超コンパクトなボディへと生まれ変わったM4搭載Mac miniの特徴をチェック!
iMacの次はMac miniがM4へと刷新して登場!今回のMac miniは大幅なモデルチェンジに加え、初のお披露目となるM4 Proも引っ提げての発表になりましたが、どのようなセールスポイントがあるのかをチェックしていきましょう!
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Mac mini(2024)の詳細スペック
CPU | M4(10コアCPU/10コアGPU) M4 Pro(12コアCPU/16コアGPU)/M4 Pro(14コアCPU/20コアGPU) |
メモリ | M4:16GB/24GB/32GB M4 Pro:24GB/48GB/64GB |
容量 | M4:256GB/512GB/1TB/2TB M4 Pro:512GB/1TB/2TB/4TB/8TB |
ディスプレイ | 最大3台のディスプレイ接続 |
インターフェース | USB 3(最大10Gb/s) × 2 Thunderbolt 4/USB 4 × 3 または Thunderbolt 5/USB 4 × 3 イヤホンジャック × 1 HDMI × 1 LAN端子(ギガビット) × 1 ※10Gb Ethernetに変更可能 DC端子 × 1 |
電源 | 最大155W |
バッテリー | – |
サイズ | 127x127x50(mm) |
重量 | M4:670g M4 Pro:730g |
OS | macOS(初期OSはmacOS Sequoia) |
備考 | – |
超コンパクトなサイズに大変身!
Mac mini(2024)の目に見えて分かる変化はボディサイズの小型化。これに尽きるでしょう。
前モデルであるM2搭載のMac miniは20cm四方のボディで、14年前の筐体をそのまま中身を変えて継続していましたが、コンパクトなPCという意味では少々大柄であったのも事実でした。重量も1kgを少し超えていましたし。
今回のMac mini(2024)は高さこそ1.5cmほど増加していますが、面積は13cm四方と7cmもコンパクトに生まれ変わりました。
また筐体には50%以上の再生素材が用いられており、Mac miniの製造に使用する電力は、風力や太陽光、環境への影響が小さい水力発電や、化石燃料を使わないエネルギー源を用いた再生可能電力を100%使用し、重量ベースでMac miniの50%を炭素排出量の少ない方法で輸送しているはじめてのカーボンニュートラルなMacを謳っています。
▼イメージ画像のように本当に手のひらサイズになっているみたいです!↓
ちなみにコンパクトなミニPCの一つであるGEEKOM A7は112.4mm四方なので、大体そのくらいのサイズ感で考えるといいかも。
▼電源ボタンは背面から底面へと移動しています。ただ、Mac自体使わないときは電源オフではなくスリープしようねみたいな想定がされているので、使用頻度が高くない&デザイン上スッキリするから隠そうねみたいなことだと推測しています。↓
M4/M4 Pro搭載。前モデル比でもそこそこ性能アップしている!
Mac mini(2024)には、iMac(2024)で先行して搭載が発表されていたM4プロセッサを搭載。それに加え前モデルと同じようにM4 Proという上位プロセッサが採用されています。M4 Proは今回が初のお目見えですね。
▼M4プロセッサはMicrosoft Excelのスプレッドシートを利用した作業はこんな感じ。Intel Core i7搭載Mac miniでは2.3倍の向上ですが、グラフを見るとM2搭載Mac miniと比較しても結構性能が上がっています。↓
▼World of Warcraft: The War Withinをプレイした際のパフォーマンスはIntel Core i7搭載Mac miniと比較して13.3倍と物凄い性能向上を発揮している模様。まぁIntel Mac miniの内蔵GPUのパフォーマンスは最低限だったので「ふぅ〜ん」みたいな感じですが。↓
M4 ProのGPUパフォーマンスはM4の2倍とかなりのパフォーマンスを発揮するとのこと。
▼World of Warcraft: The War Withinをプレイした際のパフォーマンスはM4相手だと2.6倍の性能アップが実現できています。↓
MacWhisperにおけるオンデバイスAI音声テキスト変換はM4比で7.1倍と機械学習関係のパフォーマンスも全然違うようなので、流石プロセッサ名に「Pro」が冠されているだけありますね〜。
USB端子は全てType-Cへと刷新。M4 Pro搭載モデルはThunderbolt 5を初採用!
Mac mini(2024)はコンパクトになったことで、端子類はどうするのか?というのが気になっていたところですが、背面のUSB端子は全てThunderbolt(USB 4)へと統一されました。
また、M4 Pro搭載モデルではApple初のThunderbolt 5に対応。転送速度は最大120Gb/sとThunderbolt 4の3倍もの速度を実現しています。凄すぎ。
▼そうそう。Mac mini(2024)はMac miniでは初の前面にも端子類が配備されているので、使い勝手は向上しています。ただし、Thunderboltではなく最大10Gb/sの転送に対応したUSB 3なのは注意しておきましょう! ↓
Mac mini(2024)まとめ
Mac mini(2024)の発売日は11月8日で記事執筆時点の価格は以下の通り。
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ16GB+容量256GB:94,800円
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ16GB+容量256GB:124,800円
- M4(10コアCPU/10コアGPU)+メモリ24GB+容量512GB:154,800円
- M4 Pro(12コアCPU/16コアGPU)+メモリ24GB+容量512GB:218,800円
中身こそ数年のスパンでモデルチェンジされていたものの、筐体は14年間(DVDドライブレスになったMac miniがリリースされた年から換算すると13年)そのまま継続して使用されていただけあってか、今回発表されたMac mini(2024)はなんか違うMacのような気がしますが、これに関してはそのうち慣れるでしょう。
むしろM1モデル等は中身がスカスカだという話も出ていましたし、最近のミニPCとして見るとちょっと大柄になっていたのも事実でした。
Mac mini(2024)はライバルよりも省電力、低発熱なAppleシリコンを採用している利点を活かしたコンパクトボディに生まれ変わったことで、現代のMac miniを再定義できたのではないでしょうか。
最小構成はプロセッサ、メモリともにスペックアップしていますが、日本での価格は94,800円と前モデルから据え置きなのも嬉しかった点の一つ。
最安のMacで10万円弱というのも中々に勇気がいる気がしますが、Mac miniはディスプレイにキーボード、マウス等を自分の好きな機器で固められるのが大きな魅力ですし、そういった意味では楽しいモデルと言えるかもしれません。
筆者も初代Mac miniを使っていたこともあり、「Mac mini」というモデルはかなり思い出深いモデルなので、地味に欲しかったりするんですよね。でもソコソコ良い構成にすると高いよな〜。