CUBOT KingKong Mini 2 Proのレビュー!不満だった点、良かった点まとめ

CUBOT KingKong Mini 2 Proの試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!

CUBOT KingKong Mini 2 Proの特徴は?

CUBOT KingKong Mini 2 ProはCUBOT製の小型のCUBOTスマホ。4インチサイズのディスプレイを持ち、イマドキのスマホにしてはかなり小型で持ちやすい設計が特長です。

それでは開封して触っていきましょう!

▼付属品はこんな感じでした!充電器だけでなくイヤホンも付属している親切仕様で嬉しい!ただ充電プラグが海外仕様なのでプラグ変換アダプタは必須ですね!↓

▼充電器自体は5Wまでで急速充電非対応。なので使い回す場合スマホよりもアクセサリー向けです。↓

▼小型のプラスドライバーも入ってた!これを見て「もしや…」と察した方もいるかも。使い道は後述します!↓

  • 充電器(海外プラグ/5W)
  • 充電ケーブル(USB-C)
  • 保護フィルム(貼付け済み)
  • クイックガイド
  • Type-Cイヤホン
  • プラスドライバー

CUBOT KingKong Mini 2 Proのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!

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ベンチマーク結果を表示
機能・仕様の検証結果を表示
ゲーミング機能とゲーム動作検証結果
対応バンドや通信の検証結果を表示
ディスプレイの仕様と検証結果を表示
サウンド関連の仕様と検証結果を表示
カメラの仕様と検証結果を表示
バッテリーの仕様と検証結果を表示

小ぶりだけど本格的なタフネスデザイン

▼CUBOT KingKong Mini 2 Pro、MINIだけあってすごく小型。タフネススマホや一般的なスマホよりも遥かに小さいです。同じ4インチサイズの初代iPhone SEにケースを付けたようなサイズ感。↓

▼デザイン自体は立派な厳つさ。ボルト留めとロゴの部分や側面バンパーが特徴的で、見た目は立派なタフネスモデル。↓

▼重さは122gしかなく小型なのもあり非常に持ちやすいです。デカくて重いのが当たり前なタフネスタイプのスマホではかなり珍しいっすね(`・ω・´)。↓

側面デザインはボルト留めとメタルパネルがあるため堅牢感を感じさせる風合い。各種ボタン配置は以下の通りです!

▼左側面にはストラップホールが配置!背面ではなく側面にストラップホールがあるのはなかなか珍しい。首やカバンからヒモで下げたりするのにも便利そうです。↓

▼右側面に音量キーと電源キー。ボタン自体は細めですが押しにくさは感じません。↓

▼上部は何もなし。落としても壊れにくい柔らかめのプラスチック製になっています。↓

▼下部にType-C充電端子と保護するためのキャップ。このため充電するたびに開け閉めする手間はありました。↓

Helio P22搭載。エントリーレベルのスペック

CUBOT KingKong Mini 2 ProのSoCはHelio P22で、AnTuTuスコアも実測値がエントリースマホのそれでした。なので普段使いに用途は限定されます。

▼WEBサイトや動画視聴であれば何ら問題はなく、ロードがちょっと長いことを除けば十分使っていけるな~って感じ。ただキーボードではQWERTY入力が小さいために厳しいんで、フリックに鞍替えするか慣れるしかないって感じます。↓

▼ゲームは2D系の簡単なやつならロードは長いけどなんとか動きました。でもサイズが小型すぎるので操作自体は物理的に厳しい。昔のスマホってだいたいこんなぐらいのサイズばっかだったんだけど、今思うとよく操作できたな~って思うんス。↓

カメラ画質は思ってたより良いけどピントに難あり

CUBOT KingKong Mini 2 Proは見た目はデュアルカメラなんですが、公式サイトにはメインカメラの画素数表記しか無いことからサブカメラは補助用カメラか深度測定カメラかもしれません。残念ながら超広角カメラは非搭載でした。

▼で、クオリティは性能ランク相応なんだろうな~ってナメてたんだけど結構色合いよかったです。色合いは忠実で、若干暗いけど全然許容範囲。↓

▼画素数は高くないためデカいモニターとかに出力した場合粗は感じますが、スマホで見た場合は全然気になりません。ディテールも結構細かくていい感じだったよ!↓

▼弱点としてはHDRは非対応らしく逆光に弱いです。なので空にピントをあわせた場合、他の被写体が暗めになってしまいます。

▼逆に、空以外を移した場合は空が白飛びしてしまう感じ。まぁこの部分は性能ランクなりといったところなので仕方ないっちゃ仕方ないです。逆光を除けば文句なしのクオリティだしね(`・ω・´)。↓

▼弱点はもう1つあって、エントリー級処理性能ゆえか近距離にピントが合いにくく、ピントを合わせても合うまで1秒ほど時間かかっちゃうんで、動く被写体、近距離の被写体をキレイに撮影するのは結構難しいです。↓

▼毛並みのディテールはしっかり表現できているので動物の撮影自体はいい感じ!動いてないことが条件ですが。↓

▼ただし低照度ではとにかくピントがあわん。被写体にタップしてもピントが合わずぼやけてしまいます。しかも画面サイズが小さいせいでピントが合っているか否かの判別もつけにくく、PCに映して初めてミスショットに気づくってのはかなり辛い。↓

▼ズームはピンチ操作のみで最大4倍までと低め。左が通常、右が4倍ズームの写真です。4倍はもちろん2倍でもディテールの粗さが目立つのでズームでの撮影は微妙く感じたっす。↓

▼ポートレート撮影。顔認識しないとボケないため物撮りは非対応でした。処理時間も3秒ぐらいかかり、連続して撮ることは出来ません。切り分けクオリティはぼやけはあるけど、このクラスとしては悪くないかな~。↓

▼なんとナイトモードに対応していました。AnTuTu10万クラスのエントリーながら驚きですな!というわけで夜景撮影。ノイズは抑えられていますが色合いは薄めで、白っぽさは感じられます。撮影時間は3~4秒ほど。↓

▼左が通常撮影で、右がナイトモード。通常撮影と比較してみると「明るさを下げて、白飛びを抑えている」「ノイズをなめらかにして目立たなくしている」という加工を施しているようです。↓

▼インカメラで撮影。ポートレート撮影にも対応しており、色合いもすごく良かった!ボケの境界は粗いけどもう十分です。↓

▼動画撮影。デフォルトでは20FPSでちょっとカクカク。設定から30FPSをオンにできますが手ブレ補正は一切なくブレるんで、やっぱり定点撮影向けです。↓

防水防塵等級はIP65。水没は厳禁

見た目はタフネススマホなんですが、公式メーカーさんによればCUBOT KingKong Mini 2 Proの防水防塵規格はIP65だそうです。このレベルは雨などの軽い勢いの水滴が付いても耐えうるぐらい。実際使ってても雨に濡れた程度ではびくともしませんでした。

等級なしのスマホよりは壊れにくく出来ているものの、他のタフネススマホほどの超絶レベルの耐久性はないのは悔やまれるところです。

本当はストラップで首から下げて使いたかったんだけど、ぶつけるリスクもあるからなかなか難しい。結局ポケットから出せませんでした。

SIMカードスロットが特殊で開け閉めが手間

▼CUBOT KingKong Mini 2 ProのSIMスロット無ぇな~~って思って公式サイト確認してみたらとんでもないことに気づいた。これ背面でパネルの中に埋め込まれてるタイプだ。↓

▼厄介なことにこれSIMピンではなくネジ留めされているタイプ。なので開けるには ちっちゃいプラスドライバーが必要っす。ドライバーやネジはなくさないようにしなきゃなぁ。↓

▼パカッと開封!中身はこんな感じ。スロットが独立式のトリプルタイプなのでデュアルSIMを使いつつMicroSDカードが使えるのは便利で良いっすね。↓

筆者としてはそれほどSIMやSDカードを入れ替えないタイプなので一度入れれば気にはならんです。むしろイマドキのスマホにはないタイプなので結構面白かったです。

もちろん頻繁にカードを入れ替えるタイプの人からすればたまったもんじゃないんで注意。

ディスプレイの解像度は低いが気にならない

▼CUBOT KingKong Mini 2 Proのディスプレイは解像度が1,080×540。HDクラスよりも低いですが、小型故にドットの粗さはま~ったく感じません。ノッチもなく縦長すぎないという形状自体はとても筆者の好みです。これで良いんだよ!↓

高リフレッシュレートや有機ELはないですが十分。あとタッチの応答性も思った以上によく、自分のやりたい操作もしっかり拾ってくれるのもGoodでした!

スピーカー音量はなかなか出る。イヤホンジャックは欲しかった

スピーカーはクラシックな背面下部配置タイプ。当然モノラルのシングルスピーカーで、音質自体も相応のレベル。

最大音量自体はなかなか出るんで、自室でYouTubeのゆっくり解説シリーズといった、言葉を聞くタイプの動画を流し聞きするって使い方もOKでした。

ただイヤホンジャックはないんでウォークマンっぽい使い方ができないのは残念(´・ω・`)。初代iPhone SEみたく搭載してほしかったなぁ。

付属品にイヤホンをつけてくれてるお陰で対応イヤホンを探す手間がないのは嬉しいんだけど、電池持ちを考えると充電しながら使えないってのは惜しいところっす。

バッテリー持ちは悪い。充電は早い

CUBOT KingKong Mini 2 Proのバッテリー容量は3,000mAh。イマドキのスマホに多く見かけられる4~5,000mAhバッテリー容量と比較すると心許ない印象です。

容量が小さいためかバッテリーの消費はそこそこ早く、SNSしたりカメラで撮影しつつ動画を見たり、という使い方なら半日ほどでくたばります。

電池の小ささ自体はコンパクトな筐体サイズゆえに仕方ないともいえるし、個人的にはよく持っているなという印象でした!

▼PCMarkのバッテリーテストでは8時間19分って結果でした。思ったよりは伸びたなぁ。↓

▼急速充電は非対応ですが、充電速度は悪くありません。大体2時間ほどで満充電できます。減るのも速いけど充電速度も速いってタイプ。↓

CUBOT KingKong Mini 2 Proはこんなスマホでした!

  • とてつもなくコンパクトなボディ
  • とっても軽量で持ちやすさはピカイチ
  • カメラは画質が良好だがピントが合いにくかった
  • SIMとSDカードの入れ替えは手間がかかる
  • イヤホンジャックは欲しかった
  • バッテリー持ちは良くはないが、充電は速い

何度も書いていますがCUBOT KingKong Mini 2 Proは近年では見かけない、かなりコンパクトなスマホ。

他にもコンパクトなサイズのスマホはあるものの、個人的にはこのぐらいの4インチサイズあたりが、大きすぎず小さすぎずでかなりちょうどいいなーと思えますね。

小さい筐体で耐久性を重視したというレアなコンセプト。個人的にはこの手のタフで小さいモデルって取り回しと堅牢性を両立できててとてもスキなのでもっと増えて欲しいです(`・ω・´)。

カメラの写りも結構いいだけに、ピントの合わなさは残念。この手のスタイルを維持したままでSoCやカメラを更にスペックアップしたモデルが出てほしいな~。

価格は199.99ドル(約2.7万円)。うーん2万円ほどだったら筆者的にアリだけど、エントリースペックで2.7万だとちょっと手が出にくいかな。セールでもっと安くなったら貴重なコンパクトモデルのいい選択肢となりそうですね。

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