GLIGO先行レビュー。インクスクリーン搭載スマートウォッチを試す

GLIGO

クラウドファンディングサイトINDIEGOGOに登場した途端、瞬く間に目標額を達成し、現在はMakuakeにて日本展開の出資を募っている大注目なスマートウォッチ[GLIGO]。

既にMakuakeでも目標額500,000円に対し23,270,500円を達成。目標額の4654%をかき集めるだけの人気製品です。執筆時点では出資を募る期間中で早期出資者はお得な価格でゲット可能となっております。

さて、大注目なミニマル×ハイテクなスマートウォッチGLIGOですが、先行レビューとしてガルマックスにサンプルが届きました。

僕の求めていたモダン×ミニマル×ハイテクが高い次元で融合したスマートウォッチで、こりゃ人気を博すだろうな、というのが率直な感想です。GLIGOの先行レビューを是非ご確認下さい!

▼まずはGLIGOの動画をチェック!↓

先行レビューは、まだ一般販売前の製品なので、メーカーは各種調整を行っている段階でのレビューの為、製品リリース時には本記事で記載されている仕様が変更・改善されていたりする場合があります。長期的に製品を利用し随時情報を更新いたします。

GLIGOの発売次期と価格

早期出資者は2018年10月頃にお届け予定。

価格は替えベルトが1本2,500円(3種あり)、本体価格は22,000円となっております。早期出資はこの価格から割引が入るので、欲しい方は早期出資がオススメです。

GLIGOのメリット・デメリット

※一般販売前なので製品リリース時に仕様変更や改善が入る場合があります。

[良かった]

  • 電池持ちがズバ抜けて良い
  • 主張しすぎないシンプルでモダンなデザイン
  • インクスクリーンによる視野性の良さ
  • スマホと連携可能
  • 防水仕様
  • 各種計測機能を搭載

[イマイチ]

  • ソフトウェアがまだまだ煮詰まっていない

GLIGOを開封!付属品をチェック!

この項目ではGLIGOを開封して付属品をチェックしています!

外箱はホワイトでシンプルなパッケージ

▼外箱はホワイトでGLIGOのイラストがプリントされているシンプルなボックス。お弁当箱タイプでした。↓

GLIGOはホワイトの箱に入って届きました。

ベルトは取り外した状態で梱包されてます

▼パカッと蓋を開くとGLIGOの本体がドドーンと入ってます。ベルトは別梱包のようで本体にベルトが付いていない状態で入っておりました。↓

GLIGOはフタを開けるとベルトが分離された状態で梱包されていました

下段にアクセサリー類などが丁寧に梱包されてます。

▼本体の入っている上部を取り外すと取扱説明書が入っているボックス。↓

GLIGO

▼その下にはアクセサリーとベルトが別々に丁寧に梱包されてます。↓

GLIGO

GLIGOの付属品を全て出してみた

▼これがGLIGOのパッケージ内容。本体、ベルト1種、充電ケーブル、取扱説明書が言語別に2種。↓

GLIGOの付属品にはベルトや充電器が含まれています

取扱説明書は英語と中国語の2種でした

▼先行レビューで利用しているGLIGOは海外から直送されてきたもので、付属する取扱説明書は英語と中国語の二種となってました。↓

GLIGOの取扱説明書は英語と中国語の2種が入っています。

とりあえずGoogle翻訳アプリを利用して英語の説明書を翻訳しながら設定を済ませたのですが、使い方は至ってシンプルな内容です。後ほど紹介しますね。

充電ケーブルはマグネット式

▼付属する充電ケーブルは片方がUSB-Aの形状なので、スマホの充電器などに挿して利用することができます。↓

GLIGOの充電ケーブルは専用のマグネット式

▼先端の端子は独自の形状で、マグネットでピタッと引っ付くタイプ。↓

GLIGOの受電ケーブルは先端がマグネットとなっており、ペタッと貼り付けることが可能です。

GLIGOの外観・デザインをチェック

ここからはGLIGOの外観とデザインをチェックしています。

フィット感の高い編み込みベルト

▼付属するベルトは1950年代に流行した編み込みベルトを採用。↓

GLIGOに標準で付属するバンドは編み込み式です。

▼ベルト幅は実測で22mmでスライド固定タイプとなっています。22mmベルトの汎用品は星の数ほど出回っているので、お気に入りのベルトへ交換するのも容易ですね。

※記事公開時にベルト幅を22mmと記載するべき箇所を12mmと誤っって記載しておりました。訂正してお詫び申し上げます。

GLIGOのベルトはスライドピンで取り付けるタイプ

▼付属のベルトはスライド留め具式。このタイプは細いマイナスドライバーで簡単にベルト調整が出来るタイプ。ベルト先端の加工も美しい仕上がりとなってます。↓

ベルトの調整方法は時計のバンド調整方法を参照してみて下さい。

ベルトを装着してみました

ベルトをGLIGO本体に装着。シルバーにブラックのリングを採用することで、グッと引き締まった印象ながらも上品さも感じることが出来ます。こりゃカッコイイ。

GLIGOにベルトを装着

ホワイト×ブラックの文字盤が美しい

▼様々なアイコンが表示されていますが、実はこれ、既にインクスクリーンが起動している状態。インクスクリーンってメチャクチャ綺麗!

GLIGOの文字盤はインクスクリーン

リューズもロゴ入りで拘りを感じる

▼ボタンとリューズはGLIGOの右側面。リューズにはGLIGOの「G」ロゴが刻印され細かな部分も拘りを感じることが出来ます。

GLIGOのリューズもロゴ入り

背面はハイテク

▼クルッとひっくり返して背面をチェック。背面には心拍数を計測するセンサーや充電用の端子が備わっており、一気にハイテク感が漂います。

GLIGOの背面はハイテク

GLIGOの使用レビュー!

ここからはGLIGOを実際に利用して気がついた事などをレビューとして書いています!

GLIGOのモードと出来ること

GLIGOはビジネスモード、スポーツモード、カジュアルモード、省電力モードの4つのモードを任意に切り替えて利用可能です。

▼モードの切替は下ボタンを長押しするとモードが順に切り替わります。また、専用アプリでも変更可能。↓

GLIGOのモード変更は下ボタン長押し

ビジネスモード

現時点で(Androidで試した限り)実装されていませんが、リマインダー機能で登録したスケジュールの開始時間を文字盤の外枠に表示してくれます。

カジュアルモード

カジュアルモードはマニュアル時計の時間と、スマホの時刻を同時表示出来るモード。

GLIGOは針の時計はマニュアルで調整するクオーツ式、一方でデジタル時計はスマートフォンの時刻が反映されるので、例えば海外に渡航した時に自動的にスマホの時刻が現地時間に切り替わると、GLIGOのデジタル部分のみが自動で現地時間を表示します。

海外に渡航することが多い方は日本と現地の時間を簡単に確認できるのでGood。

スポーツモード

アプリで設定したスポーツ量(使った限り、おそらく歩数)の達成までの%をGLIGOの文字盤外側にリングで表示して知らせてくれるモード。

省電力モード

全ての通知機能がオフとなり、単純に文字盤背景の色のみを切り替え出来るモード。省電力モードでは一度の充電で最大半年間、インクスクリーンの表示切替が可能となります。

GLIGO本体での操作方法はシンプル

実際に腕に取り付けたGLIGOからどの様な操作が可能か試してみました。

タッチパネルではないので操作はボタン操作

GLIGOのディスプレイはタッチパネルではないので、各種操作はボタンで行うようになっていました。操作といってもボタンを短く押すか長押しするか位で非常にシンプルです。

上ボタンの挙動

短く押すと初期状態ではスマートフォン捜索機能が働き、スマートフォンからアラームが鳴ります。

▼アプリでマイクやカメラを選択している時は、マイクでの録音開始、カメラのシャッターとして利用可能。↓

GLIGO

但し、現時点ではアプリを立ち上げ、マイクやカメラを選択し、アプリを立ち上げている状態でないとこれら録音や撮影機能が利用できないので少々使い勝手が悪いです。基本はスマートフォン捜索機能として利用するのが良いかも知れません。

長くボタンを押すと心拍数の測定開始となり、測定したデータはGLIGOのスクリーンに表示されるほか、専用アプリにデータが記録されるようになっています。

下ボタンの挙動

下ボタンを短く押すとインクスクリーンがブラック、ホワイトに交互に切り替わります。

ボタンを長く押すとモードを切り替え可能で、ビジネスモード、スポーツモード、カジュアルモード(デジタル時計表示)、カジュアルモード(カレンダー表示)の順に切替が可能でした。

ちなみに省電力モードへの切替は不可で、アプリからのみ変更可能となっています。

アプリの導入と初期設定、各種設定項目の紹介

さて、GLIGOはインクスクリーンだけが特徴ではなく、スマートウォッチとしてスマホと連携利用が出来る事も大きな魅力です。

現時点でアプリ言語は英語と中国語のみ対応となっていました。アカウント登録など一部はComing Soon(近日公開)と表示され、ソフトウェアを煮詰めていることが伺えます。

アプリの導入方法と初期設定

▼取扱説明書に記載されているQRコードからアプリをインストール。iOS(iPhoneなど)とAndroid用のアプリがそれぞれ用意されています。↓

GLIGOは専用アプリで表示可能です

▼Set up your Gligo Watch Oneをクリックして初期設定に進みましょう。↓

GLIGO

▼名前の入力。↓

GLIGO

▼続いて性別を選択します。↓

GLIGO

▼生年月日を入力して・・・↓

GLIGO

▼身長と体重を入力しましょう。↓

GLIGO

▼最後に歩数計の目標値を決めたら初期設定は終了です。↓

GLIGO

▼GLIGOの接続画面に推移するのでタップしてスマホなどと連携。↓

GLIGO

▼続いて各種通知をGLIGOへ飛ばす為の設定が入ります。僕の場合は自動的に通知へのアクセス画面に移動したので専用アプリをタップしてオンにしました。↓

GLIGO

これで初期設定は完了です。

現時点で表示言語は英語又は中国語。各種設定項目を紹介

専用アプリの言語は英語又は中国語の状態で、今後のソフトウェアアップデートでの日本語対応に期待したいところです。ホーム画面は4ページ構成で左右スワイプで切り替え可能となっています。

▼トップページはGLIGOの動作モードを切り替えと歩数計や移動距離、消費カロリーなどを表示↓

GLIGO

▼2ページ目は睡眠管理機能ページ。就寝時間、起床時間、トータルの睡眠時間、ノンレム睡眠時間などが確認出来るようになっていました。↓

GLIGO

▼3ページ目は心拍数の管理画面。GLIGO本体からも心拍数の計測スタートが操作出来ますが、アプリに表示されている[Click start]をタップすることでアプリからも遠隔操作で心拍数の計測を開始可能です。↓

GLIGO

▼最後はリマインダーのページ。↓

GLIGO

各種設定項目を翻訳してみました

▼設定項目はこんな感じ。日本語でも翻訳しときます。↓

GLIGO

  1. Step Goal:1日の目標歩数設定
  2. Screen Color:文字盤の色設定(GLIGO本体でも操作可能)
  3. Screen display:ビジネスモード時にスクリーンに表示する情報の選択。非表示、カレンダー、時間を選択可能
  4. Call:着信通知
  5. Agenda:リマインダー通知
  6. Message alert:メッセージ通知
  7. Application:アプリからの通知
  8. Sedentary:長時間座っている状態(長時間着席による血圧低下喚起)を知らせてくれる機能。通知時間は30、60、90、120分から選択可能です。
  9. Healthy drinking Water:給水通知。身長、体重、年齢から1日に必要とする水分量を計算し、最適な給水時間に通知してくれる機能
  10. Low power:バッテリーが少なくなってきたら通知してくれる機能。残バッテリーが20%時点で通知してくれます。
  11. Care reminder:ケアリマインダー。何に働いているのか現時点で不明
  12. Smart aram clock:アラーム設定
  13. Anti lost:接続している機器とGLIGOの接続が切れた時に通知してくれる機能
  14. Search for mobile:スマートフォン捜索機能。GLIGOの上ボタンを押すことでスマートフォンからアラームを鳴らすことが出来ます。アラームは3種から選択可能
  15. How to use it:使い方説明。執筆時ではアクセス出来ませんでした。
  16. Firmware version:現在のバージョン確認
  17. Device Number:モデル名みたいなもの

GLIGOの使用感をチェック

充電ケーブルは向きがある

▼マグネット式でパチっと留まる充電ケーブルは向きがありました。この方向じゃないとくっつきません。

GLIGOのマグネットケーブルには方向がある

軽量でフィット感抜群の装着感。防水仕様で使い勝手もよい

GLIGOはベルト込みの重量が実測76g。この重量を実現する為に本体の素材には316Lスチールを採用しております。

編み込みベルトは柔軟性がありながらも、腕にカッチリとフィットする付け心地の良さが光っていました。GLIGOは様々な計測が可能なスマートウォッチ。運動時にもしっかりフィットするので付け心地は非常に好印象です。↓

GLIGOは運動時にもフィット感が抜群

GLIGOは30メートル生活防水仕様なので、雨や汗くらいなら全く問題なく利用できるのもGoodですね。↓

視野性が抜群。文字盤の色を変えられるのはGood

GLIGOは文字盤全体をブラックまたはホワイトへ任意に変更可能となっており、利用シーンに応じて視野性の良い文字盤色へ切り替えることが可能です。

GLIGOでの操作は下ボタンを短く1回押す毎にホワイトとブラックが切り替わります。

▼文字盤をブラックに変更。↓

GLIGOのブラック文字盤

▼文字盤をホワイトに変更。↓

GLIGOの文字盤色をホワイトに変更

文字盤の背景色を変更することで視野性を最適な状態へ変更出来るだけでなく、GLIGO自体の印象もガラッと変更することが可能です。

インクスクリーンは低反射なので照り返しが非常に少なく、視野性が非常に高い画期的な仕組みだと感じました。

インクスクリーンは表示内容が更新される毎に反転色に1回切り替わる

GLIGOは様々なアイコンやデジタル時計、カレンダーなどをスクリーン上に表示出来ますが、表示内容が更新される時は一旦反転色となり、設定色に戻る時に表示内容が更新されます。

例えばブラックで背景色を設定している場合、着信通知で電話マークが表示される時はブラック→ホワイト→ブラック(電話アイコン表示)のような挙動。

カジュアルモードですと10秒に一度秒数を大雑把に確認できるリングが表示されるのですが、このモードだと、10秒に一度表示内容が更新されるので頻繁に反転色点滅が繰り返されます。

ビジネスシーンで文字盤が頻繁にチカチカするのはちょっと。。。という方はビジネスモードに切り替えましょう。ビジネスモードの表示内容はアプリから設定可能で、表示内容をオフにすると時間やカレンダーも表示されないシンプルな背景色のみの表示となり、反転色点滅しません。

ビジネスモードでもデジタル時計を表示すると、1分毎に時間表示が更新されるので、1分に1度、反転色点滅するので覚えときましょう。

電池持ちがメチャクチャ良い。バッテリー切れでも時間は分かる

GLIGO

GLIGOの針の時計はクオーツ式でボタン電池で駆動するタイプ。最長で約2年間電池が切れる心配がありません。

インクスクリーン部分は充電池駆動で省電力性能が非常に高いことから、1度の充電で約30日は駆動するそうです。

手元にGLIGOが届いて3日利用していますが、まだ、バッテリーは96%残ってます。かなりバッテリー持ちが良いですね。

充電バッテリーが切れると通知機能などスマート連携機能は利用できませんが、針の時計は電池駆動なので時間確認が出来るのはGood。

通知機能はシンプル。スクリーンには各種通知がアイコンで表示される

▼GLIGOは各種通知を専用アイコンで表示される仕様です。↓

GLIGO

例えばメッセージ通知時に内容を表示したり、着信時に番号や登録名を表示することは出来ません。

個人的にこの類の製品には逃してはマズイ通知のみを飛ばすように設定しているので、このシンプルさで十分ですが、内容まで確認したいという方は注意しましょう。

気になったところ

ソフトウェアはまだまだ煮詰まっていないのでアップデートに期待

GLIGO

現時点で気になった事も残しておきます。

例えば、着信通知のときに知らせてくれるのですが、発信時にもスクリーンに受話器マークが表示され振動します。これは結構ビックリしました。

接続の安定性も改善の余地あり、といったところです。接続は1日に何度か切れてしまい、自動で再接続してくれると良いのですが、僕が試した限り再接続されずアプリから再接続するはめになり、結構面倒くさかったです。

また歩数計の精度もいまいちです。僕もガジェットブロガーなのでかなりのスマートウォッチ、スマートバンドを利用していますが、普段から利用しているスマートバンドとGLIGOの歩数計の数が10000歩あるくと800~1000歩ほどの誤差がでます。もちろん、利用しているスマートバンドはジムのランナーで歩数と距離を確認して最も正確な数値を記録出来た製品なので、現時点でGLIGOの精度は少々低いと言わざるを得ません。

これらは今後のソフトウェアアップデートで十分改善できることなので、今後のアップデートに期待したいところです。

GLIGOまとめ・総評

GLIGO

GLIGOの先行レビュー、如何でしたでしょうか。

クラウドファンディングで出資を募り製品化まで辿り着いたGLIGO。インクスクリーンや各種計測ユニットを搭載するなどハイテクな部分を備えながらも、必要な機能を厳選しミニマルでシンプル。

まだまだ荒削りな部分があることも事実ですが、今後のアップデートでどの様に改善されていくか、スタートアップ企業の対応力も含めて成長を見られるのはクラウドファンディングで生み出される製品に出資する楽しみの一つでもあります。

モダン×ミニマル×ハイテクの素敵な組み合わせを実現した[GLIGO]スマートウォッチ。是非、応援してあげて下さい!

現在、早期出資期間中。本体価格は通常22,000円ですが早期出資特典で18,000円。カラーはブラック又はシルバー(カラーと同色の編み込みバンドが1本付属)から選べます。また、2500円で3種のバンドから1本選んで追加購入も可能となっています。

出資先は以下のMakuakeからどうぞ!

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