LinkBuds Sのレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
商品貸出:ソニーマーケティング株式会社
LinkBuds Sの試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!
メリット・良かった点
- 軽量で疲れずらい
- 外音取り込み音が自然
- 低音がとっても綺麗
- ノイキャンの効きが良い
- 行動や場所で設定が変わるのが便利
デメリット・注意点
- LDAC接続方法が分かりづらい
- スピーク・トゥ・チャットは誤発が多い
- フラッグシップも射程にはいる価格
目次をクリックすると各項目へ移動します
LinkBuds Sの発売時期と価格!
LinkBuds Sは、穴あきイヤホンで周囲の音が自然に聞こえるLinkBudsと同じシリーズで、「ながら聴き」に特化しているモデル。見た目はWF-1000XM4に似てますね〜。特徴なんかはLinkBuds Sの発表記事で書いているのでチェックしてみて下さい!
価格は26,400円で発売は6月3日となっています!購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
LinkBuds Sの詳細スペック!
LinkBuds Sの付属品・同梱物のレビュー
- 本体
- 充電ケース
- 充電ケーブル(USB-C)
- イヤーピース
- クイックガイド等
▼パッケージは環境に配慮した素材を採用しているようです。なんか独特な匂いがするねこれ。買ったら嗅いでみて。↓
▼イヤーピースは本体に装着済みのM以外に、SS、S、LLも付属しているので、4サイズから選べるようになってます。ほとんどの人はピッタリの装着感が得られるはず!↓
LinkBuds Sのデザイン・外観のレビュー
発表時に写真で見たときは「WF-1000XM4っぽいなー」って思ってたんですが、LinkBuds Sが届いて取り出したら、凄くコンパクト。めっちゃちっちゃい!
▼WF-1000XM4は大きすぎる、という人に触ってほしいサイズ感。↓
▼イヤーピースは汎用品も使えそう。↓
▼LinkBudsシリーズは「ながら聴き」に特化しているとのことで、LinkBuds Sは周囲の音を取り込むマイクも大型化。なのでマイクは風切り音低減のための大きなメッシュが埋め込まれているのが特徴ですね。↓
▼ケースも手のひらに収まるくらいコンパクト。表面はややザラザラしている感じですねー。なんか結構傷つきそうな印象です。↓
LinkBuds Sを使って分かったこと、良かった点、注意点
ここからは実際にLinkBuds Sを使ってみて良かった点や注意点をまとめておきます!
ちなみにLinkBuds Sは一般的なBluetoothイヤホンのようにスマホなどに接続するだけで利用できますが、各機能のオン・オフや調整などはすべて専用アプリで行うので入れておきましょう。
▼ケースのQRコードをスマホで読み込めばアプリストアに飛びます。↓
LDACはアプリで音質優先にする必要がある
アプリを使ってLinkBuds Sをスマホに接続。その後、ゲームをプレイすると音が遅延しまくり。スマホはもちろんLDAC対応で他イヤホンで接続することを確認しているものです。
▼あれ?おかしいな。こんなにLDACって遅延するんだっけ?とおもってアプリを見たら、なぜかAAC接続に。ちなみに接続中のコーデックはアプリのここで確認できます。↓
スマホのBluetooth設定を開いて直接LDACに切り替えようとするも、高音質コーデックではAACしか選べず。なんでだなんでだとアプリを弄ってたらLDACでの接続方法が分かりました。
▼デフォルトでは「接続優先」になってるんですが、これだとAACになるみたい。↓
▼「音質優先」にするとLDACで接続できます。これ、アプリ入れずに使ってたらずっとAACで接続する羽目になってました。↓
ゲームをするなら低遅延のLDACがオススメ
イヤホンとかあまり詳しくない人へ簡単に説明しておくと、Bluetoothイヤホンは接続する方法(Bluetoothコーデック)でサウンド品質や遅延度合いが変わってきます。
LinkBuds Sが対応するBluetoothコーデックはSBC、AAC、LDACの3つ。
- SBC:どのBluetoothサウンド機器でも対応するコーデック。遅延大
- AAC:CD音質まで飛ばせる中間グレードのコーデック。遅延中
- LDAC:ハイレゾ音質まで飛ばせるハイエンドコーデック。遅延小
LDACは音の遅延も結構少なめ。
音の遅延ってちょっと分かりづらい表現なんですが、例えば音楽なら「音」だけです。再生ボタンを押して0.5秒遅延して音が耳に届いても、楽曲が再生されればそのまま音楽は流れ続けるのでスタート時の遅延はそれほど問題ではありません。
でも、動画やゲームの場合は、「音」以外に「映像」も加わります。映像はディスプレイからリアルタイムに目に飛び込んでくるのに、音だけ0.5秒ずれるとどうなるのか。動画では演者の口の動きと音声が噛み合わないなど「音ズレ」が発生するんですね。
特にゲームの場合、音ズレは結構致命的。なのでFPSゲームでAAC接続だと射撃してから随分とあとにパン!と射撃音が耳に届きます。ってことで、ゲームとか動画を楽しむならLDAC接続がオススメってわけです。まあそれでも有線と比較すると僅かに遅延するけどね。
「サービスとの連携」をオンにするとLDACが使えない
▼LinkBuds Sでは様々なサービスと連携ができるのですが、この連携機能をオンにするとLDACで接続ができなくなります。↓
結構魅力的なサービスが多いんですが、連携するとLDACが使えないという感じ。
確かにサービス的にはLDACで無くても良いっちゃ良いんですが、連携をオンにすることでLDACで接続したいゲームや動画視聴時にわざわざ操作しなくちゃいけないのが面倒だなーって感じたポイントです。
サウンド品質はかなり良い。低音めっちゃ綺麗
LinkBudsシリーズは「ながら聴き」に特化しているので、音質は結構落ちるのかなーとか思ってたんですが、そんなことはないですね。普通にハイエンド級の音質です。
さすがに音に拘りまくっている人が選ぶようなWF-1000XM4まではいかないんですが、一般用途で利用するなら多くのユーザーは不満に感じることはまず無いはず。
独自の5mmドライバーの仕上がりも良さげで、特に低音は密度、圧、質量ともにかなり良好。
アプリでイコライザー調整ができるので是非色んな設定で試してみて下さい。ユーザー好みに柔軟に対応できるLinkBuds Sのポテンシャルの高さに驚くはずです。
外音取り込み機能はレベル調整が可能
外音取り込み機能は、イヤホンに備えているマイクを利用して周囲の音をイヤホンを外さずに聞くことが出来る機能。
LinkBuds Sはこの外音取り込み機能を重視しているモデルで、常にLinkBuds Sを装着したままでも快適に過ごせるのがウリ。
で、この外音取り込み機能なんですが、一般的にはオン・オフの二択が多いんですよね。耳に合わないと聞こえづらいとか、自身の耳で聞くより大きく聞こえるとか違和感を感じやすいのが難点。
▼LinkBuds Sはユーザー毎に最適な外音取り込みが出来るよう、20段階でレベル調整できるんです。これが超グッド。↓
最初は最高レベルの20で使ってたんですが、自分の耳で聞くよりもやや大きく聞こえて違和感が。ってことでレベル15に落としたところ、ほぼ自分の耳で聞く音量とすり合わせることができました。このあたりの柔軟性の高さは良かった点です!
ただし、穴あきのLinkBudsと比較した場合、LinkBuds Sはマイクを使っている以上、外音取り込み機能特有のホワイトノイズは入ります。まあLinkBudsは穴が空いてて外の音が直接聞こえるのでここは超えられない壁はありますね〜。
スピーク・トゥ・チャットは使わなくなった
スピーク・トゥ・チャットは会話を始めると自動で外音取り込み機能となり、会話が終わると元のモードに戻してくれる便利な機能。
この機能が発動すると再生しているコンテンツの音量が小さくなり会話ができるようになるわけですが、以下の理由で使わなくなっちゃいました。
- 動画見て独り言や笑ったりしたら発動する
- 動画の音が消えてモードが戻るまで待たされる
- その消音されているときも動画は再生され続ける
音楽ならまだ使えそうかな?と思ったんですが、Bluetoothイヤホンは用途を選ばず使うアイテムなのでこの自動での動作が合わずに使わなくなっちゃいました。
ちなみにデフォルトではイヤホンの左側面をタップすると任意のタイミングで外音取り込み機能に切り替えられるので、スピーク・トゥ・チャットをオフにしていても特に使い勝手の悪さは感じてません。
アダプティブサウンドコントロールは便利に使ってる
▼アダプティブサウンドコントロールは、自身の行動や場所に応じてサウンド設定を自動で変更してくれるモード。↓
僕は基本的に外音取り込みモードを常にオンにして使う(もしかしたら最もLinkBuds Sに適してる人材かも)のですが、シーンに応じて自動で切り替えてくれるのはグッドでした。
この機能は、場所に応じてノイキャンをオン・オフしたりも当然出来るんですが、僕の場合は行動や場所によって外音取り込みレベルを替えてます。
- 自宅:外音レベル15
- 移動中:外音レベル18
- 電車:外音レベル8
こんな感じ。自宅では自身の耳で聞くのと近いレベル15、お散歩するときは周囲の交通音をしっかり聞けるレベル18に、電車は騒音が結構大きいのでアナウンスを聞き逃さずうるさく感じないレベル8にしてます。
トップクラスのノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング性能は確かにWF-1000XM4には及びませんが、ノイキャン付きBluetoothイヤホン全体で考えるとLinkBuds Sのノイキャン性能はトップクラスと言っても過言ではない印象です。
低音域は割とノイキャンが得意とする周波数帯なんですが、LinkBuds Sは高音域のカットもかなり頑張ってますね〜。掃除機の甲高い吸引音ノイズも相当カット出来ているのが凄いなと感じた部分です。
追記:ノイキャン時のホワイトノイズはどうなの?というコメントを見かけたのですが、ノイキャン時のホワイトノイズは僅かに聞き取れますが個人的に気になるレベルではありませんでした。おそらく、このレベルのホワイトノイズで気になるようなら他のノイキャンイヤホンはほぼ全部気になるかも。
通話品質も不満は全く無い
常に装着し続けるなら通話品質も気になるポイントなわけですが、LinkBuds Sは周囲が結構ガヤガヤしているところでも自身の声をしっかり拾い相手に届けてくれるので、通話品質は「とっても良い」という印象でした。
▼これ、AI技術が使われているそうなんですが、かなりクオリティー高いと思います。通話が多い人も品質には満足するはず。↓
LinkBuds Sのメリット・デメリットと評価まとめ
立ち位置的にどうなんだろう?と思いながら使ってみたら、特に不満が無いんです。
外音取り込み機能は自然に聞こえるし、サウンド品質も大満足レベル。ノイキャンの効き具合も相当レベルが高い。それに加えコンパクトで着けてて疲れない。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ特筆するべきポイントがなさそうだな、という印象すら持っていたLinkBuds Sでしたが、レビューを終えて気がついたんです。僕、試用期間中のほとんど、耳にLinkBuds Sを突っ込んでました。
あれ、これって、LinkBudsシリーズのコンセプトである「ながら聴き」にどっぷり浸かってるんじゃ。。。
先述した通り気になる点もあったわけですが、レビュー後は、「これ良いよね」といった印象になっていた珍しいイヤホンですね〜。
とりわけ、僕みたいに外音取り込み機能を重要視しているユーザーさんへは個人的にWF-1000XM4よりもおすすめしたいモデルかな。
ただ、やっぱり価格がフラッグシップのWF-1000XM4に手が届きそうな感じなので、音質とノイキャン性能を重視するか、外音取り込みと装着疲れの少なさを重視するかが選ぶときのポイントになってきそうです。
LinkBuds Sの割引情報・購入先まとめ
■LinkBuds S■
初出時価格→26,400円
過去最安値→26,400円
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