トリプルカメラで個性あふれるデザインのNothing Phone (3a) / (3a) Proのスペックまとめ!

Nothingから「Nothing Phone (3a)」「Nothing Phone (3a) Pro」がMWCでグローバル向けに発表されました!廉価版のaシリーズなのにProモデルがあるみたい。

Nothing Phone (3a) / (3a) Proの詳細スペック

機種 Nothing Phone (3a) Nothing Phone (3a) Pro
SoC Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3
メモリ 8GB/12GB
LPDDR4X
12GB
LPDDR4X
容量 128GB/256GB
UFS 2.2
256GB
UFS 2.2
ディスプレイ 6.77インチ、有機EL、1,080×2,392、最大120Hz
アウトカメラ 5,000万画素(メイン、1/1.57″、f/1.88、84.5°、OIS)
800万画素(超広角、f/2.2、1/4″、120°)
5,000万画素(1/2.75”、f/2.0、49.5°、光学ズーム2倍、ウルトラズーム30倍、50mm)
5,000万画素(メイン、1/1.56″、f/1.88、84.5°、OIS)
800万画素(超広角、f/2.2、1/4″、120°)
5,000万画素(ペリスコープ望遠、1/1.95”、f/2.55、33.6°、光学ズーム3倍、ウルトラズーム60倍、70mm)
インカメラ 3,200万画素 5,000万画素
バッテリー 5,000mAh
充電:50W
逆充電:7.5W
サイズ 163.52×77.50×8.35mm 163.52×77.50×8.39mm
重量 201g 211g
対応バンド 3G:1/2/4/5/6/8/19
4G FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/40
4G TDD:41/42/48/66
5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
2× nanoSIM
3G:1/2/4/5/6/8/19
4G FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/40
4G TDD:41/42/48/66
5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
2× nanoSIM
eSIM対応
OS Nothing OS 3.1(Android15)
防水防塵 IP64
備考

スペック表に関する免責事項

ケース無しで使いたくなるスケルトンデザイン

▼Nothing Phone(3a) 。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色。↓

▼Nothing Phone(3a) Pro。カラーはブラックとシルバーの2色。↓

Nothing Phoneといえばその特徴的なその見た目!内部が見えるスケルトン仕様になっていて、基盤やFFCが露出しているかのように見えるデザインや、あえて魅せてくるネジ、カメラ周りのライティングなどが特徴。

所謂”男の子みんな好き”なヤツ。

カバーなんてつけずにぜひ裸で使いたい、そんなスマホ。見た目がイイスマホなので、世界観をぶっ壊すCEやゴミ箱マークが恨めしく思えます。

無印は先代の(2a)を正統に受け継いだ感じでいい感じですが、Proはカメラバンプがかなりヤンチャした感があります。Nothingファンの中でも賛否両論になりそう。

ディスプレイサイズは6.77”で解像度は1,080×2,392。リフレッシュレートはしっかり120Hzに対応。

バッテリーは5,000mAhなので、GARUMAXで紹介している直近のスマホと比較すると見劣りますが、それでも十分な量。50WのPD急速充電や7.5Wの逆充電にも対応しています。

重量は(3a)が201g、(3a) Proは211g。無印は問題ないですが、Proは少し重いかな?

Snapdragon 7s Gen 3搭載!Antutu80万点

SoCにはSnapdragon 7s Gen 3を搭載!Antutu総合スコアの公称値は825,564です。

SNSやブラウジング程度であれば快適な動作で、ゲームも画質を落としたりすればプレイ可能なレベル。実用的な性能のSoCを積んできたのはGood!

▼Snapdragon 7s Gen 3がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!↓

Snapdragon 7s Gen 3のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

メモリは(3a)が8/12GB、(3a) Proが12GBです。そんなにいらんやろとは思いますが20GBの仮想メモリもあり。

▼以下は2025年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

注意が必要なのはストレージ。どうやらストレージ規格がUFS 2.2のようです。UFS 2.2は低価格のタブレットとかに使われるようなもので、言葉を選ばずに言うと性能が低いです。ストレージの性能は全体のパフォーマンスに影響してくるので、これは非常に残念なポイント。端末の価格を考えるとUFS 3.1以上であってほしかったなと。

トリプルカメラ構成、(3a) Proの望遠はペリスコ

▼リアカメラは50MP+8MP+50MPのトリプルカメラ構成。(3a)が光学2倍+ウルトラズーム30倍、(3a) Proが光学3倍ペリスコープ望遠+ウルトラズーム60倍に対応。↓

値段を考えると結構頑張っているんじゃないかなという性能。

フロントカメラは(3a)が32MP、(3a) Proがなんと50MP。自撮りが捗りますね。

独自機能でNothingワールドに染まれ

本機は独自機能やカスタムOSを搭載しています。

人を選ぶクセ強カスタムOS

Nothing Phoneのクセは外観だけではありません。OSもこだわり抜いています。

▼UIやウィジェットは白、黒、赤などの少ない色で表現されており、時計の針やフォントがドットで表現されていたりとデザインが統一されています。↓

アプリアイコンも対応しているアプリは専用のアイコンが用意されていたりと、Nothingの世界に入り込めます。好きな人にはとことん刺さる、合わない人からするとただただ見にくい、そんなデザイン。

(筆者はアプリを色で把握しているタイプなので、1色になるとなかなか厳しいです笑)

背面ライティング搭載

▼カメラバンプの周りにはライトが搭載されています。カメラのセルフタイマーのカウントダウンをしてくれたり、音楽に合わせて光ったり、新規通知をお知らせしてくれたりなど様々な機能のあるライトです。↓

エッセンシャルキー、エッセンシャルスペース搭載

▼右側面についている謎のボタン。流行りのカメラボタンやアラートスライダーではなく、エッセンシャルキーなるボタンらしい。1回押すとスクショが撮影でき、長押しで即録音開始、2回押したらエッセンシャルスペースにアクセスが可能。↓

▼下のボタンがエッセンシャルキー。好みが分かれそうな位置。↓

▼撮影した写真やスクショにメモやボイスメッセージをあわせてエッセンシャルスペースに保存しておけます。↓

▼エッセンシャルスペースではエッセンシャルキーでとっさにメモや録音したコンテンツをまとめて閲覧することができます。↓

予定やメモ、とっさのひらめきなどをまとめておける”第二の記憶”のようなものだそう。ワンタッチで記録できて一括で管理できるのは便利そう。

何も考えずに生きている私に必要かどうかはまた別のお話。

Nothing Phone(3a) / (3a) Proまとめ

Nothing Phone(3a) / (3a) Proの発売日は2025年3月で記事執筆時点の価格は以下の通り。

Nothing Phone(3a)

  • メモリ8GB+容量128GB:329ポンド(約6.3万円)
  • メモリ12GB+容量256GB:379ポンド(約7.3万円)

Nothing Phone(3a) Pro

  • メモリ12GB+容量256GB:449ポンド(約8.6万円)

他社がこぞって同じようなAI機能やダイナミックで島のような通知領域を搭載していて面白みがない中、Nothingは独自路線を突っ走っていて、なかなか好感が持てます。

ただ、(2a)からSoCもカメラも(値段も)スペックアップしているので頑張っているとは思いますが、値段を考えるとストレージ規格にしてもSoCにしてももう一声ほしいかな!

無印とProの差はカメラ性能が少し違う程度。10gの重量増加や値段差を踏まえると個人的には無印がオススメ。現段階で日本発売の詳細情報はありませんが、ホームページを見る限りそのうちやってきそう。例年通りならおサイフケータイも搭載するはず。

※編集部追記:404表示になる場合はページ下まで進み、国名をタップしてOther Countries and RegionsのInternational English / (USD)を選択すると見れます。

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