Hohem iSteady V3の実機レビュー!AIトラッキング搭載LEDライト、着脱可能なリモコンなど多機能なスマホジンバル!
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こんにちは!tatsuでございます。実は私、少し前からスマホジンバルが気になっていましたが、触る機会がないままズルズルと来てしまっていました。しかし!今回Hohemさんからスマホジンバル「Hohem iSteady V3」を試す機会を頂いたのでレビューしていきます!
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Hohem iSteady V3のスペック
対応スマートフォンのサイズ | 7インチまで(幅:58mm〜98mm) |
対応スマートフォンの厚さ | 12.5mmまで |
対応スマートフォンの重さ | 300gまで |
サイズ | 展開時:127×65×312(mm) 収納時:98×44×160.5(mm) |
重量 | 420g (±5g) |
制御可能範囲 | パン:-120°~210° ロール:-195°~135° チルト:-35°~45° |
使用可能時間 | 約13時間(通常使用) 約4時間(AIトラッキングとライトを同時使用) |
Bluetooth | 5.1 |
バッテリー容量 | 7.4V/1,400mAh |
Hohem iSteady V3の筐体・デザイン
Hohem iSteady V3はベーシックスタイルなスマホ用ジンバルで、サイズは展開時で127×65×312(mm)、収納時は98×44×160.5(mm)となります。
▼収納時はこんな感じ。折り曲げてコンパクトにできるので持ち運びはしやすかったです。↓
▼正面側にはコントローラー部分が集中しています。まぁ背面にはトリガーもあるんですけどね!↓
▼アームを展開するとこんな感じ。↓
▼グリップの根本には三脚用の足が収納されており、引っ張り出すと直立させることが可能となっています。↓
▼三脚の足は見た目的細っそいので「こんなんで大丈夫なの?」と思いますが、実際は足のグリップもあってかガッシリと固定してくれます。↓
▼アームはこれくらいまで延長が可能です。これくらい伸びたら十分でしょ!↓
▼付属品はこんな感じ。操作を覚えるまではどうすればどう動くのか分からなかったので、クイックガイドがあるのは個人的にありがたかったです!↓
▼巾着袋も付属しているので、持ち運びしやすく安心。別途持ち運び用の袋を用意しなくてもOKなのは嬉しい!↓
巾着袋は耐衝撃性があるわけではないですが、カバンの中に収納しやすいのは利点の一つ。サイズも大体製品に合わせて作ってあるのでありがたく使わせていただきましょう!
▼黒と白を並べてみました。ベースの色以外は同じ配色(サイドホイール等の色は同じ)ですが、随分と印象が変わって見えますね。↓
黒も白もどちらも安っぽくは見えない仕上がりで、所有欲もバッチリ満たせました!
Hohem iSteady V3の機能・使い心地
Hohem iSteady V3は7インチクラスまでのスマホに対応したスマホジンバルです。ちなみに今回のレビューでは6.1インチのXperia 5 IVを使ってチェックしていきます!
展開時に自動で電源はつかない
スマホ用ジンバルの中にはジンバルを展開した際に自動で電源がつくモデルなんかもあったりしますが、Hohem iSteady V3は電源ボタンを押さないと電源は付かない仕様になっています。
「わざわざ電源を押さないといけないなんて不便」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、逆にアーム展開時に電源オンになったことによる誤作動は起きないとも言えますし、電源ボタン自体も右利きの筆者にとっては押しやすい位置にあったので、個人的にはそこまで気にならなかったですね。
ジンバルとしてはちょっと重い部類
Hohem iSteady V3の重量は公称値で420g (±5g)となっています。
▼実際に計測してみたところ、426gとのことでした。ジンバルの中には400gを切るモデルもあるので本機はやや重い部類と言えます。↓
▼参考までに、今回のレビューで使用したスマートフォンは先述の通りXperia 5 IVで、本体ケース(ZEROSHOCK)を入れた重量は212gと裸状態のiPhone 16シリーズよりは重いですが、ケース装着済みスマホとして考えると普通くらいです。↓
実際に持ってみた印象ですと、アームを展開しない状態ならとりあえず持って移動できるんですが、アームを展開すると重心がスマホ寄りになるからか、かなり腕に負担が掛かっちゃいました。
一般的な20代男性でこの体感なので、女性とかだとアームを伸ばしたまま長時間使用するのは結構キツいかもしれないですね〜。
LEDライトは取り外し可能!
Hohem iSteady V3に搭載されているLEDライトは取り外しが可能。
▼LEDライトを外す際は本体に配置されているオレンジ色のボタンを押しながら引っ張るだけと超カンタン。ライトのサイズもメッチャ小さいっすね!↓
▼このように持ち手側へLEDを向けることもできますし…↓
▼先ほどと反対側へと向けることもできるので、撮影時に自分もしくは向かい側の方向へライトが欲しい時でもしっかりと光量が確保できちゃいます!↓
ただし、スマホを取り付ける際に何かの拍子で触れて取れちゃう…ということが何回かあったので、LEDライトの保持力は弱め。したがって、「LEDライトは固定されているはずだから多少手荒に扱ってもええやろ!」みたいなことをすると一発で無くすと思うのでご注意を!
余談ですが、これだけ小さいサイズのLEDライトだと光量が気になるところですが、ご安心を。最大まで光度を上げると眩しいくらい(スペックシート上では110ルクス)まで光ってくれるんです!
100ルクスで大体街灯下程度と言われているので、ちょっと光量が足りないな?といった場面でもしっかり補助してくれますよ!(でも真っ暗な場所だと厳しいかも!)
AIトラッカーを用いたトラッキング機能は面白い!けど多用するジェスチャーはそこまで多くない
Hohem iSteady V3に搭載されているLEDライトにはAIトラッカーも搭載されており、特定のジェスチャーを行うとそのジェスチャーに応じた機能を利用できちゃいます。
しかも、専用アプリを用いずともペアリングさえしてしまえば撮影アプリを問わずジェスチャーが利用可能と使い勝手が良いのも特徴なんです。
例えば、OKサインをトラッカーに掲げると顔を自動追尾してくれますし、手のひらを開いて(所謂ジャンケンのパー)掲げると追尾を終了したりとジェスチャ一つで操作ができるのは便利。
▼AIトラッカー起動中は緑色に光るので視覚的にも分かりやすい!↓
他にもサムズアップ等のジェスチャーはあるんですが、やり方が悪いのかあまりうまくいかなかったりしたんですよね。
というか、筆者の場合は縦横の変更などはボタンでできますし、AIトラッカーでは顔を追尾するくらいしか使わなかったんですよね。
ボタン操作に加えてジェスチャーも覚えて…となると使い始めは特に訳分からなくなりそうですし、筆者だけかもしれませんがジェスチャーは先ほどのAIトラッキング開始と停止くらいしか使わないかな〜と思いましたね。
スマホは取り付けるのが簡単
ジンバルの中には折り畳んだ状態からスマホを取り付けできる製品もありますが、Hohem iSteady V3は展開後にスマホを取り付けるベーシックなタイプを採用。
先述のように展開時に自動で電源が付くタイプではないので、装着時にジンバルの電源が付いて面倒…ということも起きないので、ゆっくりと確実に装着しちゃってください!
なお、展開後に電源をつけた状態でスマホを取り付けようとすると…アームがメッッチャクッッチャ暴れ倒してつけにくい上に故障の原因にも繋がると思われるのでやめようね!
コントローラー部分は脱着可能
Hohem iSteady V3で面白いなと思った点はコントローラー部分が脱着可能な点。
▼LEDライトと違い特にツメで固定されているわけではないので、簡単に着脱可能。しかも小ぶりで持ち運びもしやすい!↓
▼コントローラーを取り外した際はコントローラー部の電源が付いていないので、側面にある楕円形の電源ボタンを押すと操作可能となります。↓
ちなみにコントローラーには別途Type-C端子もあるので、コントローラー単体でも充電も可能ですよ!
コントローラー装着時は本体へツメで固定されていないので、保持力はどうなん?と思った方もご安心を。レビュー時に使用した際は外れることもなくしっかりとくっついていたので、よっぽど変なことをしない限りは外れちゃうことはなさそうです!
ジンバル本体で色々操作は出来るが、覚えるまでマニュアルは必要かも
Hohem iSteady V3は先述のコントローラー部分以外にも背面トリガーやサイドホイールが用意されているので、ボタンの操作により多彩な機能が使えちゃいます。
▼Mボタン使用時の動作は以下の通り。個人的によく使うのは2回押しですね。↓
- 1回押し:モード切替
- 2回押し:縦横切替
- 3回押し:インセプションモード(ジンバルを回転させて撮影する)
▼背面トリガー使用時の動作は以下の通り。2回押しや3回押しは結構多用します。↓
- 2回押し:センタリング
- 3回押し:ジンバルを180度回転
- 長押し:スポーツモード
▼サイドホイール使用時の動作は以下の通り。大抵の人は1回接続した後は5回押しや7回押しはしないとは思いますが、一応再ペアリングもジンバルの操作部で可能だってことは覚えておくといいかも。↓
- 2回押し:LEDライトの色温度切り替え
- 5回押し:リモコンとの接続
- 7回押し:Bluetoothペアリングモード
- スクロール:LEDライトの明るさ調整
というように、3つのボタンだけでもかなり色々な操作が割り振られているので、覚えるまではマニュアルが必須。先ほど簡易マニュアルが助かったと書いたのはそういう事情があるからなんですよね〜。
Hohem iSteady V3を使って撮影してみた
実際にHohem iSteady V3とXperia 5 IVの組み合わせで動画の撮影を行ってみました。シチュエーション的には「自然たっぷりの公園でランニング中の一コマ」を想定しています。
▼最初にHohem iSteady V3を使わずに動画を撮影。少しでもスマホの位置を固定しようと努力しましたが、思いの外ブレていますね。Xperia 5 IVを持ってしてもランニング中の撮影は厳しかったか…!↓
▼お待ちかね!Hohem iSteady V3を用いて同じシチェーションで撮影を行いました。同じような走り方で撮影しましたが、縦揺れが特に軽減されていましたね!↓
ということで、Hohem iSteady V3を使う場合と使わない場合では揺れ方にかなりの差が出ていました。やっぱスマホジンバルって偉大だわ…!
Hohem iSteady V3のレビューまとめ!
スマホでも手ぶれ補正機能を搭載しているモデルは多数ありますが、ランニング等の激しい揺れを伴うシチュエーションではどうしてもブレちゃうのが事実。
こればっかりは搭載している部品的にしょうがないですが、今回のHohem iSteady V3などのスマホジンバルを使えばスマホでは抑えきれないブレもしっかりと軽減してくれたので、「マジですげえや!」と感心しました。
冒頭でお話ししたように今回のHohem iSteady V3が初のスマホジンバルでしたが、色々と触っていて面白かったですし、久々にワクワクするオモチャ(といったら失礼かもですけど!)に出会えた気がします。もっと早くジンバルに触れていたらよかった!
アーム展開時は少々ヘビーなのがちょっと気になりましたが、アームを展開しない状態だと多少はラクなので、状況に応じて上手く使い分けをしようかなと思います。
価格は通常で2万円弱とスマホジンバルの中ではお高めの部類にはなりますが、Hohem iSteady V3自体が高機能モデルですし、ライバルと比較してもそこまで高くはないので、気になった方はチェックしてみると良いかも!筆者はかなり満足できました!初ジンバルがHohem iSteady V3で良かった!
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