HEADWOLF WPad 1のレビュー。不満だった点・良かった点まとめ

HEADWOLF WPad 1。安くてSIMも対応するなかなかな多機能モデルなのでポチってみました。2週間ほど使い込んで分かった不満だった点・良かった点をレビューしていきますよ!タブレットだけでなくカーナビとしても化けてくれるナイスなモデルだぜ!

HEADWOLF WPad 1の特徴は?

HEADWOLF WPad 1はHEADWOLFってメーカー製のエントリーAndroidタブレット。HEADWOLFはキャンプ用のデカいポータブル電源とか作ってるメーカーさんです。最近はタブレットもぼちぼちリリースしているみたい。

「Helio P22がどれほど動くか気になった」「画面は10.1インチのWUXGA+解像度」「SIMカードが使えてGPSも積んでる」「格安モデルながらAndroid 12」「それでいて購入価格も安かった」って理由で買っちゃった!そして小遣いはきえてしまった。

それでは開封して触っていきましょう!

▼付属品はこんな感じでした!クイックガイドが日本語対応なのは驚き(機械翻訳感はあるけど)。そもそも公式サイトも日本発送に対応しているので、けっこうHEADWOLFって日本市場も意識しているのかもしれないっすね。↓

  • 充電器(海外プラグ/10W)
  • 充電ケーブル(USB-C)
  • 簡易保護フィルム(貼付け済み)
  • SIMピン
  • クイックガイド(日本語対応)

HEADWOLF WPad 1のスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
機能・仕様の検証結果を表示
ゲーミング機能とゲーム動作検証結果
対応バンドや通信の検証結果を表示
ディスプレイの仕様と検証結果を表示
サウンド関連の仕様と検証結果を表示
カメラの仕様と検証結果を表示
バッテリーの仕様と検証結果を表示

シンプルスタイル・メタルな筐体

▼質感自体は上出来。この手のタブレットでは珍しくないですが、グレーカラーでメタルな質感。触るとヒンヤリきます。手触りは良いので満足!↓

▼中央には中々印象的なHEADWOLDのロゴが入っています。↓

▼下部にはステッカー。技適もバッチリはいってます!↓

▼重さは実測で541gでした。まあまあな重量感ですが、片手で長時間持っててもそれほど苦ではないです。↓

各種ボタン配置は以下の通りです!なお、今回は「インカメラのあるベゼルを上にした状態」を基準にしています。

▼左側面にイヤホンジャックとSIM・SDカードスロット。なんか…スロット自体のつくりがすっげーちゃっちいです。数回出し入れしたらモゲそうで心配になっちゃう。↓

▼右側面に電源キーと音量キー。出っ張ってくれているおかげで押しやすかった!横にはマイク、そしてかなり珍しいリセットボタンの穴もありました。↓

▼上部にType-C充電端子!エントリーモデルでもType-C採用はケーブル節約にもなって嬉しい。↓

▼下部にはなんもなし。ツルーンとしています。↓

ギリギリ使えるレベルのスペックはある

Helio P22、動作はやはりモッサリしていますが及第点です。まぁこれを常用するスマホとして使うぶんには厳しいんだけど、スマホほど使わないタブレットであればこのレベルでもOKかなって感じ!

1つ1つの動作自体はにぶめですがフリーズすることはなく、カーナビやWEB閲覧も満足に動きました(`・ω・´)。

ちなみにゲームは3Dはダメ。2Dのパズル系ならなんとかって感じっす。ロードは長いけど。

カメラ、なかなかなクオリティ

まぁぶっちゃけタブレットってカメラはそんな使わないもんなんですが気になるんで試してみました。

▼撮影モードは写真と動画だけで超シンプル。クオリティはなかなか良好!明るければ悪くないと思う。↓

▼蛍光灯のある室内だったら結構忠実に写せるんで、記録撮影だけでなくスマホが使えないときの代用としても使えますね。↓

▼逆光だとこんな感じでした。暗い部分はノイジーですが個人的には十分だと思います。↓

▼インカメラは若干ボケがあるものの許容範囲。画角自体は広くなく普通です。↓

60FPS動画のストリーミング再生は安定しない

筆者としてはこの手のエントリークラスのタブレットって「ニコニコとYouTube動画を流し見する」用途で使いたかったんだけど、その点ではHEADWOLF WPad 1は力不足でした。

というのもこのHEADWOLF WPad 1、ストリーミング再生で60FPSにすると、数秒おきにコマ落ちでカクカクしてしまって安定しなくなってしまう。ニコニコもYouTubeもどっちもダメでした。これは個体問題なのかそれともSoCのスペック不足なのかは不明。

▼対策としては「30FPSで再生する」ことでフレームがカクカクせず安定して再生できます。ただし60FPS動画の場合、720p以上だと強制的に60FPS再生になってしまうので、しぶしぶ480p以下の画質に落とさなきゃいけないのは辛いところです。↓

なお内部に保存されているローカルな動画であればカクつくこと無く安定していました。が、高解像度な動画とか重い動画だとやはりカクつくこともあるので、動画プレーヤーとして過度な期待は禁物といったところです。

▼またディスプレイ設定ではダイナミックコントラストがデフォルトで有効になっているのですが、動画によってはブロックノイズが出てきたりする場合もあったので切りました。あってもそれほど恩恵は感じないし、オフでも十分綺麗です。↓

スピーカーとイヤホンジャックの位置が縦持ち向け

HEADWOLF WPad 1はイヤホンジャックとデュアルスピーカーが搭載されていますが、横持ちだと難ありです。

▼まず、イヤホンジャックは左に倒した横持ち状態では下部にきてしまうため、置くタイプのスタンドと併用はできなくなります。スピーカー端子から出力したい場合だと辛い。L字端子であればギリいけるけど。↓

▼スピーカーも矢印の配置なので、横倒しで動画視聴すると音が偏る。やはり縦向きといったところです。ちなみにスピーカーの音はチープで最大音量もそれほど出ません。手持ちでイヤホン使ったほうが良いですね。↓

顔認証に非対応

HEADWOLF WPad 1は指紋認証はもちろん、顔認証も非対応でした。外に持ち歩くのでロックはかけておきたいけど、PINもパターンもそこそこ入力が鈍いしめんどうなので顔認証には対応してほしかったなぁってのが本音っす。

▼一応対策としてはAndroid標準装備の「Smart Lock」があるので、自宅にいるときや車載オーディオなどのデバイスとBluetooth接続している状態であればロック解除をスキップ可能でそこそこ便利。↓

SIMとGPS対応。車載用途でも結構使える

HEADWOLF WPad 1のうれしい強みとしてSIMに対応。電話もイケました。あと筆者が比較的都会よりな場所で使っているからか、表記上はあんま対応していない楽天SIMでの通信も余裕だった。すげーなおい。

パソコン横においておけばまさしく固定電話代わりとして使えて便利!家電が無くてもこれで代用できるかな~って期待してたけど、し~っかりそれに答えてくれました。もちろんBluetoothデバイスも通話に使えます。

▼通話自体はスピーカーで行うタイプ。試したところ音質も良かった。↓

▼GPSも搭載しているおかげでカーナビ用途としても個人的に満足です!コンパスは無いので自分が向いている方角は出ませんでしたが、十分です。車載用でもしっかり活躍できてとても良い。あとこの場合だとAUXと充電端子の配置もちょうどいいですね。↓

▼ナビはだいたい7~8インチほどのサイズですが、比較するとこんな感じ。画面がデカいぶん操作もしやすいし視認性もGood。ただ明るさの自動調節には対応していないので夜間やトンネルではちと眩しくなるのがタマにキズです。↓

Android 12のインターフェースデザインも良い

▼HEADWOLF WPad 1搭載OSはノーマルのAndroidですが、バージョンはモダンな12を採用!UIデザインめっちゃ良い。特にタブレットみたいな大画面モデルでは大きなボタンの見た目のほうが相性良く感じますね。↓

壁紙でアクセントカラーが変わるのもGood。ただしアクセントカラーを設定することはできないため、壁紙の色に合わせたもので固定されます。

▼その他子供向けの機能もデフォルトで用意されており、キッズスペースや子供向けYoutubeの「YT Kids」もプリインストールされていました。↓

余談ですが、大画面向けな「Android 12L」もいつかHEADWOLF WPad 1に降ってくるのかな。筆者としてはぜひとも来て欲しいな~って期待してる。Android 12に対応してくれてたし。でも安いからコスト削減のために見送られる可能性もありそう。

電池持ちは半日~1日ほど。充電は遅い

HEADWOLF WPad 1のバッテリー持ちは微妙。ですが筆者としては十分。家は充電できるんで気にならないし、車載カーナビで使ってたら1時間で20~25%ぐらいは減ります。が、こちらもちょっとした外出程度なら全然耐えられるし及第点!

▼PCMarkでテストしてみたら6時間11分と、(筆者基準ですが)平均の8時間よりも下でした。↓

▼充電は割と遅く、付属の10W充電器で充電したところ50%充電するのに2時間半~3時間ぐらいかかりました。なので夜中にじっくり充電させておいたほうがいいですね(´・ω・`)。↓

HEADWOLF WPad 1まとめ

HEADWOLF WPad 1はネットの動画視聴に関しては厳しいという1点はあるものの、それ以外に置いては期待通りの役割をバッチリこなしてくれる仕事人(`・ω・´)。

筆者としてはHEADWOLF WPad 1をまとめれば、

  • (セール中であれば)めっちゃ安い
  • 画面がほどよくデカいし解像度も高い
  • 性能は低いけどゲームしなきゃあ十分
  • SIM対応とGPS搭載だからカーナビとしても使えて便利だった

って感じで、総評するとこの価格で買えるタブレットとしては大満足でした!いい買い物だったぜ!

動画ストリーミング視聴が厳しいのは残念だったけど、今では車載用途でバッチリ使えてお気に入りです。セール価格前提ですが価格も2万ほどあれば手に入るんで、安価でSIMが使えるタブレットとしておすすめですよ!

HEADWOLF WPad 1の割引情報・購入先まとめ

■メモリ4GB+容量128GB■
初出時価格→199.99ドル
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