Blackview A80 Proのレビュー!価格100ドル以下なのに…あれ、結構良い
100ドル以下でこれが手に入るなら、結構良いんじゃない?
Blackviewが2019年11月にリリースしたエントリースマートフォン「Blackview A80 Pro」をスタッフさんが手に入れたのでお借りしてレビューをしております。スタッフさんありがとうございます!
Blackview A80 Proは100ドル以下(通常価格は150ドルくらいですが、ずっと100ドル以下で売られてます。)のいわゆる超低価格スマホなんですが、実際に使ってみると結構良くて、エントリーモデルの新しい世代を感じさせてくれる1台でした。スマホに多くを求めていないって方やサブ端末を探している方はレビューをチェックして検討してみて下さい。
目次をクリックすると各項目へ移動します
- Blackview A80 Proの詳細スペック
- Blackview A80 Proの付属品が結構充実してる
- Blackview A80 Proの外観とデザインも悪くは無い
- Blackview A80 Proのパフォーマンスはゲーム以外ならなんとか
- Blackview A80 Proの機能とか仕様とか検証とか
- Blackview A80 Proのカメラは4つあるけど、実質シングルカメラ。でも、そこそこ良い写り
- Blackview A80 Proのディスプレイやサウンド機能は及第点
- Blackview A80 Proはバッテリー容量多いけど、輝度が低いので実用性を重視したら電池持ちは特別良いわけではない
- Blackview A80 Proまとめ|気になる部分も100ドル以下という呪文ですべてかき消してしまった
- Blackview A80 Proの割引クーポン・セール・購入先まとめ!
Blackview A80 Proの詳細スペック
製品情報 | |
---|---|
端末名 | Blackview A80 Pro |
型番/別名 | A80 Pro |
発売年 | 2019年11月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー |
メーカー・ブランド | Blackview |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 日本のスマホと変わらない使い心地! |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | 1 / 2 / 4 / 5 / 8 |
4G LTE | 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28A / 28B / 38 / 40 / 41 /66 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | 対応 |
SIMサイズ・スロット | Nano SIM×2 |
ネットワーク関連備考 | 2回線同時待ち受け対応 DSDS対応 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 6.49インチ/液晶/画面占有率90.3% |
解像度 | 1560×720/HD+/画面比率19:9 |
画素密度 | 265ppi/ドットの粗さが気になるかも! |
サイズ | 高さ:未発表 横幅:未発表 厚さ:8.8mm |
重さ | 185g(実測値) |
本体色 | ブラック系ブルー系/レッド系/グリーン系 |
システム仕様 | |
OS | Android 9.0 |
CPU(SoC) | MediaTek Helio P25/MT6757CD |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu 8(実機):総合スコア約100804点、GPUスコア約9901点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応 最大128GB 片方のSIMスロット共用 内部ストレージ化できました |
カメラ | |
背面カメラ | 13MP+2MP+0.3MP+0.3MP AI対応 モノクロ 背景ボケ(似非) |
インカメラ | 8MP |
カメラ備考 | アウトカメラはメインカメラ以外補助カメラです |
機能仕様 | |
GPS | GPS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
防水/防塵・タフネス等級 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
NFC | NFC(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応) |
その他機能 | 【機能】 ・HDMI出力:☓ ・アプリクローン:☓ ・通知ランプ:○ ・DRM動画:SD画質まで対応 【ディスプレイ】 ・ノッチ隠す機能:☓ 【サウンド】 Bluetoothコーデック SBC、AAC、LDACに対応 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 4.680mAh |
充電 | 有線充電:10W(5V/2A) ワイヤレス充電:非対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース |
Blackview A80 Proの付属品が結構充実してる
100ドル以下のスマートフォンって付属品が質素なんじゃないかな?って思っていたんですが、開封してみると「なかなかやるじゃん」という印象。
▼付属品は本体以外に充電器(日本で使えないプラグ)、充電ケーブル(USB Type-C)、イヤホンマイク(有線)、取扱説明書、SIMピン、そして保護系装備の保護ケースとフィルム2枚(1枚は貼付け済み)が同梱。セール価格とはいえ100ドル以下って考えるとなかなかの充実っぷりです。↓
▼取扱説明書をペラっとめくってみると・・・お、ちゃんと日本語にも対応している。どこぞのメーカーみたいに「あきらめる」って項目もなく、結構しっかり翻訳されているので、初めての海外スマートフォンとしても扱いやすいはず。↓
充電器は変換アダプターを用意するほどのものではない
▼充電器はご覧の通り日本のコンセントに挿せない形状です。充電器のスペックが高ければプラグ変換アダプターを利用するのも手なんですが、付属充電器は5V2Aなのでそこまでする必要は無いと感じ僕はその辺に転がっていた充電器で充電してます。これで十分。↓
保護フィルム2枚付いてるけど、気に入らなければPDA工房製がオススメ
保護フィルムは付属しているんだけど、個人的には指紋の付着とか気になっちゃったんであまり好みじゃない。で、日本で海外スマホのフィルムってなかなか出ないんだけどガルマックスおなじみのPDA工房さんを確認したらちゃっかりリリースしていました。
▼PDA工房さんのフィルムは1機種で数種類のフィルムタイプがリリースされるんだけど、僕のオススメはガラスフィルム並の硬度を実現した9Hシリーズかな。↓
ってことで、付属フィルムが気に入らない場合は日本製がリリースされているのでどうぞ!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
Blackview A80 Proの外観とデザインも悪くは無い
続いては外観・デザインのチェックです。低価格スマートフォンなだけにメッキ感があったりとハイエンド並の質感ではないんですが、背面のグラデーションカラーも美しくデザインや形状も悪くは有りません。逆に100ドル以下で手に入るって考えると十分満足出来てます。
やや重量感は感じる
▼ディスプレイサイズが6.49インチと大きいので片手操作は難しいけど、全体的に丸みを帯びた形状を採用しており握った際のフィット感は悪く有りません。↓
▼Blackview A80 Proのスペック詳細記事を公開したときに重量が公式非公開でしたが、実機を測定したら保護フィルム込みで185gでした。一般的なスマートフォンと比較すると重量は重い部類でケースまで含めるとやや重いです。↓
Blackview A80 Proのパフォーマンスはゲーム以外ならなんとか
処理性能を左右するパーツはHelioのP25を採用しています。結構古いパーツなんですが、当時はミドルスペック帯で採用され約3万円台の海外スマートフォンで多く採用されていたチップです。メモリは4GB、容量は64GBを搭載しており、軽めの使い方ならそこそこ動いてくれるな構成です。
普段使いはそこそこ快適。ゲームは昔のタイトル以外は厳しい
▼エントリースマートフォンと言っても一昔前のミドルレンジ性能を持っているので、WEB閲覧、SNS、動画視聴、LINEやメール、スマートニュースでの閲覧など軽めの操作なら個人的に許容出来る範囲ではありました。動画も撮影してみたので許容範囲であるかチェックしてみて下さい。↓
Blackview A80 Proの動作チェック中。 pic.twitter.com/6t5ywp0gPs
— GARUMAX (@GaruJpn) February 23, 2020
▼一方でゲーム性能は低いんで、最新のバトロワ系ゲームは動いても快適では有りません。ただ、スマートフォンの人気ゲームでもローンチが数年前というタイトルが多いので、そういった古めのゲームであれば大多数のゲームが遊べます。↓
こんな感じで軽めの普段使いならそこそこ快適に使えるけど、ゲーム(特に最新のグラフィックがきれいなゲーム)は快適に動作する性能では無いので注意したいポイントです。
AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark、A1SDのベンチマーク結果
▼AnTuTu(ver8)で測定したスコアは以下の通り。総合スコア100,804点、GPUスコアが9,901点。総合スコア的には中々魅力的ですが、ゲーム性能は10,000点を切る低さなので、やっぱりゲームには向いていない端末であると再認識。↓
▼以下は2024年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
▼Geekbench 5、PCMark、3DMark、A1SDのベンチマーク結果をどうぞ。A1SDはストレージ速度を測定するベンチマークアプリですが、速度的に価格なりという印象です。↓
Blackview A80 Proの機能とか仕様とか検証とか
▼ホーム画面は結構シンプルで一番左がGoogleフィード、あとアプリは結構便利系アプリがプリインされてます。とは言っても大手キャリアスマホのようなプリインアプリが山盛りって訳ではないので良しとしてます。OSはAndroid 9。執筆時点ではAndroid 10が既にリリース済みであること、さらにAndroid 11が登場間近ということで、個人的にはAndroid 10くらいにはアップデートしてほしいなと感じる部分です。↓
その他、色々とBlackview A80 Proで検証したんで一気に残しときます。
ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルで使えるか検証した結果
- ドコモ回線使える?→データ通信も通話もできた
- au回線使える?→au VoLTE SIMでデータ通信も通話もできた
- ソフトバンク回線使える?→格安SIMでデータ通信も通話もできた
- ワイモバイル回線使える?→データ通信も通話もできた
こんな感じで大手キャリア回線はすべて快適に使えました。但し注意点も有りまして2回線同時待ち受け機能は4G+4GのDSDVではなく、4G+3GのDSDSです。
ガルマックスではソフトバンク生回線を利用した大容量データ通信が利用できて利用料金を低価格に抑える構築方法を紹介していますが、この方法で構築する場合、au VoLTE SIMは通話に4Gを利用するのでデータ通信側が速度の遅い3G固定となります。なので、au回線でガルマックスの紹介する構築方法を検討されている方はBlackview A80 Proだと向いていません。
▼低価格で大容量データ通信が出来るスマホを構築する場合は、通話にドコモ、ソフトバンク・ワイモバイルで使おう。最強スマホが気になる方は以下の記事をチェックしてみて下さい。↓
通知ランプ付いてるか確認してみた
▼通知ランプは本体上部左側に備わっていました。これ、地味な機能なんだけど結構便利なので個人的に嬉しいポイントです。↓
ナビゲーションバーのボタン配置を変更出来るかチェック
▼ナビゲーションバーのボタン配置は【Smart assist】→【Navigationbar】から戻るボタンの位置を左右どちらに設置するか選択出来るようになっていました。なので、左手使いの方も安心です。↓
▼また、【Navigationbar】の項目では従来のボタンタイプ以外にジェスチャー操作にも切り替え出来ました。反応も悪くないので従来のボタン式かジェスチャーか扱いやすい方でどうぞ。↓
MicroSDを内部ストレージ化できるか試してみた
▼MicroSDで内部ストレージ化(アプリとかインストールできるMicroSDの設定)が出来るか試してみたら、嬉しいことに内部ストレージ化が出来ました。↓
MicroSDにアプリを入れるときは設定の「アプリ」でMicroSDから読み込める様に権限を与えなくてはいけないアプリがあるので、MicroSDに入れたアプリが動かないときはアクセス権限が付与されているかチェックしてみて下さい。
外部映像出力出来るか検証した結果
Blackview A80 Proに「USB-C→HDMI」「USB-C→HDMI」のケーブルで外部モニターに接続してみましたが、残念ながら映像がディスプレイに映ることは有りませんでした。標準のキャスト機能を使ってワイヤレスで映像を映すことは出来ますが、ケーブル1本で簡単に映像出力することが出来ないので、これらの機能が必須の方は注意して下さい。
アプリのクローンが作れるか確認
こちらも残念ながらアプリのクローン機能が自体がなく、アプリをクローン化することができませんでした。普段からアプリクローン機能を愛用している方は注意ポイントです。
NetflixなどDRMコンテンツはSD画質までしか対応していない
▼NetflixやAmazonプライムビデオなどDRMコンテンツは残念ながらSD画質までの対応でした。Blackview A80 ProはHD+の解像度なのでやや表示に粗さを感じるかも知れません。↓
一方でYouTubeなどDRMコンテンツでないものは問題なく高画質で再生できます。
指紋センサーと顔認証の速度や精度をチェック
▼指紋センサーは速度こそハイエンドに敵いませんが精度は上々でした。やっぱり背面の指紋センサーは個人的に一番使いやすく感じるので僕との相性は良かったです。同じ指紋を重複して登録出来るか試してみましたが、重複登録は出来ないようでした。↓
▼顔認証はインカメラを利用する低価格スマホでよく採用されているタイプです。暗い場所で認証率が下がるため、その対策として暗い場所では画面が白く発光して認証しやすくする機能は搭載されていますが、それでも暗い場所だと認証率がとっても悪いです。なので僕は指紋センサーばっかり使って顔認証はオフにしてます。↓
Blackview A80 Proのカメラは4つあるけど、実質シングルカメラ。でも、そこそこ良い写り
▼ご覧の通りBlackview A80 Proはカメラを4つ搭載してます。↓
カメラが沢山ついてると、望遠だとか超広角だとかマクロだとか色んな撮影が楽しめそうな感じがしますが、Blackview A80 Proはメインカメラ以外が補助カメラという珍しい構成です。これらの補助カメラはメインカメラの画質を向上するためのサポートカメラなのですが、Blackviewが機能ではなく画質を優先して補助カメラを選択したのは、低価格スマホだとアリではないかと撮影しながら感じました。
これまでの低価格スマホはハイエンドスマートフォンみたいに新たな機能(望遠・超広角・背景ボケ、マクロ)を詰め込みまくる傾向で、スペック的には魅力的だけど、実際に撮影するとカメラ品質が低すぎて使い物にならないってことも多々有るんですよね。
そういったスペックや機能は凄いけど、画質が残念だったという経験を重ねてきたので、実質シングルカメラといういシンプルな使い方しか出来ないけれど、補助カメラを駆使して価格以上のクオリティーの写真が撮影できたほうが利点が多いのでは無いかと感じます。
Blackview A80 Proの機能特性は以下の通り
- シャッター音→設定で消音可能
- AI→常にオン。非常に鮮やかな色合になる
- 撮影スタイル→実質1カメラ仕様と同じ使い心地。凝った写真は撮影しにくい
明るいシーンでの撮影は十分使える写真が撮影できた
▼AIの効きは強力で非常に鮮やかな色合にチューニングされる傾向でした。左がBlackview A80 Proで右がiPhone 11で撮影した写真です。↓
▼カメラにとって好条件となる光の多いシーンで撮影してみました。かなりパリッとした写真が撮影できて好印象です。↓
低価格スマートフォンは前述通り機能重視で沢山のカメラを搭載していましていますが、個々のカメラ性能が低いので明るいシーンでも画質がイマイチに感じる事が多かったです。
一方、Blackview A80 Proはメインカメラに一極集中することで、低価格ながら明るいシーンでは見栄え的に美しく感じる写真が撮影しやすく、実用性の観点から一枚上手な印象を受けます。
暗いシーンでの撮影はピントが定まらない。これはアップデートで改善して欲しい
▼カメラにとって悪条件となる暗いシーンで撮影してみました。ガルマックス恒例のイルミネーション撮影テストでも色が白く飛ぶことなく捉えられてるので明るさ調整は頑張っている印象です。↓
しかしながら上の画像を見て頂くとクッキリ感が無いことが伝わるはずです。暗いシーンで撮影テストをしていたときに気がついたんですが、ピントに迷いがあり定まらないことが頻繁にありました。
残念ながら暗いシーンでピンボケが頻繁に発生する現時点では、夜景の撮影には全くオススメ出来ないという評価です。これはアップデートで改善して欲しいと感じたポイントです。
モノクロは光が強い部分が白飛びする傾向、背景ボケはエフェクト
▼続いては撮影モードで搭載されているモノクロ写真。これは黒色の階調もそれなりに表現できていて悪くは無いのですが、光が強すぎると白飛びする感じも見られました。写真の右側あたりが結構白飛びしてるの分かると思います。↓
▼背景ボケは残念ながらエフェクトでした。こんな感じでピントが合う部分が円形状となり、周囲がボケている感じのエフェクト加工です。なので、被写体の形でピントが合う部分を切り出すような高度なボケ味撮影は出来ないので注意ポイントです。↓
インカメラは画角狭め。美顔モードはナチュラル系
▼Blackview A80 Proを横持ち状態で自撮りしてみました。腕を思いっきり伸ばしてこの画角なので複数人での自撮りは厳しいのではないかと感じます。美顔モードは搭載されていまして、細かな設定は出来ないけれどナチュラルな感じで軽めに美顔加工してくれるので、原型は維持される感じです。(写真は美顔モードで撮影)↓
動画は手ブレしまくる。あまり期待しないほうが良い
▼カメラ項目の最後は動画です。歩きながらの撮影だと手ブレしまくるのとピントも迷いがあるので個人的に「これは映像残すなら厳しい品質だな」と感じました。Blackview A80 Proで動画を撮影するならどちらかと言えば定点撮影が向いてます。↓
Blackview A80 Proのディスプレイやサウンド機能は及第点
▼Blackview A80 Proのディスプレイは大型な6.49インチで、上部のインカメラ部分にノッチ(切りかけ)を採用した流行りのデザインを採用しています。解像度がHD+なので凝視すると若干画面の粗さを感じることもありますが、これは使っていたら目が慣れてしまい気にならなくなってしまいました。↓
ディスプレイに関する機能は少なくノッチを隠すような機能もありません。輝度は直射日光下で明るさが足りずにやや見辛いな、と感じることもありました。画質に関しては結構柔軟なチューニングが出来る「MiraVision」に対応しているので好みの色合い調整はしやすいですね。
ただ、実際に使っているとそこまでディスプレイ品質で気になる部分は無かったので、こだわりが無けれが気にしなくてもOKです。
▼サウンド関連ですが、こちらも価格相応といった印象です。音量は問題ないですがシングルスピーカーで音がややこもっているのでクリアではありません。イヤホンジャックを搭載しているのは嬉しいポイントです。↓
Bluetooth接続テストでは、標準のSBC以外にミドルレンジコーデックのAAC、ハイエンドコーデックのLDACに対応していることを確認しました。コーデックはグレードが上がるほど音の遅延が少なくなるので、Blackview A80 ProでBluetoothイヤホンやヘッドホンを利用するなら低価格帯だとAAC対応製品、高価格帯だとLDAC対応製品がオススメです。
Blackview A80 Proはバッテリー容量多いけど、輝度が低いので実用性を重視したら電池持ちは特別良いわけではない
Blackview A80 Proのバッテリー容量は4,680mAhを搭載していて、数値的には大容量バッテリーの部類になりますが画面輝度のデフォルトの明るさが低いので、画面が見辛いという弊害が起こります。これにより画面輝度を実用的な範囲(僕は90%)に設定すると、結構バッテリーの減りが早くなります。
▼例えば、Blackview A80 ProとiPhone 11で輝度約50%で比較すると、これだけ明るさに違いがあることが分かります。なので、結構輝度を上げなければ見辛いです。↓
もちろん、4,680mAhのバッテリーを搭載しているので、容量の異なる3000mAhのスマホと比較した場合に駆動時間が長けているのは当然なのですが、大容量バッテリー搭載モデルとして見た場合はそれほど省電力性能が長けている訳でもなく、Blackview A80 Proと同等の容量を持つスマホと比較した場合、バッテリー持ちはあまり良くない印象って事です。
Blackview A80 Proまとめ|気になる部分も100ドル以下という呪文ですべてかき消してしまった
Blackview A80 Proですが、もちろんハイエンドスマートフォンと比較すると気になるポイントや妥協点は多々あります。が、そもそもハイエンドスマートフォンと比較すること自体があまり意味がない製品です。
なんてったって、Blackview A80 Proは100ドル以下で手に入れることができる端末です。
100ドル以下という価格から考えるとデザイン、機能、カメラ、ディスプレイ、サウンド、バッテリーの全てにおいて納得できるインパクトは十分持っている端末です。逆に言えば明るいシーンでの写真など凄く頑張っていますし、そういった価格以上の部分がちらほら見える端末です。
割り切りはもちろん必要ですが、スマートフォンに多くを求めない方、サブ端末を探している方はBlackview A80 Proを候補にして良いと思います。ちなみに定価では魅力がほぼなくなってしまうので、「100ドル以下で購入できるなら」という前提でオススメします。
Blackview A80 Proの割引クーポン・セール・購入先まとめ!
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