AQUOS R8の自腹レビュー!IIJmioで投げ売りされたので安く買えるならアリ!

柳生です。定期的にスマホを買って自腹レビューしていますが、今回はIIJmio乗り換えセールにて約4万円で購入したAQUOS R8をレビューしていきますよ!

まあ定価10万超えのハイエンドスマホが4万円で買えるって時点でもうおすすめできるんだけど、もっと細かく知っておきたい!なんて人はこの記事をどうぞ(`・ω・´)。

ちなみにIIJのイカれセールは3月末まで。残念ながら執筆時点で在庫切れしてるので復活待ちですが、2025年3月時点の市場価格は以下の通りです。

  • SIMフリー:約7.4万円
  • 新品未使用(メルカリ):6万円台

この類は安ければ安いほど良いんですが、新品未使用品が5万円台くらいになれば結構旨味がブワッと増してきます。

■今安い!セールピックアップ■

▼IIJmioにMNPで39,800円!通常価格は144,800円!(3月2日時点で在庫切れしてました)↓

■通信キャリア(MNO)■

終売してました

■SIMフリー■

Amazonは3月2日時点で73,299円

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メルカリでは新品未使用品6万円台が3月2日時点での相場

AQUOS R8のスペック・ベンチマーク、検証結果

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このデザイン。まさにシンプルで大好き

今となってはAQUOS R9が出ておりこちらは型落ちになってしまったんだけど、それでも現行モデルに劣らぬかっこよさを感じさせるデザイン。筆者としては非常に好みです。

シンプルなフラット形状はよくあるものなんですが、中央配置のカメラというセンスは今の御時世、他にはないもの。「スマホらしさ」「シンプルさ」「個性」それらから成るかっこよさは非常に気に入っています。

▼イケメンなカメラは大きい見た目に加えて、本物のカメラのレンズみたいなかっこよさがたまらんです。周辺の黒色は放熱用のパーツになっており、カメラとCPU部分の熱をここから発散させる仕組み。↓

▼カメラの写真写りは後述しますが、ハイエンドで撮影クオリティも良好ながら、厚みも非常に抑えられているのが、まさに「センス」の塊ですねェ!‥こいつはSenseじゃないけど。↓

▼ちなみに同じ世代でより廉価版となるAQUOS Sense8や上位版のAQUOS R8 Proも同じタイプのデザインです。こうして並べてみると壮観だなァ。↓

AQUOS

▼ちなみに現行Sense9、R9、R9 Proはこんな感じのデザインになってます。うーん、正直8世代のほうが好きだな。あのままのデザインで続投してほしかったけど、まぁこっちはこっちでカラーの塗り分けとかベゼルレス化とか、別の良さも新たに出てるっていうのもあり‥↓

使いやすいし持ちやすい形状も非常に気に入ってる

▼上部にはSIMスロットとイヤホンジャック!どちらも国産スマホらしい要素を感じられます。SIMスロットはツメで出せるからSIMピン不要でかなりありがたい。↓

▼SIMスロットはシングルタイプ。小型部品ながらしっかりとした作りでぐらつきと不安を感じさせない。日本ブランドならではに感じられるポイント。↓

MicroSDスロットはイマドキ珍しい本体直挿し式!SIMスロットをぶっこ抜いて、その中のSDスロットに突っ込めばOK。ちなみに差し込むとカチッと音がします。押し込むと飛び出してくるタイプ。↓

▼カードの取り付け方という説明も外箱内部に記載があり、目につきやすくわかりやすい工夫が凝らされてるのはさすが日本ブランド。↓

▼右側には電源ボタンと音量ボタン。電源ボタンは黒色に塗り分けされており見やすいほか、総じて位置も低く押しやすいです。指紋センサーも内蔵。↓

▼下部にType-C端子、スピーカー。‥筆者としてはイヤホンジャックをこっちに埋め込んで欲しかったですね。ポケットに入れるとき本体が逆さになるので、端子が上に向いてくれるとイヤホンのケーブルがより余裕をもたせられますし。↓

▼重さは179g、サイズもややスリムめなのでとっても持ちやすいですよ!直角形状なので丸みのあるモデルよりは手に馴染む感じこそ薄いものの、それでもケースなしだったら片手でも快適に扱える、という印象でした。↓

また国産ブランドならではとして完全防水、およびMIL-STD-810H対応でとっても頑丈なのもGood。今のところ全く無いけど、もしも落っことしても壊れにくい‥という精神衛生的なメリットも良い。

Snapdragon 8 Gen 2搭載で超サクサク

現時点ではSnapdragon 8 Gen 3やSnapdragon 8 Eliteが出ており2世代前といえるチップセットながら、この8 Gen 2搭載モデルのAQUOS R8も非常に快適。Dimensity 9400(8 Elite相当)を搭載するvivo X200 Proのそれとほぼ遜色ないレベル。

メモリ(RAM)もDDR5Xを、ストレージ規格にもUFS4.0と最新ハイエンド構成をふんだんに使ってくれているのも効いていると思えます。マジで立ち上がりは安定してて早い。これ上位版のProだけじゃあなくベースグレードの本機でも採用してるの良いなあ。

▼あと3DMarkですが、通常で扱ってるベンチマーク2種はスコア上限値だしせっかくのハイエンドなんで、最新のSolar BayとSteel Nomad Lightも計測してみました。かなり高負荷なんでカックカク。↓

普段使いは非常に快適、アプリの立ち上がりも爆速

普段使いはもちろん快適。

カメラの起動速度とかアプリの立ち上がり、マルチタスクや動画再生中での安定性も抜群。WEBサイトの閲覧もサクサクもんです。他に書くこと、正直あまりないレベル。

▼あと上でもちらと書いたんだけどストレージ規格がUFS4.0 、つまり読み書き速度に優れているおかげでアプリのインストールも早いし起動もゲームの読み込みもすげー早いから、3Dゲームをやる人でなくてもここでかなり恩恵を感じられるでしょう。↓

3Dガチゲーミングはおすすめできない

原神はじめ様々な重たい3Dゲームが増えてきていますが、R8 proで指摘されていた「SoCの性能が出し切れていない」というネックは本機でも健在のままでした。

原神の場合、中画質のままだと60フレームでも全然遊べるんだけど、最高設定にすると途端にカクつきが目立つシーンも増えています。1年以上前のモデルだし最適化というにはもう時間が経ちすぎてるし、ソフトウェアの問題なのか、ハードの作りの問題なのかは不明。

少なくとも1つ言えるのは、ガチゲーミング狙いで本機およびR8 proはおすすめできないことです。

一方で発熱の押さえっぷりは優秀。本体の熱もほんのり程度で、熱さはあまり気になりません。上述した放熱の設計のおかげだろうか。ちなみにその部分だけはアチアチでした。

GARU
原神最高設定+60FPS設定はベンチ向け!こんな設定だと発熱も多くなるし電池持ちも悪くなりますからね〜。なのでベンチ的な遊び方ではなくゲームを快適にプレイしたいという人はグラフィック設定を妥協できるまで下げて負荷を軽くする設定の煮詰め方をオススメします!

IGZO有機ELディスプレイ、すんげーキレイ

SHARPといえばIGZOという他メーカーにはない特殊な設計のディスプレイが特徴的。過去モデルからもIGZO液晶モデルを搭載するスマホは多くありますが、本機は液晶ではなく有機EL。つまり有機ELの強みであったAoDにも対応しますし、ダークモードでの省電力性もあるというのが魅力。

▼有機ELって時点で映像はかなり綺麗になるんだけど、AQUOS R8は明らかに色がパリっと出ててまさに別格。映像から文字まで‥すべてが目が覚めるような美しさです。↓

画面サイズが小さめ(6.39インチ)ということもあってFHD+クラスの解像度でも画素密度が高くドットの粗さを感じにくいというのも大きいと思えます。文字の輪郭も非常にシャープ。SHARPなだけに。

▼サイズが小さめゆえに大画面モデルと比較したら映像視聴時の迫力は感じにくいデメリットこそありますが、縦画面に最適なショート動画を見るのはかなり楽しいです。Widevine L1なので著作権コンテンツの視聴も高画質で楽しめるのも良い。↓

▼なおデフォルトではHDR動画再生という独自機能がオンになっており、この状態だとYoutube動画もかなり色合いが全体的に濃い目になります。映画みたく影が濃いめで写実的なのは面白いけど、気になるならオフ推奨。↓

▼リフレッシュレートは最大120Hz(疑似240Hz)ですが固定化するオプションはありませんでした。↓

一部の3D系ゲームやカメラアプリでは60Hzになるタイプ。ただアプリの成約はほぼ見られず、常時120Hzといっても差し支えはないでしょう。タッチの反応もバッチリだし、滑らかさも残像感のなさも凄い。

ベゼル部分は不格好

かなりマイナーな部分かもしれませんが筆者的には結構気になったポイント、それがベゼルの見た目。正直カッコ悪いです。

▼画面の周辺の黒色のフチがあるんですが、左右横の部分は薄めながら上下のベゼルは目視2~3mmほどと厚めなんですよね。水滴ノッチなのも2023年ハイエンドとしては古臭く感じてしまうところでややもったいない。↓

▼それだけだったらいいんだけど、一番気に入らなかった部分がこのカド部分。丸みを帯びているんですが、本体の形状のカドのカーブ角度と異なっているせいで不格好に見えてしまう‥ここが外観一番のデメリットです。↓

上述したMIL-STD-810Hで耐衝撃設計なのでベゼル幅があるのは致し方なしなのかもしれませんが、気になる人は気になるところかと。

ちなみにこの点は次世代モデルのR9でだいぶ解消されてるみたいです(レンダリング画像を見た感じだけど)。

カメラの写真写りは良好!シャッター音も控えめで使いやすい

カメラの実力を見ていきます。AQUOS R8の搭載するカメラのスペックは

  • メインカメラ:5,030万画素、23mm、f/1.9、1/1.55インチ、ライカ監修、EIS対応
  • 超広角カメラ:1,300万画素、17mm、f/2.3、EIS対応
  • インカメラ:800万画素、f/2.0、26mm

となっています。

構成をざっくり見たらメインカメラだけ高画素であとは低画素というミドルレンジや安物スマホにありがちな構成というのは否めません。

しかし本機はカメラブランドのライカ監修というのがミソ。センサーサイズの大きめだし期待大。

UIデザインは一長一短。シャッター音は控えめでGood

▼UIデザインはこんな感じ!ワンタップでズーム倍率が調節できるタイプですが、見た目が結構簡素。ボタンも小さめなので若干操作はしにくいです。↓

▼ズームは最大8倍、ボタンを押したあとでスライダーで調節可能。カチカチと音がなります。↓

動画撮影時のシャッターマークは色分けがされており非常にわかりやすいです。動画を撮影し忘れるってリスクも減らせる。これには某製作所の御仁もニッコリ。↓

シャッター音は鳴りますが、「カチ‥」といった音でかなり控えめ。周りを驚かせずに、メシとか、メシとか、メシとか‥いろんなメシを撮影できるのも筆者の気に入ったポイントの1つです。

カメラ作例をチェック

▼メインカメラで撮影した写真!色合い、明るさ、解像感いずれも満足レベル。↓

▼赤色表現は若干強めに出ていますが、陰影や花びらの端といった細部も描けており高得点。↓

▼背景ボケのポートレート撮影は物撮りにも対応していました。ボケ切り出し精度も良い。↓

▼夜景はこんな感じ。解像感も明るさも十分ありますが、白飛びは押さえきれていない部分もあります。ざっくり見れば気にならない程度ですが。↓

▼暗所のノイズも気にならず解像感も十分高く、かなり実用的な実力を備えていると感じました。合格!↓

▼超広角カメラはこんな感じ。メインカメラ(左)と比較しても明るさ、色合いのギャップはほとんどありません。↓

▼夜景モードも対応していますが、明るさは若干ですがメインより暗め。とはいえこうやって並べなければ気にならない程度なので無問題。↓

▼インカメラは背景ボケのポートレート撮影やビューティー補正も対応していました。僅かですが文字がプレビュー画面とかぶってて不格好なUIデザインなのが惜しいところではある‥↓

▼ポートレート撮影に対応。切り出し精度も気になる部分はありません。写りもいい感じ!↓

プレビューだけは作例が落ちがち

▼注意点なんですが、カメラを構えている段階で写っているプレビューのクオリティはなまじ低いです。解像感もだし白飛びが押さえきれてなかったりとエントリースマホ並みに酷い。↓

この状態で撮影しても上のように綺麗に撮れるんで結果的には無問題なんですが、問題なのは白飛びとかピントがどこにあっているかといった細かい部分がわかりにくく、実際に撮影した写真とのギャップが生じてしまう可能性があること。気になる人はプレビューを見返すクセが必要になるでしょう。

▼手ぶれ補正はEIS(電子式)止まりですが悪くありません。ただ残念なことに集音性が悪く、変にこもった感じな音声で聴いてて気持ちが悪い感じがする。↓

スピーカー音質は並。位相調節は対応してた

スピーカーはデュアルタイプで、左右から音が広がって聞こえるタイプ。ハイエンドなので当然と言えば当然なのかもしれない。

▼画面が小さめなので横持ちでも迫力は感じにくいながら、最大音量は出るのでカルく動画を流す程度なら十分楽しめました。LRを画面の向きに合わせてくれる位相調節機能も対応しているのもGood。↓

ただ音質は、残念なことにあんまりよくありません。中音域における音は特になんですが、こもってるような聞こえ方でシャープさはぜんぜん感じられんです。

もともと定価10万円超えのハイエンドモデルとして見たら個人的には不満なポイント。ただイヤホンジャックがあるので有線イヤホンで存分に楽しみやすいのは救いだったり。

扱いやすい各種独自機能はAQUOSならでは

上位版のR8 proと同じくAQUOS R8は国産ブランドSHARP発のスマホ。海外メーカーのものよりも扱いやすく親切めな機能が搭載されています。

▼かんたんスマホ的なUIへの変更も対応しており、デカい文字とボタンでかなり扱いやすくなります。シニアな方にも勧めやすい。↓

▼プリインされているMy AQUOSというアプリからは端末のアクセサリ販売から使い方、コミュニティ的なものから着信音・通知音のダウンロードも可能。↓

▼指紋センサーでロック解除したあとにすぐ起動できるPayトリガーって機能はかなり実用性が高いです。画面消灯の状態からすぐに起動できるので、キャッシュレス決済もサクっと行える。PayPay払いのときに非常に便利です。

▼ジェスチャー操作はもちろん、3ボタンのナビゲーションではボタンの並び替えに対応していました。通常は戻るボタンが左側固定で入れ替えできないんですが、本機はその入れ替えに対応。右側に据えるタイプの筆者にとってはありがたい。↓

▼電池持ちは並レベルなんですが、電池寿命を長持ちさせやすい機能のインテリジェントチャージに対応!満充電しっぱなしによるバッテリー劣化を大幅に押さえてくれる機能。さらに画面を消しているときだけ充電するといった柔軟な充電も出来ました。↓

AQUOS R8のレビューまとめ

今回レビューしたのは純粋にIIJセールでクッソ安かったからって理由なんですが、やはり国産ブランドだけあって信頼性も高い上に性能も良好。それでいて耐久性の高さからおサイフケータイ対応といった利便性いずれも高い優秀な1台。

とはいえ定価だと10万超えで、上述した性能が出し切れていない点とカメラ性能、スピーカーの音質を鑑みるとオススメしにくいのも実情。

しかし今回は3月末まで4万円弱とアホみたいな安さで、XiaomiやPOCOにも劣らぬコスパも限定的ながら備えます。とにかく「安ければアリ」という感じ。

今は台湾メーカーに買収されてるけど元々は国産ブランドということもあり、海外メーカーを敬遠する人にとっても勧めやすいのはありますね。身近にその方がいたら、基本料金も安くしつつ本機を勧めてもいいんじゃあないでしょうか。あとは同じく国産ブランドのarrows We2 Plusもオススメ。

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■今安い!セールピックアップ■

▼IIJmioにMNPで39,800円!通常価格は144,800円!(3月2日時点で在庫切れしてました)↓

■通信キャリア(MNO)■

終売してました

■SIMフリー■

Amazonは3月2日時点で73,299円

■メルカリで中古相場を調べる!■

メルカリでは新品未使用品6万円台が3月2日時点での相場

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