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Android One S9のレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!

今回はワイモバイルより発売された京セラスマホ「Android One S9」の実機レビューをお届けしますよ!国産スマホ最新モデルの実力はイカにクラスアップしているか見ていきましょう。

メリット・良かった点

  • 指紋がつきにくくサラサラで軽量
  • 縦長画面で表示範囲が広い
  • 扱いやすい背面指紋センサー
  • 初期アプリが少なめでシンプル
  • 電池持ちが良い

デメリット・注意点

  • 画面の反応速度がニブい
  • イヤホンジャックなし
  • カメラの切り替えが遅い上不具合あり
  • 手ぶれ補正オンではチラつきが気になる

Android One S9の価格と発売時期

Android One S9の発売日は2022年3月24日で価格は43,200円。

Android One S9はワイモバイル専売「Android One S」シリーズ9代目となるモデル!立ち位置としてはミドルレンジクラスのモデルですが、京セラらしい高い堅牢性・国産ゆえの扱い安さが特色。

役に立たん豆知識なんですが、このSの後ろの数字、これまでは「偶数が京セラ」「奇数ではSHARP製のスマホ」だったんですが、今回は奇数ながら京セラ製だったりします。

なお筆者柳生にとってAndroid One S9はAndroid One S6以来のワイモバ・京セラスマホ。どういう部分が変わっているか、レビューするのが楽しみでした(*σ・ω・。)σ。

購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!

Android One S9の詳細スペック!

クリックしてスペック表を表示

Android One S9のスペック・対応バンドまとめ

Android One S9の付属品・同梱物のレビュー

  1. 本体
  2. 冊子類

内包品をご紹介!その1!本体!その2!冊子類!

以上!解散!

充電器がないため、充電器は別棟購入したり古いスマホから使い回す必要がありますが、もし古いスマホからの移行であれば「MicroUSB」ではなく「Type-C」のものを調達しましょう。

オススメのアクセサリー

Android One S9の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!初期ではフィルムがないのでできるだけ早めに買うのがいいですぞ。

▼なお記事中の画像は保護フィルムを貼った状態で撮影しています。今回はサラサラで指紋のつきにくい反射低減タイプを使用。めちゃさらさらで良い。↓

Android One S9のデザイン・外観のレビュー

Android One S9の質感はいたって普通な印象。さわり心地はサラサラっす!ツルツルではないため、指紋がつきにくいのがGood。

デュアルカメラはそれぞれの配置の間隔がかなり狭いっす!あとカメラの台座も最小限で、フラッシュライトが台座の一部になっているってのは特徴的です。

▼なんかOnePlus 9R思い出した。カメラがそれぞれに寄ってるって共通点があるからかな?↓

サイズ感なんですが、思った以上にスリムです!結構細長い。それゆえに片手でも持ちやすいっすね(`・ω・´)

▼形状も側面にかけて若干丸みがあるためか、不快感はありません。重さも167gと軽いぜ!↓

▼側面部分は電源と音量ボタンの見た目が独特で、側面パネルに穴を開けて傾斜を付けているってタイプでした!珍しい。なおGoogleアシスタントキーは普通のボタンでした。↓

Android One S9の性能・パフォーマンスのレビュー

Android One S9のSoCはSnapdragon 480です。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。

Android One S9の実機ベンチマーク結果

▼Android One S9の実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは298,317点、GPUスコアは65,390点です!↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!↓

▼ストレージ速度は読み込みが527.3MB/s、書き込みが498.6MB/s。↓

Android One S9の普段使いの動作をチェック

SNSやWEBブラウジングとかそういう用途だと問題なく動きます。

フリーズとかアプリの動作停止とかそういう致命的なことは全く起こらない。ハイエンドに慣れている人からしたらモッサリ感が気になるかもですが、このくらいの挙動なら十分という方も多いはず。

Android One Sも元々エントリーで、初代S1(Snapdragon 430)の産廃っぷりに辟易としていた経験のある筆者からしたら、この性能のランクアップっぷりはちょっと感動よね。ここまで性能もインフレで高くなったのかと思わされました。

ただ「動作自体は許容範囲」といったものなので、「快適か?」と問われると答えはNOです。細かい部分でモッサリしている動作なので、エントリー~ミドルクラスなスマホだな感はありますね。

Android One S9のゲーム動作をチェック

ゲームについてはやはり苦手って感じがしますね。AnTuTu20万点超えなのでもう少しいい感じかなとは思ってたが、やはりSnapdragon 400台SoCらしさはあります。

3D系ゲームは画質を落としてもやはり快適とはいえませんでした。まぁクラス帯・コンセプトを考えればゲーム向きではないんで仕方ないッス。

▼オセロとか2D系とかミニゲーム的なゲームだったらつっかかりがほぼなく遊べました!↓

Android One S9の機能・仕様のレビュー

以下はAndroid One S9の主な機能・仕様です。

通知ランプ
指紋認証 ○:背面
顔認証
ツインアプリ
(デュアルアプリ)
PCモード
戻るボタン入れ替え ✕:左固定
ジェスチャー操作
クイックランチャー
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
備考

最新のAndroid 12搭載

Android Oneは「最新のアップデートを受けられる」というメリットがあり、Android One S9も例外ではありません。

▼現行最新OSのAndroid 12を内蔵!そのため11以前のものよりもUIデザインは大幅に変わっています。筆者としてはプレーンでミニマルな外観デザインは好き。あと、通知メニューのWi-Fiとモバイルデータ項目も独立しており扱いやすかった!↓

▼またAndroid One S9はキャリアモデルではあるものの、ドコモ、auと違って初期アプリの数が少ないのもシンプルでGood!ソフバン/ワイモバのアプリがちょぼっとある程度なので、嫌キャリアアプリ派筆者から見ても気になりません。↓

▼スクショは電源キーと音量キーを長押ししなくてもできるようになっており、さらにロングスクリーンショット機能にも対応!しかも範囲をピンチ操作で変えられるという新しいタイプ。使い勝手が良くて非常にGoodっすわ!↓

ただし純正AndroidOSの欠点として細かい融通が効かないのはネック。

通知やアプリ履歴での一括消去が端までスクロールしないと出てこないですし、スクショの音もマナーモードでも消せん謎すぎる仕様っす。こいつのせいで電車ん中とかでスクショ撮れんので不便なんよ。

指紋認証は使いやすいけど顔認証はイマイチ

指紋認証、今時珍しい背面式なのは好みっす(`・ω・´)。やっぱ扱いやすいですね。ポケットから出す時・手に取る時、人差し指でサクっと認証できて個人的には一番好きな指紋センサーです。

▼左右どちらの手でも認証しやすかったしやっぱりこれよこれ!車載ホルダーとか固定してる状態だと認証できないけど。↓

逆に顔認証はあまり使えない印象。エントリーゆえかカメラの立ち上がりが遅いせいで認証も遅いんす。

さらに短所として、ロックダウン間隔が短いのは鬱陶しい。良く言えばウザいです。

▼ロックダウンされると生体認証が使えなくなって追加認証のパスワードやパターンの入力を求められます。おそらく半日ぐらい触っていないとこうなる模様で、指紋認証でスムーズにロック解除も出来ない時がありストレスでした。↓

独自キーはGoogleアシスタント専用だった

Android One S9にはGoogleアシスタントを一発呼び出しできるボタンが搭載されています。音声入力操作をしたい場合に便利。

ただ筆者は使うことはありませんでした。Googleアシスタントを使わない筆者にとっては無用の長物。

▼あとこの独自キー、機能をカスタマイズできないのも欠点に感じます。Googleアシスタント専用で変えられませんでした。カメラの時はシャッターキーとして使えるとかそういうことができればいいのにな~って思うし勿体ないッス。↓

日本製らしい信頼性の高さが魅力

日本スマホなりの長所として、頑丈・堅牢でトヨタ車ばりの信頼性の高さが挙げられます!水没しても落としても耐えうる設計、ゆえに安心感が高いのは精神衛生的にもとても良かった!

▼あとストラップホールが付いているのも日本スマホらしい部分ですよね!首から下げる事もでき落下、紛失を防げます。たしかに腕・指や首から下げると安心感が凄い。あと首さげ状態でおサイフケータイでかざす時、すごいスムーズに行えるのも良い。↓

Android One S9のディスプレイ・画面のレビュー

画面 2,400×1,080/液晶
DRMコンテンツ Widevine:L1
Amazonプライムビデオ:HD(高画質)で再生を確認
Netflix:SD画質で再生を確認(再生仕様もWidevine L3表記だった)
高リフレッシュレート
外部映像出力 ワイヤレス出力:○
HDMIポートへの出力:✕
ディスプレイポートへの出力:✕

Android One S9のディスプレイ、表示は思ったより結構キレイで良かった。発色良好でFHD+クラス解像度で精細さも感じられます!

20:9という比率ゆえに画面表示範囲も広く、TwitterなどのSNSとかWEBサイトでグーンと表示されるのはスクロールの回数も減らせて快適!

ただ、最大輝度は低いせいか、野外の日向とかで見る分にはキツい。あと高リフレッシュレートも非対応(60Hz)でした。しかしこの2つのネックは性能クラスを考えれば割り切れる部分といえます。

しかし我慢できん部分があり、操作性が悪かったんす。タッチサンプリングレートが低いらしく、指への吸い付きが鈍く感じました。スクロールする時は若干ながら遅延を感じて、まるでカーナビみたいな感覚。

フリックだったらまだ良いかもしれませんが、このせいでQWERTY入力した時にちょくちょく文字が歯抜けしてしまうのが結構ストレスでした(´・ω・`)。

▼まぁ今の御時世フリックが主流なんで少数派だとは思うのですが、QWERTY入力派の方は要注意。ゆっくりめに打つことを強いられますからね。↓

Android One S9のサウンド・スピーカーのレビュー

スピーカー モノラル
イコライザー
Bluetoothコーデック SBC、AAC、LDAC、apt-X、apt-X HD、apt-X daptive、TWS+
※開発者オプションで確認

スピーカーはモノラルタイプ。しかーし、珍しいことにこのAndroid One S9、スピーカーの位置がかなり変わった位置に配置されていました。

普通のスマホだと下部や背面にスピーカーを置くのですが、Android One S9はなんと上部にありました!下部はツルッツルでスピーカーがありません。

このおかげで横持ちした時にぜんぜんスピーカーを塞がないので動画視聴とかで持ち方を気にせずに済むってのはいいもんですな(`・ω・´)。音質も悪くはなく十分でした。

ただイヤホンジャックが無いのはかなり残念。ハイエンドモデルだったらまだしもこのグレードのスマホで非搭載なのは痛いなぁ。イヤホンを使うなら変換ケーブルが必須です。

Android One S9のカメラ・写真・動画のレビュー

構成・画素数 1,600万画素(メイン)、1,600万画素(超広角)
撮影モード ビデオ、写真、ポートレート、夜景、プロフォト(マニュアル)、プロビデオ(マニュアル)、コマ取り(タイムラプス)、パノラマ、スーパーマクロ、ビューティ
ズーム デジタル。倍率タップ操作の後スライダーでズームできる
倍率は最大4倍まで
シャッター音の消音
マニュアルの設定幅 ISO:100〜1600、WB:2300〜1000、SS:10〜1/4000、コントラスト:-2~-2、露出:-2〜+2、フォーカス焦点
動画解像度 1080P/30FPS、1072P/30FPS(比率1:1)、860P/30FPS(比率20:1)、720P/30FPS
手ブレ補正

カメラはシングルではなくデュアルカメラで、サブカメラは超広角カメラ。どちらも1,600万画素の構成です!

▼日本スマホらしく、各機能の説明がしっかり用意されており親切。また撮影画面で上にスワイプすることでサクっとアプリに共有できるクイックSNS機能があるのも便利でGood!これマジで便利で他スマホでも採用してほしいわ!↓

欠点も色々あるので注意。まず撮影後のクールタイムが2秒ほどかかる(画面が固まる)ため連射ができず、あとカメラモードや広角との切り替えもかなり遅いんです。

しかも、撮影した後の画面が固まっている最中にモードを切り替えるなどすると、撮影した写真が消えてしまいます。これかなり注意。筆者はそれで数枚無駄にしてしまった(´・ω・`)。

Android One S9で撮影した写真

▼写真写りはスマホで見る分であれば良好に思えます!そのままSNSにぶん投げる分であれば良いかなと感じました。しかしデカいPCやテレビに出力した場合、細部の白飛びやディテールの粗さが気になりました。↓

▼HDR対応なのである程度の明暗差にも対応できます。ただ限界はやはりあるみたいで、それでも色が飛ぶ傾向がありました。↓

▼白黒の差があるシーンでは写真左側は実写にはなかった赤っぽさも出ており、ノイズもチラホラ見受けられます。スマホサイズであれば気にはなりませんが。↓

▼AIはないものの、お花や食べ物といった被写体であればきれいに撮れますし、普段使いとしては全然アリに思えますね!↓

▼日中写真やお花といった明るい色合いの被写体だと良好な写りとなるので日中撮影向けに思えます。↓

▼ただ真っ赤な被写体は苦手らしく、やや白みがかかって薄めの赤色になってしまいました。実車はもっと真っ赤だったんだけどなぁ(´・ω・`)。↓

▼超広角カメラは通常カメラと比べると色合い暗めな印象を受けます。ただ比べなければそれほど気にはなりませんす。あと、ひろ~い画角で撮れるというメリットはやはりデカいし良いね!左が通常撮影、右が超広角カメラで撮影した写真です!↓

しかし超広角カメラは不具合がありました。歪み補正の設定のオン・オフができるんですが、何故か1辺だけ歪みの補正がされず曲がってしまっている状態になりました。画角切り抜きが甘いようです。

▼左が補正オフで右が補正オン。ソフトの不具合なのかハードの問題か個体問題なのか不明ですが、こいつのせいで上の写真の道路も曲がっちゃってるし治せるなら直してほしいです京セラさんよ。↓

▼Android One S9はナイトモードに対応しており、明るさをしっかり確保できています!左が通常、右がナイトモード。通常撮影でも結構キレイだったのは驚きすね。↓

▼ただし超広角カメラはナイトモード非対応なので、かなり暗くなっちゃいました。左が通常(非ナイトモード)、右が超広角カメラで撮影。↓

▼ポートレートは物撮り対応。フィギュアでも背景をボカしてくれますし切り分け精度も良好。ただなぜか暗くなっちゃう。あとポートレートのときはサイズが600万画素(2,832×2,124)に落とされてしまうのも謎ッス。左が通常、右がポートレート。↓

▼自撮りはポートレート非対応でしたがビューティーモードに対応しており、美顔補正も出来ますぞ!写りもなかなか。筆者の隠しきれんほうれい線もうまく補正できてます。歳を感じるなこれ。↓

Android One S9で撮影した動画

▼手ぶれ補正は対応しており歩いたときのブレをよく軽減できているのですが、残像感というかチラつきが結構気になりますね。個人的にはこれだと撮る気しない…定点撮影向けだなと思えました。↓

Android One S9の電池・バッテリー持ちのレビュー

バッテリー容量 4,500mAh
ワイヤレス充電

バッテリー持ちは申し分なく良く、普通に使ってても1日持ちます。エントリー・ミドルレベルのスマホは消費電力に優れる傾向にあるため、Android One S9もそういう意味では結構長持ちするんだろうなぁって思いましたね(`・ω・´)。

ただし急速充電は非対応らしく、急速充電器を繋げても充電は遅かったです。夜中にじっくり充電させておく使い方がいいですね。

Android One S9のメリット・デメリットと評価まとめ

Android One S9はAndroid One Sシリーズの最新モデル。Android 12搭載の京セラスマホで順当な進化っぷりを感じさせます。

タッチサンプリングレートだったりカメラの切り替えだったり超広角カメラの歪みなど欠点はあるものの、国産スマホが欲しくてガラケーから移行したりとか、スマホに多くを求めないユーザーさんであればチェックしてほしいモデルです!

電話・メール用途をメインとしているライトユーザーさんや防水・おサイフケータイ機能を欲するユーザーさん、あとAndroid Oneの利点である長期のアップデート保証を望むのであれば有力な選択肢となりますね( ‘ω’ )。

Android One S9の割引情報・購入先まとめ

■格安SIM(MVNO)■

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