FREETEL P6発表。クラウドSIM搭載のエントリースマホ。OCNセットで本体価格980円
FREETELがクラウドSIMを搭載するSIMフリースマートフォン「FREETEL P6」を発表・2019年5月30日よりブラックのカラーのみ先行発売。ゴールドおよびホワイトは初夏発売予定。
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FREETEL P6の特徴
主要な仕様・機能
FREETEL P6はSoCにエントリー向けとなるSpreadtrum SC9850K を採用。メモリ2GB、容量16GBの構成となり、マップ確認やWEB検索など海外での連絡手段として必要最低限の性能を持ちます。OSは少々古いAndroid 8.1。
▼ディスプレイは5.7型のHD+解像度。18:9の縦長ディスプレイを採用。↓
▼3400mAhのバッテリーを搭載。↓
▼カメラは800万画素+200万画素のデュアルカメラを搭載。↓
▼その他、DSDV、世界各国の主要バンドに対応、指紋センサーを搭載。↓
クラウドSIMで1日380円~SIM差し替えなしでネットが利用できる
FREETEL P6最大の特徴はクラウドSIMテクノロジーに対応していること。これにより、FREETEL P6が対応する国ではSIMの差し替えなしで各国の主要ネットワークにスムーズに接続する事が可能となっています。
▼最安は1日300MBで380円~。その他、7日/1GB、30日/3GBなど複数のプランを展開。また、様々な国々を渡り歩く方に嬉しい”周遊プラン”も用意されている。詳細は以下のクラウドSIM料金表を参照下さい。↓
一見、ドコモ、au、ソフトバンクの周波数に対応しているように見えるが、auは非対応、ドコモはFOMAプラスエリア非対応
FREETEL P6の対応するバンドは以下の通り
- 2G:850/900/1800/1900MHz
- 3G:1/2/4/5/8
- 4G:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41
ドコモ回線のLTEは1/3/19(プラチナバンド)に対応しているが、3GバンドのFOMAプラスエリアで利用するバンド6には非対応。該当地域へ出向く方は注意。
ソフトバンク及びワイモバイル回線はLTE/3G共にフル対応。
▼auに関しては一見、LTE18及び26に対応しているので通信できそうですが、公式詳細スペックを確認するとauのみVoLTEが非対応となっている。↓
auのVoLTE SIMは通話もデータ通信もLTEで行うため、通話はVoLTEとなることから、FREETEL P6はau回線で通話不可の可能性が高いので注意。この点は公式に問い合わせたほうが良さそう。
ちなみにauの相互通信テストであるIOT完了製品一覧にFREETEL P6は現時点で登録されていません。
OCNモバイルONEセットで端末価格980円だが・・・
FREETELはOCNモバイル割と称して端末割引キャンペーンを開催。
本キャンペーンはOCNモバイルONEのSIM(ドコモ回線音声通話SIM)とセットで申し込むことで、通常端末価格16,800円が980円になるというもの。
しかしながら、FREETEL P6の対応バンドは前述通り、ドコモ3GバンドのFOMAプラスエリアに対応していない。
3Gは徐々に停波に近付いていること、また、多くの地域でLTE及び3Gバンド1のみで十分通信できる事は理解しているが、それでもFOMAプラスエリアがサービスエリアとして残っている以上、ドコモFOMAプラスエリア非対応端末がドコモ回線を提供するMVNOとタイアップキャンペーンを開催していることは疑問が残ります。
購入検討される方はこの点を加味して検討頂ければと思います。