ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

アクションカメラ「MUSON MAX1」レビュー!約1万円の手ブレ補正付き4K/60FPS対応モデルの実力は?

MUSON MAX1

久しぶりの格安アクションカメラレビューです。

約1万円という価格ながら手ブレ補正付きの4K/60FPSも撮影できてしまう「MUSON MAX1」は、一体どんな映像が撮影できるのだろうか。メーカーのMUSONさんにサンプルを頂いたので実機レビューをお届けします。

MUSON MAX1ってどんなアクションカメラ?

MUSON MAX1

  • MUSONの最新の4K/60FPS対応アクションカメラ。今回は強力な手ブレ補正もウリみたい。この仕様で価格約1万円は驚異的な安さ
  • モデル:MUSONさんから頂いた一般販売モデル
  • 発売時期:2020年1月くらい
  • 価格:10,500円(Amazon)
  • 気にいった:付属品てんこ盛り。手ブレ補正が結構効く
  • 気になった:4K/60FPSや1080P/60FPSは映像が粗く実用的なのは1080P/30FPSくらい。鮮明な高解像度で滑らかな映像は撮影しにくい

MUSON MAX1の付属品はどんな感じ?

MUSON MAX1

付属品はすごく充実しています。

取り付けアタッチメントが沢山入っているので、車、バイク、手持ちグリップなど、様々なところに取り付け出来るのは嬉しいポイント。

あと、防水ケース、遠隔リモコンに加えバッテリー2本と2本同時に充電できる充電台、ピンマイクなども付属しているんで入門用としても嬉しいパッケージ内容となってます。もちろん、説明書も日本語に対応してるんで使い方に困ることもなし。

購入時に注意したいポイントですが、映像を記録するMicroSDは付属してません。4KだとUHS-Ⅲ以上が好ましいと説明書に書いてたんで、4K撮影したいなら手に入れておきましょう。でも、高いんですよ。下手したらMUSON MAX1の本体価格よりMicroSDの購入代金が高くつくかも。

ちなみに、4K/60FPS撮影したいならMicroSDはケチっちゃだめです。速度の遅いUFS-1だと撮影数秒で「このカード遅いよ。無理」的なアナウンスが表示され強制的に撮影が停止します。

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MUSON MAX1の外観・デザインはどんな感じ?

▼アクションカメラなので手のひらに収まる大きさ。ま、アクションカメラなんてどれもこんな感じのサイズ感ですね。特に大きいとか小さいとか感じません。ザ・普通。

MUSON MAX1

▼操作はボタンのようですね。レンズ横に電源ボタン、上部に録画ボタン、右側面に上下カーソルボタン、左側面にMicroSDスロット・充電用のMicroUSB・HDポート・DC2.5 外部マイク端子、下部にはバッテリースロットの配置です。↓

MUSON MAX1 MUSON MAX1 MUSON MAX1 MUSON MAX1 MUSON MAX1 MUSON MAX1 MUSON MAX1

触った質感としては3,000円〜5,000円の激安アクションカメラよりもマシですが、それでもチープ感は拭えないですね。

あと、液晶は視野角が狭く解像度も低いので視野性は良くありません。ま、1万円くらいのアクションカメラだとこんなもんでしょう。重要なのは中身ですよ。

MUSON MAX1の仕様や操作性はどんな感じ?

撮影モード ビデオ、写真、スロー、タイムラプス、ループ録画
ビデオ解像度 4K/60FPS、4K/30FPS、1080P/120FPS、1080P/60FPS、1080P/30FPS、720P/240FPS
写真解像度 20MP、14MP、10MP、8MP
充電しながら撮影 ○:出来ました
外部マイク端子 ○:独立端子ついているので扱いやすい
リモコン操作 ○:付属してます
スマホ連動 ○:専用アプリのインストールが必要
手ブレ補正 搭載:1080P/120FPS、720P/240FPSの設定時は使えません。
備考 ドライブレコーダーとしても使えると謳っている

一通りの撮影モードは搭載していますが、スロー撮影時(120FPSや240FPS)は手ブレ補正が使えないので注意。また、ドライブレコーダーモードも搭載していますが、衝突検知機能はありません。衝突検知機能って、衝撃受けた時点の撮影データを上書き消去されないように自動保護してくれるドラレコの重要な機能。この機能がない製品は撮影止めないと上書きされてデータが消えるのでご注意を。

操作はタッチパネル方式ではなくボタン方式です。ボタン操作は使い始めこそボタン割当を覚える必要があるんですが、手袋装着時や水中ケースを利用中でも操作しやすいのが良いところ。ボタンも大きく押しやすくてグッド。

MUSON MAX1で撮影してどうだった?

MUSON MAX1

  • 4K/60FPSや1080P/60FPSは映像が粗い
  • 映像的に妥協できたのは1080P/30FPSまで
  • 明暗差の調整が苦手
  • 夜間の撮影能力は低い
  • 手ブレ補正は結構いい感じ
  • 映像のチラツキが多く安定性はイマイチ
  • 撮影開始ボタンを押したタイミングで映像音にブチッと異音が入る

これからMUSON MAX1で撮影した映像を掲載していますが、縮小映像だと本来の映像の質が分からないので、以下の設定での視聴をオススメします。

  • 4K/60FPS映像:2060P設定で視聴して下さい。4Kディスプレイの全画面表示での再生がオススメです。
  • 1080P/60FPS映像:1080P設定で視聴して下さい。できればFHDディスプレイの全画面表示がオススメです。
  • 1080P/30FPS映像:1080P設定で視聴して下さい。できればFHDディスプレイの全画面表示がオススメです。

4K/60FPSで撮影した映像

▼それではMUSON MAX1のウリである4K/60FPS&手ブレ補正をオンにした状態で撮影してきました。↓

4K映像は、その高い解像度から映像の鮮明さやシャープさが魅力となりますが、残念ながらMUSON MAX1では4Kらしさを映像から感じないですね。かなり粗さが目立ち、「とりあえず4K解像度の60FPS撮影ができる」という印象。残念ながら4Kのあの鮮明な映像を期待している方にはオススメ出来ないですね。

1080P/60FPSで撮影した映像

▼続いてはよく使われる1080P/60FPS&手ブレ補正オンでの撮影。↓

こちらも4K/60FPSでの印象と変わらず、1080Pといえど映像はシャープさに欠けており映像美としては微妙なところ。せめて1080P/60FPSで美しく滑らかな映像が撮影できたら良かったのですが、残念ながらガルマックスで検証した様々なデバイスと比較すると1080P/60FPSでも微妙な印象が拭えません。

1080P/30FPSで撮影した映像【実用的】

▼60FPS設定が軒並み微妙な映像だったので、更にパフォーマンス要求の低い1080P/30FPSで撮影してみました。手ブレ補正オンで撮影しています。↓

明らかに1080P/60FPSの映像よりも鮮明になりシャープさもアップ。もっと言えば、高解像度の4K/60FPSよりも映像が美しく感じます。おそらく、高い解像度や高フレームレートでは本体性能が足りてないことがこの様な結果に至ったのではないかと。ガルマックスとしては「実用的な解像度とフレームレートは1080P/30FPSまでかな」と感じてます。

夜間に撮影した映像

▼夜間に撮影した映像です。MUSON MAX1でもっとも綺麗に撮影できた1080P/30FPSで撮影しています。↓

夜間の撮影では明らかにカメラ性能が足りずノイジーで見た目よりも暗い映像となってしまいました。夜間に撮影する場合は多くの光がある繁華街などが中心になりそうですね。もともと光量の少ない場所では暗くなりすぎて被写体を捉えきれないかも。

マイクの音質はどうなの?

▼MUSON MAX1は本体に備わっているマイク以外に外部マイク入力もOK。以下の動画では本体マイクとピンマイクでの録音をそれぞれ収録。三脚固定用のアタッチメントを利用して撮影しています。↓

マイク性能ですが、MUSON MAX1の本体マイクの性能は思っていたよりも低いですね。

一方でピンマイクを利用した時の声の拾いは満足出来るレベルで十分実用的です。但し、ピンマイクは指向性タイプなので声の拾いは良いですが環境音の拾いはイマイチな印象。僕自身は環境音の録音を重視していなくて、実況する声がうまく収録されていればOKなので問題なく使ってるんですが、環境音まで含めて録音したいって方は注意が必要です。

ピンマイク利用時も本体マイクが若干生きていた

MUSON MAX1

ピンマイクを利用している場合でも、若干、本体から音を拾います。

▼以下は検証時の動画です。こんな感じでピンマイクを使っていても本体側で音を拾います。↓

この症状はガルマックスでもレビュー前に把握していたのですが、バイクなどに取り付けて本体に対して強い風を常に受ける状況以外ではそれほど問題なさそうです。

しかしながら、強い風を受けると確かに本体マイクから風切り音が入ってしまうので、バイクなどへ取り付けて実況する場合は、MUSON MAX1の周囲にスポンジを巻いて風切り音の調整を行ったり、音声は別撮りにするなど工夫する必要がありそうです。

MUSON MAX1まとめ|実用的なのは1080P/30FPSまで

MUSON MAX1

MUSON MAX1は【いろいろ試せるアクションカメラ】ですね。

映像の視聴者目線だと、僕は映像を視聴する時にスマホやPCの縮小映像で視聴することが多いので、そのような視聴スタイルでMUSON MAX1の映像を見た場合、4Kでも「ソコソコ見れる映像」って印象です。

が、アクションカメラを購入するのは、基本、映像提供者側でしょう。

映像配信者側に立って考えると、【4K/60FPSで撮影したい=高解像度な美しい滑らかな映像を視聴者に提供したい】という考えを前提に機材を選ぶはず。だからこそ、MUSON MAX1の4K/60FPS対応や強力な手ブレ補正って部分に魅力を感じて本レビューにたどり着いたのではないかと思いますが、正直、MUSON MAX1での4K/60FPS撮影能力だと性能不足で「映像的に使えるのは1080P/30FPSがギリだな」って結論です。

一方で、【いろいろ試せるアクションカメラ】が欲しい方もいらっしゃるでしょう。そんな考えでアクションカメラを探している方はMUSON MAX1は低価格で様々な事が試せる面白いモデルですよ。4K/60FPSや手ブレ補正に対応しながら約1万円ですからね。

MUSON MAX1の4K映像自体は微妙でしたが、解像度やファイルサイズなどは4K水準なので4K映像編集の練習もできそう。4Kって編集やエンコードするのにPCパワーもかなり必要なので自身の環境で試せるのはありがたいなって感じました。また、この価格なら壊れてもダメージが少ないので、少々無茶なことも任せられそうです。

格安アクションカメラは「仕様」と「実用範囲」にギャップがあるものなので、本レビューも購入前の参考にして頂き、用途に合うようであれば検討してみて下さい。以上、ガルマックスレビューでした!

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