ロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」レビュー!業界初の3D物体回避と高度なマッピングが魅力

DEEBOT OZMO T8

ECOVACS ROBOTICSが満を持して日本に投入する最新ロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」は一体どんな掃除機なのだろうか。2020年6月29日に発売となった最新モデルをひと足お先に数週間使ってみたのでレビューをお届けします!

今回のレビューするモデルはこれ。通常価格は76,500円ですが値下がって手に入りやすくなっています。リアルタイム価格は以下からご確認下さい。

ECOVACS ROBOTICSってどんなメーカー?

DEEBOT OZMO T8

みなさん、ECOVACS ROBOTICSをご存知でしょうか?

家庭用ロボットの研究と販売で15年以上の経験を持つ老舗ブランドで家庭用ロボットブランド界ではトップ3に入る超有名メーカーでございます。

現在、35カ国以上で展開されていて、日本でも品質と機能性の高さからシェアを急速に伸ばしているブランドなのです。もちろん日本公式サイトがあってサポート体制も充実。スペアパーツなども入手しやすいですし某ブランドを愛用していた僕もこの辺りは遜色ないという評価です。

DEEBOT OZMO T8ってどんなロボット掃除機?

DEEBOT OZMO T8

  • DEEBOT OZMO T8のハイエンド帯ロボット掃除機
  • 発売時期:2020年6月29日
  • 気にいった:吸引から水拭きまで対応できる。3D技術で”ぶつからない掃除”ができ、マッピングも高精度なので隅々まで綺麗に掃除できる
  • 気になった:本体のアナウンス言語が英語(設定で変更はできる)。各種操作はスマホアプリを利用するので初期設定の敷居が人によっては高く感じるかも

↓ガルマックスジャッジ↓

おすすめ度 ★★★★☆ 4.5点
性能 ★★★★★ 5点
段差乗り越え ★★★☆☆ 3点
吸引力 ★★★★☆ 4点
マッピング ★★★★★ 5点
ゴミの捨てやすさ ★★★★☆ 4点
リモコン・アプリ ★★★☆☆ 3点
持続時間 ★★★★☆ 4点

DEEBOT OZMO T8の付属品。スペアはAmazonでも簡単に購入できる

DEEBOT OZMO T8
標準パッケージにはブラシやフィルターのスペアパーツも含まれている。

付属品は本体以外に充電台、ブラシ、フィルター、モップ(繰り返し使えるタイプ)、使い捨てモップ、取扱説明書などが付属。

DEEBOT OZMO T8
もちろん取扱説明書も日本語

付属品にはスペアパーツも含まれているのですが、Amazonでも簡単にスペアパーツのセットが購入できます。お値段もリーズナブル。

あと、困った時も電話やメールで問い合わせできるのでサポート体制も万全。さすが老舗メーカーだけありこの辺りはしっかりしてますね。

DEEBOT OZMO T8の機能とサイズをチェック

自動帰還
リモコン スマホを利用
水拭き
衝突回避・落下回避 3D物体回避、赤外線センサー、落下防止センサー、クッションバンパー
マッピング ○:1階、2階など複数のマッピングデータを登録できる
自動ゴミ収集機 対応:別売り
掃除スケジュール
立ち入り禁止エリア ○:水拭き禁止エリアも別途設定可能
スマートスピーカー Google Home、Alexaに対応
段差乗り越え 2cm
サイズ 353×353×93

DEEBOT OZMO T8はロボット掃除機の中でも最上位クラスと思っていただいてOK。基本的な機能は網羅しており、あとから自動ゴミ収集機(本体ダストボックス30杯分が収集できる)も別売りとなりますが利用可能でグレードアップもできます。(自動ゴミ収集機付きはDEEBOT OZMO T8+という製品名でセット販売もしてます。)

それに加え、DEEBOT OZMO T8はスマートフォンを利用した高度な本体制御や、業界初となる3D物体回避、空間を3D認識することによる高精度なマッピング(間取りの把握)ができるECOVACS ROBOTICSの技術の粋が結集したモデルなのです。

リモコンはスマホ。初期設定は簡単

DEEBOT OZMO T8は様々な機能を搭載しているんだけど、それらを利用するにはリモコンが必要。で、そのリモコンは皆さんが持っているiPhoneやAndroidのスマホを使います。アプリのダウンロード先は取扱説明書に記載があるのでチェックしてみて下さい。

DEEBOT OZMO T8
設定は簡単。本体のQRをスマホアプリで読み取って自宅のWiFiルーターのパスワードを入力するだけ。基本的に画面の指示に従って設定すればOK

DEEBOT OZMO T8はいわゆるスマートロボット掃除機とうジャンルの製品なので、フル機能を利用するにはスマホとWiFiルーターが必須。この点は注意ポイントですね。かなりイージーに接続できるのですが、それでも難しいと感じる場合は詳しい人に助けてもらったり、サポート窓口に手伝ってもらったりしましょう。

これらの操作をしていて気がついたのはDEEBOT OZMO T8が発するガイダンス言語が英語であること。個人的に困ることはないんですが、ロボット掃除機は幅広い層で愛用される製品なので出来れば初期から日本語のガイダンスだったら嬉しかったかな。

日本語のガイダンスに変更する方法

しばらく英語で使ってたんですが、スマホアプリの設定項目から日本語ガイダンスに変更できた!これから購入された方は日本語ガイダンスに変更しておきましょう!

「・・・」を押して「その他の設定」→「音声レポート」→「言語」を日本語に設定すると日本語ガイダンスに変更できる

お手入れが簡単。特にダストボックスが使いやすい

ロボット掃除機は手入れのしやすさも注目したいポイント。その中でもダストボックスはこれまで僕が使ってきたロボット掃除の中で一番使いやすかったです。

DEEBOT OZMO T8
背面パネルをあけて取っ手を起こすことでロックが解除されポコっと引き抜ける
DEEBOT OZMO T8
ダストボックスの赤いボタンを押すとパカッと大きく蓋が開くのでゴミ捨ても楽。

これまでは後方にダストボックスが搭載されているモデルを使っていたけど、ゴミの捨てやすさは上部に備わっているほうが扱いやすいですね。その他、スクリューブラシも簡単に取り外せてクリーニングできるものGood。

DEEBOT OZMO T8
スクリューブラシも2箇所のロックを外すことで簡単に取り外せる

吸引力は十分。強敵の”猫砂”も吸い込めた

DEEBOT OZMO T8
我が家の猫。猫砂を散らばすのが趣味

ロボット掃除は日々の掃除を軽減するサブツールですが、それでも吸引力は求めたい。細かいチリや髪の毛が吸えるのは当然として、僕が気になっていたのは猫砂が吸えるかどうか。

DEEBOT OZMO T8
最近変更した猫砂が結構な大粒で・・・これ吸えるのか心配

DEEBOT OZMO T8を朝と夕方の2回掃除するようにスケジュールを設定し、1週間ほど利用していたのですが、このサイズの猫砂でもバッチリ吸い込んでます。

DEEBOT OZMO T8の吸引力デフォルト設定はフルパワーではなくて吸引力を制限して騒音を小さくする動作に設定されているので、ゴミを掻き込む回転ブラシはゆっくりめに動作するんですが、それが猫砂と相性がいいのか飛び散らず確実にダストボックスに放り込んでくれるんです。

その結果、大粒の猫砂も含めしっかり綺麗に掃除してくれるので、掃除のサブツールといえど満足度はとっても高いです。

水拭き対応。モップの脱着で水拭き禁止エリアを自動設定してくれる

DEEBOT OZMO T8は水拭きに対応していて、水量調整も自動で行ってくれるスグレモノ。

DEEBOT OZMO T8
水拭きする時はモップ(または使い捨てモップ)を装着したプレートをタンク下部に取り付けて水を入れるだけ。本体を持ち上げずにモップを取り付けられるのはGood

フローリングでは吸引の掃除に加えクイックルワイパーとかで水拭き仕上げしている方も多いとおもいますが、その水拭きも一気にしてくれるので凄く便利。やっぱり水拭きするのとしないのでは仕上がりが全然違います。

DEEBOT OZMO T8は高度なマッピング機能を搭載しているので水拭きしては駄目なエリア(例えばカーペットなど)を水拭き禁止エリアとして指定できます。フローリングだけ水拭きするような使い方も出来るのでご安心を。

水拭き禁止エリアの挙動としてはこんな感じ

  • モップ装着時:禁止エリアに立ち入らず吸引掃除もしない
  • モップを取り外した時:水拭き禁止エリアが解除され吸引掃除する

賢いのは、水拭きプレートを水タンク下に装着しているかどうかで吸引掃除か水拭き掃除か判断してくれること。水拭きしたい時はモッププレートを水タンク取り付けて本体に装着するだけで水拭きであることを認識し水拭き禁止エリアが指定されたマップを自動で呼び出します。

なので、難しいことは考えずに水拭きしたい時にパパっと使える手軽さも気に入ってます。が、1点だけ、モッププレートとタンクは突起を差し込んで爪でロックするタイプ。これが取り外しづらい。ここは改善の余地はありそうです。

”ぶつかる掃除”から”回避する掃除”へ。3D物体回避が凄すぎる

DEEBOT OZMO T8
DEEBOT OZMO T8の出っ張ってる部分がセンサー。障害物を3Dで認識することで空間把握能力が劇的に向上している

これまで僕が使っていたロボット掃除機はエントリー〜ミドルレンジの製品で、その多くは障害物にぶつかって避けるって動作がデフォ。一方で、DEEBOT OZMO T8はロボット掃除機業界初となる3D物体回避を搭載。

以下はDEEBOT OZMO T8が認識した障害物。赤丸で囲んでいる部分はダイニングテーブルやチェアの脚。こんな細かい部分まで障害物と認識できるんです。

DEEBOT OZMO T8
これまでは把握できなかった障害物も高精度に認識している

これによりはDEEBOT OZMO T8

  • 障害物に触れないで回避できる
  • 高さの足りない隙間に入ろうとしない
  • 乗り越えられない段差にチャレンジしない

という「自ら立ち入ることの出来ない場所を把握して回避しながら掃除する」ことができるのです。賢い。

もちろん、完璧ではないので稀にコツンとあたることはありますが、接触する頻度は劇的に下がっているのがすぐに分かります。これはすごい進化だと思う。

日々の生活で障害物の位置は変わる。けれど、それを常に認識してくれる

DEEBOT OZMO T8

届いた荷物を置いたり、カバンを置いたり、日々の生活で障害物の位置って結構変わるものなんです。

DEEBOT OZMO T8は常に掃除の時に障害物を検知しながら掃除してくれるので、障害物があれば回避、無ければ掃除という感じに臨機応変に対応できます。人の生活に合わせた掃除の仕方はとても感心したポイント。

高度なマッピング技術。掃除の経路も分かるので助かる

DEEBOT OZMO T8は空間を3Dで認識できるので、それを活用したマッピング技術も格段に向上してます。

DEEBOT OZMO T8
掃除した経路も表示される

マッピング技術が向上したことで、「掃除したところ・出来なかったところ」を細かく把握できるのは掃除好きの方にとって嬉しいポイントでしょう。また、DEEBOT OZMO T8が立ち入ることの出来なかった部分は掃除できるよう物の置き方などを改善することもできるので助かってます。

また、マッピング技術が向上したことで立ち入り禁止エリアなども高い精度で指定できるんです。

DEEBOT OZMO T8
アプリから立ち入り禁止エリアを指定できる。それ以外に”水拭き禁止エリア”も別途設定可能

こんな感じで「今日はダイニングテーブルで作業してるから入らないで欲しい」とかそういう要望にも応えてくれるのでとっても扱いやすいんですよね。

DEEBOT OZMO T8まとめ

業界初の3D物体回避と高度なマッピング機能はDEEBOT OZMO T8の持つ大きな魅力で、その実力も確かなものです。

空間を3Dで把握する利点は想像していたよりも多く、行き届いた柔軟性の高い掃除の仕方はこれまで使ってきたどのロボット掃除機よりも高い満足感を得られています。これは、手放したくない。

サポート体制やスペアパーツの入手のしやすさ、自動ゴミ収集機など充実したオプション品の展開など、日本のロボット掃除機ジャンルでトップを狙えるだけのブランドでしょう。

DEEBOT OZMO T8はこんな方にオススメしたいロボット掃除機。

  • 出来るだけぶつからない掃除をしてほしい
  • 機能充実なフラッグシップモデルを低コストで導入したい
  • 充実したサポートがほしい

僕はDEEBOT OZMO T8を使っていて普段のゴミ捨てを軽減すべく自動ゴミ収集機が欲しくなったので別途購入予定。手に入ったらレビューにも追加しますね。

数週間ほど自宅で実用していましたが、その機能性の高さがとても気に入りました。ハイエンドモデルとしては価格的にも魅力的なので、是非、ロボット掃除を検討されている方は世界トップ3に入るブランドECOVACS ROBOTICSのDEEBOT OZMO T8を検討してみて下さい!

DEEBOT OZMO T8の購入先・割引情報まとめ

スペアパーツもAmazonから簡単に購入できます。

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