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Mpow H5のレビュー!5千円以下でノイキャン、Bluetooth接続のヘッドホンを試す

Mpow H5

Bluetoothのワイヤレス接続ができて、周囲の騒音をスッと消せるノイズキャンセリング対応のヘッドホン。SONYやBOSEなども気になりますが、普段使いで気軽に使いたいから価格が安めの製品が欲しい!そんなワガママな欲求を満たしてくれる製品はないものか。

今回、Mpowさんから新製品サンプルとして送って頂いた「Mpow H5(改良版)」が正しく僕のワガママを全て叶えてくれる製品でした。

ちなみに改良型は音質の向上、装着感の向上、収納ケースを高品質なポーチに変更したモデルなので、購入するなら改良版一択です。

早速、Mpow H5を試して見たので実機レビューをチェックしてみて下さい!

目次をクリックすると各項目へ移動します

Mpow H5の価格

まずは気になる価格ですが、ワイヤレス接続が出来てアクティブノイズキャンセリングに対応しながらも・・・なんと! 4,899円!これは安すぎる。

▼執筆時点では4,899円。価格はリアルタイムで変動するので以下から価格をチェックしてみて下さい。↓

Mpow H5のメリット・デメリット・総合評価

[良かった]

  • とにかく価格が安い
  • ワイヤレスで快適
  • スマホとタブレットなど2台ペアリングが出来る
  • Bluetooth接続したスマホの電話も応答OK
  • もちろん通話対応です
  • ヘッドホンで音量調整可能
  • 有線ケーブルも付属
  • 有線ヘッドホンとしても使えます
  • アクティブノイズキャンセリングの効きが良い
  • アクティブノイズキャンセリングはオン・オフできる
  • ペアリングしなくてもアクティブノイズキャンセリングを利用できる
  • 連続18時間使用可能
  • 折り畳み式なのでコンパクトに持ち運べる

[イマイチ]

  • BluetoothコーデックがSBCしか対応していない
  • 少しヘッドバンドの締め付けが硬い
  • ヘッドバンドの伸縮が硬い
  • 操作ボタンが小さく並んでいるので手探り操作しにくい

[総合評価]

最近はAACやapt-X、さらに高音質で低遅延なapt-X HD、LDACなどに対応している製品も多いのですが、Mpow H5は基本コーデックのSBCのみに対応。この事から、音を楽しむというよりも、ワイヤレス&アクティブノイズキャンセリングの快適性を重視している方向け。

価格も非常に安いので、僕のようにガチャガチャと結構荒っぽく扱う方でも気兼ねなく利用できるのが良い。というか、こんな感じの普段使い用にピッタリです。

アクティブノイズキャンセリングの効きはGood。例えば、カフェで仕事をする時に周囲の音が気になる時はMpow H5をカポッとはめてアクティブノイズキャンセリングスイッチをオンにすると周囲の雑音がスッと消えて静かな環境を作る事が出来ます。新幹線や飛行機の移動時にも良いですね。

音質も万人受けするチューニングで、ややドンシャリ気味となってます。ゲームや映画も迫力ある音質で楽しめましたよ!

一般的にアクティブノイズキャンセリングって電気を使うので、ANC対応の有線イヤホンやケーブルでもバッテリーの充電や電池の入れ替えが必要なのですが、Bluetoothヘッドホンはそもそも充電して利用する製品なので、アクティブノイズキャンセリングだから充電が必要!という面倒くさい意識がなくなり、Bluetoothヘッドホンという枠組みでは単純にアクティブノイズキャンセリング機能の恩恵のみが乗っかっている感じ。

ここまで安価でラフに使えるアクティブノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホンは貴重ですね。1つ持っていると便利ですよ。

Mpow H5の付属品をレビュー!

ここからはMpow H5の開封から付属品のチェックまでを纏めています!

専用の化粧箱に入って届きました

▼購入するとMpow H5お写真がプリントされた化粧箱で届きました。型番のMPBH143ADは改良版となっています。↓

Mpow H5がプリントされたボックスに入って届きました。

▼パカリと蓋を開けてみました。結構コストカット感が漂ってます。でも、5,000円以下という魔法の言葉で全て許せてしまいます。Mpow H5本体は折り畳まれた状態でした。↓

Mpow H5は無造作に製品が箱に詰め込まれているので結構コストカットされている印象です。

取扱説明書は日本語も対応

▼取扱説明書が付属していました。表紙には「User Manual」「取扱説明書」と書かれてます。↓

Mpow H5の取扱説明書は英語と日本語に対応しています。

▼取扱説明書は英語と日本語に対応していました。日本語翻訳もバッチリなので、初めてBluetoothヘッドホンを購入する方も安心。↓

Mpow H5の取扱説明書には日本語が含まれていました。

英語の取扱説明書も付属しているので、英語圏の友達へのプレゼントとしても良いかも!

注意事項は英語だったので翻訳してみました。

▼重要なお知らせのカードが入っていたのですが、これは英語だったので翻訳しときます。↓

Mpow H5には注意書きのカードが入っていましたが日本語ではなく英語でした。

1、充電は5V充電器でUSB経由の充電に対応しているよ。急速充電器は発火する可能性があるので使わないでね。

2、なんか問題あればいつでも言ってね。アドレス書いてるから宜しく!

こんな感じです。スマホの充電器で充電する時は5V出力に対応しているか確認しましょう。

1mのロングMicroUSBケーブルが付属

▼充電に利用するMicroUSBケーブルは1mのロングタイプでした。長いので取り回しやすくてGood!↓

Mpow H5には1mのロングタイプケーブルが付属していました

平型の3.5mmオーディオラインケーブルが付属

▼両端子が3.5mmの有線接続用のラインケーブルも付属。平型なので絡まりにくいのが良いですね。また、特殊な形状・サイズの端子ではなく、電気屋でも安価に手に入る3.5mmオーディオラインケーブルなので、破損時の代替品も手に入りやすくてGood。↓

Mpow H5には平型のオーディオラインケーブルが付属しています。

専用の持ち運びポーチが付属

▼Mpow H5には専用のポーチも付属していました。↓

Mpow H5には持ち運び用のケースが付属していました。

▼ベロア素材て手触りもGood。↓

Mpow H5に付属するポーチはベロア素材で手触りも良いです。

▼Mpow H5を折りたたむことでスッポリと付属のポーチに入れることが出来ます。↓

Mpow H5がすっぽり入るケースが付属しています。

付属品の評価

Mpow H5の付属品一覧

安価でコストカットされている部分はありますが、使い勝手の良いロングケーブルや平型のオーディオラインケーブル、持ち運び用のポーチが付属するなど、5,000円以下であることを加味すると中々魅力的なパッケージング内容です。

▼少し前に購入したInateck aptX HD Bluetooth オーディオレシーバー&トランスミッターBR1006を利用すると、テレビやホームシアターの音もワイヤレスで飛ばせるので安価にワイヤレスな音響が整えられるのも魅力的でした。↓

Mpow H5の外観・デザインのレビュー!

ここからはMpow H5の実機で外観やデザインをチェックしています。

コンパクトに折り畳める

▼Mpow H5はRとLの根本が折り畳み出来る形状なのでコンパクトに持ち運ぶ事が出来ます。

Mpow H5は折り畳めるのでコンパクトに持ち運べます。

イヤーパッドは耳をスッポリかぶせる事の出来る形状

▼イヤーパッドの内径縦は約6.5cm。↓

Mpow H5のイヤーパッド内径縦は約6.5cm。

▼内径横幅は約4.5cmありました。↓

Mpow H5のイヤーパッド内径横幅は約4.5cm

イヤーパッドのクッションが耳の上に乗っかるのではなく、耳全体を覆う形なので長時間付けていても耳が痛くなりにくい形状です。

左右に操作ボタンや端子が備わっている

▼こっちがR側。ANCのスイッチのほか、有線ケーブルを接続する端子が備わっています。↓

Mpow H5はR側にオーディオライン端子、ANCスイッチが備わっています。

▼こっちはL側。Bluetoothボタン(通話応答など、様々な操作が出来るファンクションボタンとしても機能します)、ボリューム&曲送り戻しボタンが備わっており、バッテリーを充電するためのMicroUSB端子も備わっています。↓

Mpow H5のL側には各種操作ボタンと充電端子が備わっています。

操作する時は後頭部側に各種ボタンが配置されるので、親指で簡単に操作できるようになっており使い勝手は上々でした。

▼R側のインジケータは、ANCのオン・オフが視覚的に分かるようになってます。オンの時はグリーンに光って、オフの時は消灯。↓

Mpow H5のR側インジケータはANCスイッチがオンの時に緑に光ります。

▼L側のインジケータはブルーまたはレッドで光り、Bluetoothの状態を視覚的に確認できる様になっています。↓

Mpow H5のL側のインジケータはBluetooth接続の状態を確認できます。

上部クッションは柔らかいタイプ

▼上部のクッションは柔らかいタイプで長時間付けても頭頂部が痛くなりにくいのがGood。

Mpow H5

バンド部の稼働は少々硬い

▼バンド部は内側が樹脂製、外側は金属パーツが使われており、剛性を保ちながらも軽量に仕上がっています。

Mpow H5のバンドは内側が樹脂製で外側は金属製。結構硬いです。

このバンド部分ですが伸縮にやや力が必要。ヘッドホン部分を持って引っ張っても固くて伸びにくいので、調節する時は頭から取り外して調整するほうが良いですね。

デザインは全体的にチャッチイ

▼5,000円以下の製品に高級機並のデザインや質感を求めるのは酷ですが、Mpow H5の外観は価格相応です。ハウジング部はプラ製で光沢のあるデザインですが、プラスチック感全開でキズが付きやすく指紋も目立ちやすいです。↓

Mpow H5のハウジング部はプラ製でこの辺りは価格相応です。

総合評価でも書きましたが、Mpow H5は普段使いにピッタリの製品で高級なワイヤレスヘッドホンを購入せずとも快適なワイヤレスヘッドホンを日常的に気兼ねなく利用できる事が最大の魅力です。

見た目は安っぽいですが、割り切った利用方法ならそれほど気になりません。

Mpow H5を実際に使ってみた使用レビュー!

ここからは実際に Mpow H5を利用して気がついた点などを纏めています!

安心の技適付き

▼Mpow H5は海外製品&Bluetoothの電波を利用する製品です。日本で利用するには技適を取得しなければなりませんが、Mpow H5はバッチリ技適を取得してます。バンドの内側にしっかり技適マークが付いています。↓

Mpow H5は技適取得済みです。L側のバンドを伸ばすと内側に技適マークが付いています。

日本で安心して利用できるのはGoodですよね!

サクッと接続。検証した結果、SBC接続のみでした

▼スマートフォンに接続してみました。Mpow H5が対応するBluetoothコーデックを調べる為に複数のスマートフォンに接続して検証してみましたが、対応しているコーデックはSBCのみ。

Mpow H5はSBCのみしか対応していませんでした。

SBCはBluetoothオーディオ接続の基礎的なコーデックです。現在はワイヤレス伝達速度が早く大きなデータを伝える事が可能で高音質であることが特徴のAACまたはapt-Xや、更に上位のハイレゾ音源でワイヤレス伝達出来るapt-X HDやLDACが利用できる機器も多いです。

音楽をMP3などで圧縮して楽しんでいる方はSBCでも問題ないですが、普段からハイレゾ音源で楽しんでいる方や音質に強い拘りを持っている方はSBCのみ対応は少々パンチが弱いですね。

とは言いましても、普段使いで利用する位なら問題ありません。

SBC接続でも音声のズレは殆ど気にならなかった

SBCは”音の伝達の遅延”が発生する事があります。

音の遅延で困るのは音楽を聞く時ではなく、音と映像が組み合わさったコンテンツを楽しむ時。つまり、音だけ伝達遅延が起こるので、映画を見ているとテレビの映像よりも音が少し遅くなるんです。これはゲームとかでも同じで音と映像にズレが生じると、僕は気持ち悪くて直ぐに気がつくんですよ。

今回、Mpow H5はSBC接続だったので期待していませんでしたが、僕が試す限り、音の遅延は気にならないレベルです。洋画の吹替版は元々口と音声が合っていないので気にならないですし、邦画も口の動きと音のズレはほぼ分かりません。ゲームでもズレは気にならないので、十分ワイヤレスでも有線ヘッドホン並に音の伝達が出来ています。

音のズレだけ気になっていたのですが、良い意味で裏切られました。これはGoodです!

音質はややドンシャリ。映画やゲームと相性が良い

Mpow H5の音質はドンシャリ気味

音に関しては万人受けするチューニングで、ややドンシャリ気味です。映画やゲームは迫力ある音質で楽しめ、音の厚さも感じる事が出来るので、きっと満足して頂けるハズ。

スマホでの利用を想定している場合はイコライザーアプリなどで音質を調整出来るのでお好みの音質で楽しめます。

音楽だとR&BやEDM、JPOPなど幅広い楽曲を心地よく楽しめますが、弦楽器の単奏などには向いてません。そもそも繊細な音を楽しむ時はBluetooth接続時の小さなホワイトノイズも気になるはずなので、楽曲に適した製品で楽しんだほうが良いです。

Bluetooth接続しているスマホの着信応答や通話もOK

Bluetooth接続しているスマートフォンに着信があった場合はBluetoothボタンをワンプッシュするだけで通話に出ることが出来ます。マイクも備わっているのでそのまま通話もOK

それほどマイクの音質が良いわけではありませんが、通話するには十分な印象で僕もガッツリMpow H5で通話してます。

アクティブノイズキャンセリングの効きがGood

アクティブノイズキャンセリングは周囲の雑音をMpow H5に備わっているマイクがキャッチして、同じ周波数を出すことで音を相殺します。

アクティブノイズキャンセリングのスイッチをオンにするとスッと雑音が消えて静かな環境を整えることが出来ました。これは一度体験して頂きたいですね。

全ての音が無になるのではなく、一定の音は聞こえているくらいでナチュラルですが、調整が良く、「静かだな」と感じる位には音をかき消してくれます。ファミレスに居ても図書館並の静かさになると言ったほうが伝わりやすいかも。

ANC機能はBluetooth未接続でも利用OK

個人的に気に入っているのはMpow H5単体でアクティブノイズキャンセリング機能が利用できる事です。外出先、移動中など周囲の音が気になる時はMpow H5を頭につけてANCスイッチをオンにするだけでスッと雑音が消えます。

いつでも耳栓代わりで利用できるのは非常に良いですね。

僕、気に入りすぎて仕事中もずっと付けてる

僕は静かな環境で作業したいタイプなので、事務所でもMpow H5付けてANCをオンにして頭にかぶって仕事しています。音楽は流していないので周囲の音もある程度は聞こえる上、スマホとペアリングしていたら着信も直ぐに取れますし、かなり使い勝手が良くて気に入ってます。

バッテリーが切れても有線ヘッドホンとして利用できます。

バッテリーが切れてしまっても付属の有線接続ケーブルを付けると有線ヘッドホンとして利用可能。有線接続時はバッテリーが必要ないので、バッテリー残量0でも利用できますが、アクティブノイズキャンセリング機能は利用するために電気が必要なので使えません。

充電中はBluetooth接続での利用は不可、ケーブル接続なら利用OK

▼充電中はBluetooth接続が切れてワイヤレス接続は出来ませんが、有線ケーブルを付けると充電しながら有線ヘッドホンとしては利用できます。↓

Mpow H5

但し、充電端子はL側、有線接続ケーブルはR側に端子が備わっているので、充電しながら利用したい時はケーブルが鬱陶しいです。この使い方はオススメ出来ません。

2つのデバイスにペアリング出来る

Mpow H5は2つのデバイスにペアリングが出来るので、ペアリングした2台の機器は再ペアリングなく接続出来ます。

僕の場合は以下の様に活用しています

  1. スマートフォン
  2. プロジェクターに取り付けているBluetoothトランスミッター

普段は仕事中に利用しているのでスマートフォンと接続して利用、趣味の映画鑑賞の時はプロジェクターに接続したBluetoothトランスミッターにBluetooth接続してワイヤレスで映画を楽しんでます。

他にもタブレット、テレビ、パソコンなど、2台までなら自動接続してくれるので便利ですよ。

Mpow H5まとめ。Bluetoothヘッドホン×アクティブノイズキャンセリングの快適性を体感したいならベストバイ

Mpow H5

Mpow H5のレビュー、如何でしたでしょうか?

高級機に敵わない部分は沢山有りますが、Mpow H5は安価で手に入る事が圧倒的利点です。しかも、利用する上で不便と感じる部分は殆ど無く、非常に快適に利用できる仕上がりなので、Bluetoothヘッドホンとアクティブノイズキャンセリングの快適性を体感したいなら非常に魅力ある製品です。

個人的に「Mpow H5で十分だから普段使いはこれで良いかな」と思っちゃった位です。僕はイヤホンやヘッドホンを選ぶ基準は価格や周囲の評価ではなく、”自分の耳が幸せか否か”で普段使うデバイスを選びます。

非常に多くの製品を持ってますが、数万するヘッドホンをその辺に転がして、Mpow H5を今も利用しているのは、僕が”凄く快適”と感じるからでしょう。

Bluetooth接続のアクティブノイズキャンセリング機能付きヘッドホンの中では合格水準を大きく超えている製品なので、是非、快適なワイヤレス環境を安価に試してみて下さい。「気兼ねなく利用できるBluetoothヘッドホンを探している」方は、きっと満足して頂けるでしょう。

通常価格は執筆時点で4,899円ですが、メーカーのMpowさんが、是非皆さんに試して頂きたいとのことで、ガルマックス読者さま向けに特別な割引クーポンを発行して下さいました。こういうメーカーさんの向き合い方って嬉しいですよね!製品に自信があるからこそでしょう!

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