「Android One S10」と「Android One S9」の違いを比較
京セラのAndroidスマホ「Android One S10」と前機種である「Android One S9」の違いを比較しました。
Android One S10とAndroid One S9の性能を比較
Android One S10は京セラ製のAndroidスマートフォン。ワイモバイル専売のAndroid One Sシリーズの第10世代モデルとなっています。
Dimensity 700を搭載しており、先代同様にミドルレンジの中間グレードレベルの性能を実現。また日本スマホならではなFelica、防水防塵も対応している堅牢性もしっかり受け継いでいる1台です。
Android One S10とAndroid One S9の性能を比較した表がこちら。
製品情報 Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
---|---|---|
端末名 | One S10 | One S9 |
発売年 | 2023年1月 | 2022年3月 |
発売地域 | 日本:ワイモバイル | 日本:ワイモバイル |
メーカー・ブランド | 京セラ | 京セラ |
対応バンド・周波数・ネットワーク Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
3G | W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 8 | W-CDMA:1 / 2 / 4 / 8 |
4G LTE |
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 18 / 19 / 28 TD-LTE:39 / 41 / 42 |
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 8 / 28 TD-LTE:41 / 42 |
5G NR | Sub6:n3 / n28 / n77 / n78 / n79 | Sub6:n3 / n28 / n77 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth |
バージョン:5.3 コーデック:非公表 |
バージョン:5.1 コーデック:非公表 |
SIMサイズ・スロット | デュアルスロット(Nano SIM×2) | デュアルスロット(Nano SIM×2) |
ネットワーク関連備考 | eSIM対応 | eSIM対応 |
本体仕様 Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
ディスプレイ |
サイズ:6.1インチ 材質:液晶 画面占有率:非公表 形状:ノッチ(水滴) 最大リフレッシュレート:非公表 最大タッチサンプリングレート:非公表 |
サイズ:6.1インチ 材質:液晶 画面占有率:非公表 形状:ノッチ(水滴) 最大リフレッシュレート:非公表 最大タッチサンプリングレート:非公表 |
解像度 |
解像度:2,400×1,080(FHD+) 画面比率:20:9 |
解像度:2,400×1,080(FHD+) 画面比率:20:9 |
画素密度 | 431ppi/高精細でドットの粗さは気にならない | 431ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ |
高さ:153mm 横幅:69mm 厚さ:8.9mm |
高さ:153mm 横幅:69mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 169g | 166g |
本体色 | ホワイト、ネイビー、ピンク | ブラック系、ホワイト系、ブルー系 |
システム仕様 Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
OS | Android 13 | Android 12 |
CPU(SoC) | MediaTek Dimensity 700 | Qualcomm Snapdragon 480 |
AnTuTuベンチマーク |
総合スコア:約300,000 |
総合スコア:約280,000 |
メモリ/保存容量 Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSDカード対応(最大1TB) | MicroSDカード対応(最大1TB) |
カメラ Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
背面カメラ |
デュアルカメラ ①1,600万画素(メイン) ②1,600万画素(超広角) 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
デュアルカメラ ①1,600万画素(メイン) ②1,600万画素(超広角) 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
インカメラ |
水滴ノッチ式インカメラ 画素数:800万画素(メイン) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
水滴ノッチ式インカメラ 画素数:800万画素(メイン) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
機能仕様 Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
GPS | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS |
生体認証・ロック解除 |
指紋認証:対応 顔認証:対応 |
指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー |
赤外線センサー:非公表 加速度センサー:非公表 近接センサー:非公表 ジャイロセンサー:非公表 電子コンパス:非公表 光センサー:非公表 |
赤外線センサー:非公表 加速度センサー:非公表 近接センサー:非公表 ジャイロセンサー:非公表 電子コンパス:非公表 光センサー:非公表 |
防水/防塵・タフネス等級 |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:MIL-STD-810H |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:MIL-STD-810H |
イヤホンジャック | なし | なし |
NFC |
NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
その他機能 | 独自キー搭載 | 独自キー搭載 |
バッテリー Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
バッテリー容量 | 4,380mAh | 4,500mAh |
充電 |
有線充電:対応(規格非公表) ワイヤレス充電:非公表 逆充電:非公表 |
有線充電:対応(規格非公表) ワイヤレス充電:非公表 逆充電:非公表 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
スペック表のソース Android One S10(Dimensity 700) : Android One S9(Snapdragon 480) | ||
参照元 |
【公式サイト】Android One S10 – ワイモバイル |
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スペック詳細記事 | Android One S10のスペック・対応バンドまとめ | Android One S9のスペック・対応バンドまとめ |
Android One S10とAndroid One S9の違い
ざっくり言うとこんな感じです。
Android One S10は、
- SoCはDimensity 700(Android One S9はSnapdragon 480)
- Bluetoothバージョンが5.3(Android One S9は5.1)
- バッテリー容量が4,380mAhに減少(Android One S9は4,500mAh)
- カラーはホワイト、ネイビー、ピンク(Android One S9はホワイト、ブラック、ブルー)
- 本体重量は169g(Android One S9は166g)
- 対応バンドが増加、ソフバン以外の主要バンドも対応
SoCはMediaTekのDimensity 700を採用、とはいえ先代で搭載していたSnapdragon 480と性能差はほぼありません。
Bluetoothバージョンは5.1→5.3にバージョンアップが施されております。5.3では消費電力の低減、接続安定性の向上、そしてセキュリティ品質が確保されていない怪しいデバイスへの接続を防ぐなど細かい部分で進化が施されています。
一方、先代モデルよりもバッテリー容量は120mAh小さくなっており、それにともなって電池持ちも変わる可能性があります。
ただ、SoCやスマホ内の他のパーツなどの要因で電池持ちが変わるので、一概に電池持ちが悪くなったとは言えないところ。
カラーは3色ですがホワイト以外のカラーは異なり、ブラックとブルーがなくなって、それに変わりネイビーとピンクが追加されています。ホワイトも若干色合いが変わっている様子。
本体重量は3g重くなっています。が、3g程度の差であれば差を感じることはないでしょう。ちなみに本体のサイズや厚み、画面サイズは全く同じっす。
SoCに続いて大きく変わったといえば対応バンド。S9ではソフバン系バンドしか対応しない嫌がらせじみた構成だったのが、S10では対応バンドが増加!ドコモとau回線の主要バンドにも対応するようになっています。
5Gでもn77だけだったのが、n78とn79にも対応するようになっています。ただし、あくまで情報上のもので実機を使って検証できていないので、必ず接続できる保証はできません。
まとめ
Android One S10は先代S9と大きく変わった箇所は少ない…。SoCが変わったとは言え、大きくスペックアップはしておらず、ライトユーザーさんどころか筆者でも大きな違いは感じにくそうです。
スペックでは見えない部分で進化しているとは願いたい。たとえばS9をレビューした時に画面のタッチ反応が鈍くてキーボード入力でストレスだったんで、そこが改善されていたりとか。
ちなみに執筆時点でAndroid One S10の価格は36,000円。S9では発売時より値下げされてて31,680円でした。筆者からすれば対応バンド以外に差は少ないので、価格が安いS9でいいやってなるなぁ。
どっちみちスマホにそれほどこだわらず、国産を好み、おサイフケータイと防水求めたり、ハンドソープで洗って清潔に使いたい人にならアリな買い物に思うんす。