SIMフリーモバイルルーターHUAWEI E5785のレビュー。楽天モバイル含む全キャリア回線で使えた
HUAWEIから最新のSIMフリーモバイルルーター「E5785」が登場。貴重なSIMフリーモデルで、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルのバンドに対応していたので即買い。実際に全キャリア回線で通信ができるモデルなのか検証してみました。
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HUAWEI「E5785」ってどんなモバイルルーター?
- 2020年7月に発売した約1万円ほどで手に入るHUAWEI製SIMフリールーター
- 仕様的に全キャリア回線のバンドに対応している
- 気にいった:ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイル回線で通信できた
- 気になった:プリインAPNがあっても「デフォルト」設定しないと繋がらないことがあった
↓ガルマックスジャッジ↓
総合評価 | ★★★★☆ 4 |
通信速度 | ★★★☆☆ 3 |
デザイン | ★★★☆☆ 3 |
対応バンド | ★★★★★ 5 |
操作性 | ★★★☆☆ 3 |
ディスプレイ | ★★★☆☆ 3 |
バッテリー | ★★★★☆ 4 |
HUAWEI「E5785」の詳細スペックや特徴
サイズ | 108×62×17.3mm |
ディスプレイ | 1.45インチLCD |
WiFi規格 | 802.11 a/b/g/n/ac 2*2 (2.4GHz/5GHz対応) |
通信速度 | 最大300Mbps (下り) 最大50Mbps (上り) |
連続通信時間 | 約720分 |
連続待受時間 | 約700時間 |
バッテリー | 3000mAh |
端子 | MicroUSB |
SIMスロット | MicroSIM×1 |
対応バンド | 【LTE】 LTE FDD: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 28 / 32 LTE TDD: 38 / 41 / 42 【3G】 UMTS:1 / 2 / 5 / 8 【2G】 GSM:2 / 3 / 5 / 8 |
付属品:充電器も入ってた
付属品は案外充実していて、本体、MicroUSBケーブル、クイックガイド、APN設定のガイド、保証書以外に充電器(10W)も同梱されていて結構充実しているなって印象。
付属品には保護フィルム系は入ってませんがHUAWEI「E5785」の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!筐体の素材的に結構傷つきやすそうなので検討してみて下さい!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
HUAWEI「E5785」の外観:チープで結構安っぽい質感だった
HUAWEI E5785はホワイトのみ。シルバー×ホワイトの配色は汚れが目立ちにくい(だけで汚れはつくけど)ので個人的にはGood。
HUAWEI「E5785」の使い方
モバイルルーターなんてSIMをぶっ挿して電源入れるだけだろ。とか思ってたらずーっと圏外。結果的にネットワークに繋がったんですが、その時に色々試して解決した方法も残しときます。
SIMはMicroサイズだったのでアタッチメント使った
HUAWEI E5785のSIMサイズは主流のNanoSIMサイズではなくて一回り大きいMicroSIMサイズに対応。なのでNanoSIMしか持ってない方はSIMを挿入できんのです。僕もNanoSIMしか持ってないのでアタッチメント使いました。
これからHUAWEI E5785を購入しようと思ってる方でNanoSIMしか持ってないって方はSIMアダプター買っときましょう。
SIMの挿入方法は取扱説明書に書いているので割愛。SIMを挿入したらバッテリーをパコッとはめて裏蓋取り付けて準備完了です。
ずっと圏外。APNを「デフォルト」にしたら繋がった
SIMを挿入して電源を入れると「圏外」表示。待てど暮らせど一向に電波を掴まんのです。
HUAWEI E5785はSIMフリーなので色んなSIMで通信するための設定(APN)がプリインストールされてるんですが、もしかしたら挿入したSIMのAPN設定がプリインストールされていないのでは?と思ってAPN設定画面をチェック。
僕が使おうとしていたSIMのAPN設定はプリインストールされているので、なんで繋がらないのか色々と試していたら以下で解決。
パソコン持ってないけど設定画面入れる?
パソコンからだとブラウザで「http://192.168.8.1」と打ったら設定画面開けるんですが、スマートフォンのブラウザから入力すると設定するための「アプリ」のダウンロードを案内されます。iPhoneもAndroidもアプリあるんでご安心を。
追記:あと、このアプリからHUAWEI E5785の端末上に表示される通信データ容量のリセットや最大データ通信量の設定、ゲストWi-Fi設定など端末上では行えない設定もできます。
2.4GHzと5GHzは手動切り替え。どちらかのSSIDしか表示されない
HUAWEI E5785は2.4GHzと5GHzのどっちも対応してるんですが、片方のみアクティブにできる仕様でした。デフォルト状態では2.4GHz、本体のMENUボタンを押して「Wi-Fiバンド」の項目で切り替えられます。
2.4GHzは繋がりやすいんですが色んな機器で使われているので稀に混線することも。5GHz帯は通信速度が出やすいんですが障害物とかに弱い。ま、モバイルルーターは自分の近くに置いていることが多いんで僕は5GHzにしてます。
5GHz設定時は起動に結構時間がかかる。約1分くらい
利用する回線にも左右されるかもしれませんが、ガルマックスで電源オフ→電源オンを行ないディスプレイにHUAWEIロゴが表示されてからPCにSSIDが表示されてネットワークに接続するまでの時間を測定したところ約1分でした。
追記:試しに2.4GHzで利用してみたところ起動時間は約30秒と5GHz帯の半分の時間で利用可能状態となりました。なので、電源をオン・オフすることが多い方は2.4GHz帯のが扱いやすそうです。
楽天モバイル回線を含む全キャリア回線で通信テスト。全部通信できた
HUAWEI E5785を購入した理由は楽天モバイル回線を使い倒すためなんですが、キャリアの回線ってバンドが対応していても通信できない場合もあるんで実際に試してみました。その辺りを心配されている方は検証結果をみてって下さい。
楽天モバイル(キャリア)回線はAPN設定したら繋がった
楽天モバイルのキャリア回線で使えるか。これ僕にとって一番重要なところで、この回線が使えないと買った意味無いくらい。で、結果的には楽天モバイルのキャリア回線の電波を掴みました。
楽天モバイルのキャンペーンで1年間データ通信使い放題で0円なので、これで1年間タダ通信しまくろうと思います。HUAWEI E5785買って良かった。
ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルも使えた
その他の主要回線も検証してみました。検証で使ったSIMは以下の通りです。
- ドコモ回線:LINEモバイル
- ソフトバンク回線:LINEモバイル
- au回線:mineo
- ワイモバイル回線:ワイモバイル
こんな感じでHUAWEI E5785は楽天モバイルだけでなくドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの回線も掴めることが検証で分かりました。なので、もしSIMを挿入してAPN設定(に加えてデフォルト指定)しても繋がらない場合は以下が原因かもしれません。
- 本体が故障しているかも→他のSIMで試してみる
- SIMが破損している→HUAWEI E5785以外の機器で通信できるか試してみる
- SIMとの相性→上記と一緒
こんな感じで切り分けしていくと原因を突き止めやすいので参考にしてみて下さい。
バッテリー持ちは購入直後だと約10時間(600分)くらい持つ計算
バッテリーは何度か充放電すると活性化して本気を出すので正確なバッテリー持ちではないんですが、購入直後(一度も充電していない状態)にPCに接続して作業しながらバッテリーの減りをチェックしたら1時間で約10%ほどのバッテリー消費でした。なので、約10時間(600分)ほど持つ計算です。
もう少し使い込むとバッテリー持ちが良くなりそうで公表されている約720分に近づきそうですが、個人的には今の状態でも満足できるバッテリー持ちなので不満は今のところありません。
HUAWEI「E5785」のまとめ:安価な全キャリア回線が使える優秀モデル
僕は楽天モバイルのタダSIMを使い倒したいがために実際に通信できるか不明なまま購入したんですが大当たり。
しかも、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルなど日本の主要キャリア回線で通信できるしとっても優秀なモバイルルーターです。お買い物の満足度はかなり高め。
HUAWEI E5785は
- ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイル回線で使えるSIMフリールータを探している方
- 安価に手に入るSIMフリーモバイルルーターを探している方
とにかく、モバイルルーターを探しているのであればHUAWEI E5785は買いです。余っている格安SIMを挿し込むも良し、大容量データ通信SIMを挿し込むも良し、楽天モバイルのバラマキSIMを挿すのも良し。
HUAWEI E5785は非常に使い勝手の良いSIMフリーモバイルルーターであることは間違いないので、是非、検討してみて下さい。