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自腹レビュー:ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proの実態を調査した結果

10型タブレットで雑誌を読むのは窮屈と思ったことはないだろうか。私は思っている。拡大したり縮小したり面倒くせぇ…というわけで新たな相棒を探していた。

なんか良いの無いかな?と物色していたらタイミングよく大好きなALLDOCUBEから12.1型のビッグモデル「ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Pro」が出てた!ちなみに本機は専用キーボードカバーも用意されていてお値段は初売り特価で合わせて35,998円…!

iPadだとキーボードだけで4万円以上するのに…こんなの爆売れだろ!!!ということで貯めたお小遣いを大放出して購入した。しばらく使ってみたので実態を共有したい。

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proのオススメ動画を見つけました

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

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割引がエグい

この手の中華メーカー品で恐ろしいのが割引。定価なんてあってないようなもんで、買うタイミングによって全然お得感が変わってくるのである。

ちなみに私はキーボードも一緒に購入したが、初回割引ということで1万円オフで購入できた。普通なら45,998円が割引で35,998円。どうかしてるぜ!だが…さっき確認したら11,000円オフになっていた。

これが中華メーカー品の恐ろしいところである。

先に買った者の想いなど一切関係なく、いま売れると思ったらドカンと割引してくる。恐ろしい。

まあ私は割引価格の中での1,000円差だったので良いが、皆に伝えたいのは定価では手を出しちゃダメってこと。定価なら時期が悪い。皆も割引している時に購入するように。

コストを削ぎ落としたパッケージ

▼こんなパッケージで届いた。↓

明らかにコストカット感が漂っているが、製品にコストが割かれていると思えばこれで良かろう。

▼ちなみに付属品はこんな感じ。ザ・シンプル。↓

  • 保護フィルム(貼付け済み)
  • チャージャー(20W)
  • 充電ケーブル
  • SIMピン
  • クイックガイド

キーボードと合体!めっちゃカッコいい!

キーボードは磁石でパチっとくっつくようになっている。本体とはポゴピンで接続するのでペアリングも不要。すごくイージーである。

そして…とにかくカッコいい!まさかiPadのキーボード以下のお値段だとは誰も思うまい。↓

▼日本語キーボードはシリコンカバータイプだった。洗えるのが嬉しい。↓

▼背面カバーにはSurfaceみたいなキックスタンドが内蔵されていた。↓

▼ここまで開く。↓

恐ろしくカッコいいが…え、めちゃ重ない?

▼ズッシリ感がヤバいなと思いながら重量計に置いたらやっぱりヤバかった。↓

これだけの重量があるので持って使おうもんなら軽く筋トレできるレベルである。

ディスプレイがとんでもなくキレイ

初回設定中は何も感じなかったが、ホーム画面に辿り着いた時にあまりの映像の美しさに正直ビビった。

▼もしかしたら有機ELと間違う人も居るかもしれない…それくらい発色が綺麗すぎるんだが!!!↓

解像度も2,560×1,600と高く表示も非常に精細。この画面サイズでこの美しさは安価なタブレットではトップクラスと言って良い。素晴らしい。

ディスプレイはデカくてキレイなだけではない。

90Hzの高リフレッシュレートに対応しているおかげでスクロールもヌルっとしている。この画面サイズになると60Hzでは残像感が気になってしまうので嬉しい仕様である。

とにかくこの価格帯のタブレットではトップクラスの美しさ。画面はキレイな方が良いって人も満足できるはず。

普段使いは快適!ゲームは動けばラッキー

肝心のパフォーマンスだがSoCにHelio G99を搭載しているだけあり、まあまあパワフル!WEBサイトの閲覧、動画視聴、SNS、読書などゲーム以外の使い方であれば十分なパフォーマンスじゃなかろうか。

タブレットならこれで良いやというか、既に使っているALLDOCUBE iPlay 60 mini ProもHelio G99だし全く困ってないから私は合格である。

一方でゲーム性能は低いのでアドバイスするなら…原神は潔く諦めるんだ!

▼画質「中」で高負荷時の下限FPSは12FPSだった…さすがに無理でござる。(実際に動作している様子はYouTubeでどうぞ。※音出ます)↓

あとHelio G99搭載モデルの中でもあまり良い結果ではなかった。高解像度なので負荷が高かったのかも?まあなんにせよ、Helio G99だと原神クラスは無理だな。うん。

▼試しに最近出たメタルスラッグを遊んでみたらこっちは快適!私が遊んでいるゲームは快適!合格!おすすめ!↓

以上、ゲームは動けばラッキーという感じではあるので、特定のゲームを遊びたい人はちゃんとそのゲームが動くのか調べてから購入するように!

動画視聴機としてはめっちゃ優秀!

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proは、高解像度パネル、著作権コンテンツも高画質で再生できるWidevine L1対応、音の広がりが良いクアッドスピーカーを搭載するなど、動画視聴機として優秀な仕様。

実際にいくつか動画を見てみたが・・・めちゃくちゃ快適!

YouTubeも1440Pでの再生ができるし、音はちょっと低音が薄いけれど広がりは悪くないし、Netflixも高画質で再生できたので申し分なしである。動画視聴用に大型タブレットが欲しいならドンピシャ。

バッテリー持ちも良好!

バッテリー持ちについては思ってたよりも良かった。さすが10,000mAh!

▼上にも張り付けているが、90Hzの状態で100%→20%まで10時間を超えている。タブレットとしては非常に優秀な結果と言えよう。↓

バッテリー持ちは良好だったが、チャージャーはしょぼかった。

本機は33W充電に対応しているんだが付属しているチャージャーは20Wのやつなので…コストカットしたなALLDOCUBE。

まあそこまで実用で影響は無いから良いけれど、どうせなら33Wで充電できるチャージャーを入れてほしかったところである。

カメラはいつも通りオマケ

▼カメラ画質はいつも通りオマケ。↓

安価なタブレットのカメラはオマケレベルが多いが、本機も例に漏れずオマケ。まあQRコードを読み込んだりビデオチャットするくらいならまあ良いかなってレベルである。

独自OSは改善が必要。

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad ProはAndroid 14をベースに独自でカスタマイズしたOSを搭載しているが…結構作りが粗い。

ところどころ英語

これは独自OSに手を出したばかりの品でよく有ることだが、日本語翻訳が完全では無くてところどころ英語。

▼設定項目などでも英語になってるところがチラホラ。↓

このあたりは今後のアップデートなどで改善していくと思うが、現時点ではこんな状態だったので分からない部分は翻訳しながら使うことになる。

とは言え、ほとんどの部分はちゃんと日本語表示になっているし、私はそこまで大きなデメリットではないから、まあ良いやって感じではある。

PCモードも挙動が変

残念ながらPCモードでの挙動も改善が必要なレベルだった…。

具体的に言えば、WEBサイトを見ていて出てくる広告を消すための「✕」ボタンが何故か押せない。もしかしたらポップアップ表示での操作で不具合があるんじゃなかろうか。

▼こういうのが押せない。↓

まあディスプレイを直接タップすれば良いんだが…PCモードでタッチパッドやマウスを使っているのに操作が出来ないのはやっぱり不便である。

あとウィンドウサイズの変更も入力を受け付けない…。

一応、ウィンドウの角にマウスカーソルを合わせるとカーソルがウィンドウサイズを調整するアイコンに切り替わるが、操作自体はダメ。

また、複数のウィンドウを開くとタスクバーにアイコンが表示されるが、アイコンをクリックしてもウィンドウが切り替わらない。つまり、全画面で使っていたら一旦最小化して他のアプリウィンドウを選択する必要がある。

こんな感じで、「ホンマにメーカーはPCモード使ったん?」と思ってしまうようなビックリ不具合が目に付く。

こんな不具合もクリアしないでリリースしたALLDOCUBEは何を考えているんだろうか。こんなの評判を落とすだけなのに…。解せぬ。

1.3万円の高級キーボードの出来栄えは?

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proはオプションでキーボードカバーを用意してる。お値段は1.3万円と私的には高級キーボードの部類であるパパッと記事の下書きができそうだから一緒に購入した。

が、これが曲者だった・・・

タッチパッドが使い物にならない

使い始めた瞬間に悟った。これはアカンと。

なぜなら、キーボードのタッチパッドが使い物にならんのだ。なんで、なんでこんな状態で売るんだALLDOCUBE。解せぬ。

具体的には2本指操作でのスクロールが反応悪すぎて常用出来ないレベル。必死で貯めたお小遣いを大放出して買ったんだぞ!悲しい。

ALLDOCUBEよ。致命的な不具合があるまま売るのは勘弁してくれ

フォローするならマウスを使えば問題ない。

でも、わざわざマウスを持ち歩くのも癪に障るし、執筆時点ではタッチパッドに対する改善アプデもなけりゃアナウンスもないのが痛い。正直、キーボードも込みで検討していた人にはオススメできない…。

▼ちなみに日本語キーボードはシリコンカバーで対応するタイプ。初回の言語設定がちょっと面倒だけどタイピングはそこそこ快適である。↓

それにしてもタッチパッドの致命的な挙動は残念すぎる…。これはすぐに改善するべきだぞALLDOCUBE!

なぜなら、キーボードカバーを買う人は「必要だからオプションでも金を出して買う」わけで、こんな状態は許されるはずがない…。

なので皆も改善するまで購入は控えよう。今の状態だと困ってしまう。

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proのレビューまとめ!

本体のみであれば質感も良いしディスプレイもめちゃくちゃ綺麗だし、動画視聴機としても素晴らしい。普通のタブレットとして使うなら満足度はかなり高いので、大画面のタブレットが欲しいなら検討してOK。

一方でPCモードでの挙動やキーボードのタッチパッドの件などおそらくソフトウェア関連だと思うが、このあたりはちょっと粗すぎて許容できないレベルである。

私はアンタがアピってたPCモードを専用キーボードで使いたかったんだぞ!そのために必死に貯めたお小遣い大放出したんだぞ!あぁ悲しい。

使った感想が「悲しい」って、ウルトラ級にヤバいの分かるかALLDOCUBEよ。早急な対応を望む。頼んだぞALLDOCUBE。

という訳で、今の段階では普通のタブレットとしてはオススメできるレベルではあるけれど、PCモードやキーボードを使いたい人には改善待ちと言ったところである。

ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Proをお得に買える購入先まとめ!

■ALLDOCUBE iPlay 60 Pad Pro■

初出時価格→32,999円(本体)

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