iPhone 14シリーズ発売後の旧モデル販売はどうなる?
近年のAppleは旧モデル(Proを除く)を廉価版として値下げして継続販売する方式を採っていますが、海外メディアがiPhone 14シリーズ発売後の旧モデルの展開を予想しているのでご紹介いたします。
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iPhone 14シリーズ発表後の旧モデルの扱いについて海外メディアが言及
海外メディアのiDropNewsは、独自情報としてiPhone 14シリーズ発売後の旧モデルの展開について、各方面からの情報を精査した上での予想を公開しています。
iPhone 11は販売終了
iPhone 11は販売終了となる可能性は高いとし、情報提供元のほとんどから販売終了についての確認が取れているとのこと。
そもそも直近のAppleの方針からも販売ラインナップから外れるのは当たり前ですが、そのまま値下げを行った上での販売を続けるとiPhone SEとバッティングする問題もあるとしています。
実際に寄せられた情報の中には、iPhoneSEが発表されてからiPhone11が前以上に平均に売れたとさえ主張する声もあったとしていますが、そのことは完全に理にかなっているとiDropNewsは述べています。
続けてiDropNewsは
- 一般のユーザーはA15プロセッサや5G通信について関心は薄く、ただ単にスマートフォンが欲しいと考えているだけ。
- 読者が一般ユーザーで、AppleStoreに足を踏み入れたとして、429ドルと書かれた2014年発売のiPhone 6と同じような代わり映えのしない外観のiPhoneか、それとも499ドルのデュアルカメラが付き、最新モデルのように見える大型のiPhoneのどちらを購入するか。
- 筆者(iDropNewsのライターのこと)がその立場だとして、スペックをよく知らないとしたら、iPhone11の方を選ぶだろう。
と、iPhone SEとiPhone 11の食い合いが起こる理由を持論を交えて述べています。
iPhone 12は値下げして販売継続。12 miniはどうなるか不透明
iPhone 12はiPhone 11のポジションへと移動し、あと1年間はラインナップに残る可能性があるとのこと。
製造する金額が安いことに加え、値下げ後の価格を考慮すると、最新モデルと競合するほど高くもなく、iPhone SEと競合するほど安くもないと想定されており、食い合いにならないといった意味でもAppleにとって良いデバイスだとしています。
iDropNewsは、価格が599ドルに値下げされることを期待しているとし、その前提で素晴らしいディスプレイ、素晴らしいプロセッサ、そしてリーズナブルな価格を備えたかなり良いミドルレンジモデルだと意見を述べています。
ただ、iPhone 12 miniが続投するかどうかは情報元からは何も聞こえてこないとも述べており、iPhone SEと競合する可能性も示唆。仮にラインナップに残っていたとしても、販売戦略上iPhone SEの方を推すことになるかもしれないとのことです。
iPhone 13シリーズは続投
現行モデルであるiPhone 13シリーズはminiも含めて値下げされた上で続投されるかもしれないとのこと。
iPhone 14シリーズとiPhone 14 Proシリーズは供給が絞られる可能性も聞こえているので、待ち時間無く手に入るiPhoneを求めているユーザーへの選択肢として需要への供給に役立つだろうと締めています。
iPhone 12 miniの今後について気になる…
紹介しておいてなんですが、今回の旧モデルの展開の予想は筆者自身も考えていた通りであり、何ら意外性も無い「知ってた」程度の内容に感じました。
ただ、iPhone 11とiPhone SEと競合するという話は少し疑問に思う点で、当初はメインストリームのiPhoneとして展開されていたものを型落ちになったので値下げして販売されているiPhone 11と既存の設計を流用して最初から廉価版として発売されているiPhone SEではそもそもコンセプトが違うんですよね。
価格面だけで見ると近いところはありますが、ディスプレイや操作方式、デザインやカメラなどを比較するとiPhone 11とiPhone SEは似ているようで実は違う存在であるのが分かるはず。
というより、Appleが心配すべきなのはハナから販売終了するつもりのiPhone 11よりもサイズ感が似通っているiPhone 12 miniとのバッティングに関してのはず。
仮にiPhone 12 miniが100ドル値下げされると仮定すると、iPhone 12 miniとiPhone SEの価格差はかなり狭まることになり、本体サイズや価格面からも競合してしまうのは間違いないでしょう。
当初懸念されていたマスク着用時の生体認証の可否についても、iPhone 12 miniではiOSのアップデートでマスク着用時でも顔認証が使えるようになったこともあり、当該問題もある程度クリアできていますし、顔認証か指紋認証かをユーザーの好みで選んでも問題は少なくなってきています。
筆者的にはiPhone 12 miniも併売してほしいと考えていますが、実際にどうなるのか判明するのはiPhone 14シリーズ発表後ですね。