AGM PAD P1のレビュー。Helio G99搭載防水防塵タブレットの実力を試す
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柳生です。AGMの高耐久タブレット「AGM PAD P1」を試す機会を頂いたんで実機レビューしていきますよ!この手のタブレットではなかなかレアな防水防塵対応。それでいて中堅性能を持つ1台の実力はどんなもんか見ていきます。
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
外観デザイン。厚みがけっこうあった
▼AGM PAD P1のデザインはこんな感じ。マットでグレーで側面がフラットという点はカッコいいけど最近のタブレットはたいていこんなデザインなので筆者からしたら目新しさは感じん。↓
▼カメラのデザインは個人的に好き。カメラユニットがダイヤモンドエッジになってて輝いてるのが中々目立ってカッコいい!なおデュアルっぽい見た目だけど実際はシングルカメラです。安物あるある。↓
▼横持ちした際に左上に電源と音量キーがやってくるという配置でした。↓
▼厚みは公称値9mmで他タブレットより1~2mmぐらい厚いんで、手に取った時は結構厚いな~って感じます。カメラの出っ張りもなかなか。ただ重さは470gで標準的だし、特段持ちにくさは感じないです。↓
端子類のキャップ、ボタンの押し心地が悪い
防水防塵ゆえのネックですが、AGM PAD P1は端子類にキャップが取り付けられているので充電時はクッソダルい開閉作業が必要になります。
▼しかもこのキャップ、普通に開け閉めし辛いのもネック。閉じようとしてもうまく端子にハマらんのはなかなかイラつかせられます。↓
筆者はキャップ式でも全然いいんだけど、せめてこの開閉のしづらさはどうにかしてほしかったですね。
▼あとボタンの押し心地が結構ゴムゴムしている感じです。しかも硬いから押すのに力がいるから押しにくい。この点も防水防塵対応ゆえの弊害でしょう。↓
性能は普段使いで十分に快適
上でも述べてたけどAGM PAD P1はHelio G99を搭載でミドルレンジでも中々高めなスペック。
▼動画視聴、電子書籍そしてWEBブラウジングではカクつくことはほぼなくサクサク使えました。快適!↓
▼公式だとこういうFPSゲームもいける的なアピールはしてたんですが実際はどうか?実際は‥厳しいです。画質をおとせば動くっちゃ動くんだけどそもそもタッチの追従性が悪く操作性からモッサリしています。↓
▼Minecraftあたりなら動かせますがやっぱりタッチの追従性が鈍くモッサリ感があるせいで快適とはいえないプレイフィールでした。コントローラーが使えるなら悪くはないかもしれません。
↓
まぁタブレットでゲームやるんなら最新のギャラタブとかiPad買えって話なので2.9万のこのモデルにゲーム性能を求めるなんぞ酷な話ですが、AGM PAD P1は日常使いにとどめておくべきでしょう。
画面のサイズ、解像度、視認性ともに合格ライン
AGM PAD P1の画面サイズは10.3インチ、解像度は2,000×1,200。
▼サイズはあるので視認性は結構いい感じ。動画視聴もバッチリです。↓
欠点として、WidevineはL3なのでプライムビデオでHD再生はできませんでした。
また高リフレッシュレートは非対応で60Hz固定。タッチの追従性も良くはなくスクロールでは指の吸い付きが微妙なので、その点を重視するなら同SoCのRedmi Padがオススメですね。
なんかUIサイズめっちゃデカいんだけど
▼初期設定から気になってたんだけどAGM PAD P1、UIサイズがむちゃくちゃデカイです。3ボタンナビキーが親指サイズまでデカい。↓
▼ディスプレイ設定から一番ちっちゃくしても結構デカい。こんなモデル初めてみたぞ(´・ω・`)。↓
おそらく操作性を重視したのだと思われますが個人的には好きじゃない。一覧性悪いし、特に3ボタンナビキーを使う場合だとナビバーのでかさで見える範囲が狭まるし普通にダサく感じるし‥
▼特にこのせいでYouTubeがスマホ向けのUIになってて操作性が最悪。とくに、横向きでフルスクリーン再生をやめると強制的にタテ向けUIにされるから扱いにくくて仕方ないです。↓
▼ちなみにこれ対策方法はあって、「開発者向けオプション」>「最小幅」を上げることで無理やりUIサイズを小さくすることができます。初期値は516でした。↓
▼Android 13の仕様なのかは不明ですが、この値を600以上にするとタブレット向けに最適化されたUIになるので個人的にこれ結構オススメ。まぁ開発者向けオプションゆえ正式なやり方ではないのでこの点は自己責任で。場合によってはレイアウト崩れるし。↓
この価格で防水防塵対応ってのはGood。安心して使える
▼AGM PAD P1の一番のアピールポイントが防水防塵。タフネスタブレットではないんですが、それでも完全防水+お湯耐性レベルのIP69K対応はスゲーわ!おそらく本体の厚みはこの部分からきているのでしょう。↓
といいつつ筆者は風呂でタブレット使わんしキッチンはタブレットどころかスマホもおけないようなクソ狭サイズだし、あんまり外出先に持ち出さないのであんまり恩恵は感じてません。とはいえ長期的に使うことを考えると安心感はあって良い。
GPSもあってコンパスも完備が良い
筆者的に一番良いって思ったのが安価なタブレットなのにGPSとコンパスに対応していること。
▼安価なモデルはGPSには対応していますがコンパスに非対応な製品が多く、その場合、カーナビ利用時にマップが回らないんですよね。本機はコンパスが入っているのでカーナビとしてもスマホと何ら変わらない使い心地です。↓
▼コンパスの精度もしっかり合ってました。素晴らしい!↓
スピーカーの音質は良好だけど位置が微妙
一番の欠点。それがスピーカーです。音質や最大音量は十分良いんですが‥とにかく配置が微妙です。
▼まさかの下配置。なので横持ちすると塞がります。手持ちで動画再生すると高確率で塞いでしまうので、使っていた中で結構ストレスでした。↓
だったらひっくり返しゃあいいじゃない!って思ったけどそうはいかんです。位相調整非対応なので、LRが逆に聞こえてしまうんですよ。
▼イヤホンジャックが有るのは救い。救い。マジ救いすぎる。‥とはいえキャップ式である以上入り口が若干狭いです。端子がごん太だと入らない可能性ありそうですね。筆者は大丈夫だったけど‥↓
AGM PAD P1をオススメできる人
AGM PAD P1は
- コスパの良いタブレットが欲しい人
- よく持ち出したり水回りでタブレットを使う人
- カーナビ用にタブレットを探している人
にオススメ。
個人的にはスピーカーとボタンの押し心地の悪さはネックなんだけど、GPSもコンパスも対応で防水防塵だし、用途が合えば結構使えるモデルです。
ただタブレット入門機としては若干微妙なところで、UIサイズとか自分でカスタマイズできるあたりの知識と経験は必要になりますね。動画再生機としての仕様も微妙なので、その点を重視するなら他モデルを選んだほうが吉。
AGM PAD P1の購入先まとめ
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