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Dimensity 8020のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

2023年5月に発表されたミドルハイのSoC「Dimensity 8020」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。

なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。

Dimensity 8020のCPUとGPUのスペック

SoC Dimensity 8020
CPU Cortex-A78 ×4
Cortex-A55 ×4
CPU周波数 2.6GHz
GPU Mali-G77 MC9
GPU周波数

Dimensity 8020の処理性能

▼Snapdragonは大きく4つの性能帯に分かれています。Dimensity 8020ハイエンドに次ぐ性能を誇るミドルハイです。

本記事で使用する製品は以下。

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Dimensity 8020は2022年に発表されたDimensity 1100のリネーム品とされています。Dimensity 1100は当時ハイエンド帯のSoCとして登場しましたが、2023年にリリースとなったDimensity 8020は世代が古くなったことでミドルハイの立ち位置のSoCとなっています。

Dimensity 8020の実機AnTuTuスコア

端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみました。

▼それではDimensity 8020を搭載する端末の実機AnTuTuのスコアを確認してみましょう。総合スコアは718,241点、GPUスコアは183,308点、UXは178,433点となっていました。↓

▼なお、上記を測定した機種ではハイパフォーマンスモードがオンに出来ます。ハイパフォーマンスモードをオンにした状態は以下の通りです。左がオフ、右がオン↓

このことから、Dimensity 8020が持つ本来の最大性能は右の総合スコア777,680点、GPUスコア222,877点ですが、電力効率が悪くハイパフォーマンスモードは燃費が悪くなるため、重量級ゲームをプレイしない方はデフォルトのオフを推奨します。

操作の快適性を表すUXスコアは10万点を超すと快適レベルと言われており、Dimensity 8020は大きく上回る性能です。また、ゲーム性能を左右するGPUスコアも15万点を超えており、多くのゲームが楽しめるレベルで動作する水準です。

Dimensity 8020はDimensity 1100のりネーム品ですが、性能自体は高いのでメイン端末としても十分な性能を発揮するSoCです。

▼以下は2023年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Dimensity 8020のゲーム以外の動き

Dimensity 8020を搭載するスマートフォンでゲーム以外の動きをチェックして許容範囲か確認してみて下さい。

▼Dimensity 8020を搭載するスマートフォンでWEB閲覧(Yahoo!ニュース)、動画視聴(YouTube)、SNS(Twitter)を使ってみました。↓

WEBサイト閲覧、動画視聴、SNS、電子書籍などゲーム以外の使い方であれば非常に快適に動作します。

Dimensity 8020は一般用途であれば高い水準の動作を見込めるので、長期的に利用しても快適性を維持しやすいSoCです。

Dimensity 8020のゲーム性能

ライトな使い方は先程検証しましたが、次はヘビーな使い方を試してみます。ヘビーな使い方の代表といえばゲーム。ここでは「重量級3Dゲーム」「軽めの3Dゲーム」の2つで試してみます。

なお、検証はハイパフォーマンスモードをオンにした状態で行っています。

  • 原神:重量級3Dゲーム
  • PUBGモバイル:軽めの3Dゲーム
 ガルマックスでは高負荷時に下限30FPSを下回らなければ「ゲームを楽しめるレベルで遊べる」と評価しています。また、FPSの高さが有利プレイにつながるFPSなどのシューティングゲームやレースゲームは60FPS以上でのプレイを推奨しています。

▼まず重量級となる原神から。グラフィックのデフォルト設定は「中」となっています。↓

デフォルトではフレームレートの上限30FPSの制限があるので、設定にてフレームレートのみ60に変更した後、マップの3箇所をワープで移動して4キャラ分の元素爆発を連続発動した際の高負荷状態で下限フレームレートを測定します。

▼下限フレームレートは43FPSとなりました。↓

原神はグラフィックをウリとしている重量級ゲームなのでガルマックスでは画質「中」以上でのプレイを推奨しています。

画質「中」でも高負荷時に30FPSを大きく上回っていることから、ゲームを楽しめるレベルで遊べる性能を持ち合わせています。下限30FPSギリギリを狙えば画質をもう少しリッチにできる余力も持ち合わせています。原神を遊ぶなら最低でもDimensity 8020と同等のGPU性能が求められそうです。

続いてはPUBGモバイル。2017年にリリースされたゲームで当時は重量級でしたが、SoCの高性能化も進んだので現在は軽めの3Dゲームとして検証に使っています。PUBGモバイルでは画質設定を下げた時に選べるフレーム設定の設定幅で上限フレームレートが決まってきます。

▼PUBGモバイルはフレーム設定「極限」まで開放されていました。上限60FPSでプレイ可能です。↓

PUBGモバイルの検証は、スモークを4つ撒いて高負荷状態を作り、スモークが切れるまで突入を繰り返して下限フレームレートをチェックします。

▼PUBGモバイルの下限フレームレートは59FPSでした。↓

PUBGモバイルなどのTPS・FPSはフレームレートが高いほど有利とされているゲームで、本格的に遊ぶなら60FPSでプレイしたいジャンルですが、Dimensity 8020は極限設定まで開放していることを確認しました。高負荷時も踏ん張りが効くので本格的にPUBGモバイルクラスのゲームを遊びたい人にも十分なパワーです。

一方でPUBGモバイルのフレーム設定開放幅は同一SoCでも異なる場合があることから、Dimensity 8020を搭載する製品で必ず極限設定が開放されているとは限りませんので、レビューなどで事前に開放幅のチェックをオススメします。

Dimensity 8020のGPUは重量級ゲームも標準的な画質であれば快適にプレイできる底力を持っており、多くのゲームが楽しめるレベルで動作します。

Dimensity 8020の動作目安まとめ

Dimensity 8020はDimensity 1100のリネーム品としてひっそりと登場したSoCなので目新しさはありませんが、2023年のミドルハイ帯としては十分な実力を持つSoCです。

Dimensity 8020は一般用途からゲームまで快適に動作する範囲が広いので、メイン端末としても安心して選ぶことができるSoCです。

Dimensity 8020搭載製品の一覧

Dimensity 8020を搭載する製品は以下です。

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