CHUWI LarkBox X 2023のレビュー!Intel N100にメモリ12GBを搭載する安価ミニPCを試す
CHUWIからオシャレなデザインが特徴的なミニPC「CHUWI LarkBox X 2023」が登場!メーカーさんのご好意で提供いただいたので、早速レビューしていきます!
様々な比較・検証を行っているのでご自身の使い方に合うか、許容できるかなど、是非照らし合わせながらチェックしてみて下さい!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓
■メモリ12GB+容量512GB■
初出時価格→30,900円
目次をクリックすると各項目へ移動します
CHUWI LarkBox X 2023の外観・デザイン
CHUWI LarkBox X 2023 | |
サイズ | 127 × 127 × 49mm |
重量 | 381g |
CHUWI LarkBox X 2023の筐体は白と黒のツートンデザインが目を引くモデル。
▼正面には電源ボタンの他にUSB-A(3.0 Gen1)、Type-C、イヤホンジャックが配置。よく使う端子類が前面に来ているのはありがたいですねぇ。↓
▼背面にはUSB-A(3.0 Gen1)、LAN端子、HDMI 2.0、DisplayPortが配置されています。地味にLAN端子が2基搭載されているのも見どころの一つ。↓
▼筐体の大きさは手でも何とか握れるくらいのコンパクトサイズに仕上がっております。↓
▼iPhone 6と並べるとこんな感じ。本体の辺の長さは大体iPhone 6の長辺と一緒くらいなので、結構小ぶりな方です。↓
▼重量は実測で381gでした。今回レビューする個体は公称値よりも19gほど軽い模様。手で持った際もスカスカな感覚で、「ホントに中身入ってんのかコレ!?」みたいに思ったのはここだけの話。↓
▼左側面は試験済か何かのシールが貼っているだけで何も無し。↓
▼右側面も左側面と同様に何も配置されていません。↓
▼上部は排気口があります。うっすらとファンが見える….↓
▼下部はゴム足と底面固定用のネジが配置されています。↓
▼付属品はこんな感じ。ACアダプターは36W(12V/3A)とIntel Processor N100搭載モデルだけあり、出力は小さめのものが同梱されていました。↓
CHUWI LarkBox X 2023の筐体は以前リリースされていたCHUWI LarkBox X(Ryzen搭載モデル)と全く同じものですが、元々のデザインが良かったのもあり、全く野暮ったくは感じませんでした。
というのも、他のミニPCでは黒やシルバー1色のみのところ、CHUWI LarkBox X 2023は白黒ツートンデザインでかなりオシャレな配色だから。筐体の素材はプラスチックなので高級感とかは無いんですが、個人的には全然気になりませんでしたね〜。
CHUWI LarkBox X 2023の性能・パフォーマンス・スペック
CHUWI LarkBox X 2023はCPUにIntel Processor N100を搭載。レビュー機はメモリ12GB+容量512GBです!
▼メモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓
CHUWI LarkBox X 2023 | メモリ12GB+容量512GB(レビュー機) |
詳細スペックをチェック!
CPU | Intel Processor N100 |
メモリ | 12GB(LPDDR5) |
容量 | 512GB(SATA SSD) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
インターフェース | 4×USB-A 3.0 1×Type-Cポート 1×3.5mmオーディオ出力 1×ディスプレイポート(4K@60Hz) 1×HDMIポート(4K@60Hz) (1*2.5 Gigabit+1* Gigabit) イーサネットインターフェイス |
サイズ | 127 × 127 × 49mm |
重量 | 400g |
OS | Windows 11 Home |
拡張 | M.2 2280 SSD |
ベンチマーク結果をチェック!
▼各種ベンチマーク結果は以下の通りです。↓
▼標準で内蔵していたSSDの情報はこんな感じ。ブランドは「AirDisk」とのことです。↓
▼ストレージ速度は読み込みが561.76MB/s、書き込みが516.29MB/sと、SATA接続のSSDとしては至って普通の速度。特筆すべき点はあまりありませんね。↓
普段使いの動きチェック!
実際にCHUWI LarkBox X 2023を日常的によく使うコンテンツで試してみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・十分実用的
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
CHUWI LarkBox X 2023 | |
WEBページ閲覧 | 快適・サクサク |
YouTube | 快適・サクサク |
CHUWI LarkBox X 2023が搭載するIntel Processor N100はエントリーとはいえ、今までの物とは一味違うだけあり、ウェブブラウジングや動画視聴では4K解像度であっても快適に行うことができました。
メモリも12GB搭載しているので、ブラウザでタブを多めに開いた際でも快適に動いてくれるのもGOOD!
ゲーム性能をチェック!
実際にCHUWI LarkBox X 2023でゲームを遊んでみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・楽しめるレベルで遊べる
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
Intel Processor N100の内蔵GPUはUHD Graphics(24コア)と、Iris Xeよりも性能は低め。性能の目安的には大体HD Graphics 4000シリーズくらいですね。
検証は以下の通り、3種類のゲームで行ましたが、ご想像通りFPSゲームは全滅レベル。ちなみに、Rainbowsix Siegeは表では30〜50FPSの間で推移しているとしましたが、実際は敵が現れた段階で一瞬フリーズしたりしていたので、全くゲームになりません。
ただ、Muse Dashといった2D主体のリズムゲームであればFHD解像度でも60FPSが出せたりするので、こういった負荷の少ないゲームを遊ぶのであれば案外イケるかも?
タイトル | 評価 | FPS |
Rainbowsix Siege(HD、低) | イマイチ・妥協が必要 | 30〜50FPS |
APEX LEGENDS(HD、低) | イマイチ・妥協が必要 | 3〜20FPS |
Muse Dash(FHD) | 普通・楽しめるレベルで遊べる | 60〜70FPS |
ということで、本機をゲーム機代わりとして購入する方は少数だとは思いますが、改めて「PCゲームで遊びたいなら相応に性能が良いマシンを購入しようね」という結論になってしまいます。参考までに。
CHUWI LarkBox X 2023の機能・仕様
CHUWI LarkBox X 2023 | |
OS | Windows 11 Home |
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ✕ |
冷却システム | ○:空冷 |
MicroSDスロット | ✕ |
備考 | – |
ストレージのみ換装可能!
CHUWI LarkBox X 2023はストレージの換装に対応していますが、残念ながらメモリはオンボードのみの為増設も不可能となっています。
▼内蔵ストレージにアクセスするには、以下の赤丸部分のネジを外して裏フタを外せばOKと比較的楽チン。↓
▼裏フタを開けるとこんな感じ。前モデルと同じ筐体を流用しているからか、かなりスカスカって感じです。↓
中央付近の丸い窪みは元々ボタン電池が付いていた場所、右側の何もない部分は前モデルではメモリスロットが存在していた位置だと推測されます。
▼今回レビューした機体で搭載されていたSSDはAirDiskというブランドのSATA接続のもの。↓
スペック表にもありましたが、メモリはLPDDR5なので、増設や換装は不可能ということが改めて分かりました。ただ、ストレージは交換できるので、大容量のものに載せ替えるのも悪くないかもしれませんね!
CHUWI LarkBox X 2023のメリット・良いところまとめ!
実際にCHUWI LarkBox X 2023を使ってメリットや良かったと思ったところは以下の通り!
メリット・良かった点
- エントリークラスの割に動きが良い
- ファンの音は割と静か。発熱も比較的穏やか
Intel Processor N100の性能は侮れない
Alder Lake世代のエントリーモデルはガルマックスでもレビューしてきていますが、改めてIntel Processor N100のパフォーマンスを実感しました。
ゲームは厳しいものの、ちょっと調べ物とかで使うくらいならコレでじゅ〜ぶんな性能はありますねぇ。
ファンの騒音も発熱も控えめ
APEX LEGENDS起動時のファンの音と発熱の結果は以下の通り。かなり負荷がかかっている状態でこの程度に収まっています。
- ファンの音:最大60db前後
- 発熱:最大で約45度前後
もちろん普段使い程度ではここまで発熱もしないですし、ファンの音も静かなので、ほぼ無音状態で使えるのは静音PCが欲しい方にとってかなりのメリットとなりそうです!
CHUWI LarkBox X 2023のデメリット・注意点まとめ!
実際にCHUWI LarkBox X 2023を使ってデメリットや注意点だなと思ったところは以下の通り!
デメリット・注意点
- メモリ増設ができない
- 搭載できるストレージはM.2が1つのみと少ない
メモリ増設ができない
人によってはデメリットとなり得そうな点がメモリについて。
というのも、筐体が全く同じ前モデルでは可能だったメモリ増設が、CHUWI LarkBox X 2023では内蔵式となった関係で、メモリスロットがまるまる消滅してしまっているからなんですよね。
まぁ、エントリークラスでありながらメモリは12GBも搭載しているので、本機で想定される用途(ウェブブラウジングや動画視聴)でそうそう困る場面は無いとは思いますが、念の為記載しておきます!
搭載可能なストレージがM.2 SSDが1つのみ
これも人によってはデメリットとなり得る点として、内蔵ストレージがM.2のSSD1枚までしか対応していない点が挙げられます。
超コンパクトなミニPCでない限り、2基以上の内蔵ストレージに対応しているモデルが多数なので、データを内蔵ストレージへたっぷり保存したい方にとってはデメリットとなるかもしれません。
とはいえ、CHUWI LarkBox X 2023にはUSB 3.0端子が4つあるので、デッカい容量の外付けストレージを繋げばストレージ問題はとりあえず解決するので、個人的にはそこまで痛手には感じませんでした。
CHUWI LarkBox X 2023のレビュー・評価まとめ!
CHUWI LarkBox X 2023は前モデルから筐体そのままに性能をグレードダウンしつつ価格を抑えたバリューモデルになって生まれ変わったモデルと言えるでしょう。
ただ、性能を落としたとはいえ、エントリー帯では最新のIntel Processor N100が採用されているので、下手な古いノートPCよりもよっぽど性能が上なのはナイスな点ですね。
価格もベース価格で3万円を切っているので、購入しやすくなっているのも利点の一つ。筐体も白黒のツートンデザインでオシャレなので、高級感こそないものの、所有欲はしっかりと満たしてくれるのも良いですね〜。
ということで、CHUWI LarkBox X 2023は調べ物用などで使う等のサブ用途や、リビングのテレビに繋げておく用のPCが欲しいなぁとお考えの方にピッタリではないでしょうか!ちなみに筆者はメッチャ気に入りましたよ!!
CHUWI LarkBox X 2023をお得に購入する方法!
CHUWI LarkBox X 2023は以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓
■メモリ12GB+容量512GB■
初出時価格→30,900円