Xiaomi Black Friday 2024 1100x150

格安スマホを購入する場合は技適とIOT認証にクリアした製品が安心。

スマートフォン一覧

最近、Amazonなどのネットショップで気軽に海外の格安スマホが購入可能となっていますが、技適に関しての注意点と、IOT認証(相互接続性試験)に関しての注意点を残しておきます。

簡単に購入が可能だからこそ、しっかりと知っておくべきです。

技適の無い端末は現状ガジェットギーク向けです。

私達が日本国内で無線機器を利用するには技適マーク付きでないと違法。

技適マークとは、日本国内で電波法に問題がない端末に与えられるマークです。

スマートフォンを日本の電波法をクリアして利用するには、「技術基準適合証明」と「技術基準適合認定」の2つを取得しなければいけません。

技適マークがついていない製品で通信(モバイル通信、音声通話通信、Wi-Fi接続、Bluetooth接続など)を行うと電波法的には違法となるということですね。

技適マークの「D」と「AD」区分に関して。

スマートフォンを利用する場合、音声通話通信とデータ通信の両方を利用します。

技適マーク横に記載されている番号の頭文字が「D」の場合はデータ通信、「AD」の場合は音声通話通信とデータ通信に区分されます。

この区分ですが、私の所有しているUPQのスマートフォンで、発売当初技適マークの頭文字が「D」となっており回収騒動となりました。そうですよね、スマートフォンとして販売されている端末の技適区分が「D」の場合データ通信のみの認定となり、音声通話の通信は法律上違法となります。

▼スマートフォンの場合、音声通話通信とデータ通信を行うので「AD」となる。↓

技適マーク

海外製品購入前に「技適マーク」が取得されているか調べることが出来ます。

総務省の電波利用ホームページで技術適合証明などを受けた機器情報を検索可能です。

購入前に技術適合証明を受けているか確認する場合、「形式又は名称」で検索しましょう。検索するには画面を少しスクロールして「送信」を押す必要があります。

技適検索画像

技適は大前提ですが「IOT認証」も非常に重要。

技適マークは、日本国内で無線端末を利用する場合必須となりますが、技適マークを取得している製品であっても「IOT認証(相互接続性試験)」を取得していない端末も多く存在しています。

IOT認証は各キャリアのお墨付き認証。

IOT認証(相互接続性試験)」は電波屋さん(ドコモやau、ソフトバンク等)が端末メーカーに対して相互接続に関しての試験が出来るように提供しており、認証を通過した端末は晴れて「○○の電波に対応!」だとか表記が出来ると言うわけです。

つまり、格安スマホの謳い文句である「ドコモの電波に対応!」だとか「ソフトバンクの電波に対応!」だとかの表記は、IOT認証を通過している製品と捉える事が出来ます。

しかし、IOT認証に通過していない製品は、「バンド1(2100MHz)に対応!」といった具合で、どのキャリアで利用されているバンド1なのか不明です。

この様な表記の場合であっても、電波種別と周波数帯により電波を掴む事が可能な場合も多いですが、あくまで2100MHzの電波をつかめる可能性があるということ。

少し細かい話ですが、2100MHz帯と言っても、ドコモ、au、ソフトバンクで利用している2100MHz帯は周波数が違います。あくまで【帯】ですので、どのキャリアのバンド1(2100MHz)をしっかり掴めるかは分かりません。

ですので、格安スマホの本体の謳い文句も結構重要なんですね。

海外仕様の端末を国内で利用するには面倒くさい&割高。

例えば、海外仕様の端末であっても、海外のSIMを用いて国際ローミングを使って端末を利用するという方法もありますが、一般的に現実的ではありません。

今回、技適マークやIOT認証を取り上げたキッカケは、ネット通販で海外仕様の無線機器が沢山流通していたので、注意喚起も含めて執筆しています。

確かに海外仕様の格安スマホ(SIMフリースマートフォン)はコストパフォーマンスに優れた製品が非常に多く魅力的です。

しかしながら、その様な製品を「何も知らずに」購入することは、電波法に違反する恐れもありますし、上手く電波を掴めず使いものにならない場合もあることから、現状海外仕様の端末はガジェットギーク向けであり、一般向けにオススメ出来るものではありません。

安くて高性能な魅力溢れる端末が沢山市場に出回っていますが、しっかりと技適やIOT認証に関して把握してから検討しましょう。

ページトップへ