 8 Gen 1である。
端末の性能を数値化するベンチマークのAnTuTuでは、このSoCだと90万点〜100万点を叩き出すレベルである。が…何故か80万点に届かないのである。
どうしたんだ(借り物だけど)俺のAQUOS R7!!!!!!
▼そういやSnapdragon 8 Gen 1は発熱しやすいSoC。もしや熱か?!と思って伝家の宝刀「スマ冷え」をエイヤ!っと開封して使ってみたが、残念無念。ほぼ何も変わらなかった。↓
「もしや、ぶっ壊れてるんじゃ…」と思いTwitterで調べてみたが、どうやらAQUOS R7はそんなにAnTuTuのスコアは出ないみたいである。
ベンチマーク好きなユーザーにとっては肩透かしな感じになってしまうかもしれないな…。まあベンチマークのスコアが全てでは無いけどなッ!
で、実際の動作はどうなんだ?という部分だが、動きはハイエンドのそれ。特にAQUOS R7は高リフレッシュレート×残像低減技術を恐ろしく極めていて、スクロールしたときなんか超ヌルヌルながらも超クッキリ。一瞬、俺の目がバグったかと思ったほどである。
▼大画面でゲームも存分に楽しめた。さすがハイエンドといった感じで超快適に動いてはくれるが熱は気になるレベルだった。なので対策したほうが良いかも。ただ、スマ冷えはオススメしない。絶対にだ。↓
動画再生機としてもハイレベルだった
ディスプレイについては前の項目で少し語っていたが、AQUOS R7のディスプレイは俺が見てきたどのスマホよりもインパクトある美しさであった。
▼有機ELディスプレイは最大2000nitの輝度。HDRコンテンツを再生した時は閃光のような「うわ!眩しい!」という眩い光をも体験できるのである。凄いッ!
スピーカーは当然のようにステレオスピーカー。音質もよく煮詰められておりスマホとは思えぬサウンドを楽しめた。また、ハイエンドモデルでありながらイヤホンジャックを残してくれているあたりも評価できるポイントである。
1インチセンサーカメラばかりが注目されがちだが、AQUOS R7は動画視聴機としても抜群の仕上がりだったぞ!
指紋認証がなんか凄い
▼AQUOS R7は画面に埋め込まれた指紋認証に対応。これ自体は特に珍しくもないんだが…なんか認証範囲広くないっすか?↓
指紋を登録するときって普通は指をこれでもか!と押し当てて登録していくが…なんか1発で登録が終わってしまった。
「もしかして登録ミスった?」とか思いながら恐る恐る指紋センサーへ指を乗せると…ロック解除できた。ええええッ!スゲーなこれ!このタイプを初めて触った俺、大興奮である。
指紋認証範囲が広くなったことで、適当にロック解除の操作をしてもちゃんと認識してくれるのは素晴らしい。もしかして、そのうち画面のどこでも認証できるタイプも出てくるかもなッ!
いつでもカエドキプログラムであれば手が届く…
今回は短期間の試用であったが、AQUOS R7は触れば触るほど欲しい…という気持ちが強くなっていた。借り物だが返したくない…と本気で思ってる。欲しいょぉぉぉおおおおッ!
そう言えば今までSHARPのハイエンドスマホは割とボロカスに書いてた気がするが、AQUOS R7は目立つような欠点がそれほど多くは無かった。特にカメラは扱いやすくなりAFのスピードや制度も良くなっているし、他のハイエンドと比較してもこれなら十分ハイエンド帯で戦えそうな気がする。
ただ…約20万円という価格は高いという感覚すら通り越して、怖い。20万円って大金。20万円って手が震える。怖い。
欲しいけど価格が恐怖心に変わっている人はドコモの「いつでもカエドキプログラム」を検討してみるのが良いかもしれん。
約2年で本体を返却する必要はあるが、これを利用すると実質負担が114,840円まで下がり負担が大幅に軽減されるのである。
恐らく俺も購入するならカエドキプログラムを活用して手に入れると思う。2年も使い倒せたら十分だしなッ!さあ、返却の準備しながらもう一度ポチるか悩むか…。
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