Ryzen 7 7840U搭載のAOKZOE A1 PROはRyzen Z1 Extreme搭載のROG ALLYと一騎打ち
世界最速でRyzen 7 7840U搭載を謳う携帯ゲームPC「AOKZOE A1 PRO」が登場。海外ではIndiegogoでクラファンを開始したみたいだが、こちらに入っている情報によると日本でも発売予定で5月中旬から予約開始するらしい。
ってことで、AOKZOE A1 PROの詳細が公開されたわけだが、こりゃ、ASUSのROGブランドから突如発表されたROG ALLYと一騎打ちな予感がするぞ…。
AOKZOE A1 PROは世界最速でRyzen 7 7840Uを搭載
▼仕様はこんな感じ。↓
▼ちなみにAOKZOE A1 PROは4モデル展開。気になるCPU構成だが、どのモデルも最新のRyzen 7 7840Uを搭載しちゃってるのである!…最小構成が799ドルってのも良いとこ突いてるなこれ。↓
資料によると、Ryzen 7 7840UはCinebench R23で14,730ポイントを叩き出したそうな。これはintel Core i7-12700Hに迫るスコアとのこと。いやいや、CPU性能高すぎんかこれ。気になるGPUは、RDNA3アーキテクチャーを採⽤したAMD Radeon 780Mである。
ちなみに発売済みのAOKZOE A1は、CPUがAMD Ryzen 7 6800UでGPUがAMD Radeon 680Mなので、AOKZOE A1 PROはCPUもGPUも順当にパワーアップしている。さすがPROモデル。
▼で、気になるゲームのフレームレートはこんな感じらしい。↓
ちょっと見づらいが、ゲームによっては解像度をHDクラスにしたりグラフィック品質を低設定にするなど、やっぱり妥協しなきゃいけない部分も垣間見える。
正直なこと言うと、携帯ゲームPCは最新モデルでもこんな感じなので、「じゃあ、ディスプレイパネルをHDにして高リフレッシュレートディスプレイ搭載したほうが良いんじゃね?」とも思う今日このごろである。
まあ最近はアップスケーリング機能も使えるレベルになったので、FHDパネルでもHD解像度に落としてフレームレートを稼ぐことはできそうではあるけれど。
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▼色々と言ってるが、携帯ゲームPCとしては非常にハイパワーであることは間違いない。Steam DeckのちんちくりんCPUなんかぶっちぎってる。↓
ROG ALLYと一騎打ち
上記の資料をみると、Ryzen 7 7840Uのグラフに「8.6TFLOPS」と記載されているのが分かるだろうか。これは演算処理性能を表すものなのだが・・・
▼Ryzen Z1シリーズ最上位のRyzen Z1 Extremeも同様に8.6TFLOPSとなっているのである。↓
GPUもRDNA3アーキテクチャーだし、コア数も同じ。調べてみたら24MBキャッシュも同じである。もしかしたらRyzen Z1シリーズはRyzen 7 7840Uのカスタマイズモデルなのかも?いや、そうだろ。絶対そうだろ。間違いないだろ。と、筆者は思ってる。
ROG ALLYが搭載するRyzen Z1シリーズは、当初は独占的にROG ALLYに搭載されるとのことなので、ベースがRyzen 7 7840Uだったとて、何かしらカスタマイズされている可能性が高い。
というのも、上記の資料をよく見ると、Ryzen 7 7840Uはクロック数が記載されていることに対し、Ryzen Z1シリーズはクロック数が記載されていないのである。なので、Ryzen Z1シリーズはもしかしたらRyzen 7 7840Uのオーバークロック版かも。
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もしそうだったとするなら、僅かにRyzen Z1 Extremeのほうがパフォーマンスが高くなりそうだが、僅かな性能差でAOKZOE A1 PROは799ドルから手に入るという部分がセールスポイントとなりそうである。情報提供のメールにもROG ALLYよりAOKZOE A1 PROはハイコスパだよって書いてたし。
まあ、細かい性能差については実機の情報を見てみないと判断のしようがないので、携帯ゲームPCの購入を検討しているユーザーは、AOKZOE A1 PROとROG ALLYの2モデルで実機のレビューを見てから判断したほうが良いんじゃなかろうか。
というわけで、新たな情報が入り次第、Twitterでお伝えする!フォローしといて!
ちなみにAOKZOE A1 PROはIndiegogoでクラファン中だが、日本でも発売予定とのことなので筆者は日本代理店から出るのを待とうと思う。だって面倒じゃん、Indiegogoって。