前世代から最大4倍の性能アップ！？GeForce RTX 40シリーズ登場

ようやくデビューしたGeForce RTXの最新モデルである40シリーズがベールを脱いだのでご紹介。40シリーズの尖兵を務めるのはフラッグシップとハイエンドモデルの4090と4080だ！これは…買うしかねぇ。

GeForce RTX 40シリーズの特徴

GeForce RTX 40シリーズの特徴は以下の通り！

GeForce RTX 40シリーズは第3世代RTコアを搭載。第3世代RTコアは最大191TFLOPSの実効レイトレーシング性能を誇るとのことで、前世代（第2世代RTコア）から2.8倍の性能向上を果たしたとしている。

また、GeForce RTX 40シリーズはAI処理を優先して行うTensorコアも第4世代へと進化。最大1.32PFLOPSの処理性能は前世代の5倍と格段にレベルが引き上げられているのも驚きである。

明暗のコントラストを担うシェーディング処理はSER（Shader Execution Reordering）と名付けられたシステムにより、高性能なGeForce RTX 40シリーズのリソースの有効活用が可能に。

その恩恵によりレイトレーシング性能は最大3倍、ゲームでのフレームレート向上は最大25%とGeForce RTX 40シリーズのパワフルさに磨きがかかっている模様だ。

製造はTSMCの4N（5nmプロセス）を採用することで、電力効率が最大2倍向上と性能対電力の効率化が進んでいるのもウリとある。

ただし後述するが、RTX 4090はRTX 3090 Tiと同じ最大450Wとかなりの電力を消費するため、そもそもの電力消費量が多いのは注意しておくべきだろう。電気代の負担になることは容易に想像がつきそうである。

RTX 4090

GeForce RTX 40シリーズのフラッグシップシリーズであるRTX 4090は、760億のトランジスタ、16,384ものCUDA コアにMicron製GDDR6Xメモリが24GBも搭載された頂点に相応しい二郎系ラーメンばりの盛り盛り具合。

前世代のフラッグシップモデルであるRTX 3090 Tiと比較して最大4倍も性能がアップしているとのこと。ただただ凄い。

また、RTX 3090 Tiと同じ消費電力（450W）を維持しつつも、既にリリース済みの特別に最適化されていないゲームでも最大2倍高速で、4K解像度に設定していても毎秒100FPS以上を一貫して提供するとしている。あまりにも凄すぎて言葉が出ないのは筆者だけだろうか？

RTX 4090は現地時間の10月12日に1,599ドル（約23万円）で提供されるとのことだ。

RTX 4080

RTX 4080はCUDAコアとメモリ搭載量で以下の2バリエーションが用意されている。なお、どちらのモデルもMicron製のGDDR6Xメモリを搭載している。

• 9,728コア/16GB
• 7,680コア/12GB→追記：名前がややこしいから発売中止になりました。

上位モデルである16GBモデルは既にリリース済みのゲームでRTX 3080 Tiの2倍の性能を誇っているのはRTX 4000シリーズのパワーアップ度合いを考えると納得かも？

また、どちらのモデルでもRTX 3090 Tiよりも高性能ということで、 筆者としてはRTX 3080 Tiの2倍の性能ということよりもこちらの方が驚きを感じたのはここだけの話。

RTX 4080はどちらのモデルも11月に発売されるとのことで、価格は16GBモデルが1,199ドル（約17万円）、12GBモデルが899ドル（約13万円）とRTX 4090よりもお安く手に入る価格設定となっているようだ。

ハイエンドモデルではあるがかなり高価！消費電力も気になる…

RTX 4090とRTX 4080はフラッグシップやハイエンドモデルという点に加え、為替の関係で日本円ではかなり高価な価格設定となってしまっている。

RTX 4090の約23万円はそこそこ性能の良いゲーミングPCも購入できちゃうほどと言うとどれだけ高価かお分かりだろうか。

RTX 4090ではそれに加え、最大450Wという超電気食いなのも個人的に気になる点。発熱もかなりのものと想像できるが、そもそもの話フラッグシップを購入するユーザーはその他のパーツもそれ相応にハイエンドなもので揃えているだろうし大した問題ではないのかも？

筆者としては普及帯のRTX 4060やRTX 4070がどうなるのかが今から気になって仕方がないのだが…いつ出るんだろうね…