初のM4搭載MacはiMac!大幅進化した中身をチェックしてみた!
初のM4搭載MacはiMac!見た目こそ前モデルとほとんど同じものの、中身は着実に進化しているiMac 2024年モデルの進化した点を中心にチェックしていきます!
ちなみにM4/M4 Proを搭載する新型のMac miniも発表されていますよ!
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iMac(2024)の詳細スペック
CPU | M4(8コアCPU/8コアGPU)/M4(10コアCPU/10コアGPU) |
メモリ | 16GB/24GB/32GB |
容量 | 256GB/512GB/1TB/2TB |
ディスプレイ | 24インチ 4.5K Retinaディスプレイ(4,480×2,520) ※一部モデルはオプションでNano-textureガラスへ変更可能 |
インターフェース | Thunderbolt/USB 4 × 2 または Thunderbolt/USB 4 × 4 イヤホンジャック × 1 LAN端子(ギガビット) × 1 ※一部モデルのみ DC端子(ギガビット) × 1 |
電源 | 143W |
バッテリー | – |
サイズ | 547x461x147(mm) |
重量 | 4.42kg/4.44kg |
OS | macOS(初期OSはmacOS Sequoia) |
備考 | – |
見た目は同じでも思った以上に進化している!
iMac(2024)が前モデルと比較して大きく変化した点は以下の通り。
- M3からM4へ変更
- 最小メモリが16GBへ倍増
- Type-C端子が全てThunderbolt 4へと置き換えられた
- Nano-textureガラスのオプションが追加
- インカメラが1,200万画素センターフレームカメラへと変更
▼あと地味にですが、背面部分のカラーリングの組み合わせは基本的に同じものの、ビビッドなカラーから少しだけパステル調へと変更されている気がします。↓
Macのラインナップで初のM4プロセッサ搭載!
iMac(2024)は先行してiPad Proで採用されていたM4プロセッサを搭載!ノート型、デスクトップ型両方を含めたMacでは初の採用となります。
ちなみにM4プロセッサはM1と比較すると普段使いでは最大1.7倍、高負荷の作業時では最大2.1倍高速になっているとしています。
M3から引き続きハードウェアレベルのレイトレーシングにも対応している他、M1以降のAppleシリコンでサポートしているApple Intelligenceもバッチリサポートしているので、長いOSサポートと相まってライトユースでは長期間メインを張れるくらいのポテンシャルは秘めていそうです!
メモリが16GBからスタートになった
Macは長らく(2016〜2017年ごろ)からメモリの最小構成は8GBを引きずっていましたが、今回のiMac(2024)は念願の!メモリ16GBスタートへと倍増しているんですよね。
筆者自身は「メインでMacを使うなら16GB欲しいよね」と考えていたので、この変更は個人的にメッチャ嬉しいかも。
ちなみにメモリの最大容量もM3モデルの24GBから32GBへと増加しているので、メモリをバッチリ盛りたいと考えている方もニッコリですよ!
Type-C端子が全てThunderbolt 4へ変更
M1以降のiMacの端子はType-C、イヤホンジャック、マグネットで吸着可能なDC端子の3つ、モデルによってはACアダプターにLAN端子と結構シンプルだったんですが、グレードによってType-Cの数が2つか4つかの違いがありました。
しかもM3搭載モデル以前は、4つ搭載モデルでは2つだけThunderboltで残りの2つは最大10Gb/sのUSB 3端子だったので、全てThunderboltではなかったのがネックといえばネックでした。
iMac(2024)もその辺のシンプルさは踏襲しているんですが、Type-C端子が全てThunderbolt/USB 4になっています!
しかも上位モデル(10コアCPU/10コアGPU内蔵M4)は最大2台の6Kディスプレイが搭載できるとのことなので、無印Mシリーズの貧弱なマルチディスプレイ環境に嘆いていた方にとっては嬉しいポイントですね!
Nano-textureガラスのオプションが追加
案外見逃しそうで進化しているのがディスプレイのガラス。
いつも通りの通常ガラスに加え、上位モデルではNano-textureガラスへと変更できちゃうんです。
Nano-textureガラスは現行ではStudio DisplayなどのApple製ディスプレイに加え、iPad Proなどのプロ向けモデルで採用されている反射防止加工ですが、エントリーモデルであるiMac(2024)でも選択肢が追加されたのは画期的かもしれません。
なお、iMacでは2020年に発表された27インチ5KディスプレイモデルでNano-textureガラスが選択できていましたが、27インチ5Kディスプレイモデルはプロもイケるようなスペックだったので、エントリー帯製品でNano-textureガラスが選べるのは初かも。
インカメラが1,200万画素のセンターフレームカメラへと変更
前モデルのiMacのインカメラは1,080p対応のFaceTime HDカメラと同じ性能のカメラが続投していましたが、今回発表されたiMac(2024)はiPadでも採用されている1,200万画素のセンターフレームカメラへと大進化。
センターフレームとは、超広角カメラで撮影している映像をカメラの前の人物に合わせて広角カメラ相当に切り出して追従する機能のことで、ビデオ通話で人物の顔が見切れることなく行えるので、ビデオ通話を多用する方ほど恩恵が得られるはず!
iMac(2024)まとめ
iMac(2024)の発売日は11月8日で記事執筆時点のベースモデル価格は以下の通り。
- M4(8コアCPU/8コアGPU)+メモリ16GB+容量256GB:198,800円
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ16GB+容量256GB:234,800円
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ16GB+容量512GB:264,800円
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ24GB+容量512GB:294,800円
まさかのMacでM4初搭載モデルがiMacなのは意外でしたが、とりあえずプロセッサだけ変えましたよ的な雰囲気の強かった前モデル(M3搭載モデル)と比べると、iMac(2024)はかなり進化したなと感じるモデルに仕上がっていそうです。
乗り出し価格も20万円弱と前モデルから据え置きなので、単純にスペックアップした上でお値段そのままなのも好感度高し。まぁアップル製品は為替である程度変動するんですが…
とはいえ、最小構成で20万円弱というのもお手軽にポンと出せる金額ではないのは事実ですが、ポップなカラーリングに高品質な4.5K解像度のRetinaディスプレイとiMacならではな魅力も盛りだくさんなので、気になった方は発売日に印を入れておきましょうね〜!