Apple Glassのリーク情報。LiDARスキャナ搭載のメガネ型、価格は499ドルからか

執筆者 : Yukigami

Appleロゴ
Appleのメガネ型ARデバイス「Apple Glass」のリーク情報がYoutubeに出ています。最新のiPad Proにも採用されているLiDARスキャナ搭載、価格は499ドルからだそうです。ARデバイスの今後に期待。

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ARってなに？

ARというのはAugmented Reality（拡張現実）の事で、簡単に言うと「何かのデバイスを通して仮想的なものを現実世界に重ねて表示する」ものだと思えばOK。ポケモンGOなんかはスマホのカメラを通して現実世界にポケモンを召喚しています。

ARは現実世界に重ねて表示するのがミソで、仮想世界そのものを表示するのがVR（バーチャルリアリティ、仮想現実）。視界には現実世界の情報がゼロなので、没入感を高めるためには大画面ディスプレイを目の前に持ってきたりする必要があります。

今回噂されている「Apple Glass」はARを使ったデバイスで、何を通すのかと言うとメガネです。以前Googleが出していたGoogle Glassと同じメガネ型のハードウェア。

どんな物を表示するかはアプリケーション次第。文字をリアルタイム翻訳してくれたり指定した場所への行先を矢印で表示してくれるのかもしれません。詳細は不明。

リーク情報を出したのはジョン・プロッサーというYoutuberさん。以下が動画になります。色々喋っていますがApple Glassについて話しているのは5:30あたりから。

動画内のプロトタイプの話をまとめるとこんな感じ。

2020年の10月~12月にiPhone 12やApple Watchの新モデルと共に発表される予定だったところ、コロナの影響で2021年1月~3月にずれ込むかもしれないそうです。

早くても2021年の10月以降だそう。一年以上先の話ですね。

プラスアルファで度付きレンズになるとか。あくまで普通のメガネでサングラスではないとの事。

LiDARというのは最新のiPad Proにも搭載されている光を使った測距センサー。Apple Glassはこれによって空間を測位するとか。Impress Watchさんの動画が面白かったです。

今はユーザ向けにはあまり使われていないLiDARスキャナですが、開発者向けのARKitやハードウェアから取れるデータを生かす事を考えればiPad ProにLiDARセンサーが搭載されたのはApple Glassへの布石だったのかもしれません。

Bluetoothにしろ何にしろiPhoneに常に繋いだ状態というのはいいのですが電池持ちが気になる感じですね。一日は持って欲しいですし大容量のせいで重くなってかけてると頭が痛いとかになっても本末転倒なので。

リーク情報は当たるも八卦当たらぬも八卦。製品を想像して楽しみながらハンズオン動画や正式発表を待ちましょう。ぶっちゃけApple Glassなんて製品名になるかもまだ分かりません。

個人的には、VRに関しては没入感を高める必要がありハードウェアの小型化が難しい事・外で使用できない事・目的によっては屋内でもある程度の空間が必要な事・酔いを改善する必要がある事からしばらくは限定的な用途になるのかなと思っています。

それよりも近い未来、生活に根ざす形でコンシューマーに普及しやすいのはやはりARデバイスの方かなと。度付きレンズ対応のメガネ型デバイスなんてぴったり。もちろんまだ先の話ですしGoogle Glassの失敗（コンシューマー向けという意味で）もあるのでヒットするかは分かりません。

結局は何ができるか、キラーコンテンツがないとアーリーアダプターにしか反応されずに終わる可能性もあります。最初の製品がどれだけのクオリティかはわかりませんがAppleには頑張って欲しいですね。

Apple以外にもGoogle・Facebook・MicrosoftあたりはAR技術を研究・開発しているはずなのでそれらライバル会社にも期待。

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