itel SUPER 26 Ultraの自腹レビュー!どうみてもあのS Ultraを意識したスマホ。でも薄型軽量で結構使える
- レビュー
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伝音科技(Transsion)のブランドの1つであるitelから登場したスマホ「itel SUPER 26 Ultra」を自腹購入したのでレビューしていきますよ~!
本機はitelの最上位シリーズである「Sシリーズ」の最新機種です。某銀河のSシリーズをめちゃくちゃ意識した見た目とネーミングなわけですが、パクリスマホのような見た目であることがもったいないほどにハードウェア・ソフトウェアともに造り込みが丁寧で、実用機として申し分ない品質に達していました。
▼まずは良かった点と注意点をピックアップしておきます。↓
良い点
- 6.8mmの薄型ボディ
- 168gの軽量ボディ
- 高リフレッシュレート対応の有機ELディスプレイ
- バイパス充電対応
- 画面内指紋認証対応
- 低価格帯とは思えないシステム、ソフトウェアの完成度
- 価格は2万円台と安価
注意点
- 好みの分かれるエッジディスプレイ
- 144Hzリフレッシュレートは実質的に利用不可(SoCの仕様制限)
- 実質シングルカメラ、性能は高くない
- 電池持ちが悪い
- 充電速度が遅い(満充電まで約2時間)
- モノラルスピーカー
- 日本語非対応
目次をクリックすると各項目へ移動します
itel SUPER 26 Ultraの価格とバリエーション
itel SUPER 26 Ultraの発売時価格とバリエーションは以下の通りです。
- メモリ8GB+ストレージ128GB
- メモリ8GB+ストレージ256GB
東南アジア、中東、アフリカなどで発売。価格帯は2.5万円前後。
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itel SUPER 26 Ultraのスペック、ベンチマーク、検証結果
itel SUPER 26 Ultraの外観、ディスプレイ、スピーカー
▼カラーはSapphire Black Blue(ブルー系)、Gilded White(ホワイト系)、Moonstone Silver(グレー系)、Blush Pink Gold(ゴールド系)の4色。レビュー機はGilded Whiteです。↓

▼背面、側面はプラスチックで、さらさらしています。質感は価格相応なチープさがあり、可も不可もなくといった感じです。↓

▼本体側面には電源ボタンと音量ボタン。↓

▼カメラバンプはクアッドカメラのように見えますが、メインカメラとマクロカメラ以外はIRブラスターやダミーカメラになっています。↓

本体サイズは約164×75×6.8mm。エントリー帯では厚さ8.5mm前後の端末がほとんどである中、itel SUPER 26 Ultraは全価格帯でみてもかなり薄型である6.8mmのボディを実現しています。
加えて、重量がわずか168gという大型スマホとしては驚異的な軽さとなっています。スマホ全体で見ても、170gを切る端末はほんの一握りしかありません。
大型スマホはそのサイズや重量が故に長時間片手持ちがしにくい端末が多いですが、本機は軽量で薄型なことに加え、カーブ状のボディが手にフィットして長時間持っていても疲れにくくなっています。
また、IP65の生活防水対応や1.5mの高さからの落下も耐えることができる耐久性があるようです。ただし、これらの指標はあくまでラボスコアであり過信は禁物です。
ディスプレイをチェック
エントリー帯では液晶ディスプレイだったり、解像度がHD+止まりだったり、水玉ノッチだったりと画面周りはコストカットされがちなのですが…
itel SUPER 26 Ultraはなんとディスプレイに6.8インチの有機ELを採用。そう、有機ELですよ!エントリー帯で。しかも解像度は2,436×1,080のFHD+と十分です。
▼ディスプレイの発色はかなり良く、屋外でも問題なく視認できます。正直ミドルハイ端末と言われても疑問を抱かないほどに綺麗です。↓

▼ディスプレイ形状は側面がカーブ状になっているエッジディスプレイを採用。エッジディスプレイは好みがはっきり分かれる代物です。筆者は苦手としています。↓

この形状には誤操作のしやすさなどデメリットがいくつかありますが、一番はフィルム選びの難しさが挙げられます。一般的なフィルムはカーブ部分に貼り付けることができないため、選択肢が非常に少なくなってしまいます。
本機にはアクリルプロテクターが付属しており、とりあえずそのプロテクターを付けていたのですが…この付属品、どうやら糊がかなり弱いようで、ある時机に端末を置いた拍子に簡単に外れてしまいました。一度外れてしまうとそれ以降まともに吸着することはなく、再び使うことはできませんでした。
そのため筆者は慌てて代わりのプロテクターを探すことになりました。そもそもマイナーな端末過ぎて日本からプロテクターを仕入れるのが至難の業。選択肢など殆どありません。
いくつか探しているうちにエッジディスプレイ向けのフィルムであるハイドロゲルフィルムを見つけましたが、ハイドロゲルフィルムは使っているうちにだんだんズレてくることが多いのでおすすめしません。
そうこうしているうちに思い出したんですよ。いつも個人的にお世話になっているPDA工房さんから、エッジディスプレイにも貼り付けることのできるFlexible Shieldというシリーズが販売されていることに。
▼早速PDA工房さんにオリジナル保護フィルム製作を依頼し、ぴったりなフィルムを確保できました。やっぱりフィルムしか勝たんわ。↓

▼ちなみに現在はショップからいつでも購入することができます。ちなみに、GARUMAXではPDA工房さんで使えるクーポンを定期的に配布しているようなので、もしPDA工房さんでお買い物する際は活用してくださいな。↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
余談はこのぐらいにしておいて、ディスプレイのレビューに戻ります。
▼本機は最大144Hzのリフレッシュレートに対応しているようで、公式サイトでも堂々とアピールされています。↓

▼しかし、蓋を開けてみれば144Hz対応アプリはほとんど存在しておらず、現時点で利用できるのは設定アプリ、SMSアプリ、電話アプリの3種類のみ。↓

高リフレッシュレートに対応したメジャーなゲームを含むサードパーティアプリを手当たり次第インストールしてみましたが、筆者が確認した限りでは対応しているアプリは他にありませんでした。
仕方ないので、これらの3つのアプリで高リフレッシュレートを検証してみることに。これらのアプリが高リフレッシュレートである意味は果たしてあるのだろうか…と思いつつもとりあえず触ってみたのですが、しかしまあどうやっても144Hzを拝むことができません。
雲行きがだんだん怪しくなってきたなと思いつつ、本機に搭載されているSoCであるUNISOC T7300のスペックページを覗いたところ、原因が判明しました。UNISOC T7300がFHD+@120Hzまでしか対応していないため、そもそも144Hzを発動させることができないようです。
こりゃあかんでしょ。ディスプレイ自体のスペックは144Hzに対応しているのかもしれませんが、再現性がないのであれば意味がありませんし、スペック詐欺と思われても仕方ありません。ディスプレイの発色や解像度もよく、120Hzで不足のない滑らかスクロール体験が得られ、満足度が高いだけにもったいないですね…。
スピーカー/ハプティクスをチェック
スピーカーはモノラル構成。音量はそこそこ出すことができますが、音質はモノラルという性質上どうしてもあまり良くありません。イコライザーやDTS Soundのモードなどは用意されていますが、そもそものスピーカー性能が低いためあってないようなものです。
ハプティクスは最低レベルではありますが、フィードバックを得ることはできます。
itel SUPER 26 Ultraのパフォーマンス
itel SUPER 26 Ultraが搭載するSoCはUNISOC T7300です。メモリ(LPDDR4X)は8GB、ストレージ(UFS2.2)は128GB/256GBです。レビュー機は256GB構成です。
▼AnTuTuベンチマーク(v11)のスコアは70万点弱。↓

▼3D Mark Wild Life Extreme Stress Testの結果はこちら。↓

日常使いの快適性をチェック
ブラウジング、動画視聴、SNS閲覧などの軽作業のシングルタスクであれば問題なく操作することができます。
もちろんスクロール時やPiPの移動時などに追従が遅れたり、各種アニメーションが少しカクついたりと、常時サクサクというわけではありません。エントリー帯の域を超えることはなく、ミドル以上の端末と比較すると明確な差があります。
とはいえ、エントリー帯下位のSoC(UNISOC T7200など)と比べると、天と地の差で快適です。
ゲームの快適性をチェック
エントリー帯は、ゲームに於いて重要なGPU性能が低く適していません。本機も例に漏れず、ゲーム性能は低くなっています。
▼重量級ゲーム「原神」を最低設定※1でプレイ(ナタ地域を探索&戦闘)。フレームレートは最大で40FPS、平均でも30FPSに満たずプレイは困難です。↓

※1:画質を「最低」に設定後、フレームレートのみ60に変更。
2Dパズルゲームなどの暇つぶし向けの超軽量級ゲームであれば問題なくプレイできますが、3Dゲームになってくるとなかなか厳しいです。
itel SUPER 26 Ultraのカメラ
カメラ構成は以下の通り。
リアカメラ
- メイン:50MP、センサー名非公表(JN系?)、f/1.6、1/2.75″?、AF
- マクロ:2MP、センサー名非公表、f/2.4、センサーサイズ不明
フロントカメラ
- メイン:32MP、センサー名非公表(JD系?OV32系?GC32系?)、f/2.2、1/3.15″?、90°
作例
以下が作例になります。「誰でもこのくらい撮れる」という基準がわかりやすいように、作例はすべて「AI CAM(写真モード)」のオートで撮影しています。
▼1倍。↓



▼2倍ズーム。ディティールがかなり潰れてしまっており、きれいな撮影とはいい難いです。↓

▼10倍ズーム。望遠カメラは搭載されていないため、メインカメラからの引き伸ばしデジタルズーム。さすがに写真として使えるレベルではありません。↓

▼ポートレート撮影です。エントリー帯とは思えないほどに輪郭がしっかり捉えられています。これは特筆すべき輪郭認識精度です!↓

▼マクロカメラを使用したマクロ撮影です。かなりノイズが入っており、色味も悪いですね。↓

▼メインカメラの接写であればもう少し綺麗に撮影できるので、こちらのほうが良いかも!↓

▼暗所撮影です。ディティールはかなり潰れています。↓


▼動画性能です。手ぶれ補正オンで1080P@50FPSにて撮影。一昔前の安価なドライブレコーダーのようなノイジーで解像感の低い画質です。手ぶれ補正はオン/オフどちらでもさほど差がなく、あって無いようなものでした。↓
▼透かしの他にフィルターもいくつか用意されています。↓


▼フィルターは撮影前後どちらでも適用可能です。一度適用すると外すことができない点と、透かし部分にもフィルターが適用されてしまう点には注意が必要です。↓

▼AI消しゴムなどの編集機能も搭載されています。↓

itel SUPER 26 Ultraのバッテリー
バッテリー容量は6,000mAhです。6.8mm薄さ&168gの軽量ボディでこの容量を実現できたのは素晴らしい。エントリー機であってもハードウェアの基礎設計への投資は惜しんでいないことが伺えます。
バッテリー持ちを検証
UNISOC T7300は2025年に登場した新SoCとはいえ、6nmプロセスで製造されておりCPUはA78+A55、GPUはMali G57と旧式の物で構成されています。古いCPU・GPUは電力効率が現在主流のものと比較すると悪く、6,000mAhのバッテリーを搭載していても、電池持ちは悪くなってしまいます。
ライトユースであれば1日使うことが可能ですが、頻繁にSNSなどをチェックしたり、動画をガンガン視聴するユーザーにとっては物足りないバッテリー持ちです。
▼PCMarkのバッテリーテストを行った結果は以下の通り(輝度を専用機器で110に設定)。100%→20%まで12時間37分となっています。↓

充電速度を検証
itel SUPER 26 Ultraは18W充電に対応しています。
バッテリー残量が1%から100%になるまでの時間を計測したところ、10分で12%、30分で35%、1時間で62%、1時間30分で89%充電され、1時間52分で満充電になりました。フル充電まで約2時間必要というのは2026年のスマホとしてはなかなか厳しく思えます。エントリー帯なので仕方ないのかもしれませんが、30W程度に対応してもらいたいところです。
バッテリー保護機能をチェック
夜間などの長時間充電時に80%で停止してバッテリー劣化を抑えるAI Charge Protection機能を搭載しています。
▼また、バイパス充電にも対応しています。↓

バイパス充電はバッテリーではなく本体に直接電力を供給する充電方法で、充電しながら使用してもバッテリーの劣化を抑えることができます。シーン問わずどんなタイミングでも実行可能で、ゲームプレイ時、映画視聴時、長時間撮影時などはもちろん、例えば車でナビ代わりにスマホを使いたい場合にも重宝する機能です。
エントリー帯でバイパス充電対応の機種は殆どないので、これは嬉しいポイントです。
itel SUPER 26 Ultraのソフトウェア
OSにはAndroid 15ベースのitel OS 15を搭載。
日本語には非対応です。設定をはじめとしたシステムアプリやポップアップ等は英語などの他言語になるため、外国語に苦手意識のあるユーザーには適していません。
なお、サードパーティアプリに関しては多くのアプリが日本語に変更可能で、日本語入力も問題なくできます。
※ADBコマンドを使用することで、システムに残っているAOSPの日本語テキストを一部反映させることができますが、対象は設定アプリの一部項目やポップアップなどの一部箇所に限られます。
▼2年間のセキュリティアップデートが保証されています。OSアップデートについて明記されていないのは残念ですが、この価格帯の中華エントリー機ではセキュリティアップデートすら1度も来ないような端末がある中、2年間の保証はありがたいです。↓

▼生体認証は光学式指紋認証と顔認証に対応しています。↓

▼ホーム画面はこんな感じ。ホームの一番左にはiOSのようにウィジェットを配置することができます(オフ可能)。↓
▼フォルダだけでなくアプリアイコンも最大2×2に拡大することができます。独自ウィジェットもいくつか用意されており、Android標準のものではないデザインが統一されたものが使用できます。アイコンカラーや形の変更にも対応しています。↓

▼プリインストールアプリは以下の通り。ブロートウェアは0ではないものの、低価格帯のスマホとしてはかなり少ないです。↓

▼コントロールセンター。↓

▼ファイルマネージャー、電卓、メモアプリなどもオリジナルのアプリになっています。エントリー帯の端末ではGoogleの汎用アプリを使っている端末が多いですが、本機は自社アプリをきちんと開発しています。↓

▼翻訳アプリは日本語にも対応していました。↓

本機には「Sola」というチャットAIが搭載されています(オンライン)。ホームボタンなどから起動が可能です。Geminiに置き換えることも可能です。
▼基本的には日本語に非対応ではあるのですが、中身はDeepSeek R1なので「日本語で返答して」と指示すればしっかり日本語で返答が返ってきます。↓

▼「Smart Panel」というサイドバーも搭載しています。ポジションは自由に調整可能で、「Smart Hub」という画像などのファイルを一時的に保存&他アプリに貼り付けができる機能も搭載しており完成度は高いです。↓

また、動画視聴時にはバイパス充電やバックグラウンド再生などの機能を簡単に起動できる「Video Assistant」モードも搭載しています。バックグラウンド再生は画面が消灯状態になる機能で、YouTube Shortなどの画面オフ時には再生が止まるコンテンツでも再生を継続させながら消灯できます。
▼「Dynamic Bar」という通知領域も搭載。音楽再生やタイマー、充電時などに表示することができます(オフ可能)。↓

▼Google Mapのナビを表示する機能も搭載しています。これは結構便利!↓

▼画面消灯時に画面に特定の文字を書くと任意のアクションを実行できる「Quick Start」機能。Wi-FiやBluetoothのオンオフやアプリの起動を割り当てることが可能です。PayPayなどの決済アプリを割り当てておくと便利!↓

▼また、YouTube、Spotifyなどの音声再生時に画面をスワイプやタップすることで、音楽の再生・停止、曲送りなどが可能な「Music Gesture」機能も搭載されています。↓

これらのジェスチャー機能は便利なのですが、10回に1回ほどは反応しない時がありました。SoCの処理性能不足が足を引っ張っていそう。
他にもダブルタップで画面オンオフ、持ち上げて点灯などの低価格帯ではカットor非搭載になりがちな機能も網羅されており、高評価です。
itel SUPER 26 Ultraのレビューまとめ

itel SUPER 26 Ultraは、2万円台という低価格ながら、美しい有機ELディスプレイと、薄型軽量ボディを両立した魅力的な端末です。ハードウェアのクオリティの高さや、AI機能を含む必要な機能を一通り押さえているソフトウェアの作り込みなど、伝音科技の技術力の高さが窺えます。
それだけに、144Hzという空虚なスペック表記が、製品自体の完成度を曇らせている点は非常にもったいなく感じました。
このレベルの実用的なエントリー帯の端末はほとんど存在しないため、「日本語非対応」ハードルを越えられるユーザーや割り切ることのできるユーザーであれば、十分楽しめる端末ですよ。
■itel SUPER 26 Ultra■
※割引されている場合あり!リンク先で確認してみよう!
▼AliExpress↓
▼Amazon↓
▼楽天市場↓
■中古価格を調べる!■
▼メルカリ:記事公開時点で出品あり↓









