REDMAGIC 10 Airの本音レビュー!薄型ゲーミングスマホ爆誕。ほとんどのゲーマーはこれでOK

どうも、GARUです!REDMAGICが薄型ハイエンドゲーミングスマホ「REDMAGIC 10 Air」を日本へ投入したってことで、これは触ってみたいと思ってたら・・・ひと足お先に実機をお借りできました!というわけで早速レビュー。

一通り触ったんですけど、REDMAGIC 10 Airで十分って人、多いんじゃないかな〜。ハイエンドSoCを備えながらゲーム機能満載で定価84,800円からという手を出しやすい価格も魅力的。

■REDMAGIC 10 Air■

初出時価格→84,800円から

▼公式ストア:先行販売で5,000円オフの79,800円から!↓

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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薄くなったことで疲労感も軽減

REDMAGIC 10 Airの最大の特徴はなんといっても「薄型」なこと!

▼厚さは8mmを切って7.85mm。どれどれと触ってみると、うん、確かに薄い。

まぁめちゃめちゃ薄いのかと言われると、iPhone 16が7.8mmなのでビックリするほどでは無いんだけれど、同社のゲーミングスマートフォンとしてはかなり削ってきた感じ。

▼でも薄くなった変わりにカメラはちょっと出っ張っちゃった。(上位のREDMAGIC 10 Proは背面がフラットなのもウリだった)↓

▼付属のケースを取り付けると完全フラットにはなります。デスクに置いてもガタガタしない。↓

薄型化したことで扱いやすくなったのはGood。ポッケにも入れやすくなったし、持ったときの「ゴツさ」も和らいでます。

あと上位のREDMAGIC 10 Proと比べると24g軽いのも違いを大きく感じるところ!数値としては僅かに感じると思うんですけど、手で持つデバイスでこの重量差は、「こんなに重量感違うの?」って思うくらい違うのよね。

ゲームは長時間プレイになりがちなので、この重量差はジワジワ効いてくる!

▼カラーはシンプルなブラックとホワイトのほか、ゲーミング感溢れるオレンジの3色展開。オレンジのみ16+512GB展開で価格は109,800円と少し割高になってます。↓

昔はド派手なカラーリング一択みたいな時もあったけど、普通のスマホとしても使う人はゲーミング感が控えめなブラックやホワイトのカラー展開は嬉しいポイント。

あと、重量バランスも良い!横持ち時に重量バランスが1:1になるよう設計されているので、ゲームプレイ時も無駄な力がかからないよう配慮されてます。このあたりの拘りは流石ゲーミングスマホと言ったところ。

IP54の防水防塵対応で扱いやすい

これまでのREDMAGICスマホは冷却用の内蔵ファンを搭載していたので防水防塵は基本非対応。穴が空いてて水が入っちゃうからね。

一方でREDMAGIC 10 Airは内蔵ファンが無くなった変わりにIP54の防水防塵に対応してきた。完全防水という訳ではないので水ポチャはダメだけれど、雨に濡れるとかは問題ないから随分扱いやすくなった!

ただ内蔵ファンが無くなったことで冷却性能は気になる。このあたりは性能の項目で検証したいと思います。

Snapdragon 8 Gen 3搭載。ゲーム性能も高い

搭載するSoCはSnapdragon 8 Gen 3。2025年5月時点でもハイエンド水準のSoCだから、普段使いなんてサックサクのヌルヌル!

Snapdragon 8 Gen 3は執筆時点で1世代前のフラッグシップSoCなんですけど、今でも「この性能って誰が使い切れるんだろう?」というくらいパワフル。

たぶんこの性能で十分だよというゲーマーも多いんじゃないですかね?少なくとも僕はこの性能で十分すぎます。

▼重量級クラスの原神も最高設定でほぼ60FPS張り付き、高負荷時でも50FPS以上出ちゃってます。めっちゃ快適。↓

原神の画質最高設定はベンチマーク的な設定なんですが、こんなにフレームレートが出ているので、基本的にどんなゲームでも快適クラスで遊べる水準!いや〜、やっぱりパワフル。

ゲームの画質設定について
ゲーム性能の検証でよく見かける原神での画質最高+60FPS設定はSoCの底力を見るためのベンチ的な設定です。このような設定は発熱も高くなり電池持ちも悪くなります。「ゲームを快適に遊びたい」という本来の目的であれば、ゲームのグラフィック設定は妥協できるまで下げて負荷を軽くする方向性の煮詰め方をガルマックスはオススメしています。

フレーム補間で120FPSプレイもOK

さらにREDMAGIC 10 Airは流行りの「フレーム補間」にも対応!現時点で対応しているのは以下の通り。

  • 原神
  • 崩壊:スターレイル
  • 崩壊3rd
  • COD Mobile
  • ゼンレスゾーンゼロ
  • 鳴潮
  • Arena Breakout

今後も対応するゲームを順次拡張していくとのこと!

という訳で原神で試してみます。

説明によると画質設定を最高にした状態で性能設定を「ビヨンド」または「ディアブロ」に設定するようにとのこと。という訳で原神の画質を最高設定にして今回は「ビヨンド」に。

▼続いてゲームスペース左の以下アイコンをタップして有効化、アイコンの「︙」を押して「高いフレームレート」にチェックを入れると準備OK!↓

▼おおおお!原神が120FPSで動いてる!↓

フレーム補間なので純粋な120FPSではないけれど、滑らかさや残像の少なさは操作した瞬間に分かるレベル!いや〜、プレイフィーリングも実にリッチです。特にCOD MobileなどFPSでは視認性がグッと向上するので戦績も良くなりそう。

あとは対応タイトルが増えることに期待したいですねぇ。

というのも、最近はグラフィックス専用チップを搭載して、割となんでもかんでも120FPSのフレーム補間に対応するモデルとかもあるんですよ。この点は今後の課題かな。頑張れREDMAGIC!

ちなみに上位のREDMAGIC 10 Proはフレーム補間に加え「高画質化(アップスケーリング)」も対応してます。でもまあレビューで試した限り「言われてみれば違うな」程度だったので、個人的にはフレーム補間に対応していたら十分かな。

放熱性能も悪くない。動作も安定していた

高負荷なゲームをプレイするときに気になるのが発熱。上述した通り、薄型化に伴いREDMAGIC伝統の内蔵ファンが無くなってます。

資料によれば9層構造のICE-X冷却システムを搭載したらしく、ハイエンドゲーミングノートPCでも使われている「複合液体金属」を用いたREDMAGIC独自開発のサンドイッチ構造と6,100mm²の⼤型ベイパーチャンバーにより冷却性能を大幅に向上したらしい。

まあなんのこっちゃかよく分からんですが、僕の出来ることはベンチマークぶん回すくらい。ってことで暖かくなった5月時点で高負荷になるベンチマークを3回ぶん回してみます。

うん、ド安定。

検証前は冷却ファンが無くなったことでサーマルスロットリングが発生して、「やっぱ内蔵ファン搭載の上位モデルにしとけ!」ってオチを想像していたんだけれど、これじゃあ言えないですねぇ。

思ってたより冷却性能は優秀でした。素晴らしい。

ディスプレイは欠けが無いので没入感が高い!

▼ディスプレイはREDMAGIC伝統の欠けのないタイプ!インカメラは謎の技術で画面の下に埋め込まれてます。↓

欠けのないディスプレイはやっぱり没入感が高い!ゲーミングモデルとしてはこの上ない最高峰のパネル形状かと。

昔はゲーミングスマホといえば欠けのないディスプレイ(REDMAGIC以外はベゼルにインカメラが埋め込まれている昔ながらのスタイルでした)が一般的でしたが、遂にゲーミングスマホではREDMAGIC社のみに⋯。

今後もこの方向性は崩さず突き進んでほしい!

ちなみに高リフレッシュレートは上位のREDMAGIC 10 Proが最大144Hzに対し、REDMAGIC 10 Airは最大120Hzまでと控えめだけど、十分、十分。

どうしても144Hzじゃないとダメなんだ!という人はREDMAGIC 10 Proへレッツゴー。

屋外でも見やすい

▼2025年5月の晴天時に日光下でパシャリ。↓

ちょっと写真では伝わりづらいんですが、画面めっちゃ明るいです。

ゲーミングスマホといってもゲーム以外は普通のスマホとして使うという人も多いと思うんで、屋外でも見やすいディスプレイというのはGoodポイントでした。

サウンド品質も必要十分

スピーカーは当然のようにステレオ!音質もハイエンド水準なので大きな不満ないけれど、ゲーミングモデルだったらもう少し低音を厚くして欲しかったところ。

あと薄型化したことが理由か分かりませんが、音量を上げると背面が共振して指先に震えが伝わってきますねこれ。気になる人もいるかも。

あとサウンドイコライザー機能は欲しいな。ゲームスペースでゲーム毎にサウンドチューニングできたら最高。メーカーさん機能追加よろしくお願いします!

イヤホンジャックは欲しかった

まあ僕がスマホでゲームをする時に有線ヘッドセット使うからなんですけどね。でもゲーミングモデルだったら遅延しないイヤホンジャックは残して欲しかったよなぁ。

▼使えない訳じゃないけれど、3.5mmジャック接続したい場合は以下のようなUSB-Cから変換するアタッチメントが必要になってきます。↓

薄型化に伴って省かれたのか分からんですが、とりあえず有線イヤホンやヘッドホンを使っている人はアタッチメントが必要なので手に入れておきましょう!

カメラの画質は色鮮やかに撮れる派手系

カメラは5,000万画素で光学手ブレ補正対応の広角カメラ+マクロ撮影にも対応する5,000万画素の超広角カメラの2カメラ仕様!

撮影した写真は見た目に忠実というよりも色鮮やかに撮れるタイプでした。個人的には好き!

▼まずは広角カメラでパシャリ。色鮮やかに撮れるのでSNSにこのままアップして良いくらい。↓

▼超広角カメラも高画素なので精細。ただメインカメラと比較すると空が青いですね。濃くなる感じかな。↓

▼望遠カメラを搭載していないので5倍位上は結構粗くなっちゃう。超広角、1倍、5倍、10倍で並べてます。↓

▼でも飯撮りでよく使う2倍望遠は画質も綺麗。実用的なのは2倍までかな。↓

▼ポートレートも綺麗に背景がボケた!撮影前にF値を1〜16で設定できるほか、24mm以外に33mmの画角も選べました。↓

▼マクロは被写体に近づくと切り替えアナウンスが表示されるのでタップするとマクロモードに。これも5,000万画素の超広角カメラを使ってるので思ってたよりも精細で綺麗。↓

▼暗所撮影も十分な画質。ただズーム撮影は画質が悪くなるので撮るなら1倍がオススメ。↓

▼メインカメラは光学手ブレ補正にも対応!ただ歩きながらの撮影だとブレ軽減時の滑らかさが今ひとつでした。定点なら十分な補正力かと思います!↓

インカメラは画面下に埋め込まれているので画質はやっぱりイマイチ。やっぱりどうしても白っぽくモヤッとしちゃう。なのでインカメラ自撮りが多い人は注意。

カメラ特化のスマートフォンではないので構成こそシンプルだけど、日常使いする分には必要十分といった感じかな。個人的にはこれだけ撮れたらひとまず合格。

薄型だけど大容量バッテリー搭載!

薄型ボディーだったのでバッテリー容量が心配だったけれど、資料を見て一安心。バッテリー容量は6,000mAhを搭載していて思ってたよりも大容量でした!ちなみに80Wの急速充電にも対応しちゃってます。

▼80W充電器も同梱!これは嬉しい!↓

▼充電が速いのでゲームの休憩中にガーッと充電できるのもGood。↓

バイパス充電でバッテリーを痛めない

スマホのバッテリーは充電を繰り返すと劣化するので、充電しながらのゲームは推奨されてません。すぐにバッテリーがダメになるからね。

とは言え、ゲームはバッテリーの消費も激しいし、バッテリーには良くないと分かっちゃいるけど充電しながらゲームしてしまうんですよ…。

でもご安心を。こちとらチャキチャキのゲーミングスマホなので、その点もバッチリ考慮されてます。それがバイパス充電機能。

▼ちなみにREDMAGICでの機能名は「充電分離」といいます。↓

バイパス充電(充電分離)をオンにすると、直接システムに給電するのでバッテリーを痛めません。長時間プレイも安心。

あとバッテリーを充電しないので熱も抑えられるなど良いことずくめ。長時間ゲームをプレイする人には神機能ですねぇ。手に入れたら必ず活用してくださいね!

ゲームを有利にプレイする機能が満載

REDMAGIC 10 Airはゲーミングスマホということで、ゲームを有利・快適にプレイするための機能が満載!

▼本体の左側面に備わっている赤いボタン(マジックキー)を長押しするとゲームに特化した「REDMAGICゲームスペース」にアクセスできます。↓

REDMAGICゲームスペースではゲーム毎にパフォーマンスなどを設定できるようになっているので、この2Dゲームは軽いから低パフォーマンス設定、こっちの3Dゲームは重量級だから最高パフォーマンス設定という感じでゲーム毎に設定を保存しておけます。

▼またゲーム中は画面の端からスワイプすることでゲームコンソールを開くことができ、ゲーミング機能のオン・オフなどが行えます。もちろんここでの設定もゲーム毎に保存されます。↓

▼ハードウェアとしてはコントローラのように操作できるL/Rタッチセンサーを搭載!ゲーミングスマホらしい部分ですね!↓

大体の人は横持ちプレイの時に親指2本でゲームを遊んでいると思いますが、L/Rタッチセンサーを使えば誰でもカンタンに4本指で操作できちゃいます。

FPSゲームだと・・・

  1. 前進しながら
  2. 武器を構えつつ
  3. エイムして
  4. 撃つ

これが同時にできるってわけです。特に普通のスマホで2本指操作している人は劇的に操作性が変わるのでめちゃくちゃ有利!

実際に操作した感想としては、角張った形状のスマホなので指の第一関節部分が角に当たりやや押しづらさを感じました。まあこれは慣れですねぇ。しばらく使っていたら気にならなくなったので、しばらく使い込んでみてください!

▼あと結構グレーな機能としては画面の中央にレティクルを常に表示できる機能が備わってます。↓

最近はゲーミングディスプレイでも同じ機能が搭載されている製品も多々ありますねぇ。

FPSではかなり有利になっちゃうし昔はハードウェアチートとも言われていたので使うか使わないかはお任せしますが、そんな機能まで搭載されてます。

先述した欠けのないディスプレイやバイパス充電も含め、ゲームを有利に快適にプレイできる機能を利用できる点がゲーミングスマホの最大の魅力ですね!

REDMAGIC 10 Airの注意点ピックアップ

購入する前に伝えておきたい注意点もピックアップしておきます!

  • 最新モデルだけど最新SoCではない
  • おサイフケータイに非対応
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 6.8型はスマホの中で超大型クラス
  • 望遠カメラが無いのでズーム撮影が苦手
  • NetflixがWidevine L3だった

最初にNetflixがWidevine L3だったのは発売前の端末だからかも。本体自体はL1に対応してます。

SoCは1世代古いSnapdragon 8 Gen 3。パフォーマンス的には十分かと思うんですが、「現時点で最高峰のパフォーマンスが欲しい」という人には向いてません。

続いて、おサイフケータイとワイヤレス充電は非対応です。すでに活用している人は不便になってしまうのでご注意を。

筐体サイズは6.8型ディスプレイを搭載しているので超大型クラス。iPhone 16くらいの標準的なサイズが使いやすいという人は、このデカさは扱いづらく感じるかも。

カメラはミドルハイ的な構成で望遠カメラを備えていないのでズームが弱いです。普段から望遠カメラで撮影することが多い人はご注意を。

このあたりが問題ない(またはゲーム用スマホとしてのサブ機)なら検討してOKかと思います!

上位モデルとも比較してみよう

▼上位モデルと比較するとこんな感じ。↓

上位モデルのREDMAGIC 10 Proは・・・

  • 最新最上位SoCのSnapdragon 8 Eliteを搭載
  • ゲームのアップスケーリングに対応
  • 高リフレッシュレートは144Hzに対応
  • 冷却用の内蔵ファンを搭載
  • バッテリー容量は7,050mAhで充電は100W
  • おサイフケータイ(FeliCa)に対応
  • 防水防塵は非対応

と、上位モデルなだけあり防水防塵以外はリッチになってます。価格差は38,000円。この差額を上の付加価値代として払って良いなら上位モデルへGO。

▼上位モデルのREDMAGIC 10 Proもレビューを出しているので良かったらチェックしてみてね!↓

性能やばすぎ。ゲーミングスマホ「REDMAGIC 10 Pro」の本音レビュー

REDMAGIC 10 Airまとめ

REDMAGIC 10 Air、なかなか良いですねぇ。

いわゆる廉価モデルといった立ち位置ではあるんですけど、ハイエンドSoCを備えつつ薄型化・防水防塵などの付加価値を付け加えながらリーズナブルに仕上がってます。

性能的にもSnapdragon 8 Gen 3で十分だよって人も多そうですし、REDMAGICのゲーミング機能も惜しみなく詰め込まれているので、お手頃価格のハイエンドゲーミングスマホとして人気出そう。

もちろん注意点の項目でピックアップした部分は考慮する必要があるので、自身に合うモデルかどうかを確認しながら検討してみて下さい!

それではREDMAGIC 10 Airのレビューでした!参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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