Xiaomi 14T Series 1100x150

Blackview A96のレビュー。iPhoneっぽいAndroidスマホは中身も良くまとまってる

めちゃくちゃiPhoneっぽいAndroidスマホ「Blackview A96」を試す機会を頂いたのでレビューをお届けします。

少し前にBlackview A200 Proをレビューしたんですが、その中で「最近のBlackviewスマホって凄く良くなったよね」と話してたんですけど、今回のBlackview A96もハイレベルでしたよ!

良かった点

  • iPhoneっぽい高品質な筐体
  • 普段使いで十分な性能
  • 綺麗でヌルヌルなディスプレイ
  • メインカメラの画質が良い
  • 低音も結構効いてるステレオスピーカー
  • 通話録音ができる
  • 安心の技適付き

気になった点・注意点

  • スワイプで謎の引っ掛かりがある
  • 原神クラスのゲームはちょっと厳しい
  • 超広角カメラの色味が変
  • WidevineがL3まで
  • 5Gに非対応
  • バッテリー持ちが悪い

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■Blackview A96■

初出時価格→303.55ドル

▼[AliExpress(リーベイツ対応!忘れずに)]↓

メモリ12GB版もリンク先で価格を確認して下さい!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

めっちゃiPhoneっぽいデザイン。質感は◎

ぱっと見の印象はめちゃくちゃiPhone。こんな感じのスマホって質感がビミョーだったりすることが多いんですが・・・

▼めっちゃ高品質。この価格でこの質感はある意味反則級。↓

▼僕のiPhone 14 Proを並べてみました。やっぱりiPhoneをリスペクトしたデザイン。↓

▼ディスプレイサイズは6.5型なので片手操作はちょっと厳しいですけど、一般的なスマホサイズでなので扱いづらいという感じはありません。↓

重量はフィルム込みで197g。普段iPhone 14 Proを使ってるのでかなり軽量に感じちゃいましたが、重量としてはまあ普通かなーって感じです。iPhone 14 Proと大きく違うなって思ったのはカメラバンプの厚み。とっても薄くなってます。iPhoneのデザインが好みって人はかなり気に入ってもらえるはず。

ついでに付属品もここでチェックしておきますね。

▼本体以外に保護フィルム(貼付け済み)、保護ガラス、ケース、充電器(海外プラグ)、充電ケーブル、SIMピン、クイックガイドが入ってました。↓

ゲーム以外では快適なパフォーマンス

Blackview A96が搭載するSoCは最近人気のHelio G99。このくらいの性能があれば日常使いならどんと来いな感じのパフォーマンスを誇ります。AnTuTuも40万点オーバー。

スマートフォンの使い方って人それですが、僕の場合だとメールやLINE、電話、WEBページの閲覧に動画視聴、あとはAmazonとか楽天とかのショッピングアプリを使ったり、スマートニュースでニュースチェックする感じ。そんな感じの使い方なら全然OK!

ちなみに性能的には日本で4〜5万円ほどで売っているミドルレンジモデルと同じ位の性能って思ってOKです。ライバルとしてはOPPO Reno9 Aとか。

ゲーム性能は低め

先述したライトな使い方なら十分な性能なんですけど、パワーを使うゲームはしんどいですね〜。僕はスマホで糸通しレベルの暇つぶしゲーしか基本遊ばないんですが、一応、データを取ってみました。参考程度で。

これからゲームを動かしますが「FPS」という言葉が出てきます。これは数値が高ければ高いほど滑らかな表示となります。ガルマックスではゲームプレイ中に下限30FPSならゲームを楽しめるレベル、下限60FPSを維持できるなら快適レベルとしています。

▼まずはPUBGモバイルですがスムーズ+ウルトラまでなので最大50FPSが限界。↓

実際にプレイしていると40FPSは切ることがないのでゲーム自体は楽しめるんですが、やっぱりシューティングゲームは60FPSで遊びたい…。ということで、ガチで遊んでいる人には向かないかも。

▼続いてはハイエンドスマホでも結構しんどい原神。デフォルトの設定は「最低」でした。↓

▼デフォルトの設定でフレームレートを60にして高負荷をかけてみると、下限フレームレートは35FPSとなっています。↓

うん、やっぱり原神で快適なプレイは無理っすね!原神クラスのゲームを遊びたいなら大人しくハイエンドスマホを選びましょう。それこそiPhoneとか。というわけで、ゲームは暇つぶしに遊んでいる程度だよ!って人向けです。

通話録音が便利。スマホのデフォ機能にしてほしい

Blackviewスマホって「通話録音」が使えるんですよ。この機能が使えるからBlackviewスマホを使っているって人もいるくらい。たぶん、今後のスマホ機能で標準になりそうな気が。

▼使い方は簡単。通話中に録音ボタンが出てくるのでポチッと押すだけ。↓

実際に試してみたんですがバッチリ録音できていました。録音したデータは「音声レコーダー」アプリの中に保存されます。音質も悪くないし、証拠としても十分役立ちそうです。

超滑らかな120Hzディスプレイでスクロールもスルスル

ディスプレイは6.5型の液晶。有機ELじゃないけれど、表示はめっちゃ綺麗なので不満に感じたことは一切なし。スクロールも120Hz表示のお陰でスルスルです。

▼設定では120Hz、90Hz、60Hzの3つから任意に選べるだけじゃなくて、シーンに応じてリフレッシュレートを切り替えてくれるスムーズ設定もOK。僕はこれにしてます。↓

ディスプレイ凄く良いじゃん!って思いながら触ってたんですが、TikTokやDiscoverを見ている時に違和感が。上下左右のスワイプ時に謎の引っ掛かりを感じるんです。

例えばTikTokを上スワイプで動画を送る時、引っかかりがあって送りきらずに画面が下がって戻ってくる感じ。

これはタッチサンプリングレートが低いからなのか、僕の指と相性が悪いのかは分かりませんが、妻に試してもらうと「え、普通に動くんだけど。アナタの指が短いからじゃない?」と言ってました。もしかしたら僕の指と相性が悪いかも説が浮上してます。

とりあえず最近レビューしたBlackview A200 Proではそんな感じは無かったので共有しておきます。

低音も良くなるステレオスピーカー。音質も◯

安価なモデルでは珍しいステレオスピーカーを採用してます

Blackview A96は安価な部類のスマホなんですが、3万円前後のスマホの中だったらスピーカー音質はトップクラスですね。

大体の安いスマホはスピーカーをケチってモノラルって製品も結構あるんですけど、Blackview A96はちゃんとステレオスピーカー。しかも低音もそこそこ鳴るのでサウンドのリッチ度が高いんですよ。これは結構ビックリしたところでした。

Widevine L1だったら完璧だった

個人的に残念だったのがWidevineがL3だったこと。ディスプレイも綺麗だしサウンドも良いし、あとはWidevineがL1なら完璧でした。

WidevineってのはNetflixやAmazonプライムビデオなどの「著作権コンテンツ」を再生する時に関わってくる仕様で、対応するレベル(L1とかL3とか)で映像の精細さが変わってくるんです。ちなみにYouTubeやTikTokはWidevineは関係ありません。

Blackview A96はWidevine L3なのでSD画質での再生となります。SD画質ってのは4K>FHD>HD>SDって感じの立ち位置。

Blackview A96のディスプレイはFHDクラスなので、それよりも画質の低いSD映像をFHDに引き伸ばして表示するってわけです。そうなると、ちょっと精細感が失われます。とは言っても、たかが6.5型の小さいディスプレイなのでそこまで気にする必要はないと思いますけれど。

とりあえずNetflixやAmazonプライムビデオが見れないって話じゃなくて、ちょっと映像の精細感が低いですよって話なので、見れりゃOKって人は気にしなくてOK。

メインカメラはかなり綺麗でした

Blackview A96のカメラは4,800万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの3カメラを備えてます。安い中華スマホでよくある構成ですね。

で、肝心の画質なんですが、メインカメラはかなり綺麗でした。お値段以上。一方で超広角カメラは色がメインカメラと全然違います。

▼Blackview A96で撮影した写真をチェックしてみて下さい。↓

↑標準カメラ
↑超広角カメラ:標準カメラと随分色味が違います
↑標準カメラ
↑標準カメラ:ボケ味も綺麗
↑標準カメラ:見た目よりも華やかに写りました
↑標準カメラ
↑標準カメラ:HDR
↑標準カメラ
↑標準カメラ:白の皿が少し青っぽくなりました
標準カメラ:室内撮影です。この子はロッタちゃん。我が社のセクシー秘書です
↑マクロカメラ:かなり近づいて撮影できます。しかもAF付き
標準カメラ:ナイトモード

スマホカメラって結構特殊で、用途に応じたカメラを複数備えてます。

カメラを頑張っているスマホは、標準や超広角など異なるカメラ間でも違和感のないよう画質が統一されているんですけど、安いスマホは結構色味の変わることが多いんですね。Blackview A96もその類だったので気になりました。

スマホカメラってスマホの中でもよく使う機能なので、カメラ間の色味の違いは今後調整してほしい!Blackviewさんよろしく!

で、超広角カメラはちょっと微妙でしたが、メインカメラはこの価格帯だとかなり綺麗!色味も派手すぎないしめちゃくちゃ日常使いで扱いやすいです。これなら普通に使っていける!

▼ビデオ撮影もしてきました。撮影中はかなり手ブレしているような映像がディスプレイに表示されていたんですが、撮影した動画はかなり手ブレが抑えられてました。↓

電池持ちが最大のネック

柳生くんがレビュー前にBlackview A96のスペック・対応バンドまとめ!iPhone風な見た目のHelio G99搭載スマホ!って記事を書いてくれたんですけど、その中でバッテリー持ちを懸念点として挙げてました。

最近のスマホって5,000mAh以上がデフォなんですが、Blackview A96は4,380mAhなので最近のスマホとしてはかなり容量が少ないんですよね。

で、いつものバッテリー持ち検証をしたところ、2時間の動画再生で100%→78%という結果に。ほとんどのスマホは90%以上の残量が残っているんですけど、Blackview A96はめっちゃバッテリーを食ってます。というわけで最大のネックはバッテリー持ち。

Blackviewさん、電池持ちはかなり重要なポイントなので次期モデルではバッテリーもりもりでお願いします!

Blackview A96をオススメできる人

Blackview A96はこんな人にオススメできるスマートフォンです。

  • iPhoneっぽいAndroidが欲しい人
  • スマホの使い方はゲーム以外って人
  • カメラはほとんど標準カメラしか使わない人
  • 4Gでも全然OKな人
  • 常にモバイルバッテリー持ち歩いている人

Blackview A96もBlackview A200 Proと同じく、「あれ?Blackviewスマホってこんなにレベル高かったっけ?」と思わせてくれたモデルでした。この水準なら日本のユーザーさんも凄いじゃん!って言ってくれるはず。

iPhoneっぽいデザインは好みが分かれるところですけど、筐体の質感はかなり高いので安価なスマホでありがちな安っぽさは微塵も感じません。素晴らしい!カメラも標準カメラはとっても画質が良いので気に入ってます。

動作もゲーム以外だと軽快だし、4Gまでしか対応してないけれど対応バンドは充実している&技適もあるし、安価だけどお値段以上って感じです。日本だと大体このクラスのスマホは4万円前後ってところなので、海外スマホのコスパの高さを体験できる機種かなって思います。

Blackview A96の購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■Blackview A96■

初出時価格→303.55ドル

▼[AliExpress(リーベイツ対応!忘れずに)]↓

メモリ12GB版もリンク先で価格を確認して下さい!
ページトップへ