Dangbei Marsのレビュー。最高画質の1080PでNetflix、アマプラビデオ、YouTubeを楽しむプロジェクター

以前、Netflix公認ライセンスを取得したDangbeiのEmotn N1をレビューしたんですが、今回のはランクが更に高い「Dangbei Mars」をお借りする機会を頂いたのでレビューをお届けします。

ちなみにDangbei Marsは1080Pプロジェクターなんですが、お値段は執筆時点で127,300円!以前紹介したEmotn N1は同じ1080Pでもお値段は約7万円だったので、結構差があります。

なんでこんなに値段が違うの?って思うじゃないですか。Dangbei Marsは1080Pプロジェクターの中でも映像が非常に美しいレーザープロジェクターなんです。なので、1080Pでも映像美はワンランク上。

あ、そうそう、Dangbei Marsシリーズは4Kにも対応している「Dangbei Mars Pro」もリリースされていますよ。

ちょっと前置きが長くなりましたがDangbei Marsのレビューいってみましょう!

良かった点

  • 筐体がめっちゃ高品質
  • テキトーに置いてもOK
  • めちゃくちゃ明るい
  • Netflixなどプリイン済み
  • サウンドが凄い
  • 凄く静か

注意点

  • 投影位置が高め
  • HDMI接続だとHDR非対応
  • 追加できるVODアプリが少ない

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■Dangbei Mars■

初出時価格→149,800円

▼Amazonで127,300円!↓

これぞハイエンド!な筐体。天吊は業者に頼んだほうが良い

Dangbei Marsは1080Pプロジェクターでもハイエンドクラス。それは筐体の質感にもガッツリ出ています。

▼筐体はこんな感じ。金持ちの家にある感じがプンプンします。↓

天板はテカテカのツルツルなのでセッティングしていたら指紋がベタベタついちゃいました。ホコリも結構目立つので定期的にお手入れしてあげるのが良さそうです。

プロジェクターと言えば天井から吊るして設置もできます。あれカッコいいですよね。でもDangbei Marsは重量が4Kgもあるので、素人が設置するのはめちゃくちゃ危険。かなりの重量物になるので天吊したければちゃんと専門業者さんに頼んで下さいね。

▼ついでに付属品も載せておきます。借り物で開封済みだったので付属品が揃ってるかちょっと分かりませんが、入っていたアダプターは結構大きめでした。↓

▼リモコンにはNetflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeの専用ボタンも備わってます。↓

台形補正、ピント調整は自動でしてくれる

Dangbei Marsクラスになるとデフォな機能ではあるんですが、Dangbei Marsは面倒な台形補正やピント調整を自動で行ってくれます。なので、割とラフにそのへんにポーンと置いてもビシッと決まります。

ちょっと気になったのは台形補正。綺麗に補正はされているんですが、なんだか補正前の影みたいのがずっと映ってます。

▼分かりやすくするために写真全体の明るさを上げてますが、肉眼でもこの枠は明確に分かる感じ。↓

斜めってる投影映像の中で傾き補正をしている感じなんですかね?

さっきの写真は極端に本体がスクリーンに対して斜めってるんですけど、できるだけスクリーンに対して真っ直ぐ置けばこの周囲の傾いた枠の感じも少なくなるので、可能な限り正面に設置するのがやっぱりベストですね。

投影位置がちょっと高く感じるかも

今まで使っていたプロジェクターと同じ高さで設置したら、いつもより随分と投影位置が高いんです。なんでだろう?とチェックしていたら分かりました。これ、レンズの下部がスクリーンに投影される映像の下部になるんです。

▼めちゃくちゃ手作りのイメージ図。↓

今まで使っていたプロジェクターは「レンズの中央が映像の中央」だったので、レンズ中央から上下に映像が広がる感じ。なので、いつもより映像の投影位置が高いなーって感じたんですね。

めちゃくちゃ映像が明るいです

Dangbei Marsはプロジェクターの中でもハイエンドなレーザープロジェクター。

メーカーさんもDangbei Marsは明るい!と謳ってますが、マジで明るいです。ちなみに投影は映画館などと同じALPD®(Advanced Laser Phosphor Display=先進レーザー発光ディスプレイ)技術を採用しているとのこと。

例えば、安いプロジェクターだと昼間に室内の照明を消して遮光じゃないカーテンを閉めた「薄暗い状態」だと色が薄くなることもあるので遮光カーテン必須みたいな感じなんですが、Dangbei Marsは同じ状況でもガッツリ綺麗なんです。

▼はい、めちゃくちゃ綺麗。明るい!色が濃い!↓

▼これスクリーン直撮りです。↓

プロジェクターのレビューをすると「室内の照明をつけても綺麗に観れますか?」と言われることがあるんですが、それはちょっと厳しいですね。プロジェクターは基本的に暗い部屋で使うものって認識で買ったほうが良いです。

▼分かりやすいように、いくつか投影映像を撮影してみました。肉眼で見た状態に近いように調整してます。↓

↑①昼/カーテン閉めてる/照明消してる
↑②昼/カーテン開けてる/照明消してる
↑③昼/カーテン閉めてる/照明つけてる

Dangbei Marsはプロジェクターの中では非常に明るい部類なんですけど、さすがに室内の照明をつけると厳しいですね〜。

一方で、②のようにカーテンを開けていても照明さえ消しておけば、ある程度室内が見える状態でもかなり映像は綺麗です。

例えばお昼に子供にアニメなんかを観せてあげる時は、室内の電気を消すくらいで十分視聴できる映像で楽しめるかと思いますよ!

あ、そうそう、輝度を100%にして投影した際のシステム全体の消費電力は130W前後でした。

Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeユーザー向き

Dangbei MarsはNetflix公認ってことで、Netflixはもちろん買った状態からプリイン済み。ログインするだけですぐに使えます。あと、AmazonプライムビデオとYouTubeもプリイン済み。これら3つはリモコンにも専用ボタンがあるので、めちゃくちゃ使いやすいです。

で、僕が冒頭でも伝えた通り、「Dangbei MarsはNetflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeユーザー向き」と言っているのは理由があるんです。

それが以下ですね。

  • アプリストアからダウンロードできるVODアプリがめちゃ少ない
  • HDMI経由だとHDR再生に非対応

Dangbei Marsは専用のアプリストアが利用できるんですが、ラインナップが貧弱。例えばDisney+だとかU-NEXTとかVODアプリは非対応なんですよね〜。

じゃあ、Fire TV Stick系のデバイスを使えば良いかなって思ったんですが、これ、HDMI接続だとHDR非対応なんですよ。いや、もっと価格が安けりゃそれでも良いんですけど12万円オーバーですからね…。さすがにHDMI接続でもHDRに対応してほしかったです。

▼PS5も残念ながらHDR無しで遊ぶことになります。ちなみにゲームはEmotn N1のような遅延も感じず快適でした。↓

このクラスのプロジェクターを選ぶ人って映像美に少なからず拘りがあると思うんですね。Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeはHDR対応なんですが、それ以外の機器、つまりHDMI接続で映像を入力する場合にHDR非対応なのは、ガチ系の人だと「それはちょっと・・・」と感じるんじゃないかなと思います。

なので、「Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeの1080P映像を最高の状態で観たい」という、結構スポットの狭いユーザーさんに向いたモデルになっちゃってるのは残念なところでした。価格が価格だけにね。

▼Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeしか使ってないけど12万円は高すぎるわ!って人は以下のプロジェクターがオススメです。僕が今使ってるメインプロジェクターはこれです。↓

Netflix公式ライセンス取得「Emotn N1」レビュー!友人にFHDプロジェクターを勧めるならこれ!

音質がめちゃくちゃ良い。ほとんどの人は外付けスピーカー不要

Dangbei Marsのサウンド品質なんですが、ビックリりますよ。めちゃくちゃ迫力あるサウンドを楽しめます。音の広がりも良いし外付けスピーカーなんて要らないかも。

あと、映像を投影している時の本体の駆動音もめちゃくちゃ静か。これ、僕が今までレビューしてきたプロジェクターで一番静かかも。本体の静音性が高いこともあって、耳に飛び込んでくるサウンドもよりクリアに聞こえます。

Dangbei Marsをオススメできる人

Dangbei Marsはこんな人にオススメできるプロジェクターです。

  • Netflixユーザー
  • Amazonプライムビデオユーザー
  • YouTubeユーザー
  • 映像美を重視したい人

個人的にHDMI接続でもHDR再生ができれば◎でした。これだけが唯一残念に感じたところですね〜。流石に12万円もするハイエンドプロジェクターですからね。

一方で、動画はNetflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeしか使ってないというユーザーさんは、1080Pクラスなら最高峰の映像美で楽しめます。これらのアプリはプリインされているしリモコンにも専用ボタンがあるので、スマートにこれらの配信コンテンツをより一層楽しめるかと思います!

そうそう、安いプロジェクターはDangbei Marsほど明るくはないので投影距離が長くなれば映像も暗くなっちゃうんですが、Dangbei Marsなら100〜200インチくらいでも問題ないくらい明るいので、巨大スクリーンに明るく綺麗に投影したい!って人にもオススメです。是非検討してみて下さい!

Dangbei Marsの購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■Dangbei Mars■

初出時価格→149,800円

▼Amazonで127,300円!↓

▼僕の使っている電動100インチスクリーンは謎メーカーですが品質は結構良かったんでチェックしてみて下さい。電動なのにめちゃ安いですよ。↓

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