目が覚める美しさ!MiniLEDディスプレイ「Innocn M2U」レビュー
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スマホやテレビは映像の美しさを追求しまくってるのに、外部ディスプレイはなかなか進化しないなと感じるのは俺だけだろうか。
そんな外部ディスプレイ業界だが、最近は「MiniLED」を搭載したモデルが話題となっている。
これまでの液晶とは一線を画す超綺麗な映像を楽しめるとのことで注目を浴びているが、その中でも「おいおいおい、この価格で大丈夫かよ」と思うほどの安価で打ち出してきた「Innocn M2U」の試用機会を頂いたのでレビューしてくぞッ!
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お値段6万円ちょいくらい
まず驚愕したのが価格。
これまで「27インチ」「4K」「MiniLED」が揃う製品は俺の記憶が正しければ20万円くらいしたんだが…Innocn M2Uは6万円ちょいくらいで買えてしまう。正直、「大丈夫かよ」と勘ぐる価格なのである。
▼執筆時点だと57,800円!過去最安値!詳しくは記事下部の割引情報を見て!↓
で、色々調べてみたら、Innocn M2Uはエントリークラスになるっぽい。
一般的なディスプレイは画面全体をバックライトで照らすがMiniLEDディスプレイはバックライトを分割することで黒色部分を消灯させ深い黒色を表現できる。
つまり、分割数が多いほどキメ細やかな制御が可能なので価格も高くなる傾向である。20万円クラスの製品は500以上のゾーンに分割されていたが、Innocn M2Uは384ゾーンだったので、このあたりが安さの秘訣なのだろう。
とはいっても・・・これまでの液晶は画面全体を照らすわけでゾーンで言えば1。これに対してInnocn M2Uは384ゾーンであるわけだからエントリーと言えど、これまでの液晶ディスプレイを圧倒する映像美を体験できてしまうのである。
HDR 1000とローカルディミングで映像美が半端ない
Innocn M2UはHDR 1000認証を受けている希少な製品。閃光のようなピカッとした表現もできるピーク輝度のめっちゃ高いモデルなのである。
眩い光の表現とMiniLEDの鮮やかな発色、384分割でバックライトを制御するローカルディミングによる引き締まった黒色表現を体感し、「え、これほんまに液晶?」と思ってしまうほどの映像美にひっくり返った。
エントリークラスでこのレベルの映像美ってヤバすぎだろ…。凄い!
▼試しに妻に映像を見せて感想を聞いてみた。↓
妻「これ目が覚めるくらい綺麗!ビックリした!あと凄い眩しい!」
とのこと。
▼ちなみに見せた動画はこれ。↓
正直、「よくわからない」と言われるんじゃないかと思ってたから、そんな妻から「凄い!」という言葉が聞けて俺はご満悦である。最新のMiniLEDディスプレイってスゲェだろ!そうだろ!そうだろ!!!
▼ちなみに深い沈むような黒色の表現力が長けている点は検証を見てもらうと分かりやすい。同じ黒色を表示してもこんなに違うのである。↓
レビュー中のMiniLEDを搭載したInnocn M2Uなんだけど、黒色の引き締まり方がこれまでの液晶とはやっぱ別次元だな。
どっちも同じ黒色を表示するとこんな感じ。比較対象はM1 MacBook Pro
詳細→ https://t.co/p1CU5BkIBo pic.twitter.com/YB30YCMyuT
— GARUMAX (@GaruJpn) August 15, 2022
HDR設定の儀式がめんどくさい
映像美に関しては素晴らしいの一言であったが、これらHDRコンテンツを楽しむには「適した設定」へ変更が必要。これが、すんごく面倒なのである。
なにが面倒なのか。それは設定の順序を間違えると後から一部設定がオンにできなかったりする。だから手順は厳守!
▼あと、この操作ボタンもあまり使いやすくない…。できればジョイスティック型が良かった。↓
俺が綺麗と感じたHDR設定と設定の順序を忘れないようにこの記事に残しておく。
- PCのディスプレイ設定でHDRをオンにする
- ディスプレイの輝度を100にする
- ディスプレイのローカルディミング機能をオンにする
- ディスプレイのHDRをオンにする(HDR標準)
ちなみに後述するが、HDR関連の設定をオンにした状態ではWEBブラウジングなどの用途には向かない。用途に合わせて設定を切り替えているが、常々「め、めんどくせぇ」と思いながらポチポチと設定を変更している。
メーカーさん、これらの設定を一発で呼び出せる機能ってないんですかね?あったほうが絶対便利だと思うんだけど!
WEBブラウジングではローカルディミングはオフがいい
ローカルディミングをオンにすると384分割されたバックライトを制御してくれる。黒い部分はバックライトが暗く、光量が必要な色の部分はバックライトが明るくなる。
で、ガルマックスみたいに白背景+黒色の見出しのあるページだとスクロールした時に黒色の見出しの位置に合わせて頻繁にバックライトの制御がはいる。
そうなると、輪郭が明るくなる現象が起こり、黒い見出しの周囲にモヤッとした光をまとう。いわゆるハロー現象ってやつだ。
動画では気にならないレベルであったが、WEBブラウジングの際はローカルディミングをオンにするとハロー現象がめちゃくちゃ気になったので、HDRコンテンツ再生時以外はオフったほうが良いかもしれん。
ゲーミングっぽい見た目。ピカピカ光る
Innocn M2Uは映像コンテンツ用ディスプレイって感じだが、デザインは思いっきりゲーミングしてる!
…ただ、ゲーミングモデルのように応答速度やリフレシュレートに長けている訳では無いので「ガワだけゲーミング」であることは心しておこう。ぶっちゃけゲームには向いてない。
▼ザ・賛否両論デザイン。背面はピカピカ光る。ちなみに縦に画面を回転させたりもできる。↓
USB-Cが神ってる
Innocn M2UはUSB-Cポートを備えているが、これが神っている。
なんせ、ケーブル1本でノーパソの充電と映像入力ができるからな!しかも給電は90Wだから、ほとんどのノーパソはフルスペ充電できるのである。
▼素晴らしい。便利すぎてUSB-Cポートの無いディスプレイは使えない。↓
Innocn M2Uまとめ
実はTwitterでもお伝えしていた通り、最初に送られてきたサンプル品はパネルが黄色っぽく、メーカーからも不具合の恐れがあるとのことで交換。交換後は症状が改善したと皆に報告していたが、万一、購入後にパネルが黄色っぽいなど違和感を感じたらメーカーへ確認してみるのが良いだろう。
ちゃんとしたInnocn M2Uであれば、しっかりMiniLEDの凄さを体験できるディスプレイで驚くほどの映像美を堪能できるはず。
映像美を求めるなら有機ELという選択肢もあるが、27型/4Kの有機ELは見当たらない。
つまり、このサイズ感で4K解像度を兼ね備えるディスプレイの枠組みで言えば、MiniLEDモデルが映像美を求めるなら現時点で頂点であり、Innocn M2Uはそのなかでもズバ抜けたコスパを誇る唯一無二のモデルだ。こんな価格で出すなんてInnocnさんズルいぞ〜!
正直、この価格なら・・・めちゃくちゃオススメできる!是非、安い時を狙ってゲットしてくれ!
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